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😶 【V:tR】についてつれづれ3 「ヴァンパイア:ザ・レクイエム」のヴァンパイアの種族特徴は多数あり、これがプレイを困難にさせているのですが、有害生物という側面から見て見ましょう。 この日本で吸血鬼PCをやるからには「善良」な吸血鬼をプレイしたいと思う人は多いと思います。 それは普通ですし、推奨されています。さほど「善良」でない場合は「賢明」な吸血鬼が人気ですね。 レクイエムには「人間性」というパラメータがあり、それもまた「善良」吸血鬼を後押ししています。 しかし吸血鬼というのは有害な生物であり、関わるものを不幸にしてしまうのです。 ================= *うっかり失血死リスク1 吸血鬼というからには吸血しなければなりません。 PCは血ポイントを最大10点保持できますが、初期値は1d10点です。 血ポイントが3点以下では空腹状態です。 日没に目が覚めますが、その時1点失います。 空腹状態で吸血の機会があると、貴方はバーサークする可能性があります。 バーサークすると死人が出る可能性があります。空腹起床して部屋を出て目が合ったら早速殺人事件です。 さすがにセッション開始直後にそれは話にならないので、最低4点スタートにすることが多いです。 ================= *うっかり失血死リスク2 貴方はとりあえず犠牲者に牙を突き立てて吸血するところまで持って行きました。 ストーリーテラーはこう言います。「何点吸う?」 吸血鬼が血ポイントを1点吸うごとに、犠牲者は1ダメージを負います。 人間のキャラクターは「体力+5点」のヒットポイントを持っています。 一般的な人間の体力は2点なので、ヒットポイントは7点あることになります。 しかし、6点まで吸って安全というわけではありません。 犠牲者のヒットポイントが見えるわけではありませんから。 彼の体力は2ではなく1かもしれません。 もしかしたら別の吸血鬼に吸われていて3ダメージほど受けているかもしれません。 ================= *レヴナント 2eでは、吸血により失血死させてしまった犠牲者は、一週間後、レヴナントという下級吸血鬼として復活する可能性があります。彼らは常に飢餓状態で目が覚め、バーサークしまくりです。 ================= *吸血快感 吸血された犠牲者は快感を感じます。吸血はほにゃららのメタファーとも言われていますし、そういう感じです。 2eでは恍惚状態というバステが用意されていたりもします。 吸血は犠牲者の精神に良い影響は与えません。吸血の快感には依存性があり、薬物中毒者のように吸血されることを望み、吸血鬼を自分から探しに行くようになったりもします。2eでは中毒状態という永続バステが用意されていたり、一度吸血しただけで中毒にしてしまう能力もあります。 友人知人を吸血快感の中毒にしてしまうリスクがあるわけです。彼らは常に貧血気味となるかもしれませんし、他の吸血鬼と関わり、トラブルに巻き込まれるかもしれません。 ================= *捕食者のオーラ 2eでは、汚染者としてのヴァンパイアがより強調されています。 すべての吸血鬼は捕食者のオーラという呪いのオーラをまとっており、貴方のすみかや、貴方がよく行くところを汚染していきます。その汚染は人間の精神のみならず無生物にまで及びます。ギャンレル氏族の縄張りであれば暴力事件が多発したり、ディーヴァ氏族の版図はいかがわしい男女がたむろするようになるかもしれません。 吸血された犠牲者も捕食者のオーラの影響を受けるでしょう。 ================= 吸血しなかったらバーサーク。 吸血したら失血死リスクor吸血依存リスク。 そこにいるだけで地域汚染。 「善良」な吸血鬼は、自分がこのような絶対有害生物になっても、直射日光に焼かれて自分を始末しない理由や言い訳を考える必要があるわけです。
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