【ソード・ワールド無印】白狼亭:未開拓地を調査せよ!【TRPGリプレイ】

蒼月

蒼月

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登録:2016/11/26 00:15

更新:2016/11/26 00:26


 <初代ソードワールドセッション:未開拓地を調査せよ!>


~以前はグラスランナーにスポットライトを当てましたが、今回はドラゴンとリザードマンです。
 まずは恒例、キャラ紹介から~


GM/蒼月:自己紹介をフレデリック→ラエルノア→ケーリアン→チャムの順でお願いします!
カミカゲ:了解ですー ではいきますー

フレデリック:「僕はフレデリック・フレーザーと言います!」
フレデリック:「占い師のばあちゃんにちょっと冒険者になって心身ともに鍛えて来いと言われて・・・冒険者となりました」
フレデリック:「特技は格闘技(ストライカー)と封呪魔術です。不器用ですがよろしくお願いします!」以上ですー。

◎フレデリック・フレーザー(PL:カミカゲさん)ストライカー:Lv1 チャーマー:Lv1
種族:人間 性別:男
今回はPTにプリーストがいないため、唯一 回復魔法が使えるキャラです。
初めての依頼だというのに、大変な冒険をするはめに(誰のせいって、当然GMのせいですがw)


ラエルノア:「ラエルノア、ハーフエルフのウィザード……、あ、じゃなくてソーサラーだっけ?」
ラエルノア:「で、賢者の学院で学ぶ傍ら冒険者稼業で修業をしております。最近はスンツーを勉強しておりました」以上でー。

◎ラエルノア(PL:なーがさん)ソーサラー:Lv2 セージ:Lv3 コマンダー:Lv1
種族:ハーフエルフ 性別:女
新技能、コマンダーを取得し、さらにサポート能力が上がっています。
もちろん攻撃魔法の火力も侮れません。


ケーリアン:「ケーリアンだ。もはや駆け出しの冒険者とは言えなくなってしまったな(今回で4回目)」
ケーリアン:「なんでも更に鋭い矢を放つ術や探偵の技を磨けるところができたと聞く。後で顔を出してみようか」
ケーリアン:シューター3Lv、幸運が2になったケーリアン。何となく銀の矢も購入。以上

◎ケーリアン(PL:手羽先さん)シューター:Lv3 バード:Lv1
種族:ドワーフ 性別:男
クレインクィンクロスボウで打撃力50という脅威の破壊力を出すドワーフシューター。
ロングボウの3連射も唸りを上げます。


チャム:「チャムよ。盗賊業で品物を仕入れて、商売で生計を建てているわ」
チャム:「目標は自分の店を持つことよ。やっと少しは軌道に乗ってきたわ」
チャム:「私の邪魔をするものは、この愛用のバスターソードでたたき切ってやるわ。みんな、よろしくね」以上です~
なーが:おお、ようやく剣を使う冒険者が……
チャム:そんなに人気ないんですか?W
フレデリック:実は結構増えてたりするw<剣士
なーが:ホゥホ
ニール:そしてあたしは剣士をやめたぞー
なーがww
フレデリック:ウィップマスターw

◎チャム(PL:無糖職人さん)シーフ:Lv3
種族:人間 性別:女
戦闘特化のプションを選択したシーフ。
もはやシーフと言うより軽戦士。
今回、剣士としてもシーフとしても活躍します。


~全体的にレベルの上がって来た【白狼亭】メンバー。
今回、強敵をぶつけるGMですが「このメンバーなら大丈夫!」と信じていますw~


GM/蒼月:では改めて、シナリオ開始です!

GM/蒼月:あなた達は、未開拓地の方角から黒煙が昇っていると言う報告を受け、調査の依頼を受けました。
GM/蒼月:ラエルノアには、もれなくレポート提出を要求されていますw
ラエルノア:「まったく、昔からこういう体質は変わらないんだから……」
GM/蒼月:充分な食料を支給されていますが、未開拓地は思ったより遠く、何日も経過しています。
ケーリアン:「だがそのお陰でこの依頼を受けれたのだ、文句はないだろう」勝手に依頼人を魔法ギルドっぽく。
フレデリック:「目的地はまだですかねぇ・・・(率先して荷物持ち)」
チャム:「まだ着かないのかしら・・・新しいものが仕入れられるといいんだけど・・・」
ケーリアン:「遠いからこそ未開拓地なのだろうな」

