昏谷璃空(クトゥルフ神話TRPG用キャラクターシート)

瑠璃鴉が作成したTRPG「クトゥルフ神話TRPG」用のキャラクターシートです。

昏谷璃空の詳細

キャラ情報  NPC使用不可


昏谷璃空

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TRPGの種別:

クトゥルフ神話TRPG


キャラクター名:

昏谷璃空


HP

12 / 12


MP

6 / 6



メモ:

言葉に囚われた古書店員

詳細A:

《プロフィール》
【性別】男 【年齢】18
【職業】古書店員(司書準拠) 
※職業技能:図書館,ほかの言語,母国語,他に司書関連and専門知識の計四つ
【学校・学位】私立玉響学園高等部三年
【出身】濡羽町
【髪の色】秋宵色
【瞳の色】薄鼠色
【肌の色】生絹色
【精神的な障害】
『炎』への生理的恐怖と怨嗟

《能力値》
【STR】13 【DEX】17 【INT】15 【アイデア】75
【CON】9  【APP】14 【POW】6 【幸運】30
【SIZ】15 【SAN】51 【EDU】12 【知識】60
【H P】12 【M P】6 【回避】34 【ダメージボーナス】1d+4

《所持品》
【武器】 ※名称 性能など

     
【防具】 ※名称 性能など
     
     
【所持品】
・川端康成全集六巻
→古書店の給料で初めて買った作品。読み込み過ぎてボロボロになっている。
・菖蒲模様の鍔
→優しい先輩から貰った大切な物。お守りとして常に持ち歩いている。
・メモ帳
→自分の言葉を綴った彼だけの物。最後のページにある言葉が記されている。
【真緋(あか)の雨を忘れない】
・満月の写真
→星々の煌きにも劣らぬ満月の姿が写っている。友人との思い出。
・白銀の指輪
→亡くなった両親の唯一の遺品。左手薬指につけている。
・英単語帳
→古書店の手伝いを始めた際に使用し始めた物。一時期手を付けていなかったので内容を忘れており、覚えなおしている。
・筆箱
→最低限の筆記用具が入った筆箱。使い古されボロボロになっている。

【邂逅】
・昏谷橙花
→親愛なる母。彼女から貰ったモノはとても多いけれど、俺は何も返せていない。宙を見上げれば、輝く月があの人のように見える。
・昏谷深夜
→敬愛する父。溌剌としていて、一緒に居れてとても楽しかったし…嬉しかった。今だからこそ、そう思える気がする。
・水鏡波瑠
→幼馴染の天体観測が趣味の女性。共に夜の森まで満月の写真を撮りに行った。色褪せない思い出だ。
・雪銀凪
→剣道部の先輩。彼は卒業の際に菖蒲模様の鍔をプレゼントしてくれた。彼から貰った言葉は鮮明に心の中を彩っている。
・蛇崩あきら
→色を教えると約束した子。彼の希望は何だったのかと葛藤し続けている。
・王野
→純粋な願いに呑まれてしまった人。美しくもあったが、僕は僕であることを譲れなかった

《技能》

【職業技能】240【追加分】
【趣味技能】150【追加分】14

【戦闘技能】
[回避:34] 
[こぶし:50]
[キック:25]
[日本刀:76]

【探索技能】
[目星:50]
[聞き耳:70]
[図書館:80]

【行動技能】

【交渉技能】
[母国語(日本語):60] 
[ほかの言語(英語):41] 

【知識技能】
[クトゥルフ神話:0] 
[歴史:60]
[芸術【比喩】:50]
[天文学:50]
[心理学:70]

《追憶》

【探索者の履歴】
・死神代行体験会
→報酬:SAN-5,趣味技能+14
→技能:ほかの言語(英語)+14,日本刀+11
【読んだクトゥルフ神話の魔導書】
・土蜘蛛の夢
→報酬:SAN+24
・カタシロ
→報酬:SAN+2
【アーティファクト/学んだ呪文】

【遭遇した超自然の存在】

詳細B:

<キャラ情報>
・濡羽町の外れは非常に辺鄙な場所である。どこまでも広がる田園風景を背景としてぽつねんと建つ古書店【時雨堂】で彼は働いている。場所が場所である為、訪れる人は少なく暇があれば読書をしている。
・秋の宵を連想させる少し蒼味のある髪色に薄の下に佇む鼠の如き瞳、それら全てをまとめる生絹の肌が美しい。長い睫毛に凛とした眼は、揺れる薄野を照らす月である。
・仕事中でも非常にラフな格好をしており、無地の瑠璃色の洋服をよく着ている。左手薬指にプラチナの指輪を身に着けている。外出時にはショルダーバッグを携えるようにしている。
・無口で不愛想、一見して何を考えているのかつかめない透明性を備えている。だが、対照的に彼の双眸は何もかもを見透かすような鋭さと冷たさ、更に特殊な輝きを秘めている。
・幼少期から中学二年生まで道場と学校の両方で剣道を学んでいた。持ち前の俊敏さと洞察力を武器に段審査も易々と通過し、大会でも必ず上位に入り込んでいた。しかし、ある出来事を境に剣の修練を止めて読書にのめりこむようになった。
・天文学を好んで学習しており、天体、特に月に関しては執着に近い感情を抱いている。月を眺めるために山に登ることが多く、秋になると毎晩のように行う。

