【クトゥルフ神話TRPG】リプレイ 蒼穹(青井様作 改変版2018/09/17)【TRPGリプレイ】

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登録:2018/09/19 16:39

更新:2019/01/01 22:52


≪当リプレイについて≫
・当リプレイはpixivにて青井様が作成・公開されているCOCシナリオ「蒼穹」をダイバーが改変して回したセッションをリプレイしたものです。
・シナリオのネタバレを含みますのでこれから参加する予定のある方はブラウザバック推奨です。







≪GMとPLの紹介≫

GM/ダイバー>PLのお二方 本日は、「蒼穹」にご参加頂き、本当にありがとうございます。台風の関係で日程が変更になってしまいましたが、お気遣い頂きありがとうございました。私の自己紹介から初めても大丈夫でしょうか?

テン はい

wagase お願い致します。

GM/ダイバー>PLのお二方 ありがとうございます。改めて自己紹介をさせて頂きます。オンセンには4月1日に登録をし、PLを14回、KPを4回ほど、やらせて頂きました。まだ、日が浅いのですが、どうぞよろしくお願いします。wagaseさんとテンさんは、同卓したいと思っておりましたので、今回ご招待させて頂きました。お二方ともどうぞよろしくお願いします。

wagaseよろしくお願いいたします

GM/>それでは、キャラクターシートの順で、テンさんから、自己紹介をお願い致します。

テン はい、テンと申します。今回のPC佐々木 航はまだ正義感の観念が固定化していないくらいの刑事をイメージしています。考えさせられるシナリオということで佐々木航と一緒に色々悩みたいと思います。よろしくおねがいします。

wagase はい。wagase、と申します。PCとPLの考えはわけてプレイするスタイルなのかな、とは自分では思っています。よろしくお願いいたします。

GM/>丁寧な紹介ありがとうございます。それではシナリオ「蒼穹」を始めさせて頂きたいと思いますが、基本的なハウスルールと、PCと、NPCの関係について、メモに貼っておきましたので、一読して頂けたらと思います。

【メモ1 ハウスルール】

■スペシャルはクリティカルと同じように扱います。

■シナリオクリアの技能成長について
20ポイントを差し上げますので、使用した技能・使用しなかった技能に関わらず、技能成長のポイントに使用してください。(20ポイント以内で好きな技能に使ってください)

■シナリオクリアによるSAN回復は15ポイントを差し上げます。

■シナリオクリアによるクトゥルフ神話技能成長は1ポイントです。

【メモ2 シナリオの導入】
4月始め、許斐と佐々木は、お世話になった先輩であり、今は警視庁特殊犯罪対策部 潜入捜査官の任務を行っている、寺島竜から「お前達に個人的に頼みたい事がある」との連絡を受け、寺島邸に向かう。

警視庁特殊犯罪対策部 潜入捜査班とは、東京オリンピックに向けて治安を維持するため、「暴対法」により生き残りに手段を選ばなくなった暴力団、外国からの犯罪勢力「蛇頭」「イスラエルマフィア」「メキシコの麻薬組織」などに対し、潜入捜査を行うために、組織された組織である。
「潜入捜査」はここ数年、毎年のように有識者で「取り調べの可視化」とともに議論されてきた捜査方法であり、警察の中でも極秘任務とされている。

【メモ3 PC情報】
■許斐 伊都(もとい いと)
26歳女性(PL wagaseさん)

組織犯罪対策第五課所属の巡査部長。
見た目がとっつきにくそうなため、新人からはびびられがちだが、気の良さと心の広さで慕われるタイプ。悪く言えばがさつ。
薬剤師の資格を持っているため、英語と薬学を所持。英語は洋書を読むために独学で覚えた中途半端なもの。

■佐々木 航(ささき こう)
26歳男性(PL テンさん)

地域課交番勤務を経て刑事部に移動になった警察官。
ノンキャリアの巡査。
刑事部での仕事にも慣れてきた頃。
体格や体力に優れ、逮捕術など、荒事にもある程度対応出来る刑事。

【メモ4 NPC情報】
■寺島竜(てらしま りゅう)35歳男性

警視庁特殊犯罪対策部 潜入捜査官であり、二人の先輩に当たる。
現在は「暴対法」により、生き残りのために手段を選ばなくなった「暴力団」の潜入捜査を行っている。髪を染めているのはそのため。
縦社会の警察組織には珍しい、後輩の面倒見がとても良い人物で、一見軽い印象があるが、捜査に関しては的確で数々の功績を買われ、特殊犯罪対策部に抜擢されている。
口癖は「なまじ地位が上がると 人間はどんどん不純になっていくよなあ」
昨年、連れ子のいる女性と結婚している。
趣味は映画鑑賞。

