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2024/02/10 20:23
😶 葦と言葉 雑記 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)『人間は考える葦である。』 これをはじめて聞いた時、なんかわからんけどかっこいい、そう思った。葦(アシ)という植物を知らなかったのに、その響きや言葉の雰囲気が私にじわりじわりと知性を感じさせた。風にたなびく葦を想像させた。 興味を持たせた。 そういう言葉が作れないだろうか。 『人間は…である』 人間、というオールマイティ正解のような言葉を使えば、私でも人に知性を感じてもらえるのではないか。一目置いてもらえるのではないか。実は爪を隠した猛禽類なんじゃないかって。 そうです、今こそ私はアイキャンフライ。 考える + 葦 ありえない言葉の組み合わせで、人間の複雑難解な部分を深読みしてもらいたい。考える葦という言葉にはちゃんとした意味があるが、私は読者に全力で寄りかかる手法でかっこいい言葉を作っていきたい。 『人間は前に進むカニである』 調べたら前に進むカニがいたので前提から崩壊した。 そのカニはミナミコメツキガニ。 足と足の間隔が他のカニよりも広いため、足が絡まらず前に歩ける、のではないかとのこと。 そもそも『前』とは。 対象の行きたい方向がそいつ自身の『前』なんじゃねぇのか。カニも、そう私も。波に流されたり膝を抱える日もあるけど、きっと一歩一歩前に進んでいる何の話だ。 『人間は干からびた海である』 調べたらあと6億年でなくなる計算があるらしい。嘘だろ海。 毎年約23トンほど地球に吸い込まれているそう。地球さんの水分補給がハンパない。 あんなに大きく当たり前にある存在がなくなることがあるという事実。恐ろしい。 しかし、これを読んでる者が6億年先の海がなくなる瞬間を目にすることはないだろう。 本当にそうだろうか? 俺たちの身近な海。 母ちゃん、大事にしようぜ。 『人間は地に伏す星である』 本来見上げるものが地にあることで、ストーリー性を感じさせる。また、地に伏すは感情的な意味合いもあり、深く考える要素になり得るのではないか。 しかし思えば「人が死んだら星になる」なんて話や、死ぬ事を「お星様になる」という表現もある。つまりこれってもしかして当たり前の事を言っているのではないか。 私達は生きている間は地上を歩く星、死ぬと宇宙で瞬く星となるのだ。 なんてロマンティック。 羞恥で転がる床は冷たい。 うんうんと考えるアタシなのであった。
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2024/02/10 20:23
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