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2023/06/29 00:57
😶 技能値の取り扱いに関する実験 160回目のシナリオは、品口凸凹様作のシナリオ。 台風の目、5W1H、風の又三郎の作者と聞けばピンとくる方は多いかも。 いやーーーこの方の作るシナリオは本当に難しい!!頭が回らないねぇ!!明日、後半戦ですがクリアできるのか不安で仕方がないでござる。ガンバレ私のリアルINT!少なくとも同卓者の方々は頼りになる方たちだったからなんとかなるはずだ! とまぁ話をそこそこにクトゥルフの技能値について。 クトゥルフでは心理学という人の心の機微を見る技能は、KPがシークレットダイスで振るために基本的に成功したのか失敗したのか結果がハッキリとわからない(実はナビゲートもKPダイスという事を知っている人は少ないかもしれないが)技能となっている。 これはいい。確かに人の心理を全て見抜けたらNPCが重要なシナリオではちょっと楽になりすぎてしまう。 では目星や聞き耳はどうだろうか。 まず「何かがあったケース」 目星成功→○○がありました 目星失敗→何も見つけられませんでした 聞き耳成功→何か足音(異臭)が…… 聞き耳失敗→なにも感じない 別におかしくはない。よくある処理だ。 一方で「何もないケース」 目星成功→何も見つけられませんでした 目星失敗→何も見つけられませんでした 聞き耳成功→なにも感じない 聞き耳失敗→なにも感じない 前者だと違いがあるが、後者だと成功でも失敗でも描写が同じである。無論、【「何もない」がある】というのは推理や分析をする上で非常に重要だ。 しかし、これをリアルで考えてみるとおかしい。PC本人は自分の目星や聞き耳が失敗したか分からないのだ。何故なら、何かがあっても無くても失敗した時の描写は同じだからである。 「何かを見落とした感覚がある」なら、諦めずに探せという話だ。何も有力な物を見つからなかったらその目星や聞き耳をその探索者は途中で切り上げたはずなのだ。 目星をリアルに置き換えてみよう。 例えば車の鍵をリビングで無くしたとしよう。私はリビングで車の鍵を探した(目星をした)。しかし目星に失敗した。私は車の鍵を見つけられなかった。これがPL目線なら、「PCが目星に失敗しただけで、車の鍵はリビングにあるはずだ」と考える事が出来る。しかし私(探索者自身)なら「リビングで見つからないなら、他の場所で落としたに違いない」と考えるのが普通だ。「自分の捜索が下手で車の鍵が見つからないだけに違いない!」とはならない。なるのなら「もっとちゃんと探せよアホ」という話になる。少なくとも、私自身はくまなくリビングを探した“つもり”になっているのだ(本当はリビングに車の鍵はあるのに)。 もう少しうまい言い方ができればいいのだが…………難しい。 知識技能は知っているor知らないで探索者自身(PC)も判断できるし、水泳や跳躍などもできるできないは探索者本人もわかる話だ。 しかし、目星や聞き耳、図書館のこの三大技能は違う。 感覚系や検索系というべきこの三大技能は本来心理学と同じく「探索者自身には成功したか失敗したか分からない」はずなのだ。 というわけで、この三大技能を心理学と同じようにシークレットにしたらどうなるのか。 PLも探索者とより近い視座で謎に挑めるだろう。 自分に見落としがあって謎が解けないのか、それとも既に情報は揃っているのに解けないのか 怪物はドアの先にいるのに聞き取れなかっただけなのか。それとも本当に怪物はドアの先にいないのか 目星や図書館では情報の取り逃しにやきもきし、聞き耳ではハラハラ感が増すだろう。 少し変化球にはなるが、一度試験的に3大技能+心理学をシークレットダイスで振る卓を作ってみるのも一興かもしれない。
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2023/06/29 00:57
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