クリムゾンさんの日記

クリムゾンさんが書いた日記の一覧を閲覧できます。

日記一覧

クリムゾン
クリムゾン日記
2017/10/11 19:25[web全体で公開]
😶 神はサイコロを振らない
またまたAR2E、自作シナリオのプレイレポートです。

かつて自らの願いをなんでもひとつ叶えてもらう対価として、神に献身を誓った霊獣、九尾狐。
願いの対価として課せられた使命、邪悪な存在の封印が意味をなさなくなっても、彼女は使命から開放されませんでした。
神の視点からみれば、その束縛は一瞬の出来事だったかもしれません。
しかし霊獣の身をもってしてもその枷はあまりに重く、無用な束縛に疲弊した彼女はPCに助けを求めてきます。

そんなわけで、今回は四神(玄武とか白虎とかのアレ)をテーマにしてシナリオを作りました。
名前は好きなゲームから頂いて、玄武なら「オプシディアントータス」、白虎なら「アイヴォリータイガー」などと変え、
シナリオの舞台であるエリンディル西方にいてもおかしくないようにマイナーチェンジ。
四神と会話して九尾狐が解放される条件を推測しつつ、お願いを聞いてもらうための捧げ物をリサーチ。
具体的には、アイテムガイドで購入できるアイテムを献上すると「交渉」判定の難易度が下がるギミックでした。

四神すべての赦しを得て、最後に現れたのは「生ける伝説」ことイェール。
漢字で書くと黄竜、東方での別名は麒麟(※1)ですが、近い存在の別モンスターと演出してクライマックスへ!

PC「(ダイスを振って)命中判定の達成値は17」
GM「特殊スキル《神はサイコロを振らない》使用(※2)! すべてのダイス目を5に変更、ダイスロールを行わず回避」
PC「ゲゲェーッ! アインシュタインの名言スキル!」

ここからリアル情報収集がスタート。
命中判定の達成値と敵の選択するダイス目をメモし、相手がダイスをいくつ振れるかを推測します。
避けられるときは絶対に避ける、避けられない時はなるべく小さい数字を使う行動パターンでスタート。

達成値13に対し、「4」で回避。
達成値24に対し、「6」でクリティカル回避。
達成値21に対し、「1」でファンブル命中。
様々な可能性を検討してゆき、そして……。

PL「これもしかして、回避4D6+0じゃね?」
GM「さて、どうかな?(正解だよ)」

最初こそいいように翻弄されていたPCでしたが、特殊スキルの仕掛けと回避ダイスが割れてしまえば勝負あり。
アコライト/ガンスリンガーの《ヘイスト》や《カリキュレイト》で行動値を操作しつつ、
早い段階で大きな数字を使わせてから、主力メイジの大火力を叩き込むパターンで完勝しました。

そして、もはや無用となった封印が解かれるとき。
九尾狐が神から受けた恩恵も消え去りましたが、彼女は自由の身となり隠遁生活を送ることになりました。

己が「身」を神に「献」して得た恩恵を、「神」の力を人間に「献」したおはなしは、
その後の展開(※3)にも含みをもたせつつ、しめやかに終わりました。

そんな今回のシナリオタイトルは「献神」です。



(※1)エリンディル東方のネームドエネミー。超つよい。
(※2)《神はサイコロを振らない》6:あなたのダイスロール時に使用する。
 そのダイスロールの出目は、全てを「1、2、3、4、5、6」のいずれかの数字であったこととして扱い、
 ダイスロールを行わずに達成値を求めること。
 ただし、同じ数字を同じラウンドに選ぶことはできない。1ラウンドに6回使用可能。
(※3)アリアンロッドの世界で神を怒らせると世界が滅ぶ。ダイジョウブカナー?
いいね! 4
クリムゾン
クリムゾン日記
2017/09/29 16:50[web全体で公開]
😶 魔界へ続く賭ケグルイの塔
今回もAR2Eのプレイレポートです。
ニコニコ生放送で二日にわけて配信した、CL2の自作シナリオ「バアル・タワーB2:変異」。
既存エネミーなどがテーマに沿った能力強化(今回の場合は「変異」)をされて出現する設定で、
MMORPGなどにありがちな、地上から魔界へ続くような広大な冒険場所を手軽に用意できる舞台を整えてみました。

PL「見た目はゴブリンやワスプなんだね。変異の効果は?」
GM「変異した敵の身体が防具の隙間をつく。ダメージ軽減スキルの効果を減衰させるよ」
PL「ゲェーッ! アコライト殺し!」