<思考形態>
・言葉には『力』があるとする言霊信仰的な考え方を持ち、迂闊な発言で他者を傷つけないようにしている。人の言動の細部を子細に観察する癖があり、故に人の知らなくて良い部分までも見透かしてしまう為慎重に行動することが多い。
・信頼、尊敬、親愛などの感情を抱くことを意識的に避けている。信じていた人間から裏切られる悲しさ、大切な人を失う絶望を知っているからこその行動である。これは、一度でも先述の感情を抱いた者には例外なく『特別』に思ってしまうことも要因になっている。
※中立を重んじ、善悪の二項概念に区分することに違和感を覚える。二つの概念の間にある虚無または調和こそが人間としての進むべき理想なのではないかと考える。
※彼の『死生観』は特殊であり、人間の『生』は円環の上を回る点であると考える。そして、『死』した時に動点は停止し次の輪へと移行する。これを繰り返していくことが『人の生死』であり、そこに終わりは存在しないとする。

<秘密>
【過去の性質】
幼少期から中学二年生までは溌剌闊達としていて、如何にも腕白小僧という風な具合であった。自信家で話好き、自己が強すぎる余りに人の感情の機微には無神経であった。それ故に他人からの反感を買うことも多かった。だが、両親の死と親友の裏切りから全てが反転していくことになる。
【真緋の雨】
中学二年の中秋の頃であった。母と喧嘩をしたことで彼は激憤し、母の大切な指輪を盗って家を出た。そして、近場の公園で呆然と月を眺めていた。白銀の指輪を翳せば、月を捕まえたかのような気分になって愉悦だった。指輪は採寸ミスで母の左薬指も少々大きいサイズになってしまったらしく、失くしては悪いと引き出しの奥に閉まっていた物で、毎晩母がリビングでこれを磨いていることを知っていた。
暫く月を眺めて、気分が治まった後に帰路に着くと、忙しなく消防車が走っていた。それも結構な量で他所で火事でもあったのかと考えながらぼんやりと歩いていた。家が近づいてくると、何故だかサイレン音が次第に大きくなっていった。それに釣られて心臓の音も大きくなっていく。辺りは夜の静けさに満ちていた。彼は不安を誤魔化すように笑った。まさか、そんなはずがない、と。早く帰って母に謝ろうと思いながら、彼は穏やかな家に向かって歩を進めた。拭い切れない不安から足は速くなった。
大輪の花が咲いている。
家に辿り着いて最初に頭に浮かんだ言葉がそれだった。囂々と燃え盛る炎は不気味な程に美しい真緋色であった。風が吹く度に荒々しく舞う花弁が頬を掠め、少し遅れてから熱さが伝わってくる。妙に現実味が無い光景であった。すると、大輪の花から何かが零れ落ちてきた。人混みでよく見えなかったが、焦げ臭さと人々の絶叫が雄弁に語っているように思えた。
気が付けば駆け出していた。
胸の中に渦巻くは極彩色の感情。双眸がチカチカと点滅し、頭まで酸素が回らない。耳に流れ込んでくる無数の情報が煩わしい。
雑踏から抜け出して花の前に立った。眼前に落ちている廃材みたいな黒焦げの肢体が眼に映った。左手の薬指にくすんで鈍色になった白銀の指輪が付けてあった。一目で父の死体だと分かった。時雨が降り出してきた。
すると、玄関扉が開き何かが外に出てきた。
視線をやった先に居たのは、身体中を炎に包まれ、皮膚は爛れて痛みで絶叫する何かであった。その何かは誰かを探しているかのように地面を這いずり、彼の方へやって来た。彼は逃げることもせず、ただ弱々しい時雨を浴びながら、唖然とそれを見つめた。何もしないのではなく、出来なかった。
何かが顔を上げた。既に人間らしい容貌をしておらず、息も絶え絶えといった様子であったが、それは彼を視認した瞬間に痛みを嘆く叫びを止め、手を伸ばし。伝うはずのない涙を流した。
「よかった…よかった…」
そして、その何かは、何故か優しい声と共に伸ばしていた手を落とした。彼はその手を取ることが出来なかった。ただ、花となって命を散らした母であった者の姿を眺めることだけが彼に許された行動だった。
時雨はしとしとと降り継いでいる。だが、その雨では紅蓮の花を消す程の力などない。なぜなら、時雨は空しき少年の涙の代わりにしかなれないのだから。
【枯れた菖蒲】
……coming soon.
夢の終わりと友の裏切りをここに記す。




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本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

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