GM/蒼月:そうして、湿原を歩く途中・・・ふと、日が陰ったのか辺りが暗くなる。
GM/蒼月:しかし太陽を遮った“もの”は雲などでは無かった。
フレデリック:「あれ?急に暗く・・・」
GM/蒼月:凄まじい咆哮が大気を震わせる!
チャム:「な、なに!?この音!?」
ラエルノア:とりあえず、伏せてみようか
フレデリック:「え?え?な、なんですか!?」
ケーリアン:「な、何事だ!」声の方向を見る。
GM/蒼月:見上げると、赤と緑・・・二匹の竜が空中で激しい戦いをしている。
GM/蒼月:判定するまでもなく、ドラゴンである事までは解ります。
フレデリック:「う、うわー!逃げないと―!」
ケーリアン:「ど、ドラゴンだと・・・。しかしこちらには気がついてないようだ」多分。


~ここでイラストを表示するGMですが「ケーリアンなら撃ち落とせそう・・・w」などという発言もあったり。
 確かにドラゴンと言っても、モンスターレベル10のレッサードラゴンですが・・・撃ち落とせるか試してみますか?w~


フレデリック:とりあえず隠れられそうな場所を探します
チャム:「派手にやり合ってるわね~ 竜のうろこでも落ちてこないかしら?」
ラエルノア:「これはまた……ちょっと洒落にならないわね、流れブレスを貰う前に物影ね」


 赤竜の牙の間から炎が漏れた。そう思った瞬間に口から激しい炎が噴き出す!
 緑竜は羽ばたき、急上昇する事で そのブレスを躱し、さらに加速する。
 すれ違いざまに首を曲げると、カタパルトの弾丸より さらに巨大な火球を二連続で吐き出す!
 しかし赤竜も左右に羽ばたき それを躱す。
 その巨体を捻るように回転すると、すさまじい速度で体当たりをしかけた。
 緑竜も体を旋回させながらそれを躱す。
 そして2色の竜がすれ違った瞬間、血の雨が降り注いだ。
 赤緑の竜が、それぞれ紅く染まる。
 ブレスの熱は地上まで届き、辺りは夏の様な熱気に包まれていた。
 そして、決着の時が訪れた。
 赤竜の牙は、緑竜の喉に食らいつきー―
 緑竜の爪は、赤竜の心臓を抉っていた。
 赤竜は、力無く 遠くの山へ滑空して行き、緑竜は頭から地面へと墜ちて行った。


GM/蒼月:ドラゴンはPCの近くへ落ちてきます。
フレデリック:「わわわわ!大変だ―!」
チャム:「ちょ、ちょっとこっち来るわよ!」逃げます!!
ラエルノア:私は赤いほうがどの辺に飛んでいくか見ていよう
フレデリック:「ちゃ、チャムさん置いてかないでください~」
GM/蒼月:みなさん、早めに警戒していたので 何とか下敷きにならずにすみます。
GM/蒼月:轟音と共に大地が震え、やがて静けさが訪れた。

ケーリアン:「中々貴重ないいモノが見れたなあ」
フレデリック:「感嘆してるばあいですか!!」>ケーリアン
チャム:「ケーリアン、なんでそんなに余裕があるのよ・・・」ハァハァ言ってます。
ケーリアン:「いや、この光景を見ておくのもバードとしての勤めよ」
チャム:「なんだか焦った私たちがバカみたいね」>フレデリック
フレデリック:「いやいやいや!普通は焦りますよ!」
ラエルノア:「新大陸はホント魔境ね・・・・・」

GM/蒼月:緑竜は 最期の力を振り絞るように咆哮を上げると 白い繭に包まれて行く。
ラエルノア:あれ、繭だと?
GM/蒼月:繭は次第に収縮し、卵のような形状になります。
GM/蒼月:そうしてドラゴン→繭 に注目していると・・・
GM/蒼月:あなた達は いつの間にか リザードマンに囲まれています。
GM/蒼月:軽傷の、白いリザードマンが1匹。重傷の、通常(緑)リザードマン4匹です。
フレデリック:「え?え?あれ?」
ケーリアン:「む……」
GM/蒼月:リザードマンは、繭を見ると悲しそうに 小さく唸り声を上げます。
チャム:「な、なによ・・・私たちじゃないわよ!」
ラエルノア:「……共通語通じるかしら……」

