はっぱつきけものさんの過去のタイムライン
2018年11月
はっぱつきけもの | |
2018/11/30 19:53[web全体で公開] |
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はっぱつきけもの | |
2018/11/29 19:15[web全体で公開] |
😶 ルリルラとはなんぞや?③ (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)昨日に続いて絶対奏甲に関して書いてみようと思う。 幸いなことに、抜けていたところを突っ込んでくれた方が居たので、 予定を変更してまずそこから始めたいと思う。 絶対奏甲の成り立ちに関しては複座型から単座型へのシフトを 遂げていたことに関しては、実はそれっぽい記述が読者参加版の頃にある。 初代複座型であるハイリガートリニテートが最古の(ないしそれにちかい頃の)奏甲である事が 示唆されているので、これに関しては元から設定されていたものなんだと思われる。 が、それと同時に 複座型から単座型へのシフトを改良と呼称することに関しては 若干の疑問を挟ませてもらいたい。 と、いうのもルリルラという作品を見た(あるいはプレイした)人ならば わかると思うが、この兵器、とにかく安定しないのである(TRPG版はとくに)。 漫画版でも何度か描かれているこの機体の不調は、指摘にあった通り英雄と歌姫の関係が習熟、 練度が上がることによってある程度の改善は図れる。 ……図れるのだが、とりあえず読者参加版の際にあったこれに関する記述を掲載してみようと思う。 歌姫の能力パラメーターは絶対奏甲のそれに対応し、影響する。 「発声」にすぐれた歌姫に適した機体もあれば、逆に強すぎる「発声」が足かせにしかならない機体もある。 この相性によって、「機体の性能は30%から200%の間を木の葉のように揺れる(赤銅の女王による)」という。 [出典]読者参加版 幻奏戦記Ru/Li/Lu/Ra 第二回 いくらなんでもブレ幅が酷過ぎないだろうか? 機体相性だけでこれである。英雄と歌姫との連携が上がるまで待っていたら どれだけ言う事を聞かない機体に振り回されるかしれたものではない。 加えて、読者参加版では各絶対奏甲には行動精度というステータスが設定されているのだが、 ハイリガーはこれが他の機体と比べて異常に高いのだ。 全部あげると流石にキリがないので一部をあげるがシュヴァルベが65%、 量産機最高がヘルテンツァーで80%、対するハイリガーが95%である。 流石にそこまで酷くはないであろう事を前提として、 あえて過剰表現をするなら、3発に1発ジャムる銃と、10発に1発ジャムるかどうかの銃の違いである。 正直勝負にならない。 繰り返すが絶対奏甲は兵器である。何はなくても信頼性が第一である。 作中でもそこいらへんを赤銅の女王ふくめ工房組ははき違えているのか、 絶対奏甲を芸術品か伝統工芸かなんかかと同列に扱っている様子が散見されるので、 これにあってはさもありなんというところではあるのだが、乗る側として言わせてもらうとたまったものではない。 英雄はアーカイア側の情報を一切持たずにくるわけだから、まずは 操作精度、歌術精度など諸々が上昇すると明言されている複座型を基本にするべきであると工房側には強く提言したい。 ただ、これに関しては一応フォローを行うと、そもそもとしてアーカイア側は奇声蟲討伐にあたって 英雄に一定以上の習熟期間を設けるつもりだったようで、(ドラマCD版で初期は訓練期間があった ことが言及されている)あくまでポザネオ島迎撃作戦などの行き当たりばったりの作戦がイレギュラーであり、 当然ながら英雄大戦のような英雄対英雄による戦乱の長期化に関しては想定していなかったのだと考えられるので、 基本として一定以上のペアでの運用を前提とした単座が量産されたのだと思われる (個人的には複座式がすたれた理由はもう一つあると考えているがそれはまた次回)。 