敵から距離を取った後衛のメイジが、ダイス目の偏りによって集中攻撃されたり(※1)、
武器庫にある宝箱を開けると、周囲の武器が雨あられと降り注ぐトラップをくぐり抜けたり、
世界樹の迷宮リスペクトの、接触すると猛烈にヤバいエネミーを巧みに回避しつつ、調査を続ける一行。
変異の原因が巨大な蟻の一団が周囲のエネミーを毒液で改造した結果であることを突き止め、
変異に対抗するための秘薬の製造方法を入手し、蟻の軍団を撃破しました。

しかし、前回セッションに続いて最も盛り上がったのは、やはりギャンブルシーン。
ギャンブルに勝利すると回せる、フェイト消費ガチャ(※2)にPLのひとりであるchinkさんが大興奮。
分配の際には「私はお金いらないですよ。装備はギャンブルで出てきますんで」という名言も飛び出しました(笑)。
彼とのギャンブル対戦成績は5連敗中。この快進撃がどこまで続くかも楽しみです。


[宣伝]:私達のオンセサークルでは新規メンバーを募集しています。興味のある方はチャットからいかがですか?


(※1)ダイスを降ってランダムにターゲットを決めた結果、メイジを狙う目ばかり出るという惨事。
(※2)ヴェルタニア・クロニクルに影響されているアイデアは多いです。
いいね! 9
クリムゾン
クリムゾン日記
2017/09/26 10:03[web全体で公開]
😶 AR2E「フォモール王の影」
ニコニコ生放送で配信した、CL6自作シナリオのレポートです。
かつて封印された、“フォモールの王”エラザンデル。その転生体となった少女がPC①のおはなし。
PC①はによさんに担当していただきました。

ラインの冒険者であるPC①は、原因不明の記憶喪失と、身に覚えのない『自分』の目撃情報に悩まされていました。
ドルイドであるPC④の調査により、エラザンデルの転生体である『PC①に瓜二つな影』の発生が判明します。
しかし、“フォモールの王”を再度封印すると、PC①まで巻き添えで封印されてしまうことも判明。
記憶喪失であるPC①は、仲間との絆(コネクション)を得て封印に抗おうと試みます(※1)。

そんな中、英雄志望のPC②は「オレは皆の英雄でなく、誰かの英雄になりたい。PC①の英雄になるよ」と発言。
互いに【精神】判定対決の結果、PC①はPC②に惚れることに(笑)。
東方からきたグンシ(※2)であるPC③の助言もあり、仲間たちはひとつにまとまっていきます。
そして迎えた、エラザンデルの封印を解こうとするフォモールメイジたちとの決戦。
クライマックスには、パワーも所持した10レベル超のフォモールが2体に、『PC①の影』が3体。

PL「この影は、もしかして……」
GM「PC①と同じ能力を持っているよ(※3)」
PL「ホゲー!」

しかしそれまでに得た情報と、グンシの機転で『PC①の影』を消滅させることに成功。
増援も神がかった【幸運】判定の出目爆発で、3回中3回とも回避!
やがて敵は全滅。そして訪れる、余波による封印のとき……。

GM「難易度35の【精神】判定をお願いします(※4)」
PC①「みんなにとったコネクションで判定に+3D、さらにフェイト4点使用! (ころころ)32ぃぃ!!」
GM「そのままでは封印されてしまうね。フェイト消費で振り直す?」
PC①「はい、いきます! (ころころ)あー! ぴったり35!!」
一同「おおおぉぉぉっ!!」

こうして余波による封印を免れたPC①。
PC②との甘酸っぱい恋愛エンディングも演出し、キレイにシナリオは終わりました。

余談ですが、もっとも盛り上がったのはストーリーのクライマックスではなく、情報収集。
判明しなかった情報を得るため、3000Gを支払ってロシアンルーレットなどのギャンブルをするシーンは、PL・GM共に絶叫が飛び交い合う大白熱の逆境無頼リサーチになりました(笑)。


[宣伝]:私達のオンセサークルでは新規メンバーを募集しています。興味のある方はチャットからいかがですか?


