千駄ヶ谷 昭次（クトゥルフ神話TRPG用キャラクターシート）

せんだがや しょうじ

警視庁の刑事。

ノンキャリアとしては
最短ルートで巡査部長に昇任したが、
現場ではお世辞にも有能とは言い難い。

学校の勉強はよくできるタイプだったが
本番に弱くキャリア組になれなかった経緯を持つ。

その悔しさをバネに勉強を重ね、
昇任試験にミス無く合格して
最年少で巡査部長になったものの、
現場に出るようになってから周囲の評価は変わった。

度胸は無いくせに面の皮が厚い。
機転が利くわけでも根性があるわけでもない。
捜査で目覚ましい成果を挙げたこともなく、
顔が良いだけの男と公然と悪口を言われている。

もっとも、どこか憎めないところがあり
同僚や上司との関係は良好。
愛すべきお荷物と考えられている。

ただし、拳銃の腕前だけは指折りで、
大会優勝経験もあるほど。
とはいえ、いざという時に絶対に撃てないと
目されており、信用されていない。

独身未婚。
顔は良いしモテるはずだが交際は長続きしない。
仕事に支障が出るからなどと見え透いた嘘を言うが
本当の所はわからない。

こんな調子のまま、もうじき50歳である。
無駄に若々しい。

以下秘匿HOに触れる。

兄の千駄ヶ谷 雄太とは歳が10離れている。
子供の頃の兄弟仲は極めて良く、
兄は彼のことを頭が良いとよく褒めた。

兄に褒められて育ったことが
学生時代の成績の良さに繋がっている。

尊敬する兄が警察官となったことで、
彼の将来の夢も決まった。

自分は頭が良いと信じていた彼は警察官僚を目指し、
別の立場から兄の役に立ちたいと思っていた。

キャリアになれなかった彼の目標は兄と並んで
サポートすることに切り替わった。
そのために一年でも早く刑事になりたかったのだ。
なお、机を並べる夢は結局叶わず終いである。

彼が有能な刑事でなくとも受け入れられているのは
憎めない性格だけでなく、兄の評判の高さにも由来する。
親の七光りならぬ兄の七光りだ。

兄への尊敬の念がコンプレックスへと
決定的に変わったのは
同じ女性に恋をし、兄に敵わなかったことが契機だ。

兄嫁への恋慕はいつまでも失われず、
他の女性と付き合っても満たされることはなかった。

なお、兄嫁が病死し、兄が県警へ異動してからは
兄弟はあまり会っていない。