シナリオセット【ソード・ワールド2.5】「冒険奈落録“アビス・テイル”」前編の内容

基本情報

ハウンド
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登録日:2018/08/05 12:13最終更新日:2018/08/07 18:24

本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の二次創作物です。
タイトル: 「冒険奈落録“アビス・テイル”」前編
TRPGシステム: ソード・ワールド2.5
適正プレイ人数: 4~5人
適正レベル: なし

概要:
【あらすじ】 冒険者達はとある遺跡に挑む事となります。 道中感染病騒ぎ等を起こしつつシーンは進んでいき 遺跡に辿り突く事になるでしょう。 このシナリオは、前編後編に別れており 前編:森林 後編:遺跡 とシチュエーションが違います。 又、Lvにより難易度を変更してください。 難易度A:Lv+4 難易度B:Lv+6 難易度C:Lv+8 Lv6以上は難易度に+1 Lv10以上は難易度に+2 として下さい。 又、このシナリオは全員が探索技能を持ってる事が前提です。 PLさん達に、探索難易度を最初に伝えておき シナリオは9割が探索である事を伝えてください
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目次・解説など及びシーン情報

下の「クリックで開く」を押して閲覧できる内容はネタバレになります。

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目次・解説など:

[シーン]
シーンNo.1 「恐怖!青蜘蛛病!」
遺跡の途中の森の中、殺人草の病気に感染してしまいます。
感染に気付けるかが主なシーンになります。

シーンNo.2 「ジオララル草を追え!」
感染に気づいたPC達が森の中を走り回り解毒剤を作ります。
地図を書いたり探索判定をするのが主な内容です。

シーンNo.3 「崖の上の火女」
最後のジオララル草の手がかりがある場所です。
人間嫌いの妖精が居る為、飛行等でサクッとは取れません。
登攀判定で頑張って取ってください。

幕間シーン  「野宿の辛さ」

野宿という冒険者なら一度は経験するだろうシーンです。
テントの大事さ、雨露を防ぐ大事さを経験して欲しく思います。

ラストシーン

戦闘シーンです。
勝利条件は簡単ですが夜の暗闇の中での戦闘になります。
最悪前衛後衛関係ない乱戦となります。
暗視持ちの方が輝く場所となるでしょう
シーンNo. 種別/発言者 コマンド/説明

1

 

解説

システム

[シーンNo.1 「恐怖!青蜘蛛病!」
《真夏の太陽が照らす中、冒険者達は旅路の中を歩く》
《陽炎が地面よりじんわり漏れ出す中、時折吹く清涼な風だけが君達の肌を冷やしてくれる》
《若草の香りが漂う草原の道を歩き、両側が森となっている谷の道を歩いている時の事であった》

冒険者達は【異常感知判定/難易度A】を行って貰います。
[成功時]
《其方へ近づくと・・・・・・ブシャリッ!と人間の体から血液が青くなり飛び出して来るのを見ます。》
《全身を見てみると・・・・・・所どころから青い血が溢れ出してきているのが分かるでしょう・・・》

森の茂みの中から人間の腕が飛び出ていました。腕の奥はどうなっているか茂みで見えません。
ですが、奥に行くと人間が倒れており真っ青な血が全身から溢れ出しているのが分かるでしょう。
[失敗時]
《貴方達は、何気なく、歩いていた時です。全く同時に全員の体がビクン!と跳ねて・・・ビシャリッ!と腕から青い液体が飛び出します》
発見できず、HPが[Lv]点減少します。PC達の腕から青い血が飛び出してきたのです。

以上の描写や説明を行った後に成功してるのにしろ
失敗してるにせよシーンは次に移ります。

【病気知識判定/難易度A】を行って貰います。
[成功時]
青蜘蛛病という病気だと分かります。

青蜘蛛病
[効果]
1時間毎に【生命抵抗判定/難易度B+経過時間】
失敗時、病気属性ダメージ:5*(生命抵抗失敗回数)
感染後6時間経過で即死する。
病気を癒す薬や魔法を使う事で、生命抵抗失敗回数を0にリセット出来る。
[内訳]
全身の血管が青くなっていき、ランダムな場所の血管が切れ、弾ける用に溢れ出してきます。
【ジオララル草】と呼ばれる草の花粉によって起きる病気です
同時に【ジオララル草】の根っこを煎じれば治す事が出来ます
この病気は極めて感染力が強く感染者が街に入れば街が一つ滅びます