(※1)ダブルクロス3rdにおけるバックトラックに近いルールと思っていただければ。
(※2)フォーキャスターの東方での呼び名。
(※3)レベル6の支援特化アコライト/セージが3人。
(※4)PC①の【精神】は6なので、2D6で「29」以上を出さなくてはならない。
いいね! 6
クリムゾン
クリムゾン日記
2017/09/24 12:39[web全体で公開]
😶 TRPG生放送
今日のセッションはニコニコ生放送で配信することになりました。
放送タイトルは『アリアンロッドRPG 2E「フォモール王の影」』です。
参加者のかたにも快くokいただきましたが、若干緊張気味。たのしむぞー!
いいね! 6
クリムゾン
クリムゾン日記
2017/09/18 05:26[web全体で公開]
😶 はじめてのAR2E
オンセンSNSで知り合ったかたと一緒にAR2E。
TRPG自体が初めてということで、ひとまず無料版のスターターセットで体験してみました!
使用キャラはクイックスタート。初心者さんは「炎の賢者」を選択。
3人プレイだったので、他の方には「神官戦士」と「有角のサムライ」(*1)を選択してもらいました。

シナリオはオーソドックスにゴブリン退治。
ただ、「炎の賢者」がエネミー識別が得意なスキル構成なのでひとひねりを加えてみました。

ソーンダイク(*2)「街道の工事作業員が山賊に襲われているのです」
有角のサムライ「山賊か。人間同士の戦いになるな」
ソーンダイク「ええ。その山賊は目は赤く、口は耳まで裂け、奇声をあげながら飛びかかってきたそうです」
炎の賢者「それどう考えても妖魔とかそのあたりの類だろ!」

情報を集めてエネミー識別、難なく成功。
初心者さんもTRPG初めてとは思えないツッコミのキレを見せてくれました。

現場に到着し、ゴブリンの「数が増えれば増えるほど強くなる」スキル(*3)に苦戦しつつ。
やってきたのはゴブリンの住む洞窟。おぉ、なんと古典的な!
入り口のゴブリンを奇襲攻撃で仕留めつつ、中に入ろうとする一行。しかしそこで。

有角のサムライ「我々は《エリアサーチ》(*4)を持っていない」
神官戦士「一歩ずつトラップ探知しましょう。エイメン」
GM(私)「一歩ずつっすか(笑)」

石橋を叩きまくって破壊する勢いで丹念に調べる冒険者たち。
その姿はさながら、戦場最前線をゆく地雷処理班のよう。
いや、床に罠は仕掛けてないんですけどね。楽しそうでなによりです。

その後敵の戦力を分断して的確に各個撃破しつつ、最奥の間でクライマックス。
現れたのは下位魔族イルネス! 駆け出し冒険者には、《連続攻撃》から繰り出される高いダメージは脅威です。
増援はあらかじめ始末したものの、なおも残る3グループのゴブリン。
敵の総攻撃を受けて味方のHPはみるみるレッドゾーンへ。そこへ!

炎の賢者「《ファイアボルト》、ターゲットはイルネス! (ころころ)命中で、ダメージロールにフェイト1点使います」
一同「おおっ!」

フェイトの使い方を覚えた初心者さんが、勝負どころでダメージブースト!
結果は24点ダメージ。傷ついていたイルネスのHPはぴったり0に!

炎の賢者「よかったー!」
神官戦士「これでまた一つ、神の敵を滅ぼしましたね。エイメン」

こうして、新人冒険者3人はゴブリン達が集めてきた宝物も入手し、ほくほく顔で帰路につきました。
最後に「面白かった」といってもらえて何よりです。ぜひまた遊びましょう!

(*1)「炎の賢者」は打たれ弱いので、相方は攻撃もこなせる防御役がいいかなと。
(*2)冒険者に依頼を紹介してくれる偉い人。
(*3)《ゴブリン集団》。集団戦を得意とするゴブリン専用スキル。
(*4)視界内のおおよその異常を見つけるスキル。
いいね! 7
クリムゾン
クリムゾン日記
2017/09/15 23:10[web全体で公開]
😶 AR2Eキャンペーンが終わりました
寄り道的なサブクエストもはさみつつ、全26話で完結。
数えたら1ヶ月平均で4本シナリオ書いてました。って、ほぼ毎週じゃん!
基本的には私がメインGMを担当しつつ、たまにPLとしても参加させていただけて実に楽しかったです。

第一部完ということでしばらくお休みしようかと思っていたのですが、
終了直後から「次もやりたい!」「他の大陸でも遊びたい!」と、続編希望を大量にいただきまして。
メインGMとしては感無量です(;ω;)
やっぱりTRPGは最高だ!
いいね! 7