シリスティール（ケダモノオペラ用キャラクターシート）

ケダモノ名:シリスティール
ケダモノ種:ヤミオオカミ

権能:慈愛
欲望:奉仕

疑似餌の姿:毛先が血に濡れた美女
住処:花咲く丘
群れ:？？？

＜設定＞
「ええ、それが貴方の望みなら叶えましょう。貴方の大切なものと引き換えに。」
毛先が血に濡れた金髪の美女を疑似餌にする、月の如く燐光を放つヤミオオカミのケダモノ。
慈愛と奉仕の精神が強く、ケダモノにしては珍しく人間とまともな対話ができる。
ただし本性は獣ゆえ、願いを叶えるための手段や過程は問わない。
あくまで願いを叶えるだけに特化しており、そのために踏み躙られるモノに情は残さない。残酷な月の女神のようなケダモノ。
本人自身は闇の森をくぐり抜けてきた弱者に対する敬意だ、と哀しげな顔で言う。

性格としては一言で言えば冷静な儚げお母さん。
ママみを発揮することもあれば、永い時を生きるケダモノらしい知性を見せる時もあるし、換気扇を消し忘れたお母さんのように抜けているところもある。
最近の悩みは住処で寝ていると自身の身体の上で鳥が巣作りすること。

●伝説
・育むもの
過去に人の子を拾って育てたことがある。
その子は後に英雄となったが、人らしい心を真の意味で得ることが出来ず人々の反感を買い、処刑された。
住処が花咲く丘なのは、永遠にその子を弔い続けているからなのかもしれない。

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かつて、ある英雄がいた。

その英雄によって救われた国は、その後栄華を極めたと伝えられる。人ならざる存在に育てられたという噂のあるこの英雄は、勇敢であり、国を深く愛する美しい姫のもとで数々の奇跡を起こしたと語り継がれている。

かつて、ある英雄がいた。

英雄は、自ら救った国に追われ、無実の罪を着せられ、後ろ指をさされた。その悲劇的な死と、それを引き起こした悪意と欲望は、もはや止めようもない流れとなり、国を深く愛した姫もまた、その陰謀の渦に巻き込まれ、命を落としたとも、あるいはひとり国外に逃れたとも言われている。結末は、いまだ定かではない。

かつて、英雄がいた。

英雄が救った国はやがて衰退し、そして一夜にして滅び去ったという。

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・童話紡ぎ
2024/08/29

●オペラ：月喰らい
条件:月光のもとで心から願う
使用:
オペラ予言:あなたは月光を喰らい、時間を操りました。
他者と違う時の流れが、あなたを孤独にしました

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