雑談

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	登録：2021/02/27 15:33 更新：2021/02/27 15:33

ある日いつもの冒険者ギルドへ赴くと、依頼掲示板にこんな張り紙がしてあったのに気が付く。

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 ☆～冒険者ギルド本部＆鉄道ギルドより～☆
 
   『南方鉄道の中途駅に新しく冒険者ギルド支部＜不羈の南十字亭＞が仮設されます！
  つきましては所属希望、もしくは臨時で依頼を受諾してくれる冒険者を急遽募集中！
  詳細は各支部の受付に訊いてネ』

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どうやら、ドーデンのキングスフォールからブルライト地方のラージャハ帝国までを結ぶ南方鉄道の間にある、田舎駅”サウスロンド”に冒険者ギルドが併設されるようだ。

話を聞いた時、その冒険者はもしかしたら丁度、そろそろこの街を出ようか、別の刺激を求めたくなったか、緑が広がる自然に惹かれたか、都合の悪いことが出来たから夜逃げしようか、などと思いを巡らせていたところかもしれない。

周囲には緑以外に何もなく、食糧はギルド本部から大量に送られた保存食の備蓄があるだけ。駅の仕事は働き者の妖精が、そそっかしくもせっせとこなしている、いつ何時、蛮族や野生動物が襲ってくるか分からないこの場所で、冒険者たちは今日も、依頼が来るのを待っていた。

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