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😶 事前準備が7割 ~セッション募集ページ編~(後編) と言う訳で実際に卓を立ててみました。 新クトゥルフ神話TRPG「冒涜都市Z」です。 https://trpgsession.click/session-detail.php?s=166151619226master2000 以下の文章はシナリオのネタバレは極力省いていますが、シナリオ制作者の意図なんかの推察が入っています。なので、微塵もネタバレを受けたくないならここから先は読まないようにして下さい。 かなり細かくいきますので、ここから先を読む人は覚悟してねw ★セッションタイトルについて 【日程調整卓】冒涜都市Z【9月開催予定】 はい、もうここからです(笑) セッション日程をビシッと決めて開催した方がKPの負担は少ないです。 今回は、自分がまだ9月の予定をほとんど入れていない事から融通の利く「日程調整卓」としてます。僕としては「日程調整が出来る人」であり「9月の日程に融通の利く人」と言う意図を込めています。 9月の予定がギチギチに詰まってる人がこの募集には反応しないでしょ。 また、後述しますがこのセッションは2日分割セッションです。【毎週〇曜開催】のように、週一の定期卓にするのも手なのですが、個人的には2日連続もしくは日をあまり空けないで一気に遊びたい事から今回のような募集となっています。 セッションタイトルは「セッション一覧」画面で一番最初に目に飛び込んでくる情報です。 なので、伝えたい情報(今回は9月日程調整)があればここに入れると良いと思います。【初心者GM】【初プレイ】【コミュ限定】【参加者決定済み】【毎週金曜開催予定】などなど。 ★【レギュレーション】について 今回のシナリオの基本情報を書いています。 「募集人数」についてはセッション募集の「募集する人数」で明記するから書かなくても良いんじゃない? と思うかもしれませんが、僕は他所でも募集をかけていて、そちらで参加者が来られた場合、この「募集する人数」が変動します。 なので、こちらのレギュレーションでシナリオ本来の募集人数を記入します。 時代背景もクトゥルフにとっては重要な情報ですね。「1920年代」「アメリカ」のシナリオで「1980年代」「日本」の探索者を持ち込まれても困るからね。ただ、「シナリオ概要」に時代背景が書かれているので、不要な部分でもあります。(時代背景の明記は自分のクセですね) 難易度についてはホラ。最近クトゥルフ性の違いでトラブルが起こったりするじゃない? 使用不可ルール:幸運の消費。これに関しては本シナリオで明示されている事なので必ず書きます。セッションが始まってから言われたら「えーっ」ってなる要素ですね。 プレイ時間:7時間(2日分割卓)に関しては後述。 ★シナリオ概要について シナリオ概要については読んだ人が「遊んでみたい!」って思わせるような概要を書きたいですね。映画のCMみたいな素敵なセッショントレーラーが書ければ理想。 「冒涜都市Z」はシナリオ概要が読むだけでワクワクするような文章が付いているのでそのまま流用出来ます。 シナリオに付属している「シナリオ概要」が面白くなかった場合……頑張って自分で書くしかありません。(インセインの公式シナリオが大体そうw) 前述した「事前準備(シナリオ編)」で「シナリオ概要でピンときたヤツを遊べ」って書いてるのは、自分でシナリオ概要を書く手間を省くためでもあります。 自分でシナリオ概要を書く時のコツは「400文字以内で収める」事です。 で、それをやろうとすると当然「シナリオを把握しなきゃならない」んですよね……。 ★ハンドアウトについて こちらもシナリオに付属しているハンドアウトをそのまま掲載しています。 アーサー・フェイブル ヌナワスカ 神話的恐怖の影 というシナリオに関係の深い単語がハンドアウトで明示され、いやがおうにも探索者たちの「動機付け」となります。 ★探索者について 事前作成で、KPへの提出を求めます。理由は以下のように。 ・セッションが始まってからチェックするよりも、事前提出する事でセッション開始時間からセッションを即座に始めることが出来る。 ・シナリオにそぐわない探索者の再提出。(PC1でフェイブルを探す理由のない探索者の参加は認められないのです) ・シナリオに必須な技能を所持していない事による「詰み」を回避する ・※印にて注意喚起していますが、プレイヤー間で関係性の構築をする必要がある 以上の理由が挙げられます。 また、本シナリオを読んだ方&遊んだ方は知っていると思うのですが、必須技能は「シナリオを楽しむ」上で、真の意味での必須技能となります。必須技能を低いレベルで修得していた場合の修正をお願いする必要もあります。 他にも推奨技能の「or」の部分でも専門性が必要になってくるという、このシナリオ独特の「お約束」なんかも告知する必要もあります。 ここを怠ると、シナリオを楽しむ前に全滅、なんて事態も発生しますので、提出された探索者に関しては丁寧にヒアリング&ケアをする必要があると考えています。 またそのヒアリングを参加者全員が見える所で行う事で、他の参加者も「キャラクターシートに書かれた設定」以上の背景を知る事が出来るので、探索者同士の関係性を決める時に良い方向に作用します。 職業:「密林探検家」 なんて、このセッション以外で使える所なんてねえよ!(笑) なのでこの「冒涜都市Z」でその探索者のすべてを余すところなく表現して貰いたいものです。その手助けをKPは積極的に行いたいですね。 ★日程について 言い訳のように「セッション開催日」についての言及がありますが、、、管理人さん、これ、何とかならないっスかね?(笑) さて、シナリオ概要には「セッション時間は3~4時間」となっているのに、僕の募集では「セッション時間7時間」となっています。 