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90. kureha1904 | |
2019/03/27 08:47 |
後日談 あの出来事から数週間が経った。 眠り続けていた患者たちは目を覚まし、やがて少しずつその名を聞くことは無くなっていった。 なぜ急に…という声もあったが、その原因が分かることはおそらくないのだろう。 気になることはいくつもある。 アズラッドと名乗った男は何者なのか、人のために安らかな眠りをと語ったあの少女は何者なのか。 …………おそらくその事を俺が知る日は、おそらくないのだろう。 今はただミカちゃんが、全ての眠り病の患者たちが日常に戻れた事を喜ぼう。 ハルちゃんが、その母親が、父親の件から立ち直り前を向こうとしているのを応援しよう。 ハルちゃんの父親の、静かな眠りを祈ろう。 ……さて、登山に行くにはどんな格好で行くべきなのか、三島先生に聞きに行くとしよう。 大変お待たせしました。 阿斗里の後日談は以上となります!
89. ちろる | |
2019/03/25 02:22 |
[探偵事務所にて] 結局あの事件はなんだったんだろうかと今でも思う。 仕事の依頼は完遂したが、どうにも後味の悪い顛末だった。 生きていればどうしようもない出来事の三つや四つ、必ずぶちあたるものだけど あれは人がぶち当たっていい類の「どうしようもないこと」ではない。 それでも当事者であった人々が少しずつ前を向いて生きて行こうとしているのをみると その強さに逆にこちらが励まされる思いだ。 水橋の逮捕により、会社で被害に遭っていた女性陣は救われただろうし、その事だけは手放しでよかったと思える。 あの事件から数日後、菊池君に正式雇用してくれないかと頼まれた。 とりあえず、今は保留にしてある。 正直、彼がこの事務所に勤めて一緒に仕事をする事になったら、どれだけ助かるだろうかと思う事はある。 ただ、今はまだその時期ではない気がするのだ。 探偵の仕事は小説やテレビにあるような派手なものではない。 いつか彼がそれを分かった上で、まだこの仕事を続けたいと望む日が来れば、正式雇用を考える、と 初めて彼が事務所に訪ねてきた時に決めたのだ。 もう少し、もう少しだけ、彼の成長を見守ろう。 彼にはまだ進むべき道の選択肢がたくさんあるはずなのだから。 以上を前園桃華のエピローグとさせていただきます。 ありがとうございました、お疲れ様でした!
88. ヨシムネ2 | |
2019/03/21 19:48 |
[医院の休憩室] まさかこの歳で、己の常識を根底から揺るがす出来事に遭遇するとは。 あの日以来、最も気がかりだった「眠り病」はピタリと収まった。昏睡状態にあった少女達も今では元気にしていると聞く。しかし占い師の男やミーグル社に関しては、何も分からないままだ。…きっとそれで良いのだろう、とも思う。 ただ、時折ふと脳裏を過るのだ。白昼夢の中で手を差し伸べる彼の姿が。「カゾクニアイタイ」という電子音が。 思えば、私は暇さえあれば山に登っている。長年連れ添ってきた妻や、自立した娘と過ごす時間は然程多くない。私にとって家族が共に在るというのは日常の一部であり、そう特別な事ではなかった。 …これからはもっと家族と過ごす時間をつくろう。 あれほど奇妙な体験を経て、私はそんなありきたりな事を真剣に考えている。
87. 0825abcde | |
2019/03/21 19:45 |
菊池エピローグ とある青年の日記 ○月✕日 雨のち晴れ 事件の原因を突き止めた次の日にはセンセイ達の言う 眠り病?というのはめっきりと無くなったらしい。 どうやら自分の知らないところで凄く自体は進行していたみたいだ。受けた依頼の貢献度としては良い方なのだろうけれど、原因の解明に貢献できなかったのが今回の反省すべき所だろう。センセイの役に経つために、まだまだ場数をふむ必要がありそうだ。そうだ、どんなに細かい事でも記録して、次に活かせるようにこれからは事件ごとにメモをつけて纏めることにしよう。後すべき事は・・・更に知識を得ることだ。大学の様々な分野の教授に教導してもらうもよし、今回事件を共にした医師さんからも何か得られるかもしれない。そうそう、父親からは家を継がなくていいと言われた。厄介払いなのだろうが、あっちにもこっちにも都合がいい。これを書いた次の日には正式にセンセイに雇用して貰えないか頼んでみよう。やっぱり不正式な助手はカッコ悪い。 ✖月〇日 曇のち雨 昨日は書き忘れたが、あの後時々ハルさんの様子を見に行ったりしている。少しずつだが前に進んでるみたいだ。 自分のように警察にお世話にならなかったのが良かったと思う。少しずつでもいい、後退してもいい。真っ直ぐ進んで欲しい。今回不幸を味わったのだから、次は幸福が訪れる・・・と、思う。 △月◽︎日 曇り MAPに記録して、事件の主犯の元に休日には行くようにしている。彼女の言うそっちの世界には興味があるがまだ行く気は無い。行くとしたら俺の精神が完全に折れてしまった時だろう。相手が誰であろうとたわいのない会話は心が和むものだ。彼女自身の存在理由や存在にも興味がある。真名も聞いてみたい。・・・これが人間の欲なのだろうか。 〇月〇日 晴れ 平穏な日々は良いものだ。今日も俺はセンセイの助手として探偵事務所に行く。 それの理由は・・(塗りつぶされていて読めない) からだ。 さて、今日はどんな事が待っているのだろう。 END
86. サンダーソード | |
2019/03/15 23:15 |
秋雨リコが服毒したタイミングで運良く発見できたため、病院での解毒で後遺症は残らなかったと聞いた。そのことで秋雨夫妻には随分と感謝されたようで。このご時世、特に理由もなく警察を嫌う人もいますしね。八方良しとは実に素晴らしい。 家族会議の結果、水橋父の脳味噌はあの人間でない少女に預けることになったらしい。戻れないのならば、恐らくそれが一番いいだろうと思う。胡蝶にとって、胡蝶の夢は現実に他なりませんから。 中身を乗っ取られた水橋の体の方は、確かそろそろ初公判でしたか。中身の名誉は地に落ちたままですが、本人は生涯戻ってくることのない身体と世界。家族が分かって納得してれば問題もないでしょう。 誘拐事件に端を発する一連の事件がようやく終わり、代休の代休でようやく取れた久方ぶりの休暇。私もゆっくり羽を伸ばすとしましょうか。 衛宮「ん……ふぁ……」 眠り病は解決したはずなんですが。疲れが溜まっているのか、穏やかな日だまりが悪いのか。 ……本でも読もうかと思っていたんですがねぇ。 衛宮「……ま、それも良いでしょ」 なんとはなしにあの傍迷惑な善意の少女を思い出す。 今日は気持ちの良い昼寝ができそうな、そんな気がした。
83. 蝉丸 | |
2019/03/15 15:06 |
>描写見る限り、家族会議の結果脳缶は少女に渡して真パパは夢の中、ってことでいいんですかね? はい、合っています。 偽パパは留置所(?)にいます、 これから裁判が始まろうかと言うところですね。
79. 蝉丸 | |
2019/03/14 20:10 |
[河川敷公園] 小鷹ミカ「よーし、今度こそ新種の蝶を捕まえてやるわ!」 秋雨リコ「へっへーん、私のほうが先に捕まえてみせるもんね!」 小鷹ミカと秋雨リコは病室で気があったのか友達同士になったようだ。 副担任「お~い、あまり遠くに行っちゃだめだよ~!!」 二人「「はーい!!」」
78. 蝉丸 | |
2019/03/14 20:06 |
[池田医院] 院長「何い?辞めるだと?まだ勤務し始めて1年じゃないか。」 三崎 正治「申し訳ありません、母の介護をしないといけない事になってしまいまして。」 ってな感じで三崎先生は池田医院を辞め、 何処か遠くへと旅立っていきました。
77. 蝉丸 | |
2019/03/14 20:04 |
[紅天高山] 水橋冬子「あなた・・・そこにいるのですね? ハルはあれから少し笑うようになりました。 それに友達とも仲直りしたみたい。 すべてを受け入れて前に進むのは難しいけど、 あなたがここにいると思うだけでがんばれる気がするわ。」
76. 蝉丸 | |
2019/03/14 19:59 |
[四之宮神社] 四之宮玲子「・・・・・・。」 水橋ハル「・・・・・・。」 玲子はいつもどおり庭掃除をし、 遠くもなく近くもない位置で水橋ハルは特に何かするでも無く、 二人は一緒にいた、 この奇妙な関係は今後も続いていくのだろう。
75. 蝉丸 | |
2019/03/14 19:57 |
[警察署] 「しっかし、あの脳缶を返せってどういうつもりだったんだろうな・・・。」 と、和久警部がボヤいているとデスクの電話が鳴ります。 「何ぃ!?殺しだと!すぐ向かう!」 「やれやれ、つかの間の平和を味わう余裕もないらしい。」
蝉丸
通知無し
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登録:2019/03/07 22:15
更新:2019/03/27 08:57