ワールドセクション 世界における賞金稼ぎの立場 賞金稼ぎの立場 賞金稼ぎは世界各国から要請が出たら出動し、賊徒を制圧、あるいは魔獣を討伐…というのが一般的な仕事と思われがちだが、近年そういった軍事作戦だけでない別種の依頼(農作業あるいは収穫、生産品の制作依頼、輸送品の配達、etc…)といったもはや何でもあり状態となっている。賞金稼ぎとなってるが、実際は何でも屋になりつつあり、彼・彼女らはその時に、苦労し、時に困難な状況を打開し、物事に当たるその姿は、多くの人々に希望を与えているのである。以下、彼らの仕事について説明する 賞金稼ぎの仕事 彼らは基本、領地・並びに現地の宿屋住まいで生活することが多く、宿の宿泊費を稼ぐために仕事に当たり、稼いだ収入のうち、何%かは宿の宿泊料として宿の店主に収めているのである。賞金稼ぎたちの中には、この生活が我慢ならん!として洞窟を自分の家にする者たちもいれば、宿の店主と交渉して屋根裏部屋を自分の部屋とする権利を購入して生活する者。はたまた自らの意思で要塞を建造しそこを拠点とするものなどがいるのである。ここ最近変化してきた彼らの仕事とはいかに? 1.発掘調査の護衛 これは、以前から需要があった仕事である。よく調査隊は新聞広告かもしくは町の掲示板に遺跡調査の護衛募集!報酬は即日支払い、詳しくは調査隊隊長まで!というおふれを出す者たちがいる。彼らが調査護衛を依頼する場所と言えば決まって未開の遺跡・廃砦並びに、古代人の霊廟といった未知の危険が潜む場所である。相場は調査隊の隊長の気分で決まるが大体1500グリニッジドル並びに2000グリニッジドルとなっている。大体1か月かそこらの宿泊料分は貰えるが、賞金稼ぎによってはうまい具合に言いくるめてさらに高い報酬を支払う約束を取り付ける者たちもいる(逆に雇い主に言いくるめられる場合も多いのだが)この調査で価値ある学術資料が発掘される事により、魔導院の研究に一役買っているのである 2.賞金首の討伐 地上や世界には、公権力すら手に余る悪党どもがいてこれら悪党共を討伐するのに軍属では手が回らない事がある。そういう時、公権力がバウンティーハンター協会に討伐依頼を出すのである。これは何も軍属側だけでなく強敵ぞろいのごろつき集団に悩まされている地方領主、村民などからも討伐依頼が出される事も多く、そのたびに協会の賞金稼ぎが出動しているのである。ただし、相手は軍属すらも手に余るほどの連中で非常に危険な悪党どもなのは言うまでもなく、よくこういった仕事で致命傷をおったり殉職する賞金稼ぎ達も後を絶たないのである 3.事件・並びに荒事や騒動の解決 これは、どちらかと言うと直接戦闘より調査依頼などに近い、現地でちょっとした騒動が起きているので、そこに赴いて事件を解決してきてくれという依頼である。主に盗賊調査、防諜、並びに住民騒動の解決などがそれに辺り、直接的に武力を行使することで解決するのではなく、事件内容に関する情報収集・把握・対策といった具合にいかに派手に解決することなく事件を終結させるのが目的なのである(最も、盗賊調査や防諜は最悪敵に発見された場合、戦闘は避けられないが、やむを得ず戦いになったとしてもできるだけ派手な戦いは避けて目標を制圧する事が求められるが)直接的依頼が多い賞金稼ぎの仕事で珍しい頭脳勝負仕事のため、結構この手の依頼では苦戦しているようだ 4.未開エリア開拓の警備・並びに作業員 行商人、あるいは領主の使いなど様々な立場の人々が未開エリアの開拓、土地開発目当てや壊滅した村落の復興などが目的で未知のエリアに進出することがある。その際、魔獣や無法者の対策などを兼ねて賞金稼ぎを雇う事がある。彼・彼女らの警備が目的としているが、実際はそれ以外にも開拓の際の土地整備作業員、崩壊した建築物の再建設作業、資源調査の協力などほぼ開拓者と変わらない生活を期間内は要求されることとなる。ただし、見返りも大きく、開拓が完了した場合、建てた家は賞金稼ぎの物になる場合が多く、また作業に協力した村からは友好関係を築く事となる。そのため近年人気の仕事となりつつある 近年増加傾向の新たな仕事 1.生産品の制作・素材調達 近年増加傾向の依頼の一つに職人が工房助手、並びに職人見習いを出す依頼があるがこちらが生産品の制作となっている。主に食料品・衣服・武器防具などがそれに辺り、素材の調達から工房での素材加工、制作がこれに辺り、これら所定の作業の後、客の元に生産品を配達するのが全体の仕事像となる。戦闘メインの賞金稼ぎには工房作業は未知の領分であり、よく加工中火加減を間違えた。加工の手順を間違えたなどで苦戦する者たちもいるが、中にはすんなり所定作業をやってのけ、たいそうな品を作る者たちもいるようだ 2.