そしてもう一つ、絶対奏甲の稼働距離についてだが これに関しては申し訳ないが(公式も含めて)全面的に反論させていただきたい。 と、いうのもこのルリルラという作中の世界にあたるアーカイア、実はかなり狭いのである。 公式の地図を見る限りオーストラリア大陸くらいのサイズしかない。 これをベースにざっくり考えると400kmもの活動範囲が維持できるのなら、 場所によっては(例えば牙の海とか)1機の絶対奏甲でほぼ全域をカバー出来てしまうことになってしまう (実際、漫画版の作中でイクスが海を越えているシーンもあるのだが)。 これを問題として取り上げるのには理由がある。 出典が見つけられなかったが、作中の絶対奏甲の飛行速度の平均が 時速60~80km前後ということらしいのであの世界の機体は乗用車程度の速度しか 出ていないとなっている(戦闘ヘリで300km以上、通常ヘリでも200km出るものもあるので 基本ヘリ以下となる)ようなのだが、諸々の演出を見る限り、 明らかにもっと速度が出ている(そもそも80kmではグライダーと大差無い!)。 シュヴァルベの後継機のヴルムが戦闘機形態になるのも鑑みると、 どう考えても大戦中期以降の飛行型は500~800kmは出ているようにしか考えられないので、 そんなものが乱立していると考えると海からあまり離れていないアーカイア各国の首都は 軒並み海からの空爆で火の海である。 特に英雄大戦初期は白銀の暁が海を抑えているので、トロンメイルとかシュピルドーゼは あっさり焼け野原になりかねない。 同時に、割と作中で英雄と歌姫が同時に前線に来ていることにも同様の疑問がつきまとう。 オーストラリア大陸が縦断する場合、ざっくり5000kmらしいので、ヴァッサマインが ざっくり3分の1だから端数切り捨てて1600km。 4機~5機でリレーを行うと縦断出来ることになるわけだがヴァッサマインの各都市から ストーリー上で舞台となった各要所はこの距離でいうと1機で移動可能な距離の中に大抵収まる。 この距離が本当だとすると歌姫『後方の主要都市で紅茶を飲みながら英雄の支援が出来る」のである(ヴァッサマインより国土の狭い、ハルフェアやファゴッツなどは尚更である)。 では何故大した意味もないのに英雄と一緒に前線に出てきているのか? それが絆だと見るのか、監視だと見るのか、なんらかの必要性があるとみるのか、 はたまた公式の縮尺が間違っていると見るのか、それは読んでくれた人の想像にお任せしたいが、 少なくともストーリーとして考えると無い話であるのは間違いない。 まぁ、そんな理由からも私の見解としては絶対奏甲の稼働範囲というのは歌姫から もっと狭いものではないかと考えている(リプレイはじめ作中で歌姫からあまり距離を取ろうとしないのも事実であるし)。 具体的に言うと戦闘行動が必要な場合、極端に歌姫との必要距離が狭まるのではないかと考えている。 ただ、正直、(今回に限った話では無いが) 私の考察に関しては作中のこういった疑問点を羅列して、 それを資料や作中の演出など元に理論づけて埋めてみよう、というところがベースになっている。 かなりザルな考察なので批判、反論もあろうかと思うのだが、 こういったところも一つの楽しみと思って矛盾、意見などバシバシ指摘していただければ幸いと思っている。 と、言ったところでかなり長くなってしまったし今回はとりあえずこのへんで。 また次回改めて絶対奏甲に関する私の考えを書きたいと思う。
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2018/11/29 03:28[web全体で公開] |