PCとの関係性は、下記を参照。

許斐は、犯罪捜査に関して犯罪心理学の講義を寺島から受けた事がある。
佐々木は、暴力団事務所に乗り込む際など、何度か寺島竜と一緒に乗り込んだ事などもあり、実地で学んだ経験がある。

■寺島 ひなた 中学1年生(13歳) 
寺島竜の奥さんの連れ子。
快活で明るい少女。料理も得意だが、演劇にも興味がある。バスケ部と演劇部両方に入っている。




≪プロローグ≫

GM/>許斐さん、佐々木さん 君たちは、職場の先輩でもあり、お世話になっている寺島宅に夕方やってきました。許斐と佐々木は、お世話になった先輩であり、今は警視庁特殊犯罪対策部 潜入捜査官の任務を行っている、寺島竜から「お前達に個人的に頼みたい事がある」との連絡を受け、寺島邸に向かっています。

GM/ここが寺島竜の家です。お二人にとっては先輩になりますね。

許斐 伊都 ふむふむ。

GM/>許斐さん、佐々木さん お二方が伺うと、寺島竜が迎えます。

GM/寺島 竜 「二人ともよくきたな。忙しいときに悪いな。まあくつろいでいってくれよ」

佐々木 航 「寺島さん、お久し振りです」

許斐 伊都「いえいえ。じゃあお言葉に甘えて失礼しますね」

寺島 竜「おう、佐々木も許斐もありがとう」

GM/>そう言いながら、入ろうとすると、中学1年生位の少女が出迎えてくれます。

システムキャラクターリストに寺島 ひなたが追加されました。

佐々木 航「あ、どうもこんにちは。寺島さんの娘さんですか?」

GM/寺島ひなた「はい。今日はお越し頂いて、本当にありがとうございます!お二方にお会い出来るのを楽しみにしていたんです。」

GM/こうしてご挨拶をしながら、家の中に通されますね。

許斐 伊都「こんにちは。可愛い女の子にお出迎えされてうれしいわ」

GM/寺島ひなた「わあ、ありがとうございます!」

GM/寺島ひなた 「今日は私がお料理を作ったので、皆さんのお口にあうかどうか、分かりませんが、どうぞ!」

GM/寺島 竜>許斐さん、佐々木さん 「今日は妻は、高校の時の同窓会があっていないんだ。ひなたは料理が得意なんだ」

許斐 伊都「へぇ、すごいわね。先輩いいですね、お料理上手な娘さんがいて」

GM/寺島 竜>許斐さん 「ああ、ありがとう。まあ俺も、少しは手伝ったんだがな」

佐々木 航「普段ロクなもの食ってないんで嬉しいです」

GM/寺島 竜>佐々木さん 「まあ仕事的にも張り込みがあると、そうだよな・・・あんパンと牛乳とか多くなるよな」

許斐 伊都「佐々木くんは普段からもうちょっと栄養あるもの食べないとじゃない?」

GM/寺島 竜>佐々木さん 「許斐の言うとおりだな。佐々木はここで栄養補給していくと良いよ」

佐々木 航「仕事の合間にってなるとどうしても偏るからなぁ」

許斐 伊都「じゃあ早速いただきます!で、先輩。頼み事ってなんです?」

GM/寺島 竜>許斐さん 「おう。実は、今日、お前達に来てもらったのはな・・・」

GM/ここでひなたが話し出します。

GM/寺島 ひなた「実は、私、中学1年生の演劇をやることになったんですけど」

GM/寺島ひなた「『正義』というものをテーマにして、脚本を作る担当になったんです」

GM/寺島ひなた「それでお父さんに『正義』について、聞いたんですけど・・・」

許斐 伊都「中々難しいワードをテーマに持ってくるのね…」

GM/寺島ひなた「お父さんは、『正義って言ったら、アンパンマン観れば分かるんじゃねーか?』とか、『昔の映画でロボコップとか観た方が良いぞ。手足がもげるやつとか最高だよな』とか言って、全然!参考にならないんですよ!」

