MS「なかよし」
邪神幼女もやし本編[web全体で公開] 1 | |
登録日:2021/03/18 11:14最終更新日:2021/03/18 11:47 |
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7. 邪神幼女もやし | |
2021/03/18 11:47 |
(なお、このヤギは―――…ただのヤギです) 『片山 鉄平』 『侵蝕率47』(確認済) 【▷MD:「しゅうしゅう」へ】 『白鳥 星良』 『侵蝕率48』(確認済) 【▷MD:「しゅうしゅう」へ】 『藍間 鵲』 『侵蝕率43』(確認済) 【▷MD:「しゅうしゅう」へ】 『ジェイミー・平野』 『侵蝕率45』(確認済) 【▷MD:「しゅうしゅう」へ】 『彩音 美響』 『侵蝕率38』(確認済) 【▷MD:「しゅうしゅう」へ】
6. 邪神幼女もやし | |
2021/03/18 11:43 |
「また脱走をしているんだな、お前」 「いや…同じヤギなのか……?」 つかまった。 なんだこいつ、と振り返ると…ネコヤマハイがいた。 おかしい。あいつはまだ、ようせいじょにいるはずだ。 しかし、この声は…… 「メェェ」 お前はまさか 「あの、このヤギは…?」 「ああ、このヤギはよく脱走するヤギでね。知る人ぞ知る名物ヤギなんだ。」 「ヤギが?」 「ヤギが。とりあえず、飼い主の所に連れて行くから、君は帰りなさい」 「えっあっはい」 ヤギはその後、人間に引き渡され ちゅうがくの人間についても、まぁ無事だったらしい。 あの後、「マジでヤギ」と言って会いに来た。 ヤギはヤギである。まだ名はヤギ。
5. 邪神幼女もやし | |
2021/03/18 11:37 |
ヤギは、そうして大きく前足を振り上げ―――…… 思いきり、カーネルの足を踏みつけ 急所に向けて、思いきり頭を突っ込んだ。 人間という種族の急所を、ヤギたちは知っている。 ほら、逃げるのだちゅうがくの人間よ こっちにこい こっちには、だんでぃずむ(ヤギには難解な言語だ)がある 運よくジェイミーがいれば、なんとかしてくれるだろう。 ちゅうがくの人間を乗せて、ヤギは走る。走り。走って。
4. 邪神幼女もやし | |
2021/03/18 11:33 |
ヤギ (む……?あれは………) またしばし歩いていると、動くカーネル人形がいた。 どうやら、人間をどこかに連れて行こうとしているらしい。 見たところ、こうこうより小さな人間… ちゅうがく(厨学というのだろう、ヤギはカササギから学んだ)のやつだろう。 カササギは稀にヤギ相手によくわからんことを言うが こういった知識において、ヤギはヤギ中でもトップであると自負している。 しかし、ちゅうがくの人間もさほど嫌がっていないのが問題だ。 本来ならば、あの育成所に行っている時間なのに まったく、世話が焼ける。
3. 邪神幼女もやし | |
2021/03/18 11:29 |
ヤギ (おっと、あれは要注意人物育成所…) 次にたどり着いた場所は、こうこう(乞う乞うに違いない) ここには要注意人物が多い。多すぎるので育成しているのだろう。 ヤギを見つけるとお手をねだるヒビキカオル(個体名) ヤギをみると逃げ出すネコヤマハイ(個体名) ヤギを人間に引き渡すアヤネミキ(個体名)だけではなく ヤギに白いぺらぺらを食わせようとするものまでいる。 かつては、そんなタイプの矢からだったテッペイとリョウは いつの間にか、デカくなって別の所に出没し始めた。 生意気なものである。 兎にも角にも(ヤギなのだが) ここは危険と、そおっと通り過ぎる。 人に囲まれたいときは良いのだが、今は優雅なひと時を味わうのだ。
2. 邪神幼女もやし | |
2021/03/18 11:23 |
ヤギ (そのうち人がまた来るだろう) (それまで、うまいものでも食わせてもらおう) ヤギは強かだった。メンタル強者であった。 迷子になっても人間がどうにかする だって人間ってそういうものだし。 蹄をかたかた鳴らし歩いていくと、老人ホームがあった。 ヤギの強敵種の一人の住まう場所だ。 なんでも、最近徘徊老人なる個体が行方不明になったらしいが 謎の集団ゆーえぬじい?(優得ぬ爺だろう)により、その情報は隠蔽されたらしい。 人間は都合が悪いことは隠蔽する生き物である。 それはそうと、徘徊老人として好敵手も狙われるのではないか? そう思ったが、ヤギは知っている。好敵手は、仕込み杖を持ち歩いていることを。 サバンナでは周囲は敵だらけ、むしろ昔を思い出すと笑っていたことを。 あいつはきっと、老衰以外じゃ死なないな ヤギは次の場所へと向かった。
1. 邪神幼女もやし | |
2021/03/18 11:16 |
N市の一角、そこに――ヤギは居た。 ヤギには人が分からぬ ヤギはヤギである 毎日人に世話をされ、いい感じにハイテンションに飛び跳ね 今日も柵を飛び出してしまい街に繰り出した そんな感じの都会派なヤギである。
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