こんばんはー。コメントありがとうございます。 ルリルラはかなり古い作品ですから反応が来るか微妙だなーとか思ってたので感謝です。 しかし、複座に関してはクアリッタが解説してたかー、見落としていたようで、これは恥ずかしい(*゚ー゚)> 私のルリルラ考察に関しては読者参加版の時の紙面情報とTRPG版のものを起点に組み上げているので、 以降も穴があれば指摘していただければ幸いです。 ただ、その上で一応1点だけ反論をさせていただくとすると、 ナハトの運用に関しては、イズルハ個人が特殊であるという事では恐らく無いと思います。 次回書く続きの絶対奏甲の考察の中でも書くつもりですが、 英雄大戦開幕とほぼ同時期に歌姫が運用可能なキューレヘルトが開発されているので、 操縦に関しては割と早期に解決されているのです。 それと、お手元に単行本があれば見ていただければと思うのですが、実はあの時代の絶対奏甲、 イクスのペア以外、歌姫が歌っている描写がほぼないのです。 イズルハもナハトの稼働中、明らかに歌っていないので彼女はじめ登場人物の殆どは パロシステムと同型のものを使用しているのだと推測されます。
はっぱつきけもの | |
2018/11/28 19:47[web全体で公開] |
😶 弊ルリルラ卓のネタをばらしていく③ (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)それでは今回から第二話のネタをばらしていこう 第二話【黒い館の亡霊】 第一話から作中時間で一か月の期間が空いた設定のシナリオで はっぱ卓におけるルリルラとしてオリジナルの事件を描いている。 テーマは『アーカイア人と現世人の確執 & 過去からの因縁』。 まずはざっくりストーリーとシステムを解説しよう。 シナリオは一地方を自由に活動してもらうシティタイプ。 プレイヤーの目的は当初、撃墜されて行方不明となった奇声蟲討伐隊の捜索となる。 期間が限定された中で非常に協力的ではない現地住民と触れ合いながら、討伐隊の捜索、 撃墜を行った奇声蟲の撃退、根城にしている館に残っていた秘密をを暴く事が出来たらクリアとなる。 第一話の説明の時にも軽く触れたが英雄と歌姫をつなぐ 《宿縁(フェイト)》(某PCゲームのタイトルではない)なるものがあり、 これを元に自分のパートナーを見出し、その人物とともに冒険をしていくのが ルリルラである。 ……あるのだが、正直そんないきなり現れた見ず知らずの相手に 「俺が(私が)あなたのパートナーです!」とか言われて納得できるだろうか? 自分なら無理だ(たとえばだがハート様みたいなのが出てきたらドン引きだろう)。 実際、ドラマCD版では土建屋の英雄、ウイグル郷田をパートナーにした タンジェントはその色々残念なウイグルを見ただけで悲鳴を上げて 彼を拒絶してしまっている(のちに和解していいパートナーになったようだが)。 英雄と歌姫の関係ですらこうなのだから該当者ではない《歌姫》以外のアーカイア人にとって、 正体不明の異世界人であるところの英雄の存在はたまったものではないことは 想像に難くない(事実、英雄排斥をうたう《自由民》なる組織が後年立ち上がることになる)。 加えて、これは作中で明言がされていなかったので、評議会が準備を行っていたのかどうかは 推測するしか出来ないが、そもそも千人規模の英雄を召喚して、それをどこにも影響なく支えるだけの 衣食住を提供することがアーカイア側に出来たとも考えづらく、短期的か長期的かはわからないが アーカイアにかなりのインフレが到達したことは想像に難くなく、そういった事からも 英雄への現地人の感情は決していいものではなかっただろう。 一方で英雄側としても「私あなたの運命のパートナーなの、私のために命を懸けて戦って! あ、でも歌姫の能力なくなっちゃうといけないからパートナーだけどおさわり禁止ね」とか言われても、 正直「何言ってんだお前」と思うのは当然だと思う(余談だが奇声蟲にも種類があり状態異常を平然と ぶちかましてくる上に、ステータスもそこそこ強く、ものによってはドラゴン以上に強い)。 繰り返すが絶対奏甲に乗っているとはいえ前線に出るのは英雄であって危険性は圧倒的に英雄のほうが 高いのである(生身でそこについていかなければならない歌姫も勿論かなりしんどいとはおもうが)。 