これはどういうことか? まずこのシナリオを最初に触れたのはyoutubeで行われた「田中天 矢野俊作 中村やにお」をプレイヤーに招いて行われたライブ配信です。 そこでは確かに。 確かに4時間でセッションは終わっていました。 ですが、4時間で終わらせるために犠牲にしたものがあります。 休憩時間です。 ライブ配信と言う性質上、休憩時間を削る必要があるのかも知れません。が、プロ! と言っても過言ではない名プレイヤー3人のパフォーマンスは物語後半、目に見えて落ちています。 休憩時間、大事ッ!! プロですらそんな状態なんだから、素人の僕らが同じことをやったら結果は火を見るより明らか。キャラクターロールプレイもなく、淡々とダイスを振って行動宣言をして終わるか、予定時刻をオーバーして終了のどちらかです。 また、作者のディズムさんはこのシナリオのあとがきでこう書いています。 >今回は参加する3人の探検家たちが、どのような人間関係を築き、壊し、再構築し、完成させるのか、という点を大事にして書きました。NPCとの関係性よりも、参加するプレイヤー同士の関係性、探索者同士の関係性が、創られ、変化し、昇華されればいいなと思います。 このシナリオは探索者の関係性の変遷を見るシナリオなんですよ。 それを行うには4時間では足りません! シナリオの「攻略」だけで3時間はゆうに消費するボリュームです。(シナリオ総ページ数36ページですからね!) じゃあセッション時間を長くするしかないじゃないか!! 想定としては3時間+3時間のセッションでアフタープレイ1時間を考えています。 探索者同士の関係性の変遷を見るセッションなんだから、セッション後にプレイヤーも語りたい事、いっぱいあるだろ? と少し多めに。 ★応募時のお願い セッション会場はどこなのか。ボイスツールは何を使用するのか。ここのマッチングは書いてないとワンチャントラブルが発生しますので、書きましょう。(ユドナリウムだと思ってた! Zoomじゃねぇの? など) 応募時の【お願い】なので、お願いしたい所はくどいようだけど、もう一回書いておこう。(関係性事前相談の件や、日程調整の件) 「参加希望の方は~」で、二つほどコメント欄に書き込んでね、とお願いしています。 これは、この「セッション募集」のページを見ずに反射的に参加申請を押す人の参加を断るためのモノです。 大事なことなので2回書いてます。(これでも読み飛ばす人間の多い事多い事) また、最近は「こんな人と同卓したくない」条件を明記するようになりました。 コンベンションではそういう人と同卓する事はあってもまあ、なんとかしているんですが、自分が遊びたいから立ててるフリー卓で我慢する必要もないかな、と思うようになりまして……。 ★シナリオの雰囲気について このシナリオを使って行われるセッションがどんな雰囲気なのかを書く必要があります。 例えば、積極的にウケを狙いに走るコメディシナリオなのか。シリアスで格好いいロールプレイを行うシナリオなのか。 たまに日記で見る「自分がGMやるとコメディにしかならんのだが」ってボヤキはこの雰囲気づくりで躓いている事が多いですね。 特にセッション開始直後ってのは、参加者の緊張をほぐす為にGM側から軽いジョークを飛ばしながらセッションを動かすことが多いです。セッションの雰囲気が分からないプレイヤー達はその動き出しを見たら「あ、このシナリオは軽いノリのセッションなんだ」って判断を誤る事だってありますよ。 シナリオの雰囲気を最初に打ち出すことは、セッションの雰囲気を定義するのに役立ってくれます。 また、事前提出されたPCがシナリオの雰囲気にそぐわない場合、どういうプランでこのシナリオに参加するのか、と言う真意を聞き出す事が出来ます。 別にシリアスなシナリオで、ずーっと仏頂面して格好いい台詞を吐き続けなければならない、なんて事はないですよ? コメディリリーフだってシリアスな物語の中での重要な役割です。シリアスなキャラがずっとシリアスではないように、コメディ役のPCも決めるべき所はビシッと決める。 そのメリハリをつけるための大事な「着地点」を「シナリオの雰囲気」として打ち出す必要がある、って事です。 今回の「冒涜都市Z」のシナリオの雰囲気は「未踏の地への冒険」。これに尽きます。 明確な指針である、コメディorシリアスのような打ち出し方をせずに、冒険と言うフワッとした括りで示しています。 探索者が「冒険者」であるという着地点さえしっかりしていれば、どんな探索者でもこのシナリオには映えると判断しました。 そこにKPの思う「冒険」のイメージを【シナリオの雰囲気】に織り交ぜて、他参加者との共通認識を取ろうと考えています。 ただ、大変なことにシナリオ制作者の意図を汲んで【シナリオの雰囲気】を書き出そうとすると、これまたシナリオの理解度を高める必要が出てきます。なんだかんだ言って、前回の「事前準備(シナリオ編)」に連動しちゃいますね。 また、この【シナリオの雰囲気】を変えると同じシナリオでもセッションの雰囲気がガラリと変わったりします。 まずは自分が「このシナリオはこうやって遊びたい!」と言う気持ちを前面に出してください。それに呼応してくれる参加者が集まったら、きっと良いセッションになります。 【シナリオの雰囲気】は、出来る事ならセッション募集ページに書くようにして下さい。 参加者もセッションをイメージしやすくなる事受け合いです。 ★備考について 僕はここでシナリオ制作者の名前を書くことが多いです。正直どこに書いていいのか判らん……。 書き洩らした、そしてどこにも書けそうにもない点をここに書きます。 あと、KPの意気込みとか? 備考欄についてはあまりよく分かってないかもー。
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