【ダブルクロス】The Only Neat Thing to Do.の内容【TRPGシナリオ・セット】

基本情報

うみぜり
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登録日:2018/09/04 11:01最終更新日:2018/10/18 15:00

タイトル: The Only Neat Thing to Do.
TRPGシステム: ダブルクロス
適正プレイ人数: 1~4人
適正レベル: なし

概要:
これはDX3rd初心者に対するチュートリアルを想定したシナリオである。 基本的にエンディングに分岐は無く、一本道で話は進む。 想定プレイ人数は1PL~4PL程度。ミドル戦闘は想定にいれていない。
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目次・解説など及びシーン情報

目次・解説など:

●シーンナンバーについて
頭の書き出しだけ作ってある。あとは適当にやってほしい。


●ハンドアウト
全員共通で、「UGNから緊急のジャーム討伐依頼を受けた」程度の内容でいい。
PLが望むなら、PCにはそれぞれ個別のハンドアウトを適当にくばるといい。
ジャームにぶっ殺されて覚醒しただの、友人がジャーム化したので討たねばならないだのといったあたりが無難である。
 
●NPC
『UGNエージェント』 
PC達にジャーム討伐の依頼をするエージェント。
今後のセッションで、UGNに対するPC達の窓口ともなる人物である。
人物像は何でも良い。
公式NPCでも無論構わないので、GMが動かしやすい人物にするといい。
PLが不慣れな場合、このNPCを使ってプレイの手本を見せるという役割もある。
GMが慣れているなら、UGNエージェントのシートを新たに作り、それをNPCデータとして運用すると言う手もある。
適当に手持ちのPCを持ち込むのも手だが、あくまで手本が目的であり、PC自慢が目的になってはならない。

  
『ジャーム』 
今回のボス。典型的な衝動に押しつぶされたジャームであれば人物像は何でも良い。
助ける余地や会話の余地がありそうなタイプにすると、優しいタイプのPCは助けようとしてしまうので、
プレイを円滑にするためにも、どう見ても手遅れなタイプのジャームにする事を勧める。
(殺戮衝動が暴走して既に何人か手に掛けてしまっているなど)
このシナリオの目的はあくまでチュートリアルであるという事を忘れてはならない。
また、このジャームの描写はGMが「今後どういう雰囲気の卓にしたいのか?」という事を鑑みて行うと良い。
勧善懲悪にしたいのなら、オーヴァードでなければ討てぬ卑劣かつ獰猛な悪に。
異能者の悲哀を描きたいなら、望まぬ力を持ってしまった悲惨なジャームの末路に。
ギャグテイストにしたいなら、死んでも死なない春日恭二に……と、言った具合で好きなタイプのエネミーを選ぶといい。
 
  
●エネミーデータ
基本ルルブ記載のデータを適当に抜きだすだけでいい。
オススメは基本ルルブ2記載の「ジャーム:クラッシャー」に適当にHPを盛った物である。
PC人数×20点ほど追加で盛っておくといいだろう。
思ったより早く倒されてしまった場合は「蘇生復活」や「魔獣の証」などで時間を稼ぐ。
キュマイラは見た目からしてバケモノであるため、手遅れ感を出しやすい。
基本的にコンボの使い方と、「リザレクト」とロイスの使い方を戦闘では覚えさせたいと思われるので、
侵食率を手早く100%まで引き上げるために「加速する刻」や「増腕」などを持つのも悪くない。
装甲無視を持っているPCがいる場合はさらに「剛身獣化」などを盛っておく。
範囲攻撃やシーン全体攻撃を持つPCがいる場合は、トループの取り巻きも適当に付けると良い。
キュマイラ混じりのエネミーなので、トループは困ったら適当にジャームに支配された野犬だのなんだのとでも言い訳して、
データは「警察官」や「機動隊」などのデータをそのまま抜き出すだけでいい。
 
 
●オープニング
UGNエージェントからPC達にジャーム討伐を依頼する。
PC達にロールプレイの練習などをさせるためにも個別OPが望ましいが、
時間がない場合は手早くUGN支部などに集め、NPCからPC達に概要を説明してしまおう。
個別OPにする場合は、PCが望むなら、ジャームはPCの日常の知人などに設定してしまうのも悪くない。
OPでジャームに討たれた事でオーヴァードとして覚醒した、という導入なども良いだろう。
NPCと会話が終わったら、ロイスの取り方などもついでに教えておこう。
要件が済んだらさっさとPC達を移動させ、調査を開始しよう。
無論、PLが多少RPやPCの自己紹介に慣れているようなら、オープニングシーンは自由に演出して貰って構わない。
 

●ミドル
最低限与えるべき情報は、
 「ジャームは既に家族や友人を手にかけており、侵食率も高く、明らかに手遅れである」
 「ジャームの潜伏場所」
といったところ。
推奨技能は情報:UGNや情報:噂話といった定番で構わない。
目標値は7前後程度でいいが、基本的にはGMの好みである。
他の情報は好みで適当に付け足せばいい。
PCの数が増えるようなら、1PCが最低1回ずつ情報判定に挑戦できる程度までは、情報項目の数を水増しするといい。
調達判定に挑んで貰うという手もある。
ここで基本的な判定方法や財産点の使い方などをPLに覚えて貰おう。
PLが不慣れでシーンを作るのも覚束無いという場合は、最初にNPCが手本を見せて手解きをするといい。
ミドル戦闘を行いたい場合は、適当な感じでボスと遭遇して適当に殴り合い、
適当な所で「瞬間退場」などを使って適当に切り上げよう。
 
 
●クライマックス
ジャームの潜伏先に踏み込んだらクライマックスである。
衝動判定や一通りの戦闘ルールなどの大まかな流れをPLに覚えて貰おう。
 

●エンディング
ジャームを討伐したら無事エンディングである。
悲惨なタイプのジャームを討伐した場合、PCやPLが落ち込む事もあるので、
そういう時はNPCがPC達に労いの言葉をかけて、フォローをしてあげよう。
シーンNo. 種別/発言者 コマンド/説明

1

 

解説

システム

何でもない毎日の筈だった。
今日は昨日の続きでしかないし、明日も今日の続きでしかない。
そういう日常が続くはずだった。
それだけの日常のはずだった。
たった、それだけで……たった、それだけだからこそ……尊い、日常の筈だった。
 

だけど、それはもう、二度と――お前の手には、戻らない。
 

 
ダブルクロス 3rd Edition 『The Only Neat Thing to Do.』
 
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉

2

 

解説

システム

――日本某所。
とあるUGN支部の管轄区にて、凶悪なオーヴァード事件が発生する。
内容は連続殺傷。犠牲者は延べ既に六人以上。
この犠牲者の中には下級のUGNエージェントも含まれている。
UGN日本支部は当該事件の犯人をジャームと断定。
そして、UGN日本支部は可及的速やかな事態収束を図る為――この事件の解決を、とあるオーヴァード達へと依頼した。

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本作は、「矢野俊策、ゲーム・フィールド」が権利を有する「ダブルクロス」の二次創作物です。