ファンタズム・アドベンチャー ゲームスクリーン&ダブルサイドシナリオ 亡霊の砦/洞窟の死神

書籍説明

ファンタズム・アドベンチャー ゲームスクリーン&ダブルサイドシナリオ 亡霊の砦/洞窟の死神 システム:

ファンタズム・アドベンチャー

明るい ☆☆☆☆★ ダーク
書籍種類: サプリメント リアル ☆☆☆☆★ ファンタジー
発行年月: 1988-11 直感的 ☆☆★☆☆ 頭脳的
所持する人: 12人 短時間 ☆☆★☆☆ 長時間
コメント数: 1件 初心者向け ☆☆★☆☆ 玄人向け
著者/編集:トロイ クリステンセン, ヘイト ブリッジス
出版社:大日本絵画

隠れ谷の奥深く、霧の彼方に眠る“メルディクの亡霊の砦”とは…?滅亡したブラックエルフの洞窟に潜む死神とは何者か…?好評、オリジナルファンタジー・ロールプレイシステム「ファンタズムアドベンチャー」シリーズ第1弾!

ファンタズム・アドベンチャー ゲームスクリーン&ダブルサイドシナリオ 亡霊の砦/洞窟の死神へのコメント一覧

ポール・ブリッツ
1. ポール・ブリッツ
2021/02/08 18:23
ファンタズム・アドベンチャーとアドバンスト・ファンタズム・アドベンチャーでプレイできるシナリオ2本のついたマスタースクリーンである。マスタースクリーンについての評価は割愛して、シナリオについて述べる。

「亡霊の砦」も「洞窟の死神」もどちらもオーソドックスな一種のダンジョンアタックシナリオである。どちらも「ただ事ではない」ということが導入から一発でわかるくらいに雰囲気は満点だが、韮沢先生のイラストのついた「亡霊の砦」に対して、「洞窟の死神」は……まあイラストのことはおいとこう。

どちらから始めてもいいのだが、プレイするなら、「亡霊の砦」で鍛えたキャラクターで「洞窟の死神」をプレイするのがバランスが取れているのではないかと思う。「洞窟の死神」からは、「水竜湖の暗黒城」を経由しないでもストレートにキャンペーンシナリオ「霧雨の島」につなげることができるからだ。

とはいえ、どちらもシナリオ通りにプレイするとかなり過酷なゲームバランスであるので、GMから頻繁に援助の手を入れるべきであろう。特に「亡霊の砦」で最初に入った部屋でいきなりパーティの戦力をがた落ちさせるゴーストは、雰囲気はいいのだから演出でなんとか効果を和らげる必要がある。他にもいきなり死ぬ罠とかが平気でいくつも存在するので、GMはそちらにも配慮が必要だ。

うまくプレイできれば非常に面白いシナリオであると思う。
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