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2024/06/15 05:17
😶 TRPGで心に残ったセリフ 色々なセッションで色々な楽しい思い出があって、すべてを語りつくすことはできないんですが… 初めて「ダンジョン・ワールド」のGMをしたセッションで、「神格といえるほど強い力を持っていない亜神が、人間の政治家と手を組んで大都市の人々に自分を信仰するよう仕向けた」という展開のストーリーになりました。 亜神は自分を崇める神殿を作らせ、敵対する聖職者を殺戮しましたが、プレイヤーたちに追い詰められ、ついには討ち滅ぼされました。 亜神を仕留めた攻撃が「代償のある成功」だったので、亜神は自分を滅ぼした魔法使いに呪いの刻印を刻みながら絶叫した……という演出になりました。 「消えるのは嫌だ!誰にも顧みられず、崇められることもないまま……!」 するとPCの吟遊詩人が言いました。 「そんなことないのに」 なんか、これがね……この時の言葉がなんか、すごく心に残ってて…… GMの視点からすると、単に悪い奴が陰謀を巡らせているだけなので、悪い奴は惨めに消えてしまえばいい、くらいの気持ちだったんです。 でも、実際に偽りでも信仰のポーズをとらせていた都市を見ていたPCは、どこかで「ひょっとしたらこの亜神を少しくらいは信仰してる人がいたんじゃないか」「何か困ったことや不安があるときに神様にお願いしようと思って、亜神に祈った人はいたんじゃないか」って思うのは自然なわけで…… そんな視点を持っていたこともすごいし、邪悪な敵が討ち滅ぼされたときに、その敵の唯一の救いになりうるような言葉を、最後の最後で自然にぽろっと言える、というのも本当にすごいと思いました。 私はすごくないので、「そう言って亜神は消えました」としか答えられなかったんですが。 TRPGは悪者を倒して終わるだけのゲームじゃないことも多いです。でも、プレイヤーが本当にそういう態度を取れるかっていうのはまた難しい話だなあとも思います。 自分が同じようにできるかどうか、というよりは、「なぜそれが難しいのか」を考えるきっかけになったセッションだったなあと思います。
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2024/06/15 05:17
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