ウバさんの日記 「私(GM)が受け入れること、受け入れないこと」

ウバ
ウバ日記

2020/04/15 20:40

[web全体で公開]
🤔 私(GM)が受け入れること、受け入れないこと
初めましての方は初めまして、ウバと申します。

さて相変わらず安定しない寸暇がポッとお出しされたので、シナリオの準備をしつつ、自分の考えの整理も兼ねて書き並べようと思います。
非常に長文になりますので、貴重なお時間と天秤にかけていただければ幸いです。

さてタイトルの通り、私がGMをする際に受け入れること、受け入れないことをいくつか挙げてみます。あくまで例であり、他にも該当することはありますが、こうやって例を挙げることで何が自分にとって問題なのか整理し、万が一遭遇した時の対処に役立つかもしれません。
実際のところ、真に問題なのは参加者内でそれらを受け入れられることができるか、という一点に絞られます。人それぞれに人格があるのと同じく、受け入れることが可能なことも人それぞれです。
私が受け入れることが、他の卓で無条件で受け入れられることはあり得ませんし、逆に私が受け入れないことが、どこでも受け入れられないこともあり得ません。とある誰かでは問題がなかったことが、違う誰かにとっては問題となるのは、特段不思議なことでもないでしょう。
またここ書いたことに該当すれば私が必ず受け入れる、受け入れないというものでもありません。物事には程度限度というものがあり、それを判断している私も感情を持つ一個人です。
そんな当たり前のことを念頭に置いたうえで、興味のある方は読み進めてください。

【受け入れること】
1.シナリオの内容を変更する
私はこれこそセッションの醍醐味と思う節があり、打ち込まれれば返そうとします。
私の中では、セッションのシナリオは参加者とセッションをするまで絶対に完成しないものなので、一度何らかの形にしたものでも、セッション前日まで調整を続け、もし必要ならセッション中でも手を加えます。
そういうやり方をしているだけに、シナリオの内容通り進めることに拘りはなく、むしろ参加者毎に変わるアイデアを楽しみたいので、設定など内容に手を加えたいという相談は大歓迎です。時間さえあれば、私のできる範囲でそれらを盛り込もうとします。
逆に、私は言われなければ進んでそういうことはしません。各参加者がどれほどそのアイデアに重きを置いているか心を読むことはできませんし、PCの設定も拾いやすい設定とそうでない設定があるため、拾うものにかなりばらつきがあり、シナリオに寄せられる余地がなければ拾わないと自己判断します。
もし拾ってほしい部分があるなら、事前に提示していただければその時の私がきっと頑張りますので是非相談させてください。


2.ルール理解が不十分
これはある前提の上でですが、私はルールの理解度はあまり問題にしません。それは経験で上がるもので、誰しも最初はルールを知らない状態から始まり、現在の状態は単にその順番が違っただけでしかないと思うからです。
また、ルールの理解度の高さ=面白いセッションになるという方程式も存在しないと思っています。その二つは特に因果関係はなく、初心者の方でも経験者の思いもよらない面白いストーリーを考えることは可能ですし、実際に自分の目で見てきました。
私はルールブックを持っていて覚える気のある方には極力教えるつもりです。こちらも多少の経験があり、理解しやすいルールとそうでないルールがあることも理解しているので、教えたことを全部一発で覚えることも要求しません。
また、手を出し始めたばかりのシステムであれば、まず私の理解が追い付いていない可能性もあります。そうなれば、参加者のルール理解が足りないことを咎めるのはどの口が言うのだとなりかねません。
なので、これも受け入れます。ルールブックの有無については、次に詳しく書きます。


【受け入れないこと】
続いて、私がGMをする際に不寛容なことを挙げていきます。なるべく問題点を正確にしたいがために長文になっており、やや暗い話にも言及もするので、読み進める時は注意してください。


1.レギュレーションのルールブックを所持していない
私はセッションの参加者のページを閲覧したときに真っ先に確認していることが、ルールブックの所持です。
今のところ所持していない方がいなかったので機会はありませんでしたが、その機会があれば私は迷いなくその方がルールブックを用意するまで参加をご遠慮いただきます。

理由は単純に、私はルールブックを持ってない方にルールを教えるつもりがないからです。
ルールの質問をすることは誰しも経験があることで、私も極力聞かれれば答えようとします。もしルールブックを持っている方なら、ルールを再確認することができますが、持っていない方はそれができません。所持未所持にあるのはこれだけの差ですが、全く完璧ではないGMの私には由々しき差で、もしかしたらその場で答えたルールが、実は間違っているかもしれません。
ルールブックを所持する方は、私が間違えたことをルールブックを読むことで「なんだあのGM適当言いやがって」と気づくチャンスが必ずありますが、所持していない方にそのチャンスが来ることは稀です。多くは別の卓に参加中に、実際にそのルールを用いようとして、間違っていたことを知ることになります。
それだけでセッションが損なわれることは稀でしょうが、そこに直面した他の参加者がルールミスの指摘、正しいルールの説明に費やす苦労は無いに越したことはありません。
勿論、ルールブックを持っているから必ずこの問題に直面しないということはありませんが、確認する手段のあるなしでその可能性は大きく変わります。
私は自分の発言が自分に返ってくるならともかく、他の方に飛び火させたくはないので、これを受け入れることはまずありません。


2.他のプレイヤーと何も相談をしない
私は100の質問にも上げているように、何一つ相談しないプレイヤーが非常に苦手です。これは非常に対処しづらく、私が頭を抱える問題の1つです。何故なら、こういう他参加者とプレイヤーレベルで協調性を持たなくなる方を、実際にセッションをする前に判断するのは非常に困難だからです。
ただそれが発覚して注意も聞いていただけないのであれば、たとえセッション中であろうとその方には今後の参加をご遠慮いただきます。幸いにして今までそうなったことはありませんが、この場合は初めてここのブロック機能を使うことになるかもしれません。

勿論一挙一動毎に確認を取れなどというつもりはありません。ただこんな風にしてみたいという具体案や、変わったことをしようとするという意思表示を、予め私を含めた参加者に教えてほしいだけです。
私はアドリブを排除してプレイヤーを統制したいとは考えておらず、むしろ自分のシナリオが当初の筋書きから変わることを驚き楽しむ性質です。
例えば言動が破天荒なPCが来ることを事前にわかっているならば、シナリオの目的を弄ってNPCのセリフや反応をよりファジーな形に調整する、破天荒な行動にツッコミを入れられるようNPCの性格を変えるなど、私にできることは一杯あります。
ただ、それがやることすら直前になって明かされるドッキリになれば、私ができることは限られます。言葉を選ばないならそれはただの無茶ぶりで、ズブの素人の私が面白くすることはできませんし、私は参加者とそのようなネタ出し対決をしたくてGMをしているわけではありません。
故にこれは、特に私には受け入れがたいことです。


最後に念押しですが、これは私がGMをする際に寛容、不寛容なことの一例です。これ以外にも私が受け入れることも受け入れないこともあります。当然私がGMの場でしか要求しないことですので、該当したからどうというものでもないことは、特に受け入れないことを読んだ方は念頭に置いていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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