加えて、この時点で英雄に現世に帰還する方法は存在しない。 召喚した当人である黄金の歌姫が昏睡してしまっているので、帰ることができるのかどうかすら目算がたたない 状況である(下手すると生活の保障すらあったのかどうか微妙である)。 原作にあたる読者参加版ではそこいらへん、割とすんなりと英雄たちが納得してしまったのか白銀の暁蜂起で 不満の受け皿が出来、表面化するまで目立った争いは起きていないが、のちの白銀の暁蜂起後に 多くの英雄が白銀の暁についたことを見るに、不満がなかったとは考えづらい。 そんな両者の不信感、不満感が今回の第一テーマとなっている。 では時系列的な話をしよう まず、討伐隊が貴族種に撃墜されてから1日後、 討伐隊は村Bに到着、救助を求めるが英雄を快く思っていない村人は 怪我人を連れた彼らを追い帰す。 この結果、悪天候の影響もあり討伐隊の一人が死亡。 翌日、追い詰められた討伐隊は寒さと餓えを凌ぐため、夜間に村を強襲、人質を取って立てこもる。 ここでとれた選択肢は評議会ないしヴァッサマイン本国に連絡を取らせる、でよかったのだが救助に来ない 自身の歌姫たちや現地民の憎しみの視線に絶望。 英雄としての戦いを放棄し、この村に引きこもることを選択してしまう (当然、当人たちも長く続くわけはないとは思っていたわけだが)。 彼らの歌姫も獣がいる森の中に入って彼らを積極的に探すつもりは毛頭なく、心配をしているポーズをとっていた、 というのがPCたちが到着する1週間前の話である。 とりあえず、今回はここまで。 次回は館側とMAPのギミックについて説明しようと思う。
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2018/11/28 19:40[web全体で公開] |
> 日記:ルリルラとはなんぞや?② こんばんは 絶対奏甲の単座/複座についてですが、クアリッタの音楽室によると奏甲は複座として生まれ、単座へと改良されたようですよ それというのも、歌姫としてギリギリの本来は歌姫になれないはずの才能ならば兎も角として、一般的な範囲でも300~400km圏内であれば稼働に支障が無く、才能と絆に恵まれていればどれだけ離れていても歌と念話が届き、逆に複座にすることで運動性能が低下したり、乗機が攻撃されて歌姫に直接の被害が及ぶことによって歌の集中が途切れ稼働に問題が生じてしまうからです 漫画版は自分も好きですが、出力の必要なはずのアルゴスがほとんど歌無しで動いていたりしますし、 ナハト・フェアロープテは乗っている人物が地球人とアーカイア人の混血で英雄と歌姫両方の才能がある上に、その才能レベルも・・・ってことで とはいえ漫画版って出てくるのがほとんどケーファなのは微妙に納得出来たりはしますが アーカイアは幻糸による女だけための理想郷ですから、それを維持するための矛盾がいっぱい敢えて作られてるんですね
はっぱつきけもの | |
2018/11/28 18:22[web全体で公開] |
😶 ルリルラとはなんぞや?② (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)こちらも更新。 今回はルリルラにおけるロボ成分であるところの 《絶対奏甲(アブソリュートフォノクラスタ)》について書こうと思う。 開幕から断言させてもらうが小笠原智史氏の異常にかっこいいデザインに反して、この兵器は『欠陥品』である。 順を追って説明しよう。 《絶対奏甲(アブソリュートフォノクラスタ)》とは アーカイアにおける統治組織である《評議会》が保有する《黄金の工房》(のちに独立して《無色の工房》) という組織が開発、製造を行っている兵器の総称となる。 何が悲しくて整備も運用も難しい人型で(一応多脚型などもいるにはいる) 設計をおこなったのかわからないが、200年前の歌姫大戦の際に はじめて製造された兵器、という事になっている。 