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😶 TRPGはコミュ障の光となれるか? (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)「TRPGにルールは、シナリオは、GMは必要か?」という議題において、多くの人が異を唱えているのを見て、外野ながらTRPGオンセンのユーザーは素晴らしい人揃いなのだな、と思った。 まあ、元の日記が補足を含めても「どこに」その意味がかかっているのか不明瞭なので、元より不毛な議題ではあるのだが。TRPGというのはひとつの言葉でも広い意味を持つ。ソード・ワールドもTRPGだしストリテラもTRPGだ。ナラティブもTRPGだしストラテジーもTRPGの形を成していればTRPGの要素の一つである。 捉えようによっては「TRPG」が大きすぎて、ストラテジーにルールは必要か? なんて話とも取れてしまうわけだ。 仮に「ナラティブ(物語)」に意味が掛かっていると考えるならば、もちろんナラティブのストーリーの拡がりはあればあるほど嬉しいものだ。だがそれが、ルールやシナリオに阻害されることはない。GMは、プレイヤーがストーリーを紡ぐのを手伝う立場だ。 ストーリーの拡がりが、時にルールやシナリオ、GMという存在によって阻害されると思っているのなら……それはある意味、ルールやシナリオや、GMという概念に重きを置きすぎた……あるいは縛られすぎた話かもしれないな、と思う。 閑話休題。 最近、mixi2の方でもイベント機能を活用して簡単な卓を立てたりもしている。 そこで、非常〜にデリカシーのないプレイヤーに当たって、気を遣いすぎてヘトヘトだ。知的障害をプロフィールで公表している人だったので、まあ、さもありなんと思って「それは失礼にあたりますよ」とか「それはあまりやらない方が良いですよ」と優しーく注意したのだが、せっかくの卓を練習台にされたようで少し憤懣やる方ない。 今回は非常にセンシティブな話題のため、綴じさせていただく。 ここではあえて広い意味として「相手との円滑なコミュニケーションをする能力に欠如している」人を全般として「コミュ障」と大雑把に示している。 その中には共感力や自他境界線の区別が苦手なタイプの知的障害なども含めて、の話だ。だがあえて知的障害と括ってはいない。 コミュ障は何も、知的障害者のみの特性では無いからだ。知的障害者の一部の特性からくるものとして、コミュ障やデリカシーがないといった特徴が出るだけである。 私個人の非常に狭い知見からの結論は「TRPGはあくまで娯楽の場であり、コミュ障の練習台にしてはいけない」だ。 もしもコミュケーション能力に不安があるのなら、一般の人と同じスタート地点に立てないと思った方がいい。少しでいいからマナーを頭に叩き込み、これはやってはいけないというプログラムを自分の中に組み込んで覚えさせてから始めると、序盤から遊び相手を失わずに済む。 コミュ障のままセッションをすると、貴重な遊び相手がどんどんと居なくなっていく。その中には、本来よき親友となるべき人も居ただろうに。 他人と円滑なコミュケーションとゲームができるようになるまで、貴重な出会いを食い潰し続けるのがコミュ障という人達のやっていることである。 ひとつひとつが一期一会のたった一つしかないゲーム体験なのに、そんなトライアンドエラーをするのは少々、はた迷惑に非建設的を兼ねる。 コミュニケーション能力に不安がある知的障害者や精神疾患者がTRPGに関わる場合も同じである。セラピストでもない人達が娯楽として行う、このような場所を始めとしたTRPGは、娯楽であって、治療の場やセラピーの場では無い。 そこに少しでも知的障害や精神疾患を持ち込んでTRPGに足を踏み入れたら、もうそれは相手にとって、そして当人にとって娯楽の場ではないと理解した方がよい。 問題が起こらないにせよ、娯楽の場にハンデを持ち込まれたところで、楽しみのためにTRPGをしに来た人にとっては迷惑でしかない。その時点で周囲の心配と配慮というものは少なからず発生している。 知的障害ならびに精神疾患を公表してTRPGをする行為自体において、一般の人が感じるのは「私に関するどんな迷惑があっても、それはその病気や障害のせいなので、私を責めないでください」という意味に捉えかねない、いざという時の言い訳でしかないのである。むしろ、そういった言い訳以外のなんの理由で、わざわざ他人に避けられかねない自分のハンデを公表しているのか、私には分からない。 私もこれまでいくつか応募形式で参加者を募って開催した卓があり、その半数くらいはありがたいことに、少なくともおおむね成功と言えるものだった。それは、ひとえにメンバーの協力が作ってくれた成功と言うべきだろう。 しかし、一部のセッションには残念ながらメンバーの中にいわゆる「コミュ障」がいて、散々な自己中心的行動と失礼な発言でセッションの空気が冷え込んだことがあった。 そういう人たちはおそらく、他人の事情や感情を慮(おもんぱか)る共感力や想像力に欠けていたのだろうなと思っている。 彼らはTRPGという娯楽の場を、さも練習台のように使い潰していくのである。 他のプレイヤーにとっては一度きりのシナリオ体験を、失礼な発言と自己中心的な態度でもって破壊していく。 そうして、遊ぶ相手を次々と失っていくのである。 コミュ障のままコミュケーションゲームをする前に、人並みの礼儀と良識は身につけるべきというのが、私の考えだ。 どんな人でも迎え入れる間口の広い趣味と言い張るには……TRPGはいささか高難易度だ。
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