GM/寺島ひなた「・・・まあお父さんが自分の仕事の事は言えないのは、私も知ってますけど。なので、皆さんに聞いた方が、参考になると聞きまして!それでお父さんに頼んで、来てもらったんです」

佐々木 航「難しいこと考えるもんですね、今時の中学生って」

GM/寺島 竜>許斐さん、佐々木さん「知ってるかお前ら。アンパンマンの言っている事って。アンパンマンってまずは顔面を食わせるだろう?まずは食ってからなんだよ。

GM/寺島 竜「国にしろ組織にしろ、まずはそこにいる人間を食わせる事が出来て成り立つ訳だよ。お前らもきちんとアンパンマンを観た方が良いぞ」

GM/寺島 ひなた「お父さんは、ちょっと静かにしてて!」

許斐 伊都「やだ、そこまで深く考えてアンパンマンみたくないんですけど…」

GM/寺島 竜「・・・まあ、そういう訳だ。哀れな中学1年生を助けると思って、協力してくれ」

GM/寺島ひなた「誰のせいで哀れになっていると思っているのかしら」

許斐 伊都「それは構いませんけど…」

GM/寺島 ひなた(目をキラキラさせながら)「ありがとうございます!お二人にとって、『正義』って何ですか?」

佐々木 航「そうですね・・・オレは「自分が正しいと思うこと」が正義だと思うよ」

佐々木 航「そんで、自分が思うことの材料は今まで生きてきた中で色んな人から教わったよ」

GM/寺島ひなた >佐々木さん 「ありがとうございます。佐々木さんて自分に自信がありながら、感謝の気持ちも忘れない素敵な人なんですね!」

GM/寺島ひなたは、素直に感動してメモをしています。

佐々木 航「はは、ありがと。でも具体的な答えじゃないかもでゴメンね」

GM/寺島ひなた>佐々木さん「とんでもないですよ!同世代の男子に聞いても幼稚な答えしかなくて。やっぱり大人の男性は違いますね!」

許斐 伊都「そうねぇ…未来を託せる人物を生かすこと。薬物なんて身を滅ぼすものを今の若い人たちに使わせるなんて言語道断よ。私の仕事はそういうアホをひっぱたくことだしね」

許斐 伊都「若くないからって使っていいわけじゃないけれどね」

GM/寺島ひなた>許斐さん 「そうですよね!許斐さんの言葉って、現場ならではのお言葉ですよね。うーん、なんかイメージが出来てきました!ありがとうございます!」

許斐 伊都「他じゃあんまり役に立たないけれど、参考になれば幸いね」

GM/寺島ひなた>許斐さん 「いえ、本当に具体的なお話で、すごく立派だと思います」

GM/このような感じで、皆、お話をしつつ、お酒も飲みながら、時間が過ぎていきます。そして気がつくと、結構良い時間(夜になります)

GM/寺島 竜「おっと、もうこんな時間か・・・ひなたも勉強になったようだし、今日はお前達と話せて楽しかったよ。またよろしくな」

佐々木 航「こちらこそご馳走になりました」

許斐 伊都「ふぅ、ご馳走様でした。おいしかったわ!また何かあればお気軽に呼んでください」

GM/寺島 竜>許斐さん、佐々木さん 「おう、ありがとうな。」

GM/寺島ひなた>「許斐さん、佐々木さんありがとうございました。とても参考になりました!」

GM/ダイバーお二方はひなたの尊敬している視線を背中に感じて、家を後にするだろう。 思いの外、時間が経過していたようだ。

許斐 伊都「思ったより遅くなっちゃったわね。佐々木くん、お家どっち?」

GM/【場面説明】ちなみにお二方とも、今は最寄り駅に向かって歩いています。

佐々木 航「あっちだよ。しかし、寺島さんの娘さんだからかひなたちゃんしっかりした子だったなぁ。今時の子ってあんな感じなのかな」

GM/>お二方 お二方は気がつきますが、ひなたが作っている料理は、中学1年生にしては、やや上手過ぎるという感想を持ったと思います。

許斐 伊都「じゃあ私とは反対路線ね。あれだけしっかりした子は珍しいんじゃないかしら。親戚なんてクソ生意気ながきんちょよ」

GM/許斐さんと佐々木さんはご存じですが、寺島竜は、連れ子のいる女性と結婚をしたので、竜はひなたと直接の血のつながりはありません。そしてそのような事を話しながら公園のそばを通りかかると、小さな子供が泣いている声が聞こえます。

システムキャラクターリストに土屋 天音が追加されました。

許斐 伊都「…こんな時間に子供?佐々木くんも聞こえるわよね?」

GM/【場面説明】小学生低学年と思われる少女。もう夜の10時を過ぎた時間。 明らかにおかしいと思うと思います。

佐々木 航 子供の居場所は見渡せばすぐに分かりますか?

