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🤔 夢:蒸気列車の襲来 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)友人二人との他愛のない会話。 そのうちの一人が席を立つ。 友人未満知人以上の友人と取り留めのない会話を続ける。 会話が上手い事当たらない。 さすがに苦しくなってくるので大幅にやり口を変えた対話に変えると、 予想より相手が食いついてきて場が保ち始める。 そうするうちに友人も帰ってきてまた会話の輪を循環させる。 蜃気楼の様な幻影を見ている。 急に学校中が五月蠅くなってきた。 誰かが窓の外で何かがあったことを指し示しながら話している。 半信半疑の顔色で全員で窓の外を見に行く。 窓の外では 暗雲立ち込め雨嵐が今にも来そうな色合いの空世界が見て取れる。 校舎からは大勢の生徒らが外を騒々しく眺めガヤガヤしい。 何かから逃げる者の姿が映る。 そしてその後、それを追うかの様な急激な大雨も続く様に振り出す。 さらにそれに続き先生等が雨を鞄やらで防ぎながら走り出すのも見て取れる。 誰の顔も場所にも見覚えはなかった。 ただ自分の立ち位置だけは分かるのだ。 自分のパーソナリティを取り戻しつつあった。 だがまだ夢の役割にも未だ囚われていた。 どうしたものかと窓から身を引き自身の席へと戻ろうかとする。 刹那、頭上からとてつもない轟音が響き渡る。 天井が揺れ動きひび割れそうなほどの音に誰もが言葉が無く震え戸惑いを見せる。 視界を震わせながら何が“来た”のかを推測しようと見つめ視る。 その轟音の響き渡り方はまるで蒸気列車のそれであることに気づいて再び外を視る。 校舎の全長とほぼ大差ないほどの巨大な列車が校舎の上を奔っていた。 驚愕が止まらないという他になかった。 その異常性が、列車が校舎の頭上ピッタリに停車してまるでこれは現実ではないかの様に捉えられる。 一拍置いて、誰かがアレが何か見て居ようと言いながら窓辺で注視していた。 友人らとどうしたものかと話を振ろうと振り返ろうとする。 だが、ガタンそんな音が聞こえそうな重々しい列車の扉が開くのが見えた、 列車というよりはトレーラの様に開くそれから出てきたのは、 何とも言えない異質な雰囲気を持つ外観の列者と形容すべき様な集団の姿。 あれらはライフル銃を携え、ガスマスクの様な物を付けた者達だ。 それが今にも校舎へ横づけして降りて来ようとしている。 正常性バイアスに掛かった様な一部だけがまだ窓辺でそれらを見て居た。 これはヤバいと流石に大多数が逃げることを話始める。 そんな悠長な事を言ってる場合かと思いながら、自分は自分の装備を手に取り手早く装備し始める。 友人の一人が様子を見に行くと教室を出ていき、 もう一人も俺も逃げるよと何も準備せずに逃げていくのを、 横目に聞いて何も返答を返さないことで見送った。装甲具の装着で忙しかった。 友人であっても彼らは親友ではない。そんな想いもあったのか彼らを優先してる悠長さが自分にはなかった。 刻一刻と迫る、 その脅威を身に感じながらも何の準備もせずに飛び出す無策さをとれるほどの勇敢さを持ち合わせられなかった。 そして自分の銃剣付き短銃を手に取った瞬間、それは始まった。 蒸気列車の軍列者達が校舎への侵群を開始したのだ。 さすがの自分でもこれ以上は無理だと感じ、バックパックの点検などもせずに担いで教室を飛び出した。 他の面々も大方同じで、ただ何も準備しない者の大半の中を一人重装備で逃げた。 無機質な蒼い廊下を走る自分の後ろから叫びと銃声を聞いた気がした。 振り返る余裕なく走り続け校舎端の階段近くまで辿り着き掛けるが、 すぐ傍の教室で侵入と破壊の騒がしさを感じ聞く。 さすがに追いつかれるという焦燥感に駆られ、鼓動が息苦しさで溢れ出す。 そうしてスタミナが尽きかけた時に偶々逃げ合わせた集団の背後を居合わせ見る。 後ろ姿で彼らの姿を見ながら少しずつ走り近づくが彼らも走り逃げている為、こちらには気づいていない。 このまま彼らの後ろを走り付くのは何だか危うい気がしてくる。 何よりも惨劇がすぐ隣にある、そうだ嗅ぎ付かれる奴らに、 だから離れなければ集団は集団を呼ぶ。目路かにトイレを見つける。 あと少しで階段に行けるだろうがもう精神的にも体力が持たず一瞬の迷いに絶望が過ぎる。 その時、目の前にいた女性徒の一人が急にお腹がどうのと言ってトイレへ急に進路を変えて逃げ込む。 その意図に気づいたのかもう一人も遅れてそれに付き添い入る。 それを見た自分にも意図は理解出来た。恐怖が逃げ続ける事よりも逃げ隠れる事を選んだ。 そして何より先に走り去る集団を囮に出来るかもしれないそんな淡い期待。 逃走集団のほとんどはトイレへはぐれた女性徒にも気が付かない様子で走り去っていく。 それを尻目にようやっと追いついて女子トイレに走り込むと、さきほどの二人がそれぞれ別々の個室へ入る瞬間であった。 