GM/蒼月:白いリザードマンが口を開きます。
GM/蒼月:「共通語なら通じるようだな。お前たちは何者か?」
ケーリアン:「通りすがりの冒険者と言ったところだ」
GM/蒼月:「血と暴力を望むなら、ここを立ち去ると良い。我らに争いの意志は無い。あるのはただ、この身を完全な姿にすると言う願いだけだ」
GM/蒼月:「しかし、場合によっては黒き竜が全てを滅ぼし・奪いに来るであろう」
GM/蒼月「和を望む者ならば、手を貸してほしい」
フレデリック:「手を貸してほしい・・・とおっしゃいますと? あ、僕はフレデリック。フレデリック・フレーザーと言います」
GM/蒼月:「ヤツらは強欲の化身。我らを滅ぼした後は、人族の下へと牙を向けるだろう」
GM/蒼月:「私の名はエルブラン。緑竜を祀る一族だ・・・竜亡き今、私が一族の代表となる」
チャム:「この緑竜がもともとは代表だったのね・・・」
チャム:「黒き竜? まだ、他にもいるのね・・・」
エルブラン:「正確には、まだ竜では無い」>チャム
ケーリアン:「完全な姿……噂に聞く最終的に竜と化す修練か」


~彼らは竜司祭(ドラゴンプリースト)という技能を持ち、レベルが上がるほどドラゴンに近付いて行きます。
 そして10レベルになるとドラゴンに転生する儀式が可能となり、さらに年月を得て本物のドラゴンになります。
 この世界のドラゴンは卵から生まれます。
 しかしドラゴンは卵を産みません。
 では、どうやって生まれて来るのか、という答えが上記の転生儀式です~


ラエルノア:「和ね……、確かに、ヒトの領域に竜に牙を向けられては困るし、それもありね」
ケーリアン:「我らとて血や争いは好まん。手を貸そうではないか」
エルブラン:「言葉持つ者よ、感謝する。通りすがりだというが、事情は歩きながら聞こう」


~ここで「報酬は無いのか?」等言う人もいるかと思いましたが(リザードマンに出来る限りの報酬も考えてはいました)
 すぐに引き受けてもらえ、GMからも感謝です。
 一行は、歩きながら会話を進めます~


フレデリック:「と、言う事は・・・あの赤い竜が敵って事です?」
ケーリアン:「我が名はケーリアンだ。 すると先程の赤竜は?」
エルブラン:「赤竜亡き今、やつらのリーダーはヴェデリウスという黒鱗の男だ。そしてこちらにも緑竜はもういない」
ラエルノア:「今ので赤の竜も亡くなったと?」ついでに自己紹介も折を見て。

GM/蒼月:*赤竜が敵勢力、緑竜がこちらの竜でしたが、今回 相打ちになっています。

チャム:「黒鱗の男? そいつが黒竜になるのかしら?」
エルブラン:「黒鱗のヴェデリウス、ヤツが修練を積めば、間違いなく黒竜となる」
フレデリック:「なるほど・・・竜になる前にどうにかしないと・・・ってリザードマンさんって修行すると竜になれるんですか?」
ケーリアン:「ヴェデリウスとはどういった者なのだ?」
エルブラン:「竜となり、己を完全なものとする。それが我らの悲願だ。しかしヴェデリウスの目的は違う。竜の力を持って、全世界の財宝を我が物にしようとしている」
エルブラン:ヤツは以前から竜の卵を狙っていた。今すぐにでも奪いに来るだろう」

ラエルノア:「噂でしか知らないのだけど、竜司祭と呼ばれるものかしら?」
エルブラン:「竜司祭、確かに我らはそう呼ばれる者だ」>ラエルノア
チャム「ラエルノアは色々しっているのね~」

GM/蒼月:歩いていると、だんだん湿原から山道へと変わっていきます。
GM/蒼月:植物はほとんど生えておらず、ゴツゴツした岩肌が見られます。

ケーリアン:「ふむ、ヴェデリウスという輩をどうにかせねばならんようだな」
フレデリック:「ほおって置くとリザードマンだけじゃなくて人間にも危害が及ぶって事ですね」
エルブラン:「我らが負ければ、間違いなく。次は大陸から渡ってきた財宝を狙うだろう」
ラエルノア:なるなる、「合点がいきました感謝します。なにはともあれ、叩くならば今しかないというわけね……」
チャム:「でも、私たちに何かできるかしら・・・」
フレデリック:「まさか初仕事でこんな大ごとになるとは(遠い目)」