動力はアークドライブ。 世界中に充満する《幻糸》を吸引して、これを燃料とする。 あえて大気中ではなく、世界中と書いているのは液体、固体に限らず アーカイアの世界に存在するすべての物質には大なり小なりこの《幻糸》が 含まれているためで、歌姫が健在である限り、実質的な半永久機関として機能する。 (GNドライブと名称が似ているからか《幻糸》を生成していると勘違いしている人を時々見かけるが間違いである) ドライブによって《幻糸》の吸引率とエネルギー転換率には若干のばらつきがあり、 80~90以上の転換率を持つものを特別に《パーフェクトドライブ》と呼称し、 200年前の歌姫大戦時に少数が生産されたようだ。 それだけ高効率のものが作れたのなら全てそれにすればいいではないかと 思うかもしれないが、アーカイアの生物は《幻糸》が無いとショック症状を 起こして高確率で死んでしまうようで(漫画版の演出を見る限り酸欠に似た 症状のようだが、後年のノクターンを見る限り一旦ショック症状を起こしても、 その後容態が安定さえしてしまえば、幻糸が無くても問題はないようである)、 周囲の《幻糸》を軒並み吸収し、エネルギーに変換してしまう 《パーフェクトドライブ》はアーカイア人にとっては近くにあるだけで 危険極まりない代物なので普及しなかったのも当然といえよう。 アークドライブの稼動と出力調整は《歌姫》が首につけた専用チョーカーを介して行使する 《歌術》によって行う為、運用には歌姫が必須であり、アークドライブと一定以上距離が離れると この制御が出来なくなるので、必ず歌姫は絶対奏甲と一定の距離をキープする必要があり、 何らかの原因で制御可能距離を越えてしまったり、歌姫が声を出せない、 意識を失うなどの状態になってしまった場合、即座に稼動停止とまではいかないものの、 まともに動かすのが困難な状態に陥ってしまう、機動兵器の動力として使うには割と欠陥品といえる。 だが、まぁ、ここまでなら許容範囲と思わないでもないのだが、 問題はこの絶対奏甲という兵器は冒頭のコメントの通り致命的な欠陥を持っている。 どういう原理なのかはわからないが、『絶対奏甲は英雄にしか動かせない』のだそうだ (少なくとも英雄大戦開始の時点では)。 これがアーカイア側が英雄召喚に踏み切った最大の理由なわけだが、 正直「どうやって作ってんだよ!」と思わず突っ込んでしまったのは私だけではないと思う。 女性英雄もいるので、男性しか動かせないというわけではないようなのだが、 「何故動かせないか」に関しては公式側から明確ないまのところ回答はない。 ゲームシステム的な話から考察するなら、女性英雄だと絶対奏甲の操縦に制限がかかるので、 何がしかの理由で絶対奏甲の操縦に関しては 男性英雄 > 女性英雄 >>(越えられない壁)>> 歌姫 ということになっているようだ。 ところが、(技術進歩後ではあるものの)本編である英雄大戦の後年を描いた 漫画版ではあっさり歌姫が起動から操縦まで全て一人でこなせるタイプが 存在してしまっているので、実はそんなに致命的な問題ではなかったのではないかと 思われる(それなら英雄に頼らず自分達で戦えよ)。 そして、更に驚くべきことに基本的に絶対奏甲は「単座」である(設計者は本当になにを考えていたのだろうか?)。 ≪歌術≫についてはまた別途書こうと思うので詳しくは割愛するが、 前述の通り絶対奏甲の運用には歌術が必須である。 そして、歌術は歌姫にしか使えず、絶対奏甲は英雄にしか動かせない。 そろそろ何故私が絶対奏甲を欠陥品と断じているのかご理解いただけたと思う。 ようはこの兵器、単体で完結しておらず、生産したところでまともに動かせないのである。 実際にどんなに最強の絶対奏甲に乗っていようと歌姫という動力制御の致命的弱点を常に外に抱えることになるので、 そこを起点に動かざるを得なくなるため、必然的にこの兵器の活動範囲はかなり狭い (飛行型が上空に上昇しつづけていていきなり動作不良なんぞ起こそうものなら目も当てられない)。 正直200年もあって工房は何をしていたのかと突っ込まずにはいられない。 加えて生産方法自体は工房が継承し続けており、 200年前の機体だけでなく、数々の新型、後継機が 『英雄召喚が行われる前に開発されている』事もこの疑問に輪をかけてくる。 さて、ここまで問題点と疑問点をつらつらと書いてきたわけだが、 (公式の見解もないので、私見になるが)次回は上述の情報を踏まえて何故、 こんないびつ極まりない兵器が開発されたかを考察しようと思う。