GM/>佐々木さん はい、公園の明かりの下に居ますので、すぐに分かります。

佐々木 航「アソコだな」

許斐 伊都「ちょっとお話聞いた方がよさそうね」近寄ります。

佐々木 航 続きます。

GM/見ると、少女が泣いていますが、お二方に気がつきます。

許斐 伊都「こんばんは。どうして泣いているの?」目線を合わせて話しかけます。

GM/土屋 天音>許斐さん「お父様がいなくなったから、さがしにここまであるいてきたの」

許斐 伊都「お父さんいなくなっちゃったのか。お父さんはどんな人?見た目とかわかるかな?」

佐々木 航「自分のお名前とお父さんのお名前言えるかな?」

GM/土屋 天音>お二方 「うん、あたし、あまね。お父様のこと大好き。すごく格好良くて、いつも『正義の味方』みたいに、あまねをたすけてくれるんだよ」

GM/土屋 天音>お二方「おとうさまはね、まさきっていうの」

GM/土屋 天音>お二方 「おかあさまからは、おとうさまにもう会えないって言われたけど、あまね、そんなのやだ!」

許斐 伊都「そっかそっか。素敵なお父さんだね。でも、こんな時間まで外にいたらお母さん心配するよ」

GM/土屋 天音>許斐さん 「うん、そうだよね・・・もう遅いよね。おうちに帰った方がいいかなあ」

佐々木 航「おうちまで遠ければ近くの交番までお母さんに迎えに来てもらおう。おうちはどこなのかな?」

GM/【状況説明】ちなみに少女一人で返すのは危険な時間帯ですね。近くの交番まで行くと住所と場所を教えてくれます。

GM/>お二方 交番に行って母親を待つということでよろしいでしょうか?

許斐 伊都 自分はそれで大丈夫です。

佐々木 航 はい。

許斐 伊都「あまねちゃん、一回お巡りさんのとこ行こうか」

GM/【状況説明】すると、母親と思わしき人が、交番に迎えに来ます。

システムキャラクターリストに土屋 景美が追加されました。

GM/土屋 景美>お二方 「天音を交番に連れて来てくれてありがとうございます」 「すいません。娘は時々こうして、家を抜け出す癖があるんです」

GM/土屋 景美「申し遅れました。土屋と申します」

GM/土屋 景美>お二方 「夫とはいろいろあって・・・今は一緒に生活が出来ないんです。娘は子供でまだ理解が出来ないんですよね」

GM/土屋 天音>お二方 「おにいちゃんとおねえちゃん、ありがとう」

許斐 伊都「いえいえ。ケガもされてないようでよかったですよ。そういった事情なのですね…」

許斐 伊都「天音ちゃん、お父さんを探すときは明るい時だけにしないと危ないから気を付けてね」

GM/土屋 景美>許斐さん 「はい、この度は、ご心配をおかけしてすいません。本当にありがとうございます」

土屋 天音>許斐さん 「うん、ありがとうお姉ちゃん」

GM/【状況説明】少し気になりますが、迷子を保護したという事で、母と娘は帰っていきます。


佐々木 航(今回で交番との面通しは出来たけど、3歳児が抜け出すのを許すお母さんというのも少し心配だなぁ)



≪事件の始まり≫


GM/そうですね・・・・それでは心配なところも残しながらですが、ここで時間が経過します。

GM/【場面説明】時間的に半年が経過しました。10月の始め、紅葉が舞い落ちる頃。お二方は警察官として日々を送っています。

システムGMのロール(1D2)
→ Cthulhu : (1D2) → 2

GM/ダイバー>許斐さん 朝から勤務していると、許斐さんのデスクの電話が鳴ります。

許斐 伊都 取ります。

GM/>許斐さん 「川崎公園で・・・・人が死んでいます!朝、犬の散歩をしていたところ、飼い犬が妙に吠えたてるので見に行ってみたら死体を発見して・・・とにかく早く来て下さい!」

GM/署長>お二方 「許斐、佐々木、お前達も現場に向かえ」と、お二方の勤務先である川崎警察署の署長から言われます。

GM/状況説明】それではお二方とも川崎公園に向かいました。

許斐 伊都 すでに規制線などは張られてますかね?

