NANAさんの日記 「設定の多さ、万能すぎるキャラについて(個人の意見です)」

NANA
NANA日記

2020/04/05 17:37

[web全体で公開]
😶 設定の多さ、万能すぎるキャラについて(個人の意見です)
前回日記で「GMとして、PCを作って貰う時に思う事」という日記。閲覧注意にも関わらずネタバレフィルターをつけ忘れていました。申し訳ございません。
ですが、前回の日記では予想以上のいいねを貰いまして、もう少し前回の日記に対して私なりに掘り下げていこうと思います。今回もネタバレフィルターはつけませんが、個人の考えなので見たくない人はスルーで構いません。


まず、設定の多さ。これを考えるきっかけは、実は最近仕事場で出来た友人とのゲーム会話です。
交流として色んなゲームを話していた際、「牧場物語」のゲームの話になりました。知っている人は知っている荒れ果てた牧場を経営し、町との交流を楽しみながら日々を過ごす牧場ライフです。
その話で、友人は「楽しいのは楽しいが、お金は集まらないし牧場の仕事をするだけで一日が終わってしまうので長続きはしなかった」と言っていました。この感想に、私は首をかしげました。
私も牧場物語をプレイしましたが、普通にお金は溜まっていくし作物や動物の事だって長くて午前中で終わります。これを伝えるとそんなことないでしょと否定をする。
明らかな食い違いに何かおかしいと、私は友人にどんな牧場経営をしているか聞いてみました。すると、作物の種も動物も買えるだけ買って、一面に畑を作り、動物も最初からたくさんいる状態だそう。対して自分は、まずは作物をコツコツと自分の余裕に合わせて育てつつ、動物も時間ができてから1匹2匹と少しずつ数を増やす形です。これで納得しました。
友人のやり方は、お金がある分後先考えずにつぎ込むタイプ。そりゃ金欠にもなるし、動物に作物の世話も準備もしない状態で最初から大量にあったら時間に追われながらの作業になります。

原因も分かり、そうなるなーと思っていた際。ふとTRPGのキャラ作成が頭によぎりました。牧場物語のやり方とキャラ設定、実は繋がっているではないのかと。
前にも言いましたが、設定が多すぎるとどうなるか。上でも書きましたが「作成者であるPLが困る」と言う事です。
情報の多さにてんやわんやはもちろん、場合によっては設定のせいで協力するべきPCと独断行動に走ったり敵対したり、意見を無視したり…って事態にもなりかねません。そして、設定での矛盾も生まれます。
最初は「自分は熱血キャラで仲間を守る人情キャラです」と紹介されたのに、いろんな過去の設定をつぎ込んでしまい、「昔裏切られたキャラだから、こいつは信用しない」とか「こんな状態なら守らなくてもいいよね、自分の命大事」とかなったりしたら…どう思います? 初期設定どこ行った?って感じですよね。


次に、万能すぎるキャラについて。これと類似していたのは…なろう小説です。
先に書きますが、色々賛否両論あるなろう小説ですが、全面的に悪いというイメージは持っていません。本当にいい作品はちゃんと存在しますし、よくある異世界転生モノだっていい作品はちゃんと存在ます。

よく転生して神様から特典として最強に値する力を貰う。これが転生モノでよくある話の流れですよね。これは別にいいと思っています、神様ってのは万能というイメージがありますし。一部駄女神な神様も作品にはいますが、万能でないからこそ好感が持てます。
問題はその後のストーリーだと個人的に思っていますが、それを書き上げると話が思いっきり脱線するので、異世界モノでよくあるテンプレを書いておきます。
何か危機が起こる。その度に主人公が手に入れた力で解決する。何か難しい話でも、特に苦労することなくあっさり一人で解決。ヒロインや仲間が称賛していつの間にかハーレム状態。ライバルも登場するけど、大体ワンパンで倒される。そして、主人公は順風満帆な旅やスローライフを送り続ける。

これ、TRPGだったらどうなるでしょうか?

皆で一つのパーティなのに、一人で何でも解決する。ボスも一人で勝手に倒し、NPCの問題も不思議な力、もしくは設定ですぐに解決。そしてヒロインやライバルなどのNPCはそのPCにだけ好感を持ち、仲間のPC達はオマケ扱い。
私だったら「一人でやれよお前」って言いますね。だって、一人で何でも解決するし仲間である自分を頼る姿勢だってないのならいる意味ないですよね? ただの引き立て役ですよね。正直そんな人一緒でもつまらないです。
システムによってはPvPという敵対はありますし、シナリオも千差万別。もちろん本人にはそんなことはない人だっているでしょう。ただ、最強をやりすぎると周りの人はつまらなく感じるのも事実です。協力してそこのパーティですからね。

さて。最強、という点で前回書いた、「自分は〇〇(各TRPGゲームの最強キャラ)と同類、もしくはそれより上の強さを持つキャラです!」というものもそうです。今回はダブルクロスにおいて考えてみます。
「自分のキャラはあのコードウェル博士とだって渡り合える」とか「プランナーよりも強さは上のキャラです! 出会ったら天敵であるウロボロスで倒してやります!」とか発言したとしましょう。
「おーそれは期待できる!」と、思う人がいるかもしれません。ですが私はそうは思えません。「いやそれありえないでしょ」って思います。
ダブルクロスは基本ハンドアウト指定なので、ハンドアウトに書かれていたら認めます。けれど、それとは関係なしに言うのであれば、強さに匹敵する根拠というものが存在しないので口だけに感じます。
それに仮に倒したとしたら歴史が変わります。世界観だって大きく変化します。世界で強いという肩書を持つ公式NPCというのは有名人なので、大抵は世界観に大きく関わるからです。

これをもっとわかりやすい例で表すと、二次創作ですかね。
例えば二次創作の主人公…オリキャラを作成する際に「ラスボス・隠しボスをも倒す最強キャラ」と設定をつけたとします。そして、公式の主人公・仲間が苦労する敵キャラをそのキャラが簡単に倒していきます。そしてラスボスも主人公ではなくオリキャラが倒します。
楽しい人は楽しいかもしれません。でも、そうなると公式とは違う歴史になりますし、どう考えても「公式の主人公や仲間いらなくない?」って認識になるんじゃないかと私個人は思います。

なんだか同じ結論を長々と書いてしまった感じですが、今回はこんな感じで終了したいと思います。
この設定の部分は色んな意見があると思うので、もし批判があれば遠慮なく書き込んでもいいです。あくまでもこれは個人の意見ですし、言い過ぎた部分を伝えてくれると私の反省・戒めにもなります。
ではでは
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