はっぱつきけもの | |
2018/11/27 14:40[web全体で公開] |
😶 弊ルリルラ卓のネタをばらしていく② (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)昨日に続いて弊ルリルラ卓のネタをばらしていこうと思う。 参加者、ないしリプレイを読んでいただいた方には周知の事だが、 昨日書いたのは時系列上、第一話開始前に起きた事の一部になるわけだが、 実はこの第一話は歌姫と英雄の出会いをテーマに読者参加版の第一回を再現したものなので、 あまり特別な事はしていない(余談だがTRPG版のルールブックでは英雄と歌姫は既に出会った 時点から始めるのを推奨されているので、TRPG版ではあまり描かれない時期の話になる)。 ヴァッサマインの国家元首であり、最高統治者である《黄金の歌姫》に続く 序列二位にあたる《白銀の歌姫》と《評議会》の確執は原作でも元々あったことが示唆されているし、 第一次ポザネオ島襲撃も原作の史実上起きた事である。 なので、今回は弊ルリルラ卓で追加したことを順に書こうと思う 【三騎士】 断っておくがセイバー、アーチャー、ランサーではない()。 最初期の試験召喚で呼び出された4人からビャクライを除いた3名の英雄を差す。 これは、私が読者参加版のルリルラに参加していた時に実際に思っていた事だが、 まずもって「異世界に無理やり召喚されて見知らぬ他人の為に命をかけて戦え!」という 勇者的展開にそもそも納得なんて出来ないし、そんな事求める組織についてかないよ、 という考えに基づいてデザインされた役職である。 具体的には英雄側に「危険はありません」「我々はこんなに優遇されています」「一緒に戦いましょう!」 と呼びかける一種の九官鳥的役職である。 また原作のルリルラでは英雄召喚とほぼ同時にポザネオ島襲撃が発生、 それを『召喚ほやほやの英雄たちが無数の奇声蟲の襲撃を掻い潜って、どこにいるかもわからない宿命の 歌姫を探し出し、操作方法もろくにわからない骨董品みたいなロボットで迎撃、殲滅する』という おおよそ実現不可能な事をやらかしているという点も非常に大きい。 アーカイアに英雄が召喚された最大の理由が、(この時点では)絶対奏甲が英雄にしか動かせないという 致命的欠陥に基づいているわけだが「じゃあそもそも整備どうしてたのよ」と、思うのは私だけではないと思う。 そんなこんなで、英雄を抑えるためのプロパガンダ 兼 絶対奏甲のテストパイロット 兼 (アーカイア側にとって)伝説と実像のすり合わせ等々としての役割を与えられたのがこの三騎士である。 そもそも200年も前に盛大にやらかしている(《歌姫大戦》の事。どこかで別途解説しようと思う) 儀式をなんのテストもせずにやるとも思えないので妥当な存在ではなかったかと思う。 断っておくと、物語上、彼ら三騎士は第一話開始時で既にパートナーにあたる歌姫を手に入れていて、 且つある程度の関係性の構築が済んでいるわけだが、あくまで先に召喚されたというだけであって 彼らが何か特別である、というわけではない(ビャクライは別格だが)。 【黄金の歌姫暗殺未遂事件】 ポザネオ島襲撃の少し前に起きた事件。 最初にはっきりと言ってしまうが、この襲撃事件の黒幕は白銀の歌姫である。 ちょっと考えればわかる事だが、黄金の歌姫の手に妊娠、出産に関する技術が 独占されている以上、この暗殺は成功させてはならないものである。 