GM/>許斐さん 2人くらいの警官がいて、規制線は張られています。

佐々木 航 警察官に状況の説明を受けられますか?まだ未確認で自分で調査した方が早いでしょうか?

許斐 伊都 許斐は第一発見者がまだ残っていれば話を聞きます。

GM/>佐々木さん そうですね。お二方が行くと、もう目の前に死体があるので、すぐに分かります。公園に横たわる寺島竜は、壮絶な表情で息絶えていた。 悶絶した表情が浮かんでおり、苦しみぬいて死んだ事が分かります。

システムキャラクターリストに寺島 竜が追加されました。

許斐 伊都 死んでるぅ!

佐々木 航「え?・・・寺島さん?!」

GM/>許斐さん 先に第一発見者の情報を出しますと、朝電話をしてきた人で、偶然の一致のために、それ以上は情報は無いです。

許斐 伊都 了解しました。現場確認にそのまま行きます

GM/ダイバー【状況説明とSANチェック】はい、寺島の腕は胸に伸ばされ、手は胸を抑えている。 手から溢れる血は既に固まっており上着を赤く染めている。 0/1d3の正気度喪失。

許斐 伊都「さてさて、仏さんはーっと……先輩…?なによ、冗談じゃ、ないわよ」

システム佐々木 航さんの「SANC」ロール(CCB<=60)
→ Cthulhu : (1D100<=60) → 16 → 成功

システム許斐 伊都さんの「SANC」ロール(ccb<=65)
→ Cthulhu : (1D100<=65) → 16 → 成功

GM/ダイバー>お二方 すばらしい。SANチェック成功の場合は、SAN減少はゼロです。遺体を調べる事は可能です。

佐々木 航 遺体を調べます。

許斐 伊都「……動揺してる場合じゃない」調べます。

GM/>お二方 遺体を調べると、<遺体> 財布やスマートフォン、手帳など、普段身に着けるであろうものは全て残っている。 また、使用された形跡のある小さなビニール袋がある。何かが入っていたのだろうか。

許斐 伊都 手帳を開きます。

佐々木 航 外傷などの確認をして他殺かの判断はできますか?

GM/>許斐さん はい。手帳を開くと、「カザミ探偵事務所」という名刺が挟んであるのを発見します。

GM/ダイバー>佐々木さん はい。それでは目星ロールをどうぞ。

システム佐々木 航さんの「目星」ロール(CCB<=60)
→ Cthulhu : (1D100<=60) → 94 → 失敗

許斐 伊都 遺留品なので、持ち出さずに名刺の詳細を手帳に控えておきます。電話番号や住所は記載してありますか?

許斐 伊都 あ、便乗目星しておきたいです。

GM/>佐々木さん そうですね。目星失敗でも明らかに自殺ではない事は分かります。流血の多さからおそらく失血死だろうとは予測出来ます。

佐々木 航「鑑識や司法解剖もあるし、あまり弄るのは良くないな・・・(失敗)」

GM/>許斐さん はい。名刺の記録了解です。許斐さんは、目星と薬学ロール、両方振れます。

許斐 伊都「ぐっちゃぐちゃにしなきゃ大丈夫よ」ふむ。では両方振っておきます。

システム許斐 伊都さんの「目星」ロール(ccb<=73)
→ Cthulhu : (1D100<=73) → 51 → 成功

システム許斐 伊都さんの「薬学」ロール(ccb<=71)
→ Cthulhu : (1D100<=71) → 66 → 成功

GM/>許斐さん 目星成功結果「よく見てみると、心臓が無くなっている事が分かる」

GM/>許斐さん 薬学成功結果「死体の傍に金色の塵のようなものが落ちていることに気づく。塵の元は一般的に売られている化学薬品である事が分かる。 だがそれにしてはただの塵のようでもない。どこか違和感を感じる」

許斐 伊都「……ぐっちゃぐちゃとかそういう以前の問題かもしれないわよ、佐々木くん」胸元を指して共有します。

許斐 伊都 塵のようなものを回収できるだけして後で鑑識へ持っていきたいです。

GM/>許斐さん 了解です。

GM/>お二方 お二方は気がつく情報があります。「今年の春頃、同じような心臓が奪われているという殺人事件があったことを思い出す。 詳細については担当していない為不明だが、犯人が捕まっていた記憶はある。 署で過去の記録をたどれば何かわかるかもしれない」

GM/【GMより】探索した情報から、行ける場所については、メモ5に追記していきますので、確認して下さい。

許斐 伊都 ふむ。ビニール袋は何か残っていたりしますか?完全にからっぽ?