[失敗時]
冒険者達が、青蜘蛛病に気づかず
先を急ぐにせよ、その場に留まるにせよ
GMは次のシーンで行う予定の[ある者の嘆き]というイベントを発生させて下さい。

描写の際は、植物の隣に真っ青な血の男性が倒れており
その男性は一つの日記を持っていた。として下さい。
この場合、冒険者は自動的に1時間が経過したモノとして下さい。
(判定失敗のペナルティです)

2

 

解説

システム

[シーンNo.2 ジオララル草を追え]

冒険者達は【ジオララル草】の在り処を探さなければ死ぬ。と伝えられます。

冒険者達は森の中を探してもらう事になります。

以下の形式で進んでいただきます。
PT内で【地図班】【探索班】に分かれてもらいます。
この際に、地図作成班は、筆記用具を持って居ない場合
服布や自分の血で書く事となる為、達成値に-2の補正が入ります。


1:地図班が【地図判定/[達成値-難易度A]】を行って貰いポイントを合計します。
2:ポイントがPT人数になると、【探索判定/難易度B】を行って頂きます。
成功する事で下記のイベントが発生します。失敗時はポイントが0になります。
3:地図作成班が全員ダイスを振ったら、1時間経過として下さい。
又、1分以上の時間がかかる行為は1R経過するモノとします
(時間が掛かる事に頼らなければ行けない実力。とみなされます)

1イベント:似ている草でした。外れです。
2イベント:当たり。PT/2名が青蜘蛛病を完治して耐性を付けます。
3イベント:外れ イベント「ある者の嘆き」
4イベント:ラスト 次シーン[崖の上の火女]へ

3イベント「ある者の嘆き」
《冒険者達は、森の中を探り続けると・・・・・・遠目に、先程見た【ジオララル草】と同じ草を発見します!》
《草を掻き分ければ行けるでしょう!茨等もありますが、貴方達の鎧の前には問題なく・・・》
《冒険者達は遂に、全員が治せるだろう草へと一歩、また一歩と近づき・・・・・・》

《ガサリ・・・と辿り着いた瞬間。目を見開く事になるでしょう。
その【ジオララル草】は・・・・・・既に根が掘られ取られていたのだから。》
《冒険者達は知覚を見ると、一つの死体を見つけます。》
《その手には日記が握られており、読んで見ると以下の内容が書かれていました。》

このイベントは、前シーンにおいて既に発生していた場合。
似ている様で違う草だった。というイベントに変わります
---------------------------------------------------------------
[日記の内容]
○月×日
ああ・・・何という事だ。
私は・・・私は唯、隣街に行商しに行っただけだというのに・・・。
まさかこんな所で青蜘蛛病にかかるなんて・・・。
時間が無い。探さなければ。
もしこの日記を見た物がいれば、注意してくれ、青蜘蛛病とは・・・【青蜘蛛病の詳細が書かれています】

○月▼日(次の日)
(次からの行は、文字が弱々しくなっており、へにゃへにゃと曲がっている)
漸く見つけた【ジオララル草】・・・だが遅かった。
飲んだ時には既に私には立ち上がる力が無くなっていた。
立ち上がれない・・・こうして腕だけで日記を書くので精一杯だ・・・。
折角見つけたのに・・・あぁ・・・。

あの時、あの時崖の上に咲いていた【ジオララル草】を諦めずに取りにいくべきだったのだ。
私では自信が無かった。だから諦めたが・・・この森には遅くあの崖の上の【ジオララル草】を取るべきだったのだ。
・・・・・・惜しい。口惜しい・・・。

3

 

解説

システム

シーンNo.3「崖の上の火女」

《冒険者達は森を掻き分けていくと・・・不意に森から抜ける事が出来た》
《だが、目の前に広がっている光景は地平線ではない。土色の・・・壁。否崖であった》
《泥特有の野暮ったい匂いが冒険者達の鼻を突く。もしや・・・そう思い周囲を見渡せば》
《崖の上に、一つだけある【ジオララル草】の姿が見えるだろう。》
《だが、高い・・・高すぎた。君達は崖を登らなければ行けないだろう》