輸送品の配達 これは忙しくて配送に手が回らない交易商人、並びに即急に物資を必要としている組織からの依頼となる。指定された土地の指定された場所に指定物資を届けてくれ。という仕事である。輸送に手間のかからない代物から大型のカートに登載しなければ運びきれないたいそうな代物まで幅広く、特に後者の大型荷物の輸送が来たときはげんなりする賞金稼ぎ達も多いようだ。ただし、輸送ルートについては賞金稼ぎが自由に決めてよいことになっている。そのため、大型荷物の輸送が来たときは、このげんなりした雰囲気を紛らわすのに各地を移動して景色を楽しんだり、憂さ晴らしに大酒や大食いなどで発散などしている模様 (そしてそれらは宿の支払いと報酬分の支払いに消えていく) 3.農作業・並びに収穫作業 農家の中には一人では賄いきれない程の広大な土地を持っている大地主などがいる。これはそう言った大地主が、期間限定で農作業の小作人を募集している仕事である。一見ただの収穫と軽く見て依頼に乗る者たちがいるが、現場に行って驚愕、何十エーカーにもわたる非常に広大な土地の面倒を期間内見ることとなり、さらに、種まき、水やり、耕作…といった農作業に必要な作業をすべてやることとなり、期間の最後に該当作物を収穫、そのまま輸送屋に受け継いで依頼は完了となる。非常に長期間の間面倒を見ることとなり、たかが農家…と侮って逆にその苦難だらけの作業に圧倒される者たちが毎度のごとく現れるのである (ちなみに、季節によっては雨期・乾期など自然とも戦うことになるのは言うまでもない) 賞金稼ぎのための組織 賞金稼ぎはバウンティーハンター協会所属となっており、上司から依頼が来ることもあるが、基本的に自力で仕事を探さなければならないことが多く、仕事を取らないときは収入は無に等しいのである。また多くの賞金稼ぎは先ほど述べたように宿屋住まいということも多い。ここでは、そんな賞金稼ぎに情報等を提供してくれる者や、賞金稼ぎが日ごろから世話になっている組織について説明する 1.宿屋・酒場 賞金稼ぎにとって、宿泊所兼家替わりとなっている場所、それが宿屋・酒場である。多くの宿屋・酒場は賞金稼ぎ達を長期宿泊させる代わりに料金として毎月収入の2%を宿泊料として上納してもらっているのである。 (支払いができなくなったらその時点で宿から退室してもらい、その賞金稼ぎは野宿となる) そのため、賞金稼ぎ達は必死になって宿の料金を支払うために仕事を行い、残りの収入を銀行くんだりに預けに行っているのである。多くの賞金稼ぎが収入はトントンというのはここから来ている ただし、宿の主人と賞金稼ぎが特別な中かあるいは信頼できる用心棒として雇っているという場合のみ話は別で、宿の屋根裏部屋などを賞金稼ぎに無期限で貸し出したりしている場合がある 2.商店 鍛冶屋・薬品店・雑貨店など多くの店の総称である。この店は賞金稼ぎに様々な物品を提供し、また様々な物品を買い取ったりといった具合に地味に賞金稼ぎにとってはありがたい組織となっている。彼らが精魂込めて作り上げた品々が日々の仕事に役立っているのである (絶体絶命の状況で薬品店の薬があったおかげで何とか持ちこたえた。信頼できる鍛冶屋の武器防具のおかげで賞金首との戦いに勝利した。など) また商店は宿屋・酒場ほどではないが商売人同士の噂話を交換する場でもあり、未発見の遺跡の噂を教えてくれたり、アーティファクトの情報が入る場合もある (ただし、店主との仲が非常によくないと教えてくれないだろう) 3.手配師や盗賊組合の怪しい面々 その地方の大都市になると人目を避けるように存在する怪しげな面々、それが手配師や盗賊組合といった陰に生きる者たちである。盗賊組合は仕事上、その地方の公権力と対立しているが、手配師の場合は、短期で終わる少々胡散臭い仕事を紹介してくれる事がある。彼ら手配師は裏の故買屋組合、あるいは情報屋組合などを仕切っている場合が多く、また公権力に顔が利くことがあり、ヘマをやらかした。あるいは公権力の厄介者に目をつけられた。など非常に切羽詰まった状況になったとき、咎料の半分を支払うことで無罪放免とさせるほどの権力を持っているのである。なぜそのようなことが可能か?とすれば公権力のゲスイ実態などまで把握しており、また彼らがその手の事を受け持ち、悪党どもを監視している為、無法地帯にならずに済むという効果もあるため公権力も彼らの事を片目を閉じてもお目こぼししているからである(これは盗賊組合も同様であるが) また悪代官に制裁を加える、という意味合いでも陰では盗賊組合などを支持している者たちも多い (主に農民・下層階級の者たち・社会から爪はじきにされた者たちなど) 賞金稼ぎと一般社会 賞金稼ぎの事は一般社会の人々はどう思っているか?