基本ルールブックで触れられてなかった他の業種(輸送会社など)を紹介する こちらでは輸送会社のみとなる 1.本拠地の建築 PLが輸送会社を経営したい場合、まず空輸か海上輸送か地上輸送かを選択する必要がある それぞれに違いがあり、空輸の場合は発着場並びに整備や飛空艇をしまうための空港 (それぞれ、滑走ルート、バラック、ならびに整備エリアなど)をまず設置する必要があり 海上輸送の場合は港、整備場、並びに事務所や拠点を兼ねる会社の本拠地 (共通の港を使わせてもらってもいいが、資金に余裕がある場合は専用の港を建造してもよい 共通の港と専用の港を使う場合の違いは、共通の港の場合は、他の会社なども使用するためおける 会社の船に制限がかかる。逆に自分の会社の港の場合は置ける船に制限がかからない。ただし他の 設備費用なども含めて、それだけの代物を建設できるかどうかは資金次第だが) 地上輸送の場合は魔導機の車両小屋(大きかろうが小さかろうが)整備場、ならびにバラック などを建設する必要がある 建築にかかる費用については、規模が大きくなるほどに費用は跳ね上がり、初めから巨大な空港エリアなど を建設しようとするとその費用は天文学的に跳ね上がる (多くの輸送会社は初めは発着場1件に掘っ立て小屋クラスのバラックなど簡易な建築物からスタートする のはそのためである) 費用の目安はレベルで再現され、それぞれ レベル1:1000GD レベル2:5500GD レベル3:15000GD レベル4:35000GD レベル5:55000GD となっている 当然、レベルが上がるほど大層な本拠地となり、最大のレベル5となれば軍事要塞クラスの拠点となるだろう なぜ軍事要塞クラスなんて物騒な単語が出たかについては次で解説する 2.賊徒・魔獣の襲撃、それに対する応戦 輸送任務を受けて、荷物を輸送中、空輸だろうが、海上輸送だろうが、地上輸送だろうが、各地で賊徒や魔獣の 襲撃を受けたり、荷物をすり取る者共、また天変地異などで輸送ルートが使えない状況などが発生しうる場合が ある。主にここでは賊徒や魔獣の襲撃を受けた場合、それに応戦する場合を解説する 賊徒や魔獣の襲撃を受けた場合、彼らは小型飛空艇やもろもろの手段 (金を持っている賊徒の場合は軍艦クラス)、並びに魔獣の場合はそのまま飛空艇に襲い掛かる。彼らが目当てにしているのは勿論客から預かった物資、並びに会社の飛空艇(船舶・魔導機)などである。PL側は協力してこの手の無法者共を撃破しないといけない 洋上戦闘について 洋上で敵と遭遇した場合、砲撃や諸々の対抗手段などを駆使して戦う洋上戦闘となる。この場合、PLと敵は洋上マップに配置されることとなり、ラウンド内で地点移動や砲撃などを繰り返して、洋上の敵を倒すこととなる。砲撃の際の判定は普通に1d100 技能値の比べ合いで戦いを行うことになるが、至近距離まで接近されて、接舷された場合、そのまま白兵戦となる 白兵戦について 敵に至近距離まで接近された場合、そのまま白兵戦に突入することとなる。白兵戦に突入したら、そのまま甲板上で通常戦闘と同じフィールドで通常戦闘通りの流れの戦いに入ることとなる まずは、戦闘員は通常通り飛空艇などの甲板に出て無法者共と戦闘を行うが、操縦士はターンの初めに飛空艇から援護射撃を行う事が可能である 援護射撃はターンの初めに1d100射撃判定を行い、勝利した場合、1d8ダメージを与えることとなっている 3.各部署の配置について 飛空艇、並びに船舶は地上輸送の魔導機と違い、非常に巨大かつ多くの機関で動いているため、各部署にはそれ ぞれ、専用のスタッフを配置する必要がある。ここでは、それぞれの役割について解説する 操縦士 読んで字のごとく、操縦ハンドルなどを握り、飛空艇や船舶を操縦する者達である (ここは地上輸送の魔導機でも同じである)操縦の際に重視される能力は運転であり、数時間おきに交代して操縦を行う。