ポール・ブリッツさんの日記

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日記一覧

ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツ日記
2024/06/10 20:40[web全体で公開]
😶 よい子は真似してはいけないダイスによるランダム選択についての奇術の応用
戦闘開始。敵は深手を負っていてあと少しで倒れるが、そのかわりに一撃が怖い中ボス。
PL側はまだ体力に十分な余裕があるAと、体力が残りわずかなB。

GM「敵の攻撃対象だけど、ここはランダムに決めよう。どちらか、1d2振ってみて」
⇒Aが振って1を出した場合
GM「1だね。Aを攻撃するよ」
⇒Aが振って2を出した場合
GM「2だね。Aを攻撃するよ」
⇒Bが振って1を出した場合
GM「1だね。Aを攻撃するよ」
⇒Bが振って2を出した場合
GM「2だね。Aを攻撃するよ」

これが基本である。健闘を祈る。
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ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツ日記
2024/05/30 03:58[web全体で公開]
😶 なんでクトゥルフに犯罪者やら狂信者がPC候補として挙がっているのかというと
要するに彼らは「ブラックマーケットに顔がきく」のだ。探索者が武装しようという場合、たとえ舞台が1920年代アメリカでもそこらのドラッグストアへ行って「トンプソン式マシンガンとダイナマイトひと箱ください」といって買えるかといったらそんなことないわけで、兵隊さんやお巡りさんでも武器庫からそんなものを無断拝借したら軍法会議なり査問会議である。というわけで、誰にも理解されない非力な探索者たちが火力をつけようと思ったらヤバいマーケットで高いカネを払って武器を入手しなければならない。そんなとき、普段からそういう非合法な武器を使って犯罪行為をしている「ギャング(犯罪者)」やら「アナーキスト(狂信者)」やらの出番となるわけである。
だから、ハードボイルド映画のような銃撃戦で結末をつけるような話や、怪獣映画のごとく動いている神話生物を倒すのがクライマックスだ、というようなシナリオの時は、一概に「犯罪者」や「狂信者」は議論の余地なくお断り、というのもなんであるし、最低でもNPCとしてそうした「犯罪者」や「狂信者」を武器入手源として用意しておくのはKPの義務であろう、と考える。
とはいえ、これはあくまでも「大量破壊ができる武器の入手というのは基本的にメチャクチャ困難」であって、「そんなの普通に持ち歩いている人などめったにいない」ということが前提として置かれている場合であって、PCが最初から大殺戮も可能な凶器を携帯してうろうろしているような(自分としては「そういうゲームが好きならばクトゥルフじゃなくてスーパーヒーローTRPGをやったほうが面白いんじゃないかな?」と思う)世界などでは、ことさらに反社会的なキャラクターを率先して選ぶ理由は薄いと思う。そういうPCがいない場合でも、シナリオが「コミュニケーション」なり「頭脳プレイ」なりで事態を解決する、とかいう場合も反社会的なキャラクターは選ばないほうがいいだろうことは間違いない。
だいたい銃器の過剰に出回っているアメリカであっても、銃器の「所持」は合法だけど、それを持ったままそこらをうろうろするような「携行」は私立探偵免許とか持ってないと基本的に違法なんだが……。(と昔読んだ本には書いてあった)
では、21世紀の今の日本でプレイする場合だが、暴力集団である「広域暴力団」や「過激派」の活動における武器や銃器の使用を見ると、日本のそうした武器のブラックマーケットの規模は、警察の努力もあってかなり狭いものだと思われるから、比例してPCを「犯罪者」や「狂信者」として作る意味も薄くなっているのではないか、と思う。苦労して法律を冒しまくって拳銃を入手するよりも、体を鍛えて飛竜三段蹴りでも覚えたほうが、武闘派プレイするにも合理的じゃないのかな。
眠れない夜の老害の独り言でした……。
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ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツ日記
2024/05/30 03:03[web全体で公開]
😶 夜中に考えるとろくなことはない
箱庭みたいになっちゃったクトゥルフ神話に「宇宙的スケール」を取り戻すためには、歴史を改変して旧支配者の宇宙帝国と銀英伝かアニメの幻魔大戦冒頭のようなスーパー宇宙戦艦の大艦隊の激突による宇宙大戦争をやるしかないのでは、などと考えてしまったので、栗本薫の「魔界水滸伝」のコンセプトは21世紀の今からしてもいい線行っていたのではないかとうううテケリリテケリリ悲しい老害。
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ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツ日記
2024/05/19 01:30[web全体で公開]
😶 ついふらふらと手が
まさか……積みルルブじゃなくて、積み公式シナリオを崩したくなったのか……なんということを……しかもそれはキャンペーンではないか……前にも同等のボリュームのやつにPL参加させてもらったら、毎週やって完走までに足掛け三年かかったじゃないか……やめるのだ……いまならまだ引き返せる……考え直せ……

いいじゃないか……やれよ……せっかく高い金出して買ったんだろう……別にお前は漬物石にするために本を買ったんじゃあるまい……大丈夫だ……GMとしてお前がやらなければならないことは全部本に書いてあるじゃないか……準備もそれほどしなくても、PLはみんないい人しか来ず、定期セッションも毎回アクシデントなく行われるんだ……なに半年もあれば終わるよ……だから崩すんだ……崩してしまえ……