GM/>許斐さん ビニール袋に、金色の粉が少し残っていますね。

許斐 伊都 では現場に残る警官等に遺留品としてビニール袋を先に持ち出すことを伝えておきます。塵と同じく鑑識に回します。

GM/>許斐さん 了解です。それでは塵とビニール袋は鑑識に回しました。

佐々木 航「心臓が抜かれてるって、ちょっと前にあった事件まんまだよな?」

許斐 伊都「こんなとこでまた出るなんて、しかもよりにもよって上司が犠牲者。参るわね、ほんとに」

GM/>お二方 調べていると、近所の人がお二方に話してくれます。「夜22時付近、男女の言い争う声が聞こえた。暗かった為、姿はよく見ていない」と。

許斐 伊都 個人的には先にデータベース確認して探偵→寺島家がいいな、って感じです。

GM/>お二方 それでは公園から移動するという事でよろしいでしょうか?

許斐 伊都 ふむふむ。自分は移動で大丈夫です。

佐々木 航 私もとりあえずは前回の事件を確認したいです。

GM/ダイバー>お二方 了解です。


≪再会≫

GM/ダイバー>佐々木さん それではDEX ×5=65でロールをお願いします。

システム 佐々木 航さんの「DEX」ロール(CCB<=65)
→ Cthulhu : (1D100<=65) → 98 → 致命的失敗

許斐 伊都 佐々木さーん!!!

佐々木 航 出目高い。

GM/>佐々木さん そうですね。戦闘ではないので、HP減少は無しで良いです。何かが足に当たって、派手に転倒します。

佐々木 航「いてて」

GM/【状況説明】後ろを振り返ると、小学校低学年位だろう少女が、感極まった表情で立っていた。

GM/少女の名前は確か……土屋天音。半年前に迷子で保護した少女である。

許斐 伊都「ちょっと、大丈夫?」

システムキャラクターリストに土屋 天音が追加されました。

佐々木 航「あれ?この子どっかで・・・」

GM/天音は、転倒している佐々木さんに抱きつきます。「おかあさま!!大丈夫」と叫びながら。

許斐 伊都「…天音ちゃん、だったかしら。どうしてこんなところに…って、え?」

GM/土屋 天音>佐々木さん 「おかあさま!おかあさま!どこにいっていたの?あまねだよ!」

佐々木 航「は?えーっとあまねちゃん?」

GM/土屋 天音>佐々木さん 「あまね、お母さま大好き!!」

許斐 伊都「天音ちゃん、私のこと覚えてる?」

GM/【状況説明】客観的に見て天音を引き剥がすのは、かなり難しいです。

GM/土屋 天音>許斐さん 「お姉ちゃんのこと?知らないよ」

佐々木 航「天音ちゃん、とりあえず一回離れてくれるかな?起き上がりたいんだ」

許斐 伊都「……じゃあ勘違いだったみたい。ごめんね?」

GM/>佐々木さん 天音は素直に聞いて離れます。

GM/>許斐さん 心理学ロールをGMがふることは出来ます。試しますか?

許斐 伊都 そうですね、お願いします。

システム(シークレットダイス) GM/の「心理学」ロール(SCCB<=66)
→ Cthulhu : (1D100<=66) → 46 → 成功

GM/>許斐さん 心理学の結果として、天音がウソを言っているようには見えません。

佐々木 航「・・・ふぅ・・・天音ちゃん、オレは君のお母さんじゃあないよ?何よりも男だからね」

GM/土屋 天音>佐々木さん 「何言っているの?お母さまはお母様だよ」

許斐 伊都「佐々木くん、この子ウソついてるとかそんな風にはちょっと見えないから、そのフリをしといた方がいいかも」天音ちゃんには聞こえないように話します。

許斐 伊都「そういえば、天音ちゃんお父さんはいないの?」

GM/【状況説明】天音は佐々木さんから離れませんが、探索は一緒に行う事は可能です。

GM/土屋 天音>許斐さん 「なんのこと?あまね知らないよ」

佐々木 航「・・・交番に引き渡すべきじゃあないか?俺を母親と誤認する精神状態が心配だし病院で診てもらった方がいいんじゃあないかな・・・(ひそひそ)」

許斐 伊都「でもこれ、離れたらどうなるかわからないわよ。前に会った時と言ってることがおかしいし」ひそひそ

GM/【状況説明】天音を連れながら探索をするしかないので、引き剥がすのは諦めて下さい。

許斐 伊都 警察のデータベースなんかは天音ちゃん内部に入れないですよね?

