一匹の死んだヌタウナギ（X連携）さんの日記 「ヌタウナギはキャラの名前を考える」

	一匹の死んだヌタウナギ（X連携）
	2023/02/25 03:53 [web全体で公開]

😶 ヌタウナギはキャラの名前を考える
（▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼）みなさんこんばんは
深夜の事務所で盛大に豚汁をぶちまけた一匹の死んだヌタウナギです

いかがお過ごしでしょうか？
今回は名前のお話です
名前よ名前
やっぱキャラ作る時は名前にもこだわりを見せたいわけですよ
だからと言って
「私の名前はガンマラカントゥスキトデルモガンマルス・ロリカトバイカレンシスだ！みんなよろしくな！」
なんて舌を噛みそうな名前はバンコクの正式名称だけで充分だし、そもそもガンマラカントゥスキトデルモガンマルス・ロリカトバイカレンシスって何の意味だか全くわからない
どうも名前にはちょうどいい長さと、その名前にまつわる意味、または発音してみての語感とかも重要かもしれない

日本だと漢字があるので音と意味を別につけることができるので便利である
だけど剣と魔法のファンタジー世界で
「私の名前は伊集院隼人です！」
って胸を張って言われても漢字の名前は極めて珍妙だし、伊集院は鹿児島あたりの名字だし隼人は薩摩隼人を連想させるので海坊主は鹿児島県民説が濃厚といえるな
っていうか示現流よろしく蜻蛉の構えで叫び声上げて突撃してくる海坊主とか恐ろしくて卒倒しかねないので却下

なので別の方面から考えてみる

そう神話の世界だ
神話の世界ならあれこれ文句を言う輩もいないだろう
ってパッと思いついたのは
アーケツラーヴ(銀の腕)ヌアザだ
ケルト神話での王だね
銀の腕というカッコいい二つ名がまた素晴らしい
調べてみたら正式にはアーケツラーヴではなくアガートラームやアガートラムと言うらしい
読み方はちょいちょい変わったりするのが難点であるな(言語が違うと読み方も変わるし)
ヌアザは戦争で腕を失い、銀色に輝く腕を代わりにつけているというめっちゃ惹かれる設定ではあるがケルトでは片腕の者は王になれないので引退
その後に腕を復活させて王に返り咲くが、腕は復活したので当然銀の腕は不要になっているという
もうそれ銀の腕の話いるぅ？って状態だし、二つ名がカッコ良すぎて惜しいことこの上ない神様
だからなのか銀の腕は所持している剣(光の剣クラウ・ソラスとも言われるしダレンスイフと酷似してるとも言われるし詳しくは知らない)のことだと言う説もあるが、そこまでいったら銀の義手であってほしいよヌアザくん…

同じくケルト神話ではルーラヴァーダ(長き腕のルー)
バロール倒したのが遠距離攻撃だから長き腕と呼ばれたのか？いまいちパッとしない
主役級なのに銀の腕と長い腕じゃ名前負けしてる
そもそも長いのがキャラの特性になっているのは日本だと手長足長コンビとベラボーマンくらいなもんなわけで、ルーには足長もベラボーもないのにドヤ顔で主役やられたら手長の立場がない
だからいっそのこと長い腕のことは忘れて銀の腕つけて無双して欲しい神様No.1である

上記のニ柱を考えると、二つ名というか異名というか、そう言うのがあると映えるかもしれない
二つ名だったら漢字でも良いだろうしね
ほら「レッドドラゴン」と「緋龍」だったら印象かなり変わるしね
え？緋色はスカーレットだろうって？
こまけぇこと言うなよ…

ふーむ
二つ名が漢字…漢字…
そうか！水滸伝があった！！
宗の国、徽宗の治世
国は荒れ、高官は民を蔑ろにし権勢を思いの儘にしていた
そんな時代に封じられし魔星が解き放たれその星々が108人の英傑と生まれ変わってさまざまな困難に立ち向かうのであった！
と言うのが水滸伝っていう小説
そんな盛り上がる展開ながらも108人もキャラがいるからちょい役にしかならない奴がいたり、どうみても英傑というよりはザコキャラですよねってのもいたりするんだが、そこは正子公也と絵巻水滸伝で補完できるのでよしとしよう
今回の問題は名前である

水滸伝のキャラは必ず二つ名を持っている

例えば
「九紋龍　史進」
若くて端正な顔立ちながら武芸十八般を身につけ、全身に九つの龍の彫り物をしているところから誰が呼んだか知らないが九紋龍と呼ばれるようになる
めっちゃかっこいいですやん！！

「黒旋風　李逵」
色黒で並外れた巨体を持つ暴れん坊でその見た目から鉄牛とも言われ、二丁の斧を振り回し戦場を駆け巡り、ついた名前が黒旋風…
いいですやん！！！

ぼかぁ〜こういうのを求めていたのだよ
だけど水滸伝はメジャー中のメジャー
今だってイケメンしか出てこない漫画の水滸伝だってあるんだから！(一零八Fightersと言う題名の香港漫画らしい　心の中でジャニーズ水滸伝と呼んでいる)
ぼかぁ〜もう少し捻ったものがいいのだおぉ〜

馬◯「あるよ」

俺「ほえ？」

◯琴「あるよ」

俺「なんですとぉ！？」

って現れたのが日本が誇る名作家曲亭馬琴(滝沢馬琴)なのだが
曲亭馬琴は有名な「南総里見八犬伝」の他にもいっぱいお話を書いていて
その中に「傾城水滸伝」と言うものがある
傾城は城を傾かせるくらいの美女という意味
傾国なり傾城なり美女は金がかかるものだったらしい
そうこの傾城水滸伝
元々の水滸伝の108人のうち105人が男性で女性が3人しかいなかった
それを全員性別逆転させて、舞台を鎌倉時代の日本にしようぜ！
っていう二次創作飛び越えてもう一次でも良いんじゃないでしょうか？ってくらいまで捻った作品なのであります
怪獣や鉱石や国とかを女体化させるという考えの原点は既に江戸時代に生まれてたってわけよ

そしてもちろん傾城水滸伝に登場する人物も二つ名を持って登場するわけであります
それも馬琴流にしっかりとイジってるわけだ
面白いに決まってる！
よし、これを参考にキャラの名前(特に二つ名)を考えて行くぞ！！

というわけで次回！！
普通に書いてて疲れた！！
寝る！！

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	ぱとたく⇒一匹の死んだヌタウナギ（X連携）
	2023/02/25 12:55 [web全体で公開]

＞ 日記：ヌタウナギはキャラの名前を考える
好きを形にするのは良いですね…私はなんかノリで考えたり、ランダム生成のアプリや表やリプレイ動画などを参考にしたり…いろいろやってます(^_^;)

人の想像力は無限ですし、先人から学ぶという素晴らしい成長もありますし、楽しいですね(　＾∀＾)

良い日記をありがとうございますm(__)mﾍﾟｺﾘ