くっきーさんの日記 「【雑談】TRPGとスペースオペラ」

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くっきー
くっきー日記
2017/08/29 13:19[web全体で公開]
😶 【雑談】TRPGとスペースオペラ
先に断っておくとスペースオペラは個人的にとても好きなジャンルである。

スペースオペラは時代の変化につれて意味が変質してきた、珍しい言葉でもある。
ウィキペディアによると「西部劇のガンマンを兵士に、馬を宇宙船に、拳銃を光線銃に、山賊を宇宙海賊に置き換えただけ」の…陳腐な物語の事を指していた蔑称らしい。
そりゃそうだ。外面を変えたところでシナリオは既存の騎士物語や西部劇と同じならば、新作だなんだと言った所で読者・視聴者の心はまーったく動かない。小手先の技に頼る三流作品扱いされるのも納得がいく。

1980年代、名高いスターウォーズを始め「宇宙を舞台とした冒険活劇」がスペースオペラと呼ばれるようになったそうな。これもウィキペディアから引用するならば”「カラフルで劇的で壮大なSF冒険活劇であり、適切で時に美しい文体であり、優しく勇ましい主人公とアクションが中心で、比較的遠い未来と宇宙や異世界を舞台とし、独特な楽観的トーンで描かれる。戦争、海賊行為、軍隊、極めて壮大なアクションなどを扱うことが多い。」”…という事らしい。

つまり近年のスペースオペラはサイエンス・ファンタジーと同じであるという事だった。(SF『サイエンス・フィクション』と何が違うの?って言われると大差ないらしい。作者がSFって言えばSFだし、近未来的ファンタジーって言えば、サイエンス・ファンタジーだよっ)。私が好きなのもこっち(サイエンス・ファンタジーとしての)スペースオペラである。

TRPGに話を戻そう。ここで日記を見ていたらスペースオペラTRPGなるタイトルの作品を紹介していた。私に尻尾が生えていたならばぴょこぴょこ揺れていたに違いない。そうして紹介を読んでいくうちに尻尾はへにゃんと垂れ下がることになる。

私はサイエンス・ファンタジーとしての…”カラフルで劇的で壮大な”、”適切で時に美しい文体であり”、”独特な楽観的トーンで描かれる”スペースオペラが好きなのである。悲しい事にこれらはTRPGのシステムに依存しない。GMが豊かな表現でストーリーを展開してくれた時に初めて発揮されるものなのではないか?と。

GMやKPをしてくれている人の大多数はプロのシナリオライターではない。ましてや卓を立ててくれるだけで感謝!な状況で豊かな表現を望むのはどれだけ高望みな事か容易に推察できる。

スペースオペラは個人的にとても好きなジャンルである。叙述的でとても美しいから好きなのである。好きである故に陳腐な物語を持ってしてスペースオペラと題された日には「違うのー!これじゃないのー!」と叫んでしまうであろう。(例えば外国の方がおにぎりを手に「スシ!」と言えば「違うのー!」になるような感覚と言えば分かってもらえるだろうか…?)

だがそんな事で叫んでいるのはうるさいし、GMにあれこれ押し付けるのもお門違いだ。よって紹介していたタイトルからブラウザバック。尻尾を丸めてゴロゴロしている今日この頃である。
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レスポンス

天号
天号くっきー
2017/08/29 14:09[web全体で公開]
> 日記:【雑談】TRPGとスペースオペラ
はじめまして。尻尾をへにゃんとさせてしまったのはもしかして私でしょうか。(多分違うと思いますが)
日本のTRPGシーンでは極めて狭い分野のスペースオペラでも、音楽性の違いならぬ、スペースオペラ性の違いはありますよね。
それに、なんとなく共通っぽい認識を持てるファンタジーと比べると、共通認識を持ちにくい分野といえます。

ちょっと脱線しますが、宇宙開発をテーマにした「MAGIUSロケットガールRPG」では、宇宙から見た地球の風景が経験につながるという要素があるのですが、宇宙から地球を眺めて感動したり、思うところがあるという感覚を、どうやってプレイヤーの方に共有してもらうか、というのは物凄く悩んでいます。ある意味宇宙開発マニア同士でないとやれないゲームなのかな…?と思ったりします。

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