~フレデリックに関しては、GMも同感ですw
 ・・・ま、仕方ない。こんな事もあるさ!~


ケーリアン:「おっと、エルブランよ。お主、最近この近くで黒煙が昇るのを目にしなかったか?」
エルブラン:「ドラゴンが戦えば、黒煙が昇るどころか、地形すら変わる」
GM/蒼月:*黒煙はリザードマン達の戦闘のためです。

ケーリアン:「先の戦いを見る限りそのようだな。……一体我らに何ができるのだ」
エルブラン:「目的の卵は『火の山』に安置されている。しかし今は、ほとんどの戦士が戦いに出ている。一刻も早く守りを固めなければならない」
フレデリック:「火の山・・・暑そう・・・」
ラエルノア:「つまり、卵を守るのが要かしら」
チャム:「そうみたいね。それくらいならできるかしら」
エルブラン:「ヤツらの部族に卵は無い。我らの卵を守り切れば、勝利は確定となる」
フレデリック:「大丈夫ですかねぇ・・・」
チャム:「頼りにしてるわよ!」バンッとフレデリックの背中をたたく。
フレデリック:「ううう・・・責任重大じゃないですか・・・」
ラエルノア:「立てこもるならば、防御側は圧倒的に優位よ」とコマンダーらしいことをw
ケーリアン:「しかし、そんな大事な所に我らを誘って良いのか?」
エルブラン:「普段なら、近付くことさえ許さない。だが今は、卵を守る事・生き残る事が重要だ」

エルブラン:「卵はこの上だ」
GM/蒼月:エルブランは約20mの崖を指さします
チャム:「え、ここを登るの?」
フレデリック:「絶壁ですねぇ・・・」

GM/蒼月:崖はほぼ垂直ですが、突起は多く 手足はひっかける事ができます。
GM/蒼月:登攀判定、目標値12を2回です。
GM/蒼月:一人でも登り切り、ロープを使えば落下は防げるとします。

ラエルノア:「私たちにとってもここを守ることで人里を守れる可能性はあるのだからある意味運がよかったというべきか」
ケーリアン:まずはチャムに登ってもらってロープを垂らしてもらわないと
ラエルノア:ウンウン、シーフがんばれー
フレデリック:「チャムさんがんばって!」
チャム:はい~
システム:チャムさんのロール(2d6+3+2) → 10 (2、3)
チャム:あ
ラエルノア:片手で顔を覆う
チャム:「まかせておきなさ・・・あ~~」
フレデリック:シーフだから受け身が!
チャム:「きゃああああああ!」

チャム:受け身とかあるの?
ケーリアン:10mだとして受け身込みで15点ダメージかな。防護点有効
ラエルノア:あかん、それはまずい。仕方がない、悲鳴を上げるからには受け身もなんか失敗しそうだ(笑)
ラエルノア:フォーリングコントロール。
チャムゆっくり落ちている感じ?ふわふわふわ
GM/蒼月:チャムは落下速度を思い通りに調整できます。
チャム:「た、助かったわ。ありがとうラエルノア」
チャム:「すごいわねこれ、私宙に浮いてるのね!」ウキウキしてますw
ラエルノア:「どうか気を付けなさいね、私たち登れないから」
ケーリアン:「先にロープを掛けた方が良さそうだな」


~ロープの無い状態でロッククライミングに挑戦できるのは、シーフ技能のみです。
 ここで全員が崖を登れるかどうかは、チャムにかかっています。
 この後、ケーリアンがフック付ロープを崖上に投げて固定し、チャムが登攀に成功。
 登った人は、上からロープで仲間を引き上げる形でサポートします~


GM/蒼月:みなさんは、崖の途中の開けた場所に出ました。
GM/蒼月:奥に洞窟が見えます。
ラエルノア:「ここがその?」
エルブラン:「この奥が安置所だ」
GM/蒼月:そう言って、奥へ歩いて行きます。
チャム勝手に火山の上に卵が乗っかているのをイメージしてたw
ラエルノア:なんか美味しそうなイメージですねw

ケーリアン:熱とか大丈夫?あと明るさものかな。
GM/蒼月:気温はかなり高いです。
GM/蒼月:明かりは必要ですね。
GM/蒼月:エルブランとケーリアンは問題ありませんw (暗視があるので)
フレデリック:「暑いですねぇ・・・やっぱり」
ケーリアン:「まだ問題無いくらいなのが幸いか」
チャム:「暑いけど仕方ないわね」

