【クトゥルフ神話TRPG】【身内卓】仄暗い田園の足元での内容

【レギュレーション】
基本ルルブ
【シナリオの概要】
長いけど頑張って読んでください。


ある日、探索者達に手紙が届く。それは『ジキル博士』からのものだった。


拝啓
「まず初めに、わたしの名は、ヘンリー・ジキルと申します。今回なぜ、筆を取り、あなた方に手紙を出したのかと言いますと、私はロンドンで医師をやっており、様々な薬を扱っております。もちろん、薬は病気を治すもの。しかし、きちんとした処方をしなければそれは毒にもなります。今回盗まれた薬はすでに完成されたものでありますが、使い方を間違えればたちまちその体に悪影響を及ぼしてしまいます。
貴殿には、ぜひこの薬が誰に盗まれたかを調査し、出来れば私の元にその盗人を連れてきてほしいのです。
貴殿の噂はかねがね聞いております。最近、名をあげている期待の人物とお伺いしております。ぜひ、一度ロンドンにある私の家へとお尋ねください」
敬具
宛名　ロンドン　ウェストミンスター地区　ヘンリー・ジキル



ロンドンタイムズ　とあるコラム。
ロンドンに現る怪人、バネ足ジャックが再び登場！
「ロンドンタイムズは昨夜、ロンドンで暗躍するバネ足ジャックと接触することに成功した。バネ足ジャックは噂通りの俊敏さで、ロンドン裏路地を駆け巡っていたのだ。彼が最初現れた時、その手に血まみれのナイフを所持しており、猟奇的な殺人者の登場かとロンドン中に恐怖を振りまいたが、死んだ人間が裏で身寄りの無くなった子どもたちを売りさばく卑劣な人間だったということだから、たちまち恐怖の対象から市民から待望される英雄へと祭り上げられた！　これほどの手のひら返しは見ていて気持ちのいいものだ。何せ、たまたまだったって可能性があるためだ。しかし、それ以来たびたび目撃されているものの、人を驚かすだけでめったに殺人をしないこと、また、殺した相手が常に裏で悪い事をしている人間だったということなら話は別だ。市民はすぐにバネ足ジャックを英雄視し始めた。ただし、現れる場所がいつも裏通りの娼婦達がいる場所だということで、ただのヒーロー気取りで、タダでしてもらうためなんじゃないかっつー下品な噂も多い所だ。さて。真相はいかなものか。次回はバネ足ジャックに接触できた私が聞いた話を載せていこうと思う」
著：リカルド・バートン



ロンドンタイムズ　事件欄
「ウェールズとイングランドの間にあるセヴァン渓谷、そこにある付近の町で、いくつかの行方不明事件が起きた。今のところブリチェスターおよびキャムサイドの人間が消えている。これを受け、スコットランドヤードのチャールズ警部が調査を開始した。調査の為に、チャールズ警部以下数名の警察官がゴーツウッドの森へと足を踏み入れた所、帰ってきたチャールズ警部だけだった。チャールズ警部は顔を真っ青にして、『あれは、人間なんかじゃない・・・』と繰り返しつぶやいているという。チャールズ警部とともにゴーツウッドの森へ行った警察官が何人か行方不明になっており、現在慎重に捜査を進めている」
記者：メーガン・メイヤー

【ハウスルール】
①探索者の技能の上限は90%
②能力値の振り直しは合計3回まで
③クリティカル、ファンブルは基本処理しません。出来る時はします。

【備考】
4時間程度の予定ですが、私含め皆シティシナリオに不慣れなので、もう少しかかるかもしれません。
ロスト率高めのシナリオとなっています。

目星、聞き耳、図書館は振っておいたほうがいいかもしれないです。

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