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🤔 正解はひとつ!じゃない!! (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)「何がTRPGかは、楽しめればOK!」という素敵な日記を見かけました。 私がTRPGとは何か?と考え始めたきっかけは多分複数あって ・CoCのことだけ(特に6版同人エモシのみを指す場合も多い)を指して「TRPG」と呼ぶ人が増えたな…と感じたから ・マーダーミステリーがTRPGの一種として扱われているっぽいのを頻繁に見かけるようになったから ・惨劇rooperにTRPGみを感じたから ・捏造ミステリーTRPG赤と黒にボドゲみを感じたから などの複合的理由だと思います。 個人的にマーダーミステリーと惨劇rooperは TRPGではないと感じています。 最近の様々な方の日記などを読んだりコメントをする中で、どうやら私はTRPGの必要条件を「テーブルでできること」「ルールがあること」「TRPGを自称していること」だと感じているようだということに気づきました。 で、この感覚は最初の素敵な提案「楽しめればOK!」にぶつかります。 私は「テーブルでできて・ルールがあって・TRPGを自称して」いれば「楽しめなくても」TRPGだと感じているから。 こんなのただの言葉遊びですが、まあちょっとここまで読んでしまった人は遊びに付き合ってみてください。 先ほど「青灰のスカウト」を購入した方の「これは自分と他人を嫌な気分にさせるためのTRPG」というアイロニーに富んだ素敵な日記を拝見しました。私も青灰のスカウトだーいすき。 青灰のスカウトは第二次世界大戦中に戦場となったポーランドの首都で、少年兵が肉体的・精神的な死に突き進んでいく姿を描くTRPGです。 もちろん悲劇は人気の演目ではありますが、万人が楽しめるものではありません。 そして何より、これは本当に楽しむことを目的に作られたTRPGなのでしょうか? このTRPGは、原爆を超える数の死者の痕跡をもとに作られています。そしてその死は常に自己陶酔や自滅をはらんで描かれることでしょう。 このTRPGは楽しむこともできるが、大人が守りきれなかった子どもがどんなふうに死んでいったかを知るものでもあり、それを意図してもいると考えられます。 TRPGとはなんでしょう? それは面白いゲームです。それはCoCみたいに、 GMがいて、シナリオがあって、ダイスを振ることで判定があるものです。 そこから外れたものは、いわばTRPGの亜種であって本当のTRPGであるとは呼べません。 しかしながら、マーダーミステリーなどはTRPGの仲間として扱うことは決しておかしくありません。 これは多分「正しい」です。言葉の意味は辞書で定義されて決まるのではありません。コミュニティで共通の意味を持ったとき、辞書に掲載されることがあるだけです。 TRPGとは何でしょう? それはまだ生まれて50年ほどの新しい概念です。ボードゲームの一形態としてアメリカで生まれてきて、様々な要素を受け入れながら範囲を拡張してきた概念です。 それはCoCとは全く違う、GMやシナリオやダイスや判定がなく、なんならプレイが苦しみや悲しみに満ちたものもすべて含まれるでしょう。 これもまた「正しい」でしょう。おそらくこちらの方が起源的・語源的には正統なのではないでしょうか。 それではここで一曲聴いていただきましょう。 畑亜貴作詞、山口朗彦作曲、ミルキィホームズで『正解はひとつ!じゃない!!』 じゃん!
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