藤城 愁聖(ふじしろ しゅうせい)(クトゥルフ神話7版用キャラクターシート)

すてらが作成したTRPG「クトゥルフ神話7版」用のキャラクターシートです。

藤城 愁聖(ふじしろ しゅうせい)の詳細

キャラクター情報  NPCでの使用は不可
TRPGの種別: クトゥルフ神話7版
藤城 愁聖(ふじしろ しゅうせい)

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キャラクター名: 藤城 愁聖(ふじしろ しゅうせい)
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13 / 13
外部URL: https://iachara.com/sns/1157930/view
メモ:
※1920年代は1円=100銭=1000厘
 当時の1円=現代の約4000円
詳細A:
《プロフィール》
【職業】 精神科医(医学者) 【年齢】 36 【性別】 男
【住所】 仙台
【出身】 加賀(金沢)

【SAN値】 67 / 99 【幸運】 39

【STR】 40 【APP】 70
【CON】 40 【SIZ】 50
【POW】 65 【INT】 70
【DEX】 45 【EDU】 85

【MOV】 7
【ダメージボーナス】 +0 【ビルド】 0

【職業技能ポイント】 340
【個人的な興味の技能ポイント】 140

《戦闘技能》
☐回避      22% ☐投擲      20%

《探索技能》
☐応急手当    30% ☐隠密      20%
☐鍵開け      1% ☐鑑定       5%
☑聞き耳     50% ☑精神分析    61%
☐追跡      10% ☑手さばき    80%
☐登攀      20% ☑図書館     60%
☐目星      30% 

《行動技能》
☐機械修理    10% ☐重機械操作    1%
☐乗馬       5% ☐ナビゲート   10%
☐水泳      20% ☐跳躍      20%
☐電気修理    10% ☐変装       5%

《交渉技能》
☑信用      30% ☐言いくるめ    5%
☐威圧      15% ☑説得      60%
☐母国語     85% ☐魅惑      15%
☑他の言語(英語)  51% 

《知識技能》
☑医学      66% ☐クトゥルフ神話   0%
☐オカルト     5% ☐コンピューター   5%
☐経理       5% ☐考古学      1%
☐自然      10% ☑心理学     70%
☐人類学      1% ☐電子工学     1%
☐法律       5% ☐歴史       5%
☑科学(薬学)  31% 
詳細B:
{武器}
素手 1D3+DB 1回


{装備と所持品}
懐中時計(ネジ巻き式。恩師からもらった。)、万年筆(イギリス・デラルー社のオノト。漱石と同じ。)、手帳(黒い革製。)、睡眠薬(ベロナール(バルビタール)。芥川が自殺に使うやつ。)、カード(トランプ)、単眼鏡


【支出レベル】  【現金】 100

{資産}
仙台に私宅がある。


{バックストーリー}
【容姿の描写】
 中肉中背。左目に単眼鏡をつけている。灰色のスーツを着ている。イメージカラーはグレー。外出時には山高帽を被る。自宅や、あるいは就寝時などは着流し。
【イデオロギー/信念】
 コスモポリタン (※この言葉自体は、戦後に隆盛する)
【重要な人々】
 自らの患者たち
【意味のある場所】

【秘蔵の品】
 恩師からもらった懐中時計
【特徴】

【負傷、傷跡】

【恐怖症、マニア】

【魔導書、呪文、アーティファクト】

【遭遇した超自然の存在】
 食屍鬼(?)


{仲間の探索者}



詳細C:
【キャラクターコンセプト】
 「怪物と戦うとき、自らが怪物とならないように心せよ。汝が深淵を覗く時、深淵もまた汝を見ているのだ。」フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ『善悪の彼岸』より

【キャラクターの特徴】
 大正期の探索者であり、東北帝国大学に籍を置く精神科医・精神医学者。大正期ではかなりの知的エリートであるが、身分や権威、知識をかさに着ることを好まず、学者然とした言葉遣いをするものの、患者ともなるべく対等であろうとする。穏やかな人で、表面上は話し好きで子供好き。
 1887年(明治20年)生まれ。加賀の士族、藤嶋家の分家出身。両親は既に他界しており、他に家族はいない。
 白髪まじりの頭髪と口ひげのせいで老けて見えるが、これはアメリカ留学の際に幼く見られたため、わざとそのままにしている。また、左目の視力がやや低いため単眼鏡をつけている。
 倫理的な問題がない限り、職業には貴賤なしと考えている。カードを使った手品が得意で、時折練習したり、患者に見せたりしている。カードをつかったギャンブルも好きで、アメリカではよく酒場で金を巻き上げていた。イカサマもできるが、やらない。

【精神医学および精神病者についての所感】
 患者のことを気にかけ、とりわけ私宅監置の際に治療もないまま劣悪な環境に置かれることがあるのを憂いており、精神病者は病院に入れて投薬および対話による治療を行うべきだと考えている(ただし、この時代の鎮静剤や睡眠薬は、高い治療効果を持ち得なかった)。行動療法については、病状が軽度の場合は有効だと思っているが、「偏執病」に効果があるのかは疑問視している。なお、定義温泉(じょうぎおんせん:宮城県にある、古くから精神病に効果があるとされてきた湯治場)等については、呉秀三が評価していたこともあり、静養の場としては効果があると考えている。
 重要なこととして、愁聖は本質的に「理解する」ことを望んでいる。精神病者の行動は、一般的な思考によっては理解できず、次に何を行うかも予測が立たない。しかし彼は、そこに一定の(彼らなりの)「合理性」があると感じている。それ故、精神病や精神病者と相対し、分析し、理解し尽くしたいと考えている(子供が好きなのも、大人のような合理や功利では思考や行動が理解しにくいためであり、理解してしまったとき彼は対象への関心を失うのだろう)。