と、いうより成立しない。暗殺成功=人類滅亡がほぼ同義なのだから、 アーカイアにおいて黄金の歌姫の身の安全は保障される(少なくとも後継者がいない限り)。 当然のことながら白銀側もそれは理解しており、この襲撃は 英雄召喚を実行に移そうとする黄金を止めるための苦肉の策としての 武力行使であって、その本質的な狙いは儀式の妨害だけである。 白銀が現場にいたのもそのためで、襲撃者による儀式の妨害の後、自分が撃退するが襲撃者は離脱、 という筋書きをかいていたというのが真相である。 またリプレイでは襲撃者をイーディスが撃退した後に現れたPC1の姿を見て白銀が召喚阻止を諦めるシーンがあるが、 これは原作の英雄召喚の設定を拡大解釈している。 と、いうのもこの英雄召喚という儀式、どうも一度起動してしまうと時間がゆがむのか、 それとも継続的に機能し続けるものなのか、読者参加版では黄金の歌姫が英雄召喚を行ってから 終戦までのギリギリまでの約一年ほどの期間にわたって英雄が続々と召喚され続けてしまっている (メタ的な事を言うと新規プレイヤーなわけだが)。 その為、はっぱ卓では時間がゆがむ説を採用、英雄召喚の揺り戻しで儀式開始の少し前に 新規の英雄が出現し始めた、という設定になっている。 オリジナル要素という事だとあとはオリジナル機体のフォイアロートラーヴェがあるのだが、あちらはデータを載せる関係もあるので、専用の記事にしようと思う。 次からは第二話について解説をしようと思う。
はっぱつきけもの | |
2018/11/27 01:10[web全体で公開] |
😶 ルリルラとはなんぞや?① (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)日記の体で弊ルリルラ卓のネタバラシをはじめたわけだけど、 それだけで日記を使うのも勿体ない話だし、ルリルラ自体かなり古い作品でもある事なので、 ついでにそもそも『ルリルラ』という作品はなんぞや? というところを考察を含めてざっくり説明してみたいと思う (なにwikiを読むからいい?なるほど道理だ)。 まず作品の歴史を説明すると『幻奏戦記RuLiLuRa』のタイトルで ゲームぎゃざの読者参加企画として2002年にスタートしたのがルリルラの原作。 これが読者参加企画というマイナーもマイナーな企画の割に大ヒットし、 後にネトゲ化をへて2006年にTRPG化したものがはっぱ卓で使用されている TRPG版ルリルラ(の第二版であるノイシュタルト)である。 (漫画版という原作の流れを完全にガン無視した作品もあるにはあるが気にしなくて良いと思う)。 ストーリーは女性しかいない世界アーカイアに突如現れた《奇声蟲(ノイズ)》という怪物に 対抗する為にこちらの世界から召喚した《機奏英雄(コンダクター)》に 《絶対奏甲(アブソリュートフォノクラスタ)》というロボに乗ってもらい 運命のパートナー《歌姫(メイデン)》とペアになって戦ってもらう、というもの 世界観的にもデフォルトなボーイミーツガールにロボを加えた オーソドックスなファンタジーものといえば聞こえはいい。うん、大変いい(大事なことなので二回ry)。 ところが、世界観自体が大きな問題を抱えており、 大気に満ちる万能の魔法のエネルギー源。《幻糸(アーク)》なる物質がくせもので これに長期間接触した男性は軒並み《奇声蟲》になってしまう。 それは人間でもそれ以外の生物でもかわらないようで、 作中で過去の時代を直接知る長命種のドラゴン曰く「オスはだいぶ昔に何処かに行ってしまった」との事。 つまり、過去には男性は居たと言うことで、なんらかの理由で幻糸が発生したor性質が変化した結果 現在のような女性しかいない状態になってしまったと思われる。 じゃあ出産とかどうしてるのかって? この世界を統括する《評議会》の代表《黄金の歌姫》が《恵みの塔》と呼ばれる場所で 定期的に行う儀式に女性が参加する事で子供を妊娠する。 