ラエルノア:ここでたいまつはなんとなく焚きたくないw
フレデリック:焚いても同じ気がするw
ラエルノア:それもそうかなw
GM/蒼月:誰が、何を点けますか?
フレデリック:「暗いですね・・・松明つけましょう」
ケーリアン:松明はそもそも買ってない。
フレデリック:いらないしね!!
エルブラン:「(明かりが足りないか。目は良くないようだな)」

チャム:フレデリックの一つで良いのかな?
ラエルノア:まぁ、今はそれで問題ないはず。
GM/蒼月:1つで良いでしょう。
フレデリック:ではぎこちない手つきで火をつけます(器用さ6)
ラエルノア:並みな猫以上の不器用さ?
フレデリック:お陰でケットシーに間違われたよ!!
ラエルノア:ww
ケーリアン:・・・(器用だけみてケットシーだと思った人)


GM/蒼月:そうして進んで行くと、開けた地形に出ます。
GM/蒼月:広場の上は穴が空いており、光が差し込んでいます。
ラエルノア:なんということだ、頑張って火をつけてもらったのに()
フレデリック:「松明いらなかったですね。。。」


~いや、明るい所に出るまでは必要だったんですよ?w
 戦闘が控えているので、たいまつで片手が塞がったり、充分な明かりが無い事でのペナルティが無いように、という配慮だったのですが^^;
 あと、光が差し込んでいる風景がファンタジーっぽいかなと~


GM/蒼月:その中央に石の祭壇があり、卵が安置されていますが、床には数匹のリザードマンが転がっており、黒いリザードマンと緑のリザードマン3匹が祭壇の近くに立っています。
ラエルノア:小声で「まさかあれが……?」
ケーリアン:「・・・これは少し出遅れたか」
GM/蒼月:黒いリザードマンが冒険者を指さし笑います。
ヴェデリウス:「何だ、キサマの部下は? ついに下等種族にまで助けを乞うたのか! グゥィハハハ! 無様なものだな!」←リザードマン語
GM/蒼月:エルブランも何かを言い返しています。
GM/蒼月:*PCはリザードマン語が解りませんw
チャム:「な、何よ!なにがおかしいの!」
フレデリック:「な、なんか笑われてるような・・・」
チャム:「どうみても指さして笑ってるわよ!」
ラエルノア:「共通語を喋らないのは野蛮の証だってばっちゃが言ってた」(喋らないというか共通語で意思疎通を試みる気がないヤツは)
チャム:「なんとなく馬鹿にされてるのは雰囲気で分かるわね・・・」
フレデリック:「家のばあちゃんは人を指さして笑っちゃいけないと・・・」

ケーリアン:その間に戦闘準備するのは流石に自重しておこう。


~はい。ここでクロスボウの巻き上げなど行えば、ヴェデリウスは瞬時に突撃命令を出していました~


GM/蒼月:黒いリザードマンとエルブランが一騎打ちの体勢に入り、部下の3匹がみなさんに向かってきます
ケーリアン:「あの雑魚を片付けるのが我らの仕事のようだ」ロングボウ構え
チャム「どうせなら黒い方を真っ二つにしてやりたかったけどね」
フレデリック:「黒いのは強そうですよ・・・」
ラエルノア:「そうね、高位の術者は高位の術者に任せておくべき……」
チャム:「馬鹿にされたまま我慢できるほど、私は大人しくないわよ」


~ご安心ください。最初から黒いのもPCと戦う予定ですからw
 ここから、恐らく未だかつてない激闘が始まります~


ケーリアン:スレイブ種?
GM/蒼月:スレイブとノーブルの中間、ガーディアンです(オリジナル)
フレデリック:固そうだw
ラエルノア:おお、オリジナル!