については先ほども述べたように、軍属すら手に余る仕事をやってのけ、時に苦労し、時に困難に立ち向かい依頼に当たるその姿は多くの人々に尊敬と希望を与えているのである。ただし、それでも組織によって対応、立場は異なるのである その土地の領主・国王など 土地の領主・国王や役人連中は賞金稼ぎには軍属ですら避けたがるような仕事を率先して行ってくれている賞金稼ぎの事を非常に歓迎している。権力者は自らの領分の無法者共を率先して討伐してくれたり、厄介な事件を解決してくれる彼・彼女らを歓迎することに非常にメリットがあると考えているからである。ただし、一応は賞金稼ぎらが問題を起こすような乱暴者でないかを調べるために面会を行う場合がある。これは何も、領主・国王が治めている大都市だけでなく、中規模都市、戸数数百件の集落などでも同様で、賞金稼ぎらが宿泊などを目的に訪れた場合、かならず初めに対応するのである。これは何も、賞金稼ぎらの様子を見るだけでなく、領主・国王側からも賞金稼ぎなどを通して各地の噂・最新情報を聞くことができるからだ 一般市民や農民など 大体の一般市民・農民は賞金稼ぎに対して友好的な対応をしてくれる。なぜなら彼・彼女らが悩まされている難題をいつも上手いこと解決してくれるからである。ただし、場所によっては賞金稼ぎに足して遠慮がちに接する者たちもおり、そういう者たちは大体秘匿信仰(魔人崇拝)や、盗賊組合などと付き合いが長い者たちが多い。また、交易商人、村の自警団などは特に積極的に情報交換を持ち掛けてくる場合が多いようだ 手配師や盗賊組合などの怪しい面々 陰の世界に生きる彼ら怪しい面々は賞金稼ぎは警戒の対象かもしくは手配師の場合は商売相手として接するだろう。彼らにとっては賞金稼ぎは軍属と同じく取り締まる側だから当然である。表向き、彼らは挨拶に来るなんてことはまず100%無く、借りに仕事か何かで対応することになったとしても配下の構成員に常時監視されることとなる。この世界においては、5つの大陸においてそれぞれ権力を持った盗賊組合が存在しており、それぞれ、勢力圏争いや表向きの合法ビジネスで成り立っているのである。 同じ大陸の盗賊組合の場合は連絡員同士で情報交換や現地の実態の動きなどを探っており、交流があるようだが他の大陸の盗賊組合同士では皆無である ただし、手配師・盗賊組合ともに、世間の裏の裏まで見通していることは確かで、ある程度取引があると悪徳官士にとっ捕まった場合裏取引でお目こぼしをもらうよう働いてもらう。窃盗品が出た場合、その窃盗品の居場所を教えてもらえる。組織が影響力を持つ場所で安全に行動できる。などの恩寵はある 大陸の寺院 賞金稼ぎであっても表面上現地の寺院に関して敬意を表せば、彼らは敵対することはないだろう。異なる寺院の信者の場合、その土地でどの寺院の影響力が強いか?によって立場はかなり変わるであろう 様々な人々、職業の者たちが行きかう交易都市、並びに港湾都市などでは司祭が自分たちの勢力を拡大しようとしてもよほど無茶をしない限りは、邪魔されたり迫害されたりは無い 特定の勢力が力を持つエリアでも、専用の魔法や技能を学びに来た。あるいは短期的な滞在で少々厄介になる。などの場合は、勢力にとって害悪でないと判断されれば安全は保障されるのである ただし、定住の意思を示した場合は勢力が崇拝する神格に敬意を払うか、もしくは寺院に多額の寄付金を求められることとなる。逆に、勢力拡大を行おうとした場合はその土地の寺院と対立することとなるだろう (最悪、正面衝突する場合はある) 善意で住民を治療、または住民に対して良かれと思われる行動をとった場合は、彼らは何もしない、あるいは味方として認識し、賞金稼ぎ達と対立することはない (これは、暗に賞金稼ぎ達を上手いこと利用して自分達がやりたがらない事を解決してもらう。というセコイ考え方もあるからだが) ただし、中には頭の栓が100%飛んでいる狂信者共によって構成される戦闘団が勢力を持つ場所もごくまれに存在しそういう者たちがいる場所では間違いなく100%敵とみなされることがある (こういうエリアは地方領主や寺院にとっても自分たちの評判を著しく下げているとみなされてるので事前に注意喚起をしていたり、寺院同士で小競り合いを行っている場合が多々ある) これは、同じ寺院に敬意を払っている司祭がPTにいたとしても同じであり、彼らにとっては穏健か?同じ仲間か?などはすでに意識から飛んでおり取りつかれたように自分たちの主義主張に固執しているからである (だからよく軍属や寺院の僧兵も出動して彼らを取り締まっているのだが)
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