なにをばかな……これ以上GMの卓を増やしてどうする……そもそもお前は、公式自作問わず、自分がGMする卓の前日になると猛烈な胃の負担を感じていたんじゃなかったのか……数名とはいえ、善良なるPLのみなさんの時間を拘束する責任を半年以上も負い続けることができるというのか……ストレス性胃炎になる前に撤退しろ……

大丈夫だって……お前はこれまでにもいくつものロングキャンペーンを最終回までマスタリングしてきたじゃないか……今回もそれと同じさ……ただちょっと長いだけだ……胃袋が気になるなら太田胃散でも買って来ればいいだけの話……さあ崩すんだ……崩すと楽しくスリリングな時間を味わえるんだから……それが楽しくてゲームやってるんだろ……

耳を貸すな……正気を取り戻せ……!

耳を貸すな……正直になれよ……!
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ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツ日記
2024/05/16 23:28[web全体で公開]
😶 ブルーシンガー終わった
「ブルーシンガーRPG勇者編 なぞの鳥をさがせ!」キャンペーン全3話をテキセのセッション5回、計15時間のプレイで完走。なんというか、シナリオにコクがありすぎるゲームだった。戦闘ルールとか行為判定ルールとかいったものをバッサリ削って初心者でもプレイできるように組み立てられているのはいいのだけれど、シナリオの人間ドラマが濃厚すぎ、GMをやっていると胃が痛くなるような楽しい時間を味わわせてくれる。いまは電子書籍版で出ているので、簡単なルールで味わい深いシナリオのTRPGを探している人はぜひどうぞ。ちなみに下巻「魔女編 王国をすくえ!」では秘匿HOまであってさらにコクのある濃厚なシナリオが待っているのでそちらも……。
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ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツ日記
2024/05/12 15:06[web全体で公開]
😶 やはり
「プライマリー・ギルド」は日本のどこの図書館にもなかった……ギャンブルは負けたが、まあそれもそうだな、というか、それは日本の公共図書館の敗北というものではないのか、というか……。
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ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツ日記
2024/05/08 22:09[web全体で公開]
😶 たまには本を読む
清水俊史「ブッダという男 初期仏典を読み解く」読了。

めっちゃ面白かった。こんな挑戦的で過激な本を書けたらと人文学を志した人間の誰もが思うのではないか。

同時に、ルーンクエストやウォーハンマーに代表される異世界ファンタジーTRPGをプレイするうえでどれだけ「現代人が投影してしまいがちなバイアス」を排除するかについてのノウハウ本とも読むことが可能だ。

なんてことはいいから宗教学や哲学に興味のある人間は大至急図書館に行ってでも読むべし。
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ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツ日記
2024/05/05 02:40[web全体で公開]
😶 ギャンブル
ふと、あのゲームもブック形式で本屋に売っていてISBNナンバーが振られていたよな……と思い出して、
未読の、名前しか聞いたことのない「プライマリー・ギルド・ワールド」のルルブ2冊を図書館の図書館相互貸借サービスで頼んでみた。
国会図書館含め日本全国どこかの図書館に、はたしてあの本があるのかないのか、非常にゾクゾクするギャンブルである……。
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ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツ日記
2024/05/02 12:04[web全体で公開]
😶 演出というかロマン枠というか
「ポールさん、プリーストソーサラーでBのスキルもセージとレンジャーしかないのに、どうしてダガーなんか買ったんですか?」
「いや……冒険者セットについている「戦闘には使用できない小型ナイフ」1本さえあればアウトドア活動は万全! と考えているレンジャー技能もちというやつが想像できなかったので……」
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ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツ日記
2024/04/19 21:46[web全体で公開]
😶 たまには読んだ小説のことを書く
図書館で、鏡明「不死を狩る者」という81年発表の冒険SF小説を借りてきて読んだ。面白い本しか紹介されていないことでは昔から定評のある内藤陳先生のブックガイド「読まずに死 ねるか!」に記載があったものの、あらすじすらわからなかったので前から読んでみたいと思っていたのだ。

一種のバンパイアハンターものであるが、動機づけにひとひねりあるのがミソ。というよりも、読んだ感想としては、邪神も神話生物もひとことも出てこないし、ほんとうにアクションSF小説なのだが、読んでいる感覚としては「クトゥルフ神話」以外のなにものでもないという作品なのだ。

なぜ探索者が一円にもならない探索なんてものに血眼になるのか、についての見事な動機付け(笑)から、話の風呂敷の広げ方、携帯もインターネットもない80年代で内戦状態の外国に徒手空拳で放り出された探索者がどうやってSOSの連絡を取るかについての画期的方法(笑)、などなど、KPが思わずパクリたくなるシーンや描写がてんこ盛り。まさに「SF的解釈でああいう世界観を構成してみました」という感じでなかなか面白かった。

調べてみたら、出回っているのは当時の新書版だけで、文庫にすら落ちていないらしい。「隠れた逸品」と化しているようなのだが、これを「隠れた」作品にしておくのはもったいない。

興味があったら近くの図書館に行って探してみてほしい。ほぼ完全に誰も知らない「忘れられた作品」になっているから自作シナリオにパクリ放題だぞ!(こら(^_^;))
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