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😲 COC感想「先生_後編」2024/12/26 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)「先生」の続きです。 前回は、2日目公園の探索を終え 愛那の家に招待されたところからです。 前回同様に愛那はお茶の準備をします。 私も同様に部屋を物色します。 今回はしっかり物色できました。 まずは机。 「伽藍洞の独白」という本があります。 著者は愛那千歳。 どうやらこの本は「怪物の分析」という本の下巻らしく 近くにそれらしきものは、なし。 内容は正気と狂気について。 以前も似たようなものがありましたが こちらは嫌な予感がしますね。 理由? 百の貌とか無貌とか書いてますから... いくら私が疎いといっても流石にわかります。 それ以外にもこの本、 これからの行動方針になりうるものですし 現在のPCの状態を表す情報でもあります。 目星成功してよかったね。 その他には本棚に「197」と書かれた紙切れ そして、私の顔を反射しているテレビ。 テレビを見ていると私の顔が幾人もの顔に変わる。 もしかすると、もしかしなくても 私の探索者たちが写し出されていたんでしょう。 あっせんぶる。 そんなこんなでSANを減らしていると 愛那が戻ってきました。 お茶をしばきながら、話をします。 「怪物の分析」おいてない? 下巻しかないんだけど? と漫画喫茶にきたかのような、くつろぎぶり。 教え子の家だよ?平然と私物を漁るんじゃあない! 上巻は売ってしまったらしく、ないっぽい。 愛那さん、TRPGのシナリオを作成しているらしく それの参考になりそうなのが下巻だったとか。 この時の私はほーん。せやったかと納得しましたが 著者のツッコミとか入れたかったですね。 TRPGだとかYoutubeで配信されているだとか TRPG内でTRPGの話題がバンバン出てきたので めちゃくちゃ棒読みでシラを切ってました。 アールピージーナラーシッテルケドー、シラナイナー PCは知らないだろうなと思ってこうしましたが 知っていても面白かったかもね。 ひとしきり話終えると愛那が口を開きます。 私の家に来たいと言いました。 なんでも一人で居たくないとか。 これは完全にラインを越えようとしてます。 一社会人としてはもちろんNGですが、 よくよく考えてみれば 社会的なデッドラインを既に反復横跳びしてるので まあいいか...おいで!と言うことで連れ帰ります。 冗談目かしてますがこれはあくまでPC側の考えで PLは正気と狂気の情報から 正気から逸脱した行動を取ろうと考えていました。 正気度、減らさないとな? 連れ帰ったは良いものの部屋は真っ暗。 既に準備済みとかそういうのではないです。 電気が止められていました。 水道なんかも止まってます。 さらにはごみ袋が散らばっており、 インクが倒れて溢れていたりと汚いです。 そんな中、部屋に落ちていた写真を見つけます。 恐らく、PCの昔の写真です。 しかし、写っている人の顔は黒く塗られており 判別することができません。 愛那がそれを見て、 物語の登場人物について話を始めます。 突然身一つで物語に投げ出され、 まったく知らない記憶と共に生きる。 それは、怖いことなんでしょうかと。 このときの私の回答が 両親から生まれて、 その時家族という繋がりが出きるから それがないと恐ろしいね?と回答しました。 ...が。 多分そういうことじゃないんでしょう。 登場人物が知らずに生きていけば恐怖なんてないです。 ただ、自分が作られた存在だったとしたら 何を思って、何をすべきかを問いかけられてます。 故にこの質問はPCだけではなくPL宛でもあります。 個人的な所感ではPL側で答える方が面白いなと。 この質問本当に色んな捉え方ができます。 私も色々考えましたが、 此方を揺さぶってるような 責められているような感じを覚えました。 私が作ったキャラは何を思ってるんだろうね? 勝手に生み出しておいて勝手にRPして、 その上で今は、正気まで取り上げようとする。 本当にそれで良いんですか?? と、この物語で生きる選択肢を奪い、 本当に狂気に気づかせてしまって良いのかと 選択を迫られているイメージです。 残念ながらこの時はここまで考えれなかったですが 第四の壁を的確に曖昧にしてくる感じは 本当に凄いですよね。 この後は就寝するのですが... 愛那がベットインしてきます。 それも、一糸まとわぬ姿で... そして、愛那から一言。 「先生は正気でいたいですか」と。 答えはNO。 「正気を失うのも悪くない」と回答。 これだけ聞くとただのエロ教師だな?? ヤりたいだけでは???? ___嫌いじゃない。 今夜も夢を見る。 カリカリと紙を引っ掻く音。 私の手元で響き渡る。 【先生、物語の結びは決まりましたか?】 翌朝。 いつも通り7時に目が覚める。 しかし、明らかに何かが変わりました。 KPの描写がなくなります。 