【事件までの来歴】
 官吏を目指し、1899年(明治32年)、12歳で、上京して高等師範学校尋常中学科に入学(※明治26年には石川県に尋常中学校が設置された)。1904年(明治37年)、17歳で第一高等学校三部(医)に進学。この時期に当時隆盛しつつあった精神医学に関心を持ち、その道を進むことに決める。1910年(明治43年)、23歳の時に東京帝国大学医科大学へと進学し、呉秀三のもとで精神医学の勉学に励む。1915年(大正4年)、28歳で卒業、在学期間中に自然人類学者・坪井正五郎の影響を受け、人類学にも関心を持つ。同年、東京帝国大学大学院に進学。1916年(大正5年)に同大学院を修了、巣鴨病院で医員として勤務。さらに同年、29歳で東北帝国大学医科大学の助手に。1917年から3年間の遊学(アメリカ・ボルチモア市のジョーンズ・ホプキンス大学)を行い、第一次世界大戦の終結した翌年である1920年に帰国。アメリカ留学期に、ミスカトニック大学の図書館長ヘンリー・アーミテッジ博士と知遇を得ている。また、同時期のアメリカでは黄色人種への差別的感情、唐突に存在感を増してきた新興国家への警戒心、日比谷焼き討ち事件の際のアメリカ大使館を巻き込んだ暴動に対する反感などから、黄禍論が強まっていた。藤城も同地で根強い差別に出くわした。そのためか、身分や国籍、肌の色による偏見や差別を快く思わない(ただし、彼が「啓蒙的」なのはこの点のみ。男女の性別、同性愛への偏見、民族自立の観念や近代主義など、同時代的な思考枠組みを当たり前に持つ)。また、戦うことそのものは嫌いだが、正義と大義のためなど、必要があるときは戦わねばならないと思っている(つまり、反戦論者・非戦論者ではなく、「亜細亜の解放のため」というお題目こそ信じていないものの、帝国主義を否定はしない……肯定もしないが)。
 帰国後、巣鴨病院(このときは既に松沢に移動していたので、正確には松沢病院)でのさらなる研修を経て、1922年(大正11年)に東北帝国大学医学部の教授に(34歳)。その後精神科医として患者を診療し、大学で講義を行う傍ら、人類学者のまねごとをして各地の遺跡や民話を調査、とりわけ憑物筋の研究を行っていた。しかし、この時期から人格がやや不安定になったという噂が絶えず、特に40代半ば以降は常に何かに怯えていたという。1936年(昭和11年)、九州のとある民話を調査中に突然行方不明になった。

【来歴】
 セッション『異説・狂人日記』(KP:のま さん)において、過去に自身が往診をしていた患者である、妹尾十三からの手紙を受け取った。それに端を発する一連の事件のなかで、年に似合わぬ稚気と妖艶な雰囲気を醸し出す十三の言葉は、物言わぬ流行病のように、静かにゆっくりと愁聖の理性を蝕んでいった。事件の佳境にて妹尾十三は死亡するが、彼は葬儀の場で、十三の兄・文恒より、ひとつの選択を迫られる。「さぁセンセ、弟ノ骨を食べテくだサイ」。異様な雰囲気に押され、愁聖は食べるふりをして骨を袖口に隠した。そして狂気渦巻く焼き場から、逃げるように帰ったのだった。それが現実だったのか、それとも狂気にあてられた愁聖が見た白昼夢だったのか、その地に本当に人の肉を食らう化け物たちがいたのか、全ては闇の中だ。時は1923年8月。関東大震災によりその一帯が壊滅的な被害を受けたのは、僅か数ヶ月後のことであった。なお、男性にもてる顔立ちのようだ。

【事件後の設定……になるかもしれない?】
 クトゥルフ神話の知識の断片を得たことで、日本の各地に存在する民話や神話の伝承もあるいは事実かも知れないと思うようになる(この辺りは、コロポックル=原人説であった坪井正五郎の影響もある)。

【参考文献】(あいうえお順)
牛島定信「森田療法と精神分析の対話:今後の精神療法の方向を探る」『東京慈恵会医科大学雑誌』第120巻2号、2005年、45-58頁。
岡田靖雄「戦前合州国に留学した精神病学者たち(上)(下):松原三郎、斎藤玉男、石田昇ほか」『日本医史学雑誌』第40巻3号、1994年、255-279頁;40巻4号、1994年、413-434頁。
呉秀三・樫田五郞『[現代語訳]精神病者私宅監置の実況』医学書院、2012年。
呉秀三・金川英雄『[現代語訳]わが国における精神病に関する最近の施設』青弓社、2015年。
近藤等、浅野弘毅「仙台(市)における精神医学(精神病院)の濫觴(発祥):呉秀三『我邦ニ於ケル精神病ニ関スル最近ノ施設』(1907)を基に」『仙台市立病院医誌』第24号、2004年、19-23頁。
豊田謙二「精神障害を巡る『精神』に関わる断章:明治期の精神科医・呉秀三の歩みを辿りつつ」『熊本学園大学論集「総合科学」』第22巻1号、2017年、63-82頁。
中根允文『ある精神医学者の一生』長崎新聞社、2017年。
中根允文「長崎における精神科医療の歴史:石田昇の足跡をたどりつつ」『長崎国際大学論叢』第七号、2007年、205-212頁。
中山和彦「ドイツ医学とイギリス医学の対立が生んだ森田療法」『東京慈恵会医科大学雑誌』第122巻6号、2007年、289-294頁。
マクロ:

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精神分析|1d100<=#精神分析 精神分析

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本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

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