巴さんの日記 「ストームブリンガー「悪魔の天秤」第二十七回目」

巴
日記

2021/11/13 11:16

[web全体で公開]
😆 ストームブリンガー「悪魔の天秤」第二十七回目
ー船方はおどる   船方はうたう
なんでも出来るぜ   船方さんは
   船方はおどる   おどる   おどる

                               <アメリカ民謡> ー


   前回の船旅で、東に狼妖魔の拠点(城塞都市ワーゴ)が確認出来た。
   他の妖魔や混沌の生き物を食らい、全体で強化していく謎の狼妖魔ども。
   そして彼らに襲われたあと消息不明の混沌の軍団指揮官ドラクスの行方は?
   また、崩壊した新王国に他の人類は生き残っているのか?


   ヒンタラムに無事に戻り、しばらく休養していた3人。
   再度の船出に備え、積み荷の準備や情報収集に力を入れ出す。
   次元を超えてヘルトピアにも向かい、彼らに残りのエッセンス回収を依頼した、妖術師ランジャにも会う。 彼女は役に立てば、と うおお妖魔の召喚の書を授けてくれる(以前、冒険者が入手した狼妖魔の召喚の書の代わりに)

   会談中、シギュンはこの世界に良質の砂鉄があることを知る。 ヒンタラムの為に うおお妖魔達に採掘の手伝いを依頼 交渉するが……
   うおお達「金や謝礼?要らん。その代わり お前が連れているイモムシ(パチャ)をよこせ。俺たちの遊び相手にする」
   シギュン「いや、人夫は他のあて探すよ(パチャはもちろん、かわいい騎乗イモムシらを妖魔の慰み物に出来るわけなかろう‼️)」

   ヘルトピアから帰還し、北の岬の船着き場に停泊している帆船へ。 

   帆船の倉庫に食糧水・資材以外に、ヒンタラムより交易品を積み込む。メニイで物々交換する為だ。

   大戦後にて各国の機能や物流は壊滅。ヒンタラムの我らの様に局地で細々と生産しているだろう!…ならば、食糧関係が堅いかな?と穀物やイモムシ、陸生エビ肉などを各自が購入し積み込む。

   もしかしたら、メニイで掘り出し物に当たるかもしれない……交易所がまだあれば……の話だが、とにかく一行はさらに万全に準備を整え、港町メニイへ向かう。


   アルギミリア王都カドサンドリアから、紫の街の島 陽気なメニイまで順調に海路を行けば約3日(ストームブリンガー ルールブック 19頁より) 今度こそはしっかり頼むぜ!と にわか航海士デアブに発破をかけるシギュン。

   順調に2日ほど航海は進むが、紫の街の島がまだ見えぬ辺り、3日目から暴風雨につかまった!
   横風と荒波に揉まれて、船内外でもみくちゃにされる一同。

   ウドルフォ「なんという大嵐だ‼️   まさか、混沌の潮流か?」
   デアブ「旦那、安心してくれ! ただの自然の嵐だ❗️   心配してくれ、このままだと船がバラバラになって沈没は必至だ‼️」
   シギュン「みんな、綱(ロープ)を身体に巻いて船体と繋げろ‼️」
   リリア(嵐に怯えるミックを懐に入れながら)「西の方の雲がやや薄いみたいですよ❗️やり過ごしましょう」

   進むも戻るも地獄。船は、やや陽光が見える西へ舵を取る。 そして薄暗い中、陸が見えた。
   陸……島のようだ❗️ しかも船1隻悠々と入り込める洞窟がぽっかり口を開けている。
   やや出来すぎかと不安があるものの、今の嵐を避けるため洞窟内に入る帆船。

   ドーム状になった洞窟内部には、明らかに人工物と思われる はしけ や 通路や島の外への出口がこしらえてあった。 海軍の秘密拠点なのは間違いないようだ。

   ウドルフォ「紫の街の島の海軍の拠点だが、大戦のかなり前から使われておらぬようだ」
   シギュン「でっけー洞穴だな~🎵……イムルイル港の迷宮水路みたいだ!…行ったこと無いが……」
(行ったこと無いシギュン君、本当にメルニボネ首都の<迷水路>見たら何十万倍以上もの規模に腰を抜かすと思う『メルニボネの皇子』参照)

   のんきな会話を交わす2人とは別に、デアブ達は嬉々として船の点検と修理を始める!
   リリア①「あ、あたしも手伝います」
   デアブ「ありがとー、俺たちゃ港湾労働者よ。船乗りの真似事より、荷積みや船大工の方が本業よ🎵」
   リリア②「ヘェ、船の修理とか教えて欲しいです」
   デアブ「良く見ておきな🎵授業料と言いたいが、今回は特別ロハだ‼️儲けたな、お嬢!」
   リリア③「なるほど、こーゆう恩の売り方で交渉も優位に働きますね🎵(メモを書き書き)」

   のんきな会話を交わす二人(2回言いました)に、沈没の不安から解放された安心からか こまねずみ の如くくるくると働きはじめるリリア。

   やがて、船倉で浸水箇所の捜索や 厩舎にいる騎獣達の世話など終えた二人はついでに人数分の食料を持ち甲板に上がってきた。

   シギュン「そろそろ、休憩と飯にしよう♪」
   リリア④「そうですね!今から料理しますから、しばらく待ってくださいね🎵」
   ウドルフォ「ありがたい🎵……じゃあ、私は竈に火をおこし………?ッてか、リリアはいったい『何人』居るんだ⁉️」
   シギ「………………知らん💧┐(’~‘;)┌」

 
   甲板の上でみんな仲良く車座になって お食事タイム。
   外は大嵐が吹き荒れているが、洞窟内の港では影響がなく、安堵の中 灯火に照らされた全員の顔に笑みが浮かぶ。

 
   だが、突如 洞窟の天井から4体の巨大な黒い影が落ちてきて、一同の輪の中に乱入してくる!

   現れたのは、子牛ぐらいの大きさの雑食性のバッタ。
   いきなり、2匹が一同の食事に食らいつき 残りは人間に噛みついてくる。

 
   恐れを知らないバッタどもだが、食べ物の怨みはさらに恐ろしく! デアブ達を逃がすと三人は、四匹に猛烈に反撃!!

   意外と危険なバッタだったが、冒険者達は深刻な深傷を負う事はなく、首尾良く四匹を始末した。

   シギュン「……ごはん!…😢」
   リリア「また、つくりますから🎵」


   無人の港と島と思いきや、危険な食人昆虫が存在した!  冒険者達は無事に船出出来るか。

   さぁて、次回も生き残れるかな?


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