と言うと語弊がありますが、 語り手が愛那になります。 このシステム、凄いですよね。 KPと言う絶対の存在が無くなり、 ゲームの管理者を失うということですから 遊びは終わりってことです。 正気度を保ちながら狂気に陥らないよう 生還を目指すCOCというゲームが終了。 ここから先は正気度を減らし狂気へ向かう まったく別のゲームがスタート。 ゲーム性の切り替わりと タイムリミットを知らせる方法として斬新で さらにはKPが描写しなくても伝わるヤバさ。 説明なしで意味合いを伝えることは 本当に難しいんです。 これができるなら、そら神ゲーになりますよ。 もちろんこの時の私はしっかり焦りまくってます。 正直考察とかぶっ飛びましたね。 歴代TRPGをやってきて、一番焦ったかも。 ...あっ。最終日だこれ。 決断を悩む暇はない!! 正気度を...減らせええええええ!!! ということでいつも通り準備をするんですが... まずは、服を着ます。 ...残念既に着ています。 ん?おかしいな? パンツの中を見ます...ってやってる場合じゃねぇ! 急いで朝の準備をします。 洗面所に行くも、洗面台に行くも水はでない。 愛那がタオルを用意してくれました。 キッチンでは骨が残ったベーコン、 ドロドロしている気持ち悪い物を 愛那が料理してくれます。 リビングではゴミが放置されており液状化。 そんな中例のキモいベーコンを挟んだ サンドイッチを食べることに。 電気もないのでテレビはつかず出勤することに。 狂気がドシドシ応募してくる。 これでSANチェック無いのヤバいね。 ちなみに私の残り正気度は”18”。 削りきるには少し多いですね。 18を多いって..PLもしっかり狂気に侵されてますね! 気を取り直して出勤。 教室に行くも誰もいない。 そういえば生徒の名前も知らないし顔も知らない... SANチェック : 失敗 ”18”→”12” よくやった! 次いで職員室。 こちらも誰もおらず。 そういえば先生は最初から私だけだったな... SANチェック : クリティカル! ”12”→”10” よくもやったな... 次いで公園。 例の立ち入り禁止の場所へ向かうことに。 目論み通り例の神話生物がいます。 SANチェック : ファンブル! ”10”→”-9” そのまま、湖の中へ引きずり込まれる... 目が覚めると普通の日常。 顔を洗いに洗面所へ。 洗面台、もとい愛那が手を広げている。 朝食を作りにキッチンへ。 ベーコン、もとい愛那で朝食を作る。 朝食を食べにリビングへ。 テレビ、もとい愛那がニュースを流している。 用を足しにトイレへ。 トイレ、もとい愛那が目の前にある。 いざ、出勤。 ここから先はルート分岐。 どこに行くかでENDが変わる。 三桁の数値がどうとか、情報がどうとか まるで見当違いなことをいってますが 現在は深夜の2時です。許してください。 それはそうと、正直悩みましたね。 ただ、予想がつけられない以上 ここはもうシナリオで一番重要な場所に行こう。 トレーラーにもありますから。 あの子が保健室で待っていると。 ということで、私は、「保健室」を選択。 ___エンディングへ移ります。 「先生、先生、先生、お薬の時間ですよ」 私はペンを走らせる。 ペンを止めない様子から苦笑いで 「キリが良いところで教えてください」と一言。 その看護師の名札には「愛那 千歳」と書かれている。 少しの時間がたち、 ペンが止まったのを見た愛那が近付き、微笑む。 【先生、物語の結びは決まりましたか?】 手元の原稿には「先生」とタイトルが書かれていた。 ということで!探索者生還!お疲れさまでした! 凄い!最後の終わりかた、震えました。 正直感動したまでありますね。 カリカリという音や見覚えのある字。 愛那が最初に白衣を着ていた理由等! まだまだ一杯回収した伏線はありますが 全部話してると終わらないのでね!! ちなみに実は先出しで書いていたのですが 私のENDが個人的に一番好きです。 2日目の夢で語り手が愛那になる切り替わりの瞬間 私が一番印象に残ったシーンの一言。 【先生、物語の結びは決まりましたか?】 これで物語を閉めれたのが完璧すぎる!! 此方も勿論二重の意味でして、 COC「先生」をプレイしているPLへの問いかけ。 原稿「先生」を書いているPCへの問いかけ。 この言葉、めちゃくちゃ好きですね! 後はルートによって回収される伏線が 違うっていうのもいいですよね! そしてそれを明確に記載しないってのが粋ですね! この要素はこのルートだ!とか これはPCじゃなくてPL宛のものだ!とか 人それぞれで別の考察をして解釈する。 TRPGの醍醐味である自由という要素を シナリオ側でも用意するのが...やはり粋ですね! 人を選ぶのは間違いありませんが 地雷がない人は是非回ってほしいですね...! というわけで総括! 卓納めは大成功!! 短時間シナリオを甘く見てはいけません!! 超!!最高でした!!! 以上!!!!
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