だが、この儀式、実は最後に『参加女性が全員気絶して目を覚ますと、何故か全員妊娠している』 というビックリ過ぎる妊娠方法であり、原理は主催者の黄金の歌姫しか知らないという事らしい。 倫理云々以前に黄金の歌姫が急逝したら人類が滅びるわけだが大丈夫か? ちなみに野生環境下での生物のサイクルがどうなっているかに関しては明言がされていないが、 地球と同様(ないし類似)の生物が生息している事は確認出来るので、恐らく幻糸の影響を受けやすい生物と 受けにくい生物がいて、後者はオスも残存しており普通に繁殖しているのだと思われる。 (でないと男性の概念が理解出来ないのではないだろうか)。 余談だが、幻糸にはガスのように場所によって濃度の違いがあるので、そういった影響を受けにくい生物でも 長期間幻糸が濃い場所に居ると異形化する事がTRPG版で言及されている。 長くなりそうなのでこちらも分割。次回はロボ分である絶対奏甲について書いてみようかと思う
はっぱつきけもの | |
2018/11/26 19:31[web全体で公開] |
😶 弊ルリルラ卓のネタをばらしていく (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)もう絶対に続きはやらないが、 書くだけ書いてしまったシナリオを潰すのも勿体ないので はっぱ卓でのルリルラのシナリオソースを解説をこみで公開しようとおもう。 全体公開なので知らない人の為に一応行われた第一部のシナリオから順に行っていく。 【ルリルラB&G リプレイはこちらから】 http://bladeandgrenade.sakura.ne.jp/index.white.php?TRPG%E3%83%AD%E3%82%B0 第一話 【英雄召喚】 アーカイアに召喚された英雄と歌姫の出会いと関係性を描く話。 はっぱ卓では本番にあたる大召喚が行われる1ヶ月前に黄金の歌姫が テスト召喚を慣行、4人の英雄を召喚している。 この4人の英雄の一人がPC3であり、残りの英雄はそれぞれツムギ、ビャクライ、ロイ(オリジナルキャラ)である。 基本的にルリルラは歌姫と英雄がどうやってつきあっていくかという部分に終始するゲームなので第一話ではそこにウェイトを置いてストーリーを作っている。 時系列的な説明とシナリオソースとしての裏話の話をすると この時召喚された4人にあてがわれた歌姫はツムギと白銀をのぞき、全員《偽縁の指輪》で偽装された偽りの宿縁である(故にPC3にも本来の歌姫が存在する)。 これは英雄を管理下に置きたかった評議会が、自然に監視を行う為に行った情報工作の一種だが、このあとまもなく評議会としても想定外の事態が発生する。 直裁にいうとビャクライが自分のパートナーの歌姫をレ○プ。彼女が歌姫としての能力を失ってしまったのだ。 英雄の危険性を理解しつつ、自分たちの管理下で利用したかった評議会としてはこの件は完全に想定外で、 結果、ビャクライは評議会お墨付きの立場から放逐(勿論ビャクライとしてはそれも計算の上での行動なわけだが)、 評議会は掲げる予定だった看板を4騎士から3騎士へと変更する事を余儀なくされる。 さらにこのテストとして行われた英雄召喚に呼応するように、 休眠状態にあったユグドラシル妖精体(のちの「はっぱさま」)が活動を開始。 奇声蟲=英雄のなれのはて、を知っているユグドラシルは英雄ではなく歌姫による状況の解決を行う為に、 アーカイアで最も実力の高い歌姫である白銀に接触、英雄召喚の危険性と前大戦の真実を伝え、白銀もその意志に同調。 英雄召喚の中止を進言することになるが、結果はご存じの通りである。 余談だが、はっぱ卓では黄金の歌姫は原作の現人神のような不老の存在のそれとは違い、普通の人間である。 先代の黄金の歌姫も存在していたが、数年前トロンメイルで行われたテロの結果なくなってしまっており、 当代の黄金の歌姫はまだ在位5年。白銀の歌姫とは幼なじみの関係に当たる。 とりあえず今回はこれくらいで