ハクロ（ケダモノオペラ用キャラクターシート）

ケダモノ名:ハクロ
ケダモノ種:マンドラバラ　　　　　亜種:

権能:慈愛（他者の心を理解し、利用する交渉力。また医療などの癒す力）
欲望:信義（己の考える道徳や信念を実現するために、弱者の頼みを聞く）
疑似餌の姿:盲目の聖女
住処:廃教会
群れ:

設定:
・本体:木と見まがうほどに大きな白いバラ。花束のように三つの薔薇を、一つの茎から咲かせている。中央の薔薇は、二枚の花弁が人の閉じた目のようにほかの花弁と逆らってある。その茎には無数の棘と、人の顔のような模様がある。人の顔のような模様は、このケダモノが魂を食したものたちの数だけある。
神への信仰はなく、一番信用できないものだとしている。命あるものがあるべき場所、土にかえることを望んでおり、それを救いだと考えてる。自身が花であるため、救う対象を自身が食せば、土にかえすことができると信じている。

・疑似餌：白く床につくほどの長い髪を持ち、一般的な成人の男性と同等の身長を持つ長身の女性。盲目であり、いつも瞳を閉じている。衣服はドレスのように幾段も重なった裾で、頭にはシスターとも花嫁とも思わせるヴェールを被っている。
慈愛と救済の念に溢れており、浮浪者や孤児などの弱きものを、あるべき救いの地へと向かわせるよう尽力している。
盲目ながら人よりも視野が広く、どんなものでも見据えることができる。そのことから、「盲目の聖女」と彼女の信者たちからは呼ばれている。
滅多に街に降りず、山奥の天井も壁も崩れ、土の床の廃教会に一人佇み、信者の天への出立を見守り、お供え物をいただいている(お地蔵さんみたいな扱い)。


●伝説
・永劫の別れ（あなたは大切なモノと永遠に離ればなれになりました)：
むかしむかし、この花には、手入れをしてくれる女性がいた。まいにちまいにち、飽きずに、熱心に水をあげ、トゲを整え、ついた土を払ってくれた。この花は、そんな日常を愛おしくおもい、大切にしていた。
しかしながら、女性は短命であった。まだうら若かったのに、この花の前でいきなり倒れた。この花には死者の扱い方を知らなかったので、町まで女性を乗せて運んだ。愛されていた女性の周りには、悲泣を流すモノたちが集まった。この花も、例外なく、雨が降っていもいないのに花弁から露を零した。
しばらくして、女性の葬儀が始まった。この花は葬儀を知らなかったので、疑似餌にそれらしい服を着せ参列させた。
みなが涙を流した、追悼の言葉を読む神父の声が止まった、目の前には火があった、女性の遺体が入った袋がそこに入れられるのが見えた。この花は絶句した。あまりに理解しがたかった。次々に、女性の遺品すらも火に燃やされていく。
そのときに、この花は思ったのだ。
全てを消す火で天に昇らせるよりも、永劫の土の中にかえり永遠に共にありつづけるべきだと。
この花は葬儀が終わったあと、疑似餌をその女性を模倣した姿に作り変えた。自身の花びらでめいっぱい着飾って、ずっと一緒になるように。
何も知らないこの花が一番よく知る、唯一の友人を聖女にして、永遠に名を残すように。

伝説予言:
使用:

・　　:
伝説予言:
使用:

・　　:
伝説予言:
使用:


●オペラ
条件:あなたの疑似餌が切り出され、体内の花蜜がとりだされる
使用:
オペラ予言:その花蜜を飲むと肉体は癒え、生涯を幸福に過ごしました
獲得:　　　実現:

オペラ予言:その花蜜を飲むとたちまち死に至り、死後の魂まで腐りはてました
獲得:　　　実現:

●特技
①イバラのつる C ⚅　　　　　使用:
特技予言:がんじがらめになり、自由を奪われました
獲得:　　　実現:

特技予言:トゲが守りたいものを傷つけました
獲得:　　　実現:
　
②永遠の無垢 C ⚅　　　　　使用:
特技予言:まっさらなものを汚すのは簡単です
獲得:　　　実現:

特技予言:無知ゆえに、危地にとびこみました
獲得:　　　実現:

③沈黙の策略 B ⚅⚅　　　　使用:
特技予言:身近なモノの想いを、踏みにじりました
獲得:　　　実現:

特技予言:言葉にしなかったので、想いは伝わりませんでした
獲得:　　　実現:

④花びらのドレス B ⚅⚅　　　　使用:
特技予言:本当の美しさは、目には見えないものだったのです
獲得:　　　実現:

特技予言:醜い欲望を目の当たりにして、おびえました
獲得:　　　実現:

⑤人喰いバラ A ⚅⚅⚅　　　使用:
特技予言:あなたは親しいモノに憎まれ、罵られ、決別しました
獲得:　　　実現:

特技予言:みんなが満足していたのに、あなたが台無しにしました
獲得:　　　実現: