温森おかゆ(まんじゅう)さんの日記 「アンサング・デュエット【異世界エレベーター異聞】」

温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記

2024/12/12 22:28

[web全体で公開]
😶 アンサング・デュエット【異世界エレベーター異聞】
 今年のクリスマスは、塗装が剥げて焦げ付きやすくなった鍋を買い替えて家族にプレゼントするか……と思っている。
 バイトを始めたころは、家の焦げ付いたやかんを買い替えたりもした。毎日使うものなので、意外に調理用具は持たないのかもしれない? それとも雑に扱い過ぎなのか……。

 閑話休題。

 今回のシナリオは難易度高いし、オリジナルギミック積んであるシナリオだから誰も来ないと踏んでいたものの、なんと参加者に来ていただいてプレイすることが叶った。
 いくら丁寧に作ったシナリオでも、やはり1度回して見なければ誤字脱字、細かな表現の間違いなどは気付けない。作ったシナリオは回すまで完成しないものだと改めて思った。なるべく間違いがないようにと毎回丁寧に作っているが、今回のプレイのおかげで、気付かない細かい修正点を洗い出すことができた。
 特殊ギミック入りのシナリオに勇気をもって参加してくださったプレイヤーのホタテさんには心から感謝している。
 あと、ロールプレイもめちゃくちゃカッコよかった。そういうところで、今回のセッションは間違いなく成功を収めたと言える。もちろん、シナリオコンセプトにノリにノっていただいたからこその今回の成功。
 ともあれ、シナリオコンセプトが通じてよかった。

◆あらすじ
 巷では、とあるネットの書き込みが話題になっていた。
「異世界エレベーター」。エレベーターを使って特定の手順を踏むと、異世界に行くことができるという都市伝説である。
 それを試し、異世界から戻ってきたという人の体験談が面白半分に騒がれているのだ。

 誰もが深刻に捉えることはないであろう、ただの噂。
 しかし、異界を知る者たちにとっては、それは「異界が出現した」ことを意味する。
 三日月財団の調べでは、すでに異世界エレベーターの手順を試して異界に取り込まれたとみられる行方不明者の報告が相次いでいる。

 これ以上、この異界を放置するわけにはいかないと判断した各組織は、この異界の破壊を行うため魔術師を派遣することにした。
 そして、白羽の矢が立ったのが……あなたたちふたりだ。

◆アンサング・デュエットとは?
 GMとプレイヤーの1on1か、2プレイヤーで行う少人数向けTRPG。どらこにあんが放つうちよそ特化システムであり、ごくごく単純で遊びやすいルールのわりに、リソース管理が重要なのでそこそこのゲーム性を楽しめる。
 日常の隣にある、危険な世界“異界”。“異界”の真の姿を見ることができる能力を持つ“シフター”と、大きな力は持っていないがシフターを助け出すための力となる“バインダー”の2人のペアになって、危険な異界からの脱出を目指すというもの。
 キャラクターには「フラグメント」というデータがあり、異界の影響を受けるたびにこれがだんだんと別のものへと変異していく。隣に居る大切な人の姿や性格が、だんだんと全く違うものへと変わり果てていく過程の中で、ふたりの関係を描いていくのが目的だ。

◆クラウス・アインホルン PL:ホタテ
「私は師匠とは違う。でも、……その時が来るまでは、私は君を見捨てない」
「君は、私の力を見くびっていませんか? ここで、この状況で君を見捨てる程度の実力だと? こんな状況、まだまだ、地獄の入り口にすら届いていません。君も、私の助手なら……私を信じたまえ」
 三日月財団所属の魔術師で、50歳のベテラン。美丈夫なドイツ紳士。
 赤紫の炎を操る魔術に長けていることから、別命“紫焔の一角獣”とも呼ばれる。ほんのり飾りすぎたネーミングセンスだが、呼ばれる本人は結構お気に入りの様子。
 助手となるシフターを雇用契約で雇っていたが、数年前、弟子志願者のヨシュカに素養を見出し、異界調査の助手兼弟子としてそばに置くことに。
 いざとなれば切り捨てるつもりだったが、ヨシュカの純粋な人懐っこさに絆されかけている。
 シフターに冷徹を貫こうとするのは、自分の師であった魔術師が、助手(シフター)に拘ったために異界で消息を絶ってしまった経験からである。
 インコのような翼のある動物が好きだが、最近犬もちょっといいなと思い始めているようだ。
 判定では出目の期待値が9ぐらいあって失敗知らず。高難易度シナリオだったものの、余裕の生還を果たす。
 最後の戦いでは、焔の一角獣を召喚し、異界を破壊した。

◆ヨシュカ・エーデルスタイン
「僕、いつか、先生みたいに強くなって……そしたら、先生をこうやって、守れるようになりたいです!」
「僕だって、先生にはいつまでも元気で居て欲しいから。いつか本当に地獄の底で、その時が来たときは……僕だって、望みます。先生が、僕を“生贄”にすることを……」
 クラウス・アインホルンの弟子にして、異界調査に同行する助手(シフター)。
 クラウスとは対照的に、凍り付く冷気を操る。犬のように純粋で人懐っこい性格。
 師であるクラウスをまっすぐに信頼し、また憧れている。
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