西の丘
ノルー【キャラクター交流部屋】運命が重なり合う丘[web全体で公開] 2 | |
登録日:2023/08/29 23:05最終更新日:2023/09/09 09:12 |
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コメント一覧
33. マコト | |
2023/09/13 22:50 |
振り返ったシードリーは、すでにテセの姿がない事を知った。 「またね」と言いそびれてしまった。でも仕方がない。もう夜も遅いから、テセも急いで家に戻ったのに違いない。 再び、歩き出すシードリー。その時、テセが「さようなら、…またどこかで」と言うのが聞こえた。 「テセ?」 振り返るシードリー。だが、そこにテセの姿はない。 「またどこかでって」 テセの言葉を口にするシードリー。あんなに楽しそうに話していたのに、なぜ、自分の心にはテセの寂しそうな言葉が聞こえたように感じたのだろう。あの時、手を放すんじゃなかった。 何人かの通行人が、ぼぅっと立っているシードリーを不思議そうに見ては、そのまま立ち去っていく。シードリーは、しばらくそのままでいたが、やがて何かを決心し、テセがいた場所に向かってにっこりと笑って見せた。 「待っててね。テセ。次に会う時はおいしいマカロンを持っていくから。絶対に食べてくれなくちゃダメだよ!」 そう言って、シードリーはまた歩き始めるのだった。
31. マコト | |
2023/09/12 12:32 |
シードリーは、街並みに飲み込まれる前に、もう一度、テセの姿を見ようと振り替えった。 赤いフリルのついたドレスを着たブラウンの髪の女の子。瞳は左右で色が違っている星人形の子。シードリーにとってこの街で最初の友達。
29. マコト | |
2023/09/11 20:59 |
シードリー「今日はいっぱい話したね! 道案内もありがとう!」 なんだか身体の底から星命力が溢れてくるようでまだまだ話足りず名残惜しかったが、お手伝いに行く食堂の人も待ってるだろうし、シードリーもテセから離れた。 シードリー「次に丘で会う時は、マカロン楽しみにしていてね!」 そう言って、シードリーは目指す食堂に向かうのだった。
28. フルフル | |
2023/09/11 00:21 |
テセ「こちらこそ、お菓子美味しかったわ。ありがとう。」 テセ「…このまま、街に入ってずっとまっすぐ行くと、カラフルな屋根の帽子屋さんがあるの。夜でも街灯の明かりでわかると思うわ。その隣の家がメモに書かれている住所よ。」 テセ「気をつけてね。」握った手をそっと離します。
27. マコト | |
2023/09/10 20:21 |
シードリー「(子供っぽいと思われてるのかな)」 思いのほかテセが手を強く握ってきたので、シードリーはそう思った。 星人形には親や家族はいない。でも、街を行きかう人々を見ていれば、ふらふらしている子供を母親や姉がしっかりと手をつないで離さないようにしている光景を見かけたりする。 シードリー「そうだね。もうすぐだね」 シードリー「テセ、今日は遅くまでありがとう」
25. マコト | |
2023/09/09 12:52 |
テセが危ないと言ってるそばから、シードリーは何かにつまづきかけた。 シードリー「きゃっ!」 よろけたシードリーは、とっさに差し出されたテセの手をとった。 シードリー「ごめんねテセ。ありがとう、気をつけるね」 シードリーは、恥ずかしさから顔が火照るのを感じた。 シードリー「マカロンかぁ。頑張ってみるね!」 照れ隠しにシードリーは先ほどのテセの言葉にそう答えるのだった。マカロンの作り方ってどう作るのだろう。
24. フルフル | |
2023/09/08 23:10 |
テセ「私の好きなお菓子はそうね、マカロンとかかしら。歩くときは気をつけて。もうすぐ街だけど転んだら服が汚れるでしょう。」 テセ「…ほら、手を出して」少し恥ずかしそうに言い手を差し出す。
23. マコト | |
2023/09/08 21:54 |
シードリー「テセは好きなお菓子ある? 私、今度はテセの好きなお菓子を作っていくよ!」 シードリーは放っておくと、いつまでもおしゃべりを続けそうだ。何か話す度に足が止まるし、テセのほうばかり見て話すので、たまに障害物にあたりそうで、ちょっと危なっかしかった。
20. フルフル | |
2023/09/07 17:03 |
テセ「そう…(御主人様がいるのね…。私の主は一体どんな方なのかしら…)」シードリーの言葉に少し暗い顔をするが テセ「…しばらくはここにいるのね。手伝えることがあれば手伝うから。」いつもの調子に戻ります。
18. マコト | |
2023/09/07 12:33 |
シードリー「『出張』っていうのはお手伝いって意味でね。私を作った御主人様の知り合いの方がこの街に住んでいて、とても困っていらっしゃるらしくて、それで私が来る事になったの」
17. フルフル | |
2023/09/07 01:51 |
テセ「…そうね。この丘へはときどき来るわ。今はもう日が沈んでしまっているけど、夕方になるとワインレッドの夕日が街中を真っ赤に染めてとても奇麗なのよ。」 テセ「あなたは『出張』でこの街に来たと言ってたけど、この街にはどれくらい滞在するの?もし、長い間ここにいるならいろいろと案内するわ。」
15. フルフル | |
2023/09/06 19:48 |
テセ「ふむふむ、この場所ならこの丘からすぐに行けるわね。」メモに書かれている住所をみて テセ「さあ、行きましょう。」シードリーに背を向けて街の方へと歩きだす。 テセ「(街までは少し距離があるわね、何を話そうかしら。)」少し思案しつつ、歩く。
14. マコト | |
2023/09/06 12:32 |
メモに書かれた住所は、それほどわかりにくいものではなかったが、何丁目何々通りと書かれていても、シードリーには分かりにくかった。シードリーの住む田舎では、「街道の脇に生える三本杉のところの小道に入って橋を越えた向こう側」とか、そういう道案内が普通の世界だからだ。