東方TRPGBRP版 世界観セクション 三星砦連合王国について

エミリオ(ハウスルール投函者)

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登録:2020/12/28 06:10

更新:2020/12/28 06:10


ルールブック55
三星砦連合王国について
三星砦連合王国

三星砦連合王国は泰山大陸泰山地方に本拠地を有する強力な王国である。碧霞元君と泰山府君を守護神に頂き、非常に豊かな文明を築き上げている。賞金稼ぎや冒険者の多くは元始大帝を守護神に置く恒山地方の出身だが、
碧霞元君の信奉者も同じくらい多いのである
三星砦連合王国は、信徒の特性が示す通り、非常に高度な文明を発達させており、街には蒸気エンジンの機械があちこちに立ち並び、街の外には、農作物の制作にいそしむ人々が日々せっせと働き、優れた医療による適切な処置が行われている
また幻想郷とは同盟を結んでおり、信徒が探索や依頼を引き受けると、協力して事に当たる場合が多いようだ
(同時に幻想郷に外の世界の技術や歴史・学問を情報交換する役目をおっている)

王国の成り立ち

三星砦連合王国は三つの知恵を持つ者と呼ばれた三星大帝によって役200年前に建国された。三星砦連合王国が建国される以前の泰山大陸では、各地で部族や妖魔、盗賊が互いの領地を奪い合い小競り合いや権力闘争を行っていた
そこに現れたのが三星大帝である。彼はその三つの知恵と判断力、思考力による政治的取引により、諸勢力を連合させた。また、海を隔てた日照国と幻想郷との間にも取引を行う事により、ここに、今日に連なる連合王国が誕生したのである

三星砦連合王国の政治体系

三星大帝という共通の王を頂くようになっても、部族や妖魔、幻想郷などの独立性は強いままであった。王はこれを尊重し、王国は部族の連合体に近い形となった。部族長は「族長」という称号が与えられ、それぞれ自分の領邦を治め始めた。王は中立で不可侵な立場として部族間の争いを解決し、王国の平和を守ったのである

三星砦連合王国軍

三星砦連合王国軍には大きく分けて2種類の兵士がいる
第1のグループは日ごろは一般市民として暮らし、戦いが起こると臨時収集されて戦士となる者達である。彼らは、三星砦連合王国市民には珍しく渾沌大帝や中壇元帥の信奉者なので、日常生活する傍ら、武術の訓練は怠らないので、一端の戦士クラスの戦闘能力がある。しかし、いくら戦いに優れているとはいえ、彼らも市民なので無茶な収集は行われないようだ

第2のグループは国王や族長に直接使える戦士達である。彼らは戦士団などに仕える専業の戦士で、戦うために鍛え上げられ常に自分の主人の元に控えている。彼らは有事にのみ召集できる兵士と違い、国王や族長が自分の意志で自由に動かすことが出来る戦力である

どちらのグループでもそうだが、三星砦連合軍の兵士は、集団戦闘によるチームワークを重んじる傾向が強く。個人で突撃する傾向は少ないようだ。他に現場においては指揮官の命令を優先する傾向が強く。整然とした行動はとれるが、瞬時の判断は少々苦手である。これは後に登場する業魔一族との戦いで少々不利な戦いを強いられる原因となったようだ

業魔一族との血で血を洗う抗争

三星砦連合王国が建国されてから数年後…それまで、小規模な賊徒が反乱しては討伐されてを繰り返していた三星砦に、強敵が現れる。それが業魔一族である。周辺の賊徒を次々と傘下に引き入れ、一大勢力圏を結成した彼らは、その盗賊自体から得意としていたゲリラ戦法、並びに地の利を生かした戦いや個人の力量を駆使した戦いにより集団戦闘を得意とする三星砦連合軍を軽く蹂躙していたのである。彼らは山間部を主な勢力圏とし、そこを拠点に各地に戦いを挑んだのである。三星砦連合軍も当初、不利な戦いを強いられていたが、何とか持ち直ししぶとく反撃を続けた結果、現在は散発的な戦闘が各地で起きる位の膠着状態に落ち着いたのである

業魔一族について

元々は、地元を基盤とする小規模な賊徒であった。だが、ある時、野心家の盗賊が頭領の座に就いて以来(正確には、先代の頭領を処断して組織を乗っ取ったとされる)積極的に各地の賊徒を傘下に入れ、勢力圏を拡大し、現在に至る。彼らの地盤となっている大陸南西部山間部では、要所要所に監視用の砦、高台などが築かれ、一族の手の者が駐留し、人々を監視している。彼らは反乱の動きがないか油断なく見張り、一族の者でない者が理由なく重武装しているのを発見したり、反乱の計画が練られていると連絡が入った場合、即座に投獄し獄舎送りにして重労働を貸すか、もしくはその場で即刻処断する事にしている。また勢力圏の街や村には徴税官と称される者達が、法外極まりない「税金」を取り立てているのである。彼らが、異様に他の賊徒と異なり重武装大勢力なのはこういった違法な資金徴収活動から成り立っているからである

反乱する者達は村だろうが都市だろうが何だろうが、焼き討ちにして分捕った後自分たちの要塞などを建造する土地として摂取し、周辺の財宝という財宝は根こそぎ奪い取る。逆に協力的な者達に関しては、武具・細工物・金属や蒸気機関・アーティファクトや略奪した土地を貢献度に応じて与える

このように、自らに従わない者達を武力で無理やり服従させ、最終的に泰山大陸自体をわが手に収める事を狙っているのが彼ら業魔一族なのである

三星砦連合王国の現状

現在の三星砦連合王国では、無法者集団の業魔一族と連合王国との勢力圏争いが起きている。大半の地域では業魔一族は討伐したが、南西部山間部は未だに戦闘が散発的に起きている危険地帯であり、このエリアを通行する行商人は命がけなのである。逆に、腕利きの賞金稼ぎや冒険者は王国軍の助っ人として前線基地に行くように依頼が来ることがあり、彼ら賞金稼ぎ達にとっては絶好の稼ぎどころとなっているのである
また、賞金稼ぎの中には、業魔一族を討伐してこの地の統治者になり替わろうとしている者もあり、内情は一枚岩ではないようだ
更に、業魔一族と協力関係にある勢力に現地の魔人崇拝団体なども加わっており、業魔一族、魔人崇拝団体、連合王国、賞金稼ぎの一団といった4つ巴の勢力が睨みを聞かせている油断ならない場所、それが南西部山間部なのである

神々

泰山大陸では6柱の神々が主に崇拝されている。ここではそれ以外の神々を紹介する

趙玄壇:財神・行商人の守護者

保生大帝:医神

水精:水の守護神

黄老:土地の守護神

赤精:炎の守護神

雷帝:雷神

劉猛将軍:農業の守護神

北斗星君:冥府の裁判官・北斗七星の化身

南斗星君:生命の守護神・南斗六世の化身

八仙:異なる能力を持つ八人の伝説的仙人(科学者)
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