~と、言ってもスレイブ種のレベルを1つ上げ、ついでにドラゴンプリーストを1Lv習得させただけです。
 1ラウンド目、ラエルノアが3匹全員を魔法で眠らせ、チャムの2段斬り、ケーリアンの3連射で1匹目が倒れます~

ケーリアン:「転倒している今しかないな」と矢を三本立て続けに放つ。

~ダイスの結果、全て当り~

ケーリアン:全命中だね。
フレデリック:マジで全部あてるケーリアンw
ラエルノア:なんという……
GM/蒼月:転倒さえしていなければ・・・!
チャム:怖い怖いw

~ダメージの結果は 1回目:12 (6、1)
→ 2回目:11 (1、5)
→ 3回目:11 (1、5)~

GM/蒼月:倒れますよ!1ラウンドで5回も当てられれば、そりゃ倒れますよ!
フレデリック:シューターハマれば強いw

~3レベル冒険者に対し、3レベルモンスターをぶつければ、こうなるだろうとは思っていました。しかし本命はまだ後です~

GM/蒼月:横を見ると、黒いリザードマンには翼が生え、頭はドラゴンの様になっています。
フレデリック:おおっと!
チャム:「ちょ、ちょっと!そっちは大丈夫なの!?」
ケーリアン:「先にこちらを片付けなくてはな」
エルブラン:「こちらにはもう魔力が無い・・・だが負けるわけには行かない!」

~2ラウンド目、チャムが またしても2連撃。ケーリアンは3連射
 ラエルノアはファイアウェポンをケーリアンのロングボウにかけます。
 フレデリックは自分にガイド(誤射しなくなる魔法)
 敵はそれぞれの攻撃を1回は躱しますが、ケーリアンの放つ3本目の矢がクリティカル! 26点というダメージをたたき出します~

フレデリック:ずぼばーん!!
ケーリアン:三本分のダメージになったwww
チャム:「な、何が起きたの一体・・・」
GM/蒼月:地面に縫い付けられてますよ!
チャム:強い強いww
フレデリック:誰か他のキャラでシューターやって・・・強いのか何なのかわからないんだ!!
ラエルノア:恐ろしい威力だ……
ケーリアン:グラランシューターはちょっと考えている。

~3ラウンド目。
 1ラウンドに1匹、順調に数を減らされましたが、ここでボスの登場です。
 マップに配置した、黒いリザードマンにPCも気付きました。
 ラエルノアはセージ技能で敵の正体(と、データ)を見抜きます~


フレデリック:なんかおるよ!?
GM/蒼月:黒いリザードマンの高笑いが響きます
ラエルノア:ラエさんも魔法が決まりすぎて高笑いしそう……
GM/蒼月:姿は黒い竜人。
ラエルノア:「あ、あれはまさか! う、うむ、あれは……」ゴクリ
チャム:「な、なによ・・・もったいぶらずに教えなさいよ」
フレデリック:「し、しってるんですか!?ラエルノアさん!?」

GM/蒼月:黒鱗のヴェデリウス
GM/蒼月:すでに特殊能力(魔法ですが)発動済です。

ラエルノア:「よもやあのようなものが新大陸におろうとは……、竜司祭がその道を突き詰めた挙句、転生することなくハーフドラゴンになってしまった怪物!  その呪文は竜司祭でも禁忌と言われているが、未だに残っていたとは」
ラエルノア:出典:民明書房
ケーリアン:炎無効か。これの相手もやるのか。

GM/蒼月:エルブランは爪で切り裂かれ、倒れています。
ケーリアン:え、エルブラアアアアアアアン!!
チャム「ハーフドラゴンなんて相手にできるの?!」
フレデリック:「これは・・・やばいですよねぇ・・・」
ラエルノア:「大丈夫よ。なぜならば……ハーフドラゴンなんてフォーセリアで聞いたことがない()」

~そうして、激戦が始まります。
 GMが【シャープクロウ】と言う爪を生やす魔法のルールを勘違いしていたせいもありますが^^;~

ケーリアン:ヴェデリウスは幾らかダメージ受けてるよね?
GM/蒼月:ヴェデリウスにはいくつか傷があります。
フレデリック:は! 動かないとチャムにファーストエイド届かなく・・・。
GM/蒼月:チャムにエンチャントは、まだ届かないですね。
チャム:ということは、ヴェデリウスの方へ行かない方が良い??
ラエルノア:(てなわけで詠唱中にジリジリと近づいていきます

