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😶 ジョージ・オーウェルの1984 グレッグ・コスティキャンの送り出した名作の一つに、Paranoiaというゲームがある これは日本国内においては多くの場合はネタにされるシロモノで、Zap! Zap! あるいは、市民、あなたは幸福ですか? という一文と共に表面的な楽しみ方ばかりがされている 表面的な楽しみ方とはなんぞやと申しますと、日本人の感性からは中々理解出来ない文化の違いというヤツが根本的にありまして、まぁ、ザックリ言ってしまえばParanoiaは変な広まり方をしたので本来キモとなる部分が知られていないのですよ それを理解するにはタイトルにあるジョージ・オーウェルの1984を読まねばならない 1984とはまさにparanoiaの小説とも言うべきか、いや、paranoiaが1984のオマージュなのですけどもね paranoiaが世に送り出されたのは1984年なので、思いっきり意識したシロモノです(1984の刊行は1949年) なもんでこの辺理解してないパラノイアスキーのparanoiaはその辺りのバックボーンが出来上がっていないのでああいう遊び方にしかならない。というか古参でもこの辺理解してるかどうかは微妙でないかな まぁ要するに原作モノなんだから原作読めよ、ってのと言ってることは変わらないんですけどもね そういう意味ではクトゥルフについてもラヴクラフト全集程度は読んでおけばいいのにと思わなくもない さて、ほんでお前のいうparanoiaのバックボーンてな何なんじゃということですが、これを語るには長くなるので今回はやめておく ただまぁ簡単に言えば全体主義的で何もかもに対して抑圧的な世界で、党へささやかな反抗をしようという趣旨ではある やりすぎたら殺されるけどギリギリまで攻めるというチキンレースを楽しむのがparanoiaではないかと思う さて、ここまで語るとリアルパラノイアな国が地球上にもあることが何となく思い当たるだろう(笑) これが書きたかったのも今回の日記の目的の一つなのだけど、中国でパラノイアが流行らないのはそういうことなのではないかと思うのです(笑) 華僑や在日中国人の教授から聞く限りではまさしくソレなので、paranoiaが笑えなくなるのですよ 天安門を煙草ケースで表現した画像なんかが今年上がってましたが、まさにパラノイアのソレ 遊び方なんて人それぞれじゃねーかと言われりゃそこまでだけども 少なくともそうした背景を理解していなければ隙を見ればZapし、全滅なんて当たり前な話にしかならんので
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