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😶 笑って死ぬお話 ご機嫌よう。 おそらく世界で唯一「ない」ことをテーマにした TRPG、Glitch: A Story of the Not を訳し始めたのですが、いきなり意味不明なポエムで始まる上に全体として気絶するほど分量が多く、魂がどこか遠くに、それこそ「ない」に引き寄せられそう……世界は間違ってる、そんな時にすることといえば、そう現実逃避ですわ。 というわけで(B級以下)ホラー映画を作る TRPG、Die Laughing をサクッと読みましたの。この分野にはファイナルガール(以下 FG)という偉大な先達がありまして、FG はびっくりするほど軽量なシステムでびっくりするほどファイナルガール(映画ジャンルです)できてとても面白い神システムなのですが、Die Laughing はどうかしら? FG とは異なり1PL1PC制ですが、FG と同様に GM なしシナリオなし、PC は途中で死んでしまうこともあり、というか面白おかしく死ぬことが推奨されています。PC が死んでも物語に関わる別の方法が用意されていますが、個人的に面白いと思ったのは「自キャラが死んだからって不貞腐れてるくらいならご飯を食べるなり寝るなりしてれば?」(超訳)というくだりかしら。これがまあ冒頭に書いてあるあたりで、雰囲気をお察しいただけるかしら。 一方 FG とは明確に異なる部分もございます。PC にはアーキタイプ(クラス的なもの)があり、ステータスもあります。また、シナリオなしといってもシーンはゲーム側で指定されていて、それが物語のフックにもなる形式です。シーンには主役があり、GM なしのゲームですが、主役の右隣に座っている PL は監督役になります。 シーンは最初に判定してしまう形式で、プレイする前に成功するか失敗するかを決めます。この時どのステータスを使うかは自由で、シーンは使ったステータスに関連した内容になります。失敗したからといって即座に死ぬわけではありません。ともあれやがてモンスター(怪物とは限りません)に襲われ、HP 的なものがなくなり、魅力的で記憶に残りそうな面白おかしい死に際を演出します。 加えて、映画の撮影現場的なハプニングを描写する仕組みもございます。 死ぬとどうなるかですって? プロデューサーですとか、PC(つまり俳優)のマネージャーですとか、脚本家ですとかの役割が回ってきて、いらん指示や演出をしたり好き放題……(それは言い過ぎです。 面白そうじゃないかしら。何をいえば必要 PL 数が最低4人とちょっと多いことですが、早速遊んでみたいゲームのリストに入れましたわ♪
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