冒険者達は注意深く見れば、近くに炎の妖精の姿を見る事が出来ます
妖精は人族を嫌っており、人族が来たら暴れだします。
ぼーっとしている為、飛行したりジャンプしたりせずゆっくり登攀すれば気づかれる事は有りません。
飛行して近づいたりすると妨害を行います

崖の上に【ジオララル草】を発見します。
登攀判定/難易度Aを行って頂きます。ロープを持って居ない場合難易度+2
クサビを持っていない場合更に+1されます。
判定失敗時、[Lv*3]点の落下ダメージを受けて頂きます。
この落下ダメージは、[PT人数-(登攀判定参加者)]*3点減少します。

又、人間嫌いの妖精が妨害してくる為
飛行能力・跳躍能力等は登攀判定に+1の補正をするだけになっております

4

 

解説

システム

幕間シーン「野宿の辛さ」

《冒険者達は遂に青蜘蛛病を克服し、先を急ぐ事が出来る用になりました!》
《遺跡までもう少しです・・・・・・》

《森を抜け、谷を抜け。木々の心地よい香り。沼の鼻を突く匂い》
《熱い日差しが肌を刺したり、木々の擦れる音を聞きながら森の中を歩いたりしていき・・・》
《何事も無く、夜になるでしょう》

という訳で、野営タイム。20分の休憩を入れます。

冒険者達がさて寝るか。そう思い睡眠に着くと・・・・・・不思議とその夜は寒いです
焚き火をしても寒すぎる・・・。特に魔法の影響でも無さそうです
テントが有るか無いかでこのシーンの効果は変わります
【テント有り】生命抵抗判定/難易度Aに失敗した人は眠れず。MP回復が出来ません
【テント無し】判定成功時:回復無し 
判定失敗時:HPMP最大値-3 + 回復無し

5

 

解説

システム

[ラストシーン]
ラストシーンは、真夜中に起きます。
森の中に居た、【ジオララル草】の被害者達との戦闘になるのです

冒険者達が見張りをたてて居るなら
【異常感知判定/難易度B】を行わしてください。
[成功時]
《草木も眠る丑三つ時の中・・・・・・不意に寒さが強くなるでしょう》
《周囲に耳を済ますと、不思議と何の音も聞こえません》
《不思議に思い周囲を見渡すと・・・・・・ゾクリと氷柱に触れたかの様な感覚に包まれた》
《見ている。何かが見ている・・・・・・金色の瞳をした化物が此方を見ている》
《敵だ・・・・・・此方の出方を伺っている》

成功した場合は、不意打ちは起きず
通常通りの戦闘になります。
その際、金属鎧等を着ておく事もできますが
事前バフは不可能とします(使おうとした瞬間襲ってきます)
[失敗時]
《良い夜だ・・・そんな事を冒険者は思うだろう》
《寒空の下、仲間達と共に冒険するのは楽しい事だ》
《シーン様の御神体たる満月の光が冒険者をいと惜しげに包む》
《その光は僅かに寒さを感じるモノだ》
《明日も晴れるかもしれない、そう思いながら目線を地面に戻す・・・・・・》
《冒険者は気付く事が出来なかった。背後に迫り来る敵に》

不意打ち攻撃です。冒険者達は全員乱戦エリアに置かれ
1R目にエネミー達はランダムな対象を攻撃します。
その際に同じ相手には攻撃できず範囲攻撃も出来ません。

[戦闘内容]
ルールブックから シナリオLvと同等のエネミーをPC-1体選択してください。
対象を種族:アンデットの【レブナント】化させて下さい。

又、戦闘の際に、1エリア(半径10m以内)のみ、キャンプの篝火で照らされています。
が、それ以外に対しては基本的に冒険者達は灯りを持って居ないでしょう。
(ランタンや松明は火をつけるのに10分かかるので)
そこに注意を促してください。

不意打ちを無効化したならば、好きなエリア一つのみ暗闇無効。
失敗時は乱戦エリアが暗闇無効となります。
(ちなみに暗闇に居る場合は判定に-4の補正が入ります)

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