自分もその二人よりも奥の一室へ隠れ潜んだ。 はぁはぁという息の上がりさえも必死に無くそうと息を如何にかして潜める。 外から聞こえる悲鳴の連鎖が少しずつ遠ざかり消えて少なくなって行くのを聞きながら、 思考を纏め、どうこれから逃げ延びるのか考え出すが、それより早くこちらへ近付く足音も聞き捉える。 隠れたのはやはり間違いで走り抜けるべきだったかという様な考えが、 まだ隠れ通せるという様な甘い考えの願いが攻めぐがすぐにそれも無くなる。 明らかに此処へ来た“それが”何をしようとしているかなど足音越しにでも分かるからだ。 此処から逃げるにはどうするかという思考を過ぎらせ以前はスタミナ切れで逃げ遅れた経験を思い起こした。 薄っすら理解はしていた、さすがに重装備が過ぎると装備を外す、 出来る限りしかし自分自身では五月蠅過ぎる様に感じるほどの音を立てつつバックパックが最後に降ろされる。 その時、銃声が響いた気がした、女性徒が駆け込んだ個室付近からだろうか…。 一周して急速に冷めていく心が、入れ替わり覚悟の炎を静かに燃やし始めるのを感じて、 手元の短銃の銃身を握る手に力が籠る。 殺意を秘めながらそっっと個室のドアを押し開ける。 ドア扉の開いた端から二人目が隠れ潜んだ個室へ銃を向けるガスマスクが一人、 そこからは衝動的だった。何が起きたか頭で理解しながら理解を阻んで行動した。 銃剣をこめかみ目掛けて乱暴にそして正確に差し貫いた。 そのまま対岸のドア扉に押し付けて引き金を引いた。 何が起きたか、後ろを振り向けば確認出来る、見て居ながら見なかった光景が後ろに存在する。 だが、響かせた銃声を恐れ、走り出した。 外にはまだ散発的に軍列者らの姿が見て取れた。 先ほどのドア越しの射撃といい奴らの知性は侮れない。 もはや失敗だったとかそんなことも考えず原始的に階段を駆け下りていく。 追手など考えず飛び降り階段の終わりへと駆け巡り続けた。 最後の三・四回付近では軍列者と鉢合わせてしまった。 最初に視界に見えたのは一人だったが、最早考えずに先ほどと同じ様に出合い頭にこめかみを刺し貫いた と思ったが当たりが浅く刃先を滑らし切り付け壁に押し付け倒す。 それでも十分に行動は阻害できたと脇目も降らず駆け下りると、最悪な事に待ち構えた軍列者の集団。 だがもう背中を見せる考えも勢いづいた跳躍を 殺 す 手段もなく、そのまま列へと突っ込む。 またも同じ様に先頭の一体のこめかみを刺し貫いた、今度はそのままの勢いで集団へ向けて跳ね飛ばす。 敷き詰められた列を乱雑に崩し、我を忘れた。 銃の弾が無くなっていたのに気づいたのはその包囲網を抜けて更に階下へ降りた先の話だ。 最後の一階にも集団が待ち構えているのが見えて、今まで通りそのままの手法で跳ね飛ばした、 しかし思考が追いつくとそれは友軍だ。 軍学校の教官の顔が銃剣を構え直した瞬間にようやっと認識できた。 止まれ兵卒という様な事に近いことを言っていた気がする。面食らった兵士の顔も見えた。 軍の再編、第四、第五・六的な事が聞こえた気がしたが、 自分の方は、「上層階は全滅だ、すぐに押し寄せる」 と剣幕もさながらに他にも何かしら悪態を吐くように言い捨てた気がする。 覚えていない、兵士らの冷ややかな視線があった様な気もするが、 それに構う余裕も無く乱暴にそこを突破して外へと一目散に駆けたから。 暗雲と雷雨、そして校舎の頭上に鎮座した蒸気列車。 そんな異様さにも目をくれずにようやっと外へ出られたという小さな解放の安堵が、 自分の現状を認識させてくれる。 気が付けば装甲具もなく半裸の様にボロボロになった衣服で片足は素足だ。 これでは意味が無いともう片方の靴も脱ぎ捨てて校舎外を目指して歩きだす。 フェンス越しに何処からともなく押し寄せた野次馬や報道者の騒ぎ。 出口に置かれた検問と校舎から逃げてきた生徒らを出すまいと現状を理解しない番兵らの押し合い。 今になってあの異常な蒸気機関車のデカさを再認識する。 危機感を持って逃げて来た切羽詰まった状況を理解する生徒の一部がフェンスから逃げ始めたのを見て。 何処か校舎から逃げれた事で放心気味だった自分に気づく。 この雷雨吹き荒れる雨風の中、全身ボロボロの半裸姿で逃げ延びるのは現実的ではないと思い、 周囲を見渡すとフェンスを上るのに邪魔だと置いてかれた装備やらが落ちているのが目に付いた。 自分はそのバックパックの一つを拾い上げるとフェンスの外へ乱雑に放り投げて先を急いだ。 もう既に番兵が規制を始めていたからかなり急がなければならないと何処までも焦らなければならない。 最後にフェンスの外へ飛び降りた瞬間。 おはよう、今現実でこれを書き残している。 この夢が誘因されたのは進撃の巨人とかホラー物のサバイバルパニック物とか見たからだろうな。
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