🤔 世界に一つだけの花、とか(雑記&長文) SMAPの代表曲として知られる『世界に一つだけの花』。知っておられるでしょうか? もしかすると若い世代の方はご存じないかもしれません。 SMAPが解散してはや数年。キムタクがイケメンの代名詞として扱われていたのもいまはむかし(「オレ、渋井丸卓夫。略してシブタク!」byデスノート) 聞いたことが無ければ一度どうぞ。 エンターテイメントでありながら卒業式に使われることもある良曲です。 さて、この曲を作詞作曲したのは覚せい剤取締法違反で逮捕され、活動を自粛していたころの槇原敬之氏でした。 子供心に覚えています。 当時SMAPが歌っている曲を聞いて、そのときは作詞作曲が表示されていなかったのにも関わらず一発で「マッキーの曲だ!」と母が言い当てたのを。 ファンってすごいですね。 彼が逮捕されたとき、その覚醒剤のルートとして彼の恋人を経由したこと、そしてその恋人が男性であったことが報じられました。 そのことを念頭に置いて槇原敬之のラブソングを聞きなおすと、歌詞に恋愛対象を指す言葉として『彼女』という単語が用いられているケースが少ないことに気づきます。 おもに『きみ』や『あのこ』で表現されているのです。 何時も雨の日に会って、「ちょっと見たら普通の恋人同士だね」 ーそれは男同士の相合傘だったから 誰も許してくれなくて、南極まで一緒に逃げようかと泣いた ーそれは同性の恋人だったから 「好きな人はいるの?」なんて、キミだなんて言えやしない ーきっと彼は異性が好きだろうから いままで知っているつもりだった歌詞が思いもよらぬ意味合いを帯びてきます。 創作物というのはそれ単体で楽しめます。 作者のひととなりをしってがっかりすることもあります。 しかし、作者のことを詳しく知ることによって、より深く作品を理解することもあるのでしょう。 TRPGもきっと同じだと自分は思います。 GMがいてシナリオがあって。PLがいてPCがいる。 それらは単独で卓として成立します。 でも、漫然とお客様のような態度で消耗品扱いするのはもったいないです。 もっとGMの、もっとPLの、ひととなりを観察すれば きっとシナリオとそれに参加するPCの色合いはより鮮やかになるでしょうから。
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