チャム:ちょっと全然違うこときくんですが
チャム:トリックスローを行ってみたいのですがイマイチわかってなくて。ダガー(筋力1)を5本投げるとどんな具合の打撃力になるんでしょうか?
ケーリアン:5本命中で追加ダメージ+4。命中本数-1が追加ダメージになったかと。
フレデリック:打撃力は1のままですね。当てたダガーの本数だけ追加ダメージが増えます。
チャム:了解です。宣言:移動してトリックスロー。攻撃が当たらない範囲まで一旦下がります。
GM/蒼月:(使うのか)
チャム:単に防御専念よりは少しでも削ろうかと。
ケーリアン:トリックスローするのなら宣言を変更しよう。宣言:ヴェデリウスに牽制射撃。
ラエルノア:ホゥホゥ、下がってくるならばチャンポンをバッソに、そいでロングボウに。
フレデリック:宣言:行動待機でチャムにファーストエイド。


 半人半竜の姿となったリザードマンが、翼を広げ 強襲をかけようとした、その時 屈強なドワーフが10本もの矢をつがえ、上空へと放つ!
 矢の雨にさらされ、黒麟のリザードマンは旋回する。
 さらに、女剣士が後退しつつ、5本のダガーを重ね撃つ!
 鎧のごとき強度を誇る鱗には通用せず、非力さをあざ笑うが、体勢を整えるための時間を稼がれたと気付き舌打ちをする。
 “おのれ、爪も鱗も持たぬ下等種族め……小賢しい”

 ハーフエルフの魔術師、ラエルノアがチャムの剣と ケーリアンの弓に魔力を付与する。
 淡い光を放ちながら、チャムの斬撃が空を切る。
 斬撃をかいくぐり、ヴェデリウスの爪が翻る!
 チャムは、次々と繰り出される爪撃を躱し続けるが、ついに体を切り裂かれてしまう。
 フレデリックのチャーム【バリアシール】により威力は軽減されたが、それでも血がしぶく。
 黒の半竜人が『ニタリ』と嗤う。


フレデリック:んじゃこちら。チャムにファーストエイド!セットアップから!
システム:フレデリックさんのロール(2d6+3) → 6 (1、2)
フレデリック:あぶな・・・
ケーリアン:急に悪くなるダイス
GM/蒼月:当たりはしますね。回復どうぞ。
システム:フレデリックさんのロール(k5+3) → 4 (1、4)
ラエルノア:ホントに反動きてますねこれは
フレデリック:そんでもって! 割り込みでチャムにバリアシール! セットアップから!
GM/蒼月:それを見ると、ヴェデリウスの縦長の瞳孔がフレデリックを見据えます。
フレデリック:こぇぇよ。


 チャムが剣を振り下ろすが、ヴェデリウスは爪でバスタードソードを受け止める。
 そのまま剣を弾き返し、回転しながら爪撃!
 チャムは身を躱すが、全てを躱しきる事はできず、再び切り裂かれる。
 ヴェデリウスは、常に動きながら戦っていた。フレデリックへと距離を詰めながら・・・。
 ケーリアンの放つ矢は、硬質化した鱗さえ突き破ってヴェデリウスに刺さる。
 エルブランから受けた傷と合わせると、もう無視できないダメージになっている。

 フレデリックが魔術でチャムを癒す。
 竜の魔力を帯びた爪を障壁で防ぎ、傷を癒す男、まずはあいつを仕留めなければならない。


GM/蒼月:宣言:移動してフレデリックに攻撃
フレデリック:キター
ケーリアン:接敵から移動できるのか、チャムごと牽制しようか?
GM/蒼月:翼で飛んできますねー。
ラエルノア:飛行はこれが強い。
ケーリアン。ああ飛行だったなぁ。
フレデリック 宣言:防御専念
チャム宣言:通常攻撃
ラエルノア:宣言:エネルギーボルト、対象はヴェデリウス
GM/蒼月:ケーリアンは?
ケーリアン 宣言:射撃術しかないね。
フレデリック:1ラウンドは耐えるさ・・・
ラエルノア:よし、エネボといったな。あれは嘘だ。
GM/蒼月:えええ?w
フレデリック:助言かなw
ケーリアン:コマンダー様様
ラエルノア:自分にコマンダーの助言……って出来るのかしら()
フレデリック:Q、できます。
GM/蒼月:らしいですw

~新技能:コマンダーに、ラウンドの途中で行動を変更可能にする能力があります~

ラエルノア:デザイナー様の回答を錦の御旗に掲げてプロテクに変更します(笑) あと制限移動して離れる。
ラエルノア:プロテクをフレデリックに。
GM/蒼月:プロテク大事です。
フレデリック:「あ、ありがとうございます!」
ラエルノア:「フレデリックさんが落ちたらキツいですからね(笑) ご武運を」

