巴さんの日記 「ストームブリンガー「悪魔の天秤」第二十三回目」

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巴
日記
2021/10/21 05:52[web全体で公開]
😍 ストームブリンガー「悪魔の天秤」第二十三回目
 ー「やっちまったぞう!」と、サムは言いました。
「さあ、おら玄関のベルを鳴らしちまったあ!えい、ままよ、誰でも来い!」

        J.R.R.トールキン「指輪物語・王の帰還」ー



   ドラクスの手より八神のエッセンスを奪い、混沌の霊薬生産ラインの破壊にも成功した冒険者達。
   モントム混沌の軍勢の弱体化。指揮官ドラクスの権威が下がり 必死に立て直しをはかるであろう機を逃さず、遂にこちらから攻勢に出る。

   
   まず3人は次元を越えたヘルトピアに向かい、エッセンス収集依頼者、世捨て人の様な暮らしをしているパン・タン人の女妖術師ランジャに会いに行った。
   相変わらずカオスなー妖魔だから当然だが ーうああデーモン達に囲まれたランジャ宅にてエッセンスを渡す。
   エッセンスはモントムの他にも、チャラル(ピカレイド国)やメニイ(紫の街の島)にも存在し、もし持ってきてもらえれば報酬を各自払うとの事。

   今回のモントムのエッセンス分の報酬として、先ず金銀財宝はヘルトピアには無いため
   妖術師らしく妖魔を召喚してあてがってくれる件(『うああ』は結構です……) あとは希望者が封印してくれ、と。

次に妖魔は不要というものには……
   ランジャ「あー邪魔な奴とか、気にくわない奴居る?報酬代わりに、あたしがぶち56しにいってやるよ🎵」……こちらもお得…って、オイ!
   さすがはサイコパス民族のパン・タン人。報酬が人殺しひとり無料とは、「ドラゴンボール」の殺し屋 桃白白(タオパイパイ)だね?

   そして結局、ウドルフォとシギュンは妖魔の召喚を。
   リリアは、魔法の目印。つまりランジャの  「ひとごろし券 おひとり(1体)分」を……選んだ。

   リリア「モントムの街の時計塔の妖魔 ー街の人々を無力化し、支配している元凶ーにたいし これを使います!」 
    

   ヘルトピアから帰還し、次は東の遊牧民ヨマイ族を訪問する一行。

   カルシャ族長「何、モントム解放のため我らが騎馬部隊の力が欲しいと?我らは野戦では負け知らずだが、攻城戦は不得手だぜ。」
   ウドルフォ「陽動だけですよ。我らが地下から潜入して内部から城門を開けます。あなた方は外から敵を挑発し続けて欲しいのです。
「時計塔の妖魔を倒せば、住民も蜂起する可能性ありますし」
   カルシャ「ふむ、それならば敢えて虎穴に入る価値があるな🎵」

   ヨマイ族精鋭の助力を得て、モントム解放の作戦開始。
   城門前に騎馬民族が布陣して挑発。 その間に内部のビミルナ達の協力も得て街に侵入。

   時計塔に向かう3人。 城内の兵士は外部に気を取られ順調に進むが、2名の精鋭守備兵が彼らを阻む。
   堅牢な守備に時間をとられるも何とか始末に成功。奥に進む。

   奥の地下にいく階段。塔の上に向かう階段。
ウドルフォが杖の妖魔の魔力を使い、主の上位妖魔が待つ塔の最上階へ向かう。

   時計塔の妖魔が控える部屋。
   中の様子を確認し、間違いなく倒す目標だと認めた3人は部屋に躍り込む!

   上位妖魔「ほお、君たちは(頭の中をいじって)良い兵士になりそうだ」
   シギュン「冗談はよし子さん🎵」
   リリア「あなたの悪行、ここでおわりです!」
ーランジャからもらった目印をここで破る! ー

   彼らの前の空間が歪に揺らめき、一人の禍々しい完全鎧のいくさ槌構えた人物が妖魔と対峙する。
   鎧の戦士「………………(コーホ~コーホ~)!」
   ウドルフォ「なんという妖気。凄まじい威圧感。ランジャさんが送って来た刺客妖魔の恐ろしさよ‼️」味方でありながら冷や汗覚えるウド。
   鎧の戦士「こいつだね?こいつをぶち56せばいいのか?(兜の中から ランジャの声)」
   ウドルフォ「……って本人自らが武装して来たんかーい!?」

  意外と勤勉お茶目なランジャさんと、ずっこけツッコミ入れるウドルフォ君。……良いコンビになれるかもね?⇐なんのだ?

  茶番はさておき。
  鋭い鉤爪とリーチ長い腕持つ妖魔に3人も果敢に攻撃。
  予想以上に固い装甲に驚くも、彼が攻撃する前にガンガン打撃を喰らわす。

  そして……こちらの予想に反して、攻撃しかけて来ない妖魔。3人のみがひたすら攻撃するのみである。
  脂汗を浮かべ、ひたすらやられっぱなしの敵。
  口許に不穏な笑み浮かべるランジャ。

   ウドルフォ「そうか!ランジャさんの魔術で敵は反撃も行動も封じられているのか❗️……卑怯かもしれないが、モントムの民の為早く討ち取らないと‼️」

   長い戦いの末、一方的に勝利をつかんだ冒険者達。 上位妖魔は無念さに呻きながら地獄(リンボ)に墜ちた。

   シギュン「やったぜ」
   ウドルフォ「やっと!」
   リリア「早く地下に連れていかれた人達を助けに行きましょう」


   3人は、階段を駆け降り地下室へ。

   おそらく、連行されて行った街の名士達はこの扉の向こうに。

   新たなる危険に備え、扉の前で身構える冒険者達であった‼️

   次回二十四回目へ続く!

   さぁて、運命の天秤はどちらに傾くかな?
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