NPCに操縦を任せているときは、地図製作技能を駆使して、安全な航路情報などを割り出すのも彼らの仕事である 機関士 飛空艇、並びに船舶の蒸気機関、並びに各種機関部の整備・維持・点検などを行い飛空艇などの機能に異常が起こらないように常時点検を行う者達、それが機関士である 兵器整備技能・科学(機械工学)が最も重要視されるこの配置は、輸送会社の飛空艇などの維持に最も重要な配置である。何故なら飛空艇や船舶は常に稼働している以上、どこかしら汚れや異常が発生するのであり、これらを放置した場合、最悪これらの乗り物が墜落することになるだろう (もしくは長期間港でメンテナンスを受けなくなり、その場合は30000GDの損失となる。会社にとって大損である) 砲撃士 飛空艇・並びに船舶に搭載されている大砲、並びにそれらの扱いに優れた手腕を持つ砲撃のプロ、彼らが居ることで飛空艇などは賊や魔獣の襲撃から振り切れるのである 射撃・重機械操作(大砲の操作は重機械と同じく、様々な知識が要求されるのだ!)を駆使して甲板で敵を迎え撃つ戦闘員を支援するぞ! その他、輸送機には読んで字のごとく、船に乗り込み警備などを行う戦闘員、倉庫管理・雑務を行うスタッフ 電子整備などを行う者達など多くのスタッフが居て飛空艇・船舶は今日も輸送ルートを通り物品の流通を行っているのである (地上輸送の場合は操縦士・警備員だけでよいのだが) 4.地上輸送の配置並びに整備ルールについて これが、地上輸送の場合は話は変わってくる。巨大魔導機が主な輸送機であるこの業態は、客の荷物を積んで、街から街に移動するのが主な仕事となっている 整備などは、主に地上の整備工場などで行う事となり、燃料補給に関しても同様の施設で行う事となる 数か月に一回魔導機の整備が入る。これは会社の収入(PTの収入)に応じてセッション開始前に徴収される (要は輸送会社版宿屋の家賃) 燃料補給は1回300GD、数時間おきに燃料消費イベントがあり、燃料を使い切った場合、流れの燃料屋がくるまでその場所でキャンプ状態となる。そして、所定時刻までに荷物を輸送できなかったこと、燃料屋から燃料を購入した事、など諸々が重なって、セッション終了時の報酬が低くなる 燃料には常に気を使って輸送しよう (具体的には、燃料に常に余裕を持たせる、なくなりかけなら次の街で補給するなど) なお、燃料の最大値は5であり、次の街に移動する・輸送ルート中でアクシデントに見舞われる度に1燃料が減る 5.輸送中のアクシデントとアクシデントによる輸送ルート変更について 空輸・海上輸送・地上輸送に限らず、輸送中アクシデント (賊の襲撃、天変地異による輸送ルートの変更、魔獣が大量に出没して移動が不可能になるなど) で輸送ルートを変更する必要も迫られる。この場合、別のルートを使う事になるが、予定外の出来事として移動先を変更したため追加で1燃料が減る。ただし、強引に近道を進む (悪路をものともせず突破する。非常に無茶な通路を押しとおるなど) 方法もある。その場合は1d100運転技能を行い勝利した場合、何とか悪路を突破して次の街に進める。失敗した場合、輸送機が故障してそこでキャンプとなる (整備業者が到着するまで、3000GDの損失となる) 6.輸送によるファクション友好変動について 輸送を引き受けて、規模が大きくなってくるとデカい依頼が舞い込んでくるようになる。当然、ファクションの大物から持ちかけられる依頼で、これを引き受けると依頼を受けたファクションの友好度が高くなるが、そのファクションと敵対しているファクションの友好度は下がることとなる。大体-5から+5までの間で変動するこの数値は、そのファクションと同盟を結べるか?結べないか?敵対しているか、もしくは敵対してないか?などを表す事となり、数値が高い場合、輸送仕事で護衛を頼んだり、依頼の報酬を高くしてもらえるか?資源を譲ってもらえるか?などに影響するが、低い場合は文字通り完全敵対となり、輸送仕事中、頻繁に妨害を受けるだけでなく、油断していると輸送物資や資源を分捕られるだろう。十分注意したい
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