システムチャムさんの「そろそろ当てる!」ロール(2d6+5) → 10 (4、1)

~残念ながらハズレ~

チャム・・・しくしく
GM/蒼月:上空に回避!
フレデリック:カモンカモン!
GM/蒼月:急降下! からの切り上げ!(2回攻撃)
フレデリック:体裁きで回避!
ラエルノア:めっちゃアクロバティック。

~急降下しながらの爪撃はフレデリックを切り裂く!
 さらに、着地時に身を深く沈め、大きく斬り上げる!
 フレデリックはそれを、かろうじて躱した~


フレデリック:「ぐぅ・・・ばぁちゃんより先に死ぬわけには!!」
フレデリック:でも次攻撃されると死ぬ可能性大w

~1レベル冒険者を、5レベルモンスターで襲う非道なGMでしたw
続くケーリアンの矢は外れ、戦闘は7ラウンド目を迎えます~


 エルブランを倒し、残るは雑魚ばかりだと思っていたヴェデリウスは焦りを感じる。
 見るからに非力だと思っていた種族は、互いに連携し、思わぬ戦果を上げている。
 作戦の変更が必要だ。

 ヴェデリウスは眠ったままの部下を咆哮で起こし、竜の卵を奪取するよう命令する。

 動きが鈍り、剣士の攻撃を避けきれない。
 ドワーフの矢が、さらに突き刺さる。
 人間は、またもや傷を治し、信じられない事に爪跡をきれいに消し去った。

 しかし、卵さえ奪ってしまえば 翼無き者どもには、どうにもできない。
 時間さえ稼げば良いのだ。

 剣を、疲労した体で、両手の爪を使って受け止める。
 ドワーフの動きを先読みし、矢を躱す。
 大きく爪を振り回し、いくつかの傷を与える。
 卵の下へ走る部下を見て、人間が慌てる。

 フレデリック:「しまった!卵が!」
 ケーリアン:「む、いかん」
 チャム:「く・・・あっちまで手が回らない・・・」

 ヴェデリウス:「下等種族め・・・! しかし時間を稼げばこちらの勝ちだ!」
 チャム:「何言ってんのか分かんないのよ!次で決めてやるわ!」
 
 ラエルノアは魔晶石の力を使い、魔力の矢を放つ!
 疲労と負傷の蓄積したヴェデリウスは、ついに耐え切れず、ゆっくりと倒れて行った。


GM/蒼月:残ったガーディアンは3本の矢で貫かれました。
チャム:あっさり描写w
ケーリアン:後はこちらか・・・と思ったら演出だった。
ケーリアン:「敵に後ろを見せたな」と3射。
フレデリック:「お、おわった・・・」
ラエルノア:多分頭から背にかけてきれいに縦に刺さってるんですよ。
ケーリアン:矢を25本も使っちまった・・・
チャム:「ふ~なんだかさっぱりだったけど、なんとか卵は守ったわね」
フレデリック:では、緊張感が抜けてフラッと倒れこみます。
ラエルノア:「エルブラン氏を応急手当しなくちゃ、卵については全く分からないし」
GM/蒼月:では、何とか生きてます。

~応急手当のできるキャラがいなければ、エルブランは死んでいました~

GM/蒼月:エピローグ

 ケーリアンは、とある伝承を思い出す。
 はるか昔、その身を竜の姿に変え、王の財宝を奪おうとした人間がいた。
 竜と化した人間は、激しい戦いの後に敗れ『私は必ず戻って来る』と言い残し飛び去って行った。
 その後、竜は二度と姿を現さなかった。
 その者の名はヴァディリス。
 ヴェデリウスとも読めるのは、ただの偶然か それとも・・・。
 真実は闇の中。

 そして、リザードマンがドラゴンと共に襲撃して来る・・・そんな脅威を未然に防いだ冒険者達は白狼亭へと帰って行く。

                                                         <完>


~未開拓地にリザードマンが住んでいた事を明らかにし、さらに友好的な関係も結べました。
 今後、もしかすると白狼亭にはリザードマンの冒険者も現れるかもしれません
 参加してくれたPLのみなさん、リプレイを読んでくれた方、ありがとうございました~








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本作は、「清松みゆき、グループSNE、KADOKAWA」が権利を有する「ソード・ワールドRPG」の二次創作物です。