GM/>許斐さん その場合は警察署に許斐さんが入り、外で佐々木さんが待つ形になります。

許斐 伊都 そうなりますよね。

GM/基本的に皆さん、警察官探索者なので、探索は、一般人探索者と比較してもかなり有利です。

許斐 伊都 佐々木さんは調べる場所の順番とか希望ありますか?できれば団体行動したいので。

佐々木 航 データベースの確認が最優先かな、と。しかし私が同行できないのであれば一緒に行く意味は無いんですよね(汗)

GM/【GMよりアドバイス】今回は2人なので、特に別行動を取らなくても大丈夫です。

許斐 伊都 とりあえずデータベースからいきますかね。

佐々木 航 署内の人物にデータベース確認して報告してもらうとかアリですかね?

許斐 伊都 帰るころには署内にも事件の話はいってそうですし、頼めばやってもらえそうな気もしますが。

GM/>お二方 了解です。それでしたら、署長にデータベースの確認を依頼したという事にしましょう。署長が調べてくれた情報をメモ6に貼りましたので、ご確認下さい。

【メモ6 警察のデーターベース】

新聞記事1 山奥にて心臓のない死体発見 猟奇殺人か
2月10日、市内の山中で心臓のない遺体が発見された。
遺体は死後数日経過しており失血死と見られる。
県警は猟奇殺人及び死体遺棄事件として捜査を始めた。

新聞記事2 街中にて心臓のない死体発見 以前の死体遺棄事件と関連か
4月5日、市内の路地裏で昨夜、心臓のない遺体が発見された。
県警は以前の山中で発見された死体遺棄事件と関連があるとみて捜査を続けている。

新聞記事3 連続心臓強奪殺人事件の犯人捕まる
4月7日、市内で起こっていた連続心臓強奪事件で、
無職、上杉正樹(31)を逮捕した。猟奇殺人罪などに問われている。
容疑者は容疑を全面的に認め、動機は「心臓を食ってみたかった」と述べている。

事件記録
解剖記録、取り調べ記録、聞き込み記録など様々な資料がまとめられている。
犯人である上杉正樹は現在刑務所にて服役中のようだ。
当時のメインで指揮していた担当刑事は風見浩子という刑事らしい。

<上杉正樹について>
彼は実直誠実な人間であったらしい。警官学校も優秀な成績で卒業。
そのまま刑事としての功績も積み重ね、何度も事件を解決しているようである。
周りの評価などを聞いても見ても、「そんな事をするような人間には思えなかった」とのこと。

<土屋母娘について>
失踪届け、引っ越し届け等は特に出ていない事が分かる。
父親についての詳細は不明」

許斐 伊都 ふむ。

GM/メモ5の行ける場所に、川崎刑務所を追加しました。

佐々木 航 元警察官が犯人で既に逮捕済みかぁ。

許斐 伊都 寺島家にはもう事件の話はいっている状態ですか?

GM/>許斐さん いえ。むしろ署長から「お前達から寺島家に死んだことを伝えて欲しい」と言われます。

許斐 伊都 なるほど。先にそっちでもいいかもしれないけど、天音ちゃんをつれていくとややこしくなりそうだ…。

GM/>許斐さん 許斐さんはメモ6の風見浩子ですが、個人的な面識があります。元同僚として。

許斐 伊都 ほむ。先に携帯で連絡をとっておきたいですね。

GM/【許斐さんが知り得る情報】風見浩子が警察を辞めた理由の一つとして、職場でパワハラやセクハラを行っていた上司を半殺しにした事がある。その時に何人かの婦警が被害にあって泣き寝入りに遭っていた事もあり、許斐の同期の婦警もその犠牲者だったという事を知っている。

許斐 伊都 怖い。

GM/>許斐さん 風見は怖い人ですが、婦警には人気はありました。事前に電話でアポを取ることは出来ますよ。

許斐 伊都 風見さんに事件の詳細を聞いても、データベース以上のことは出ませんか?

GM/>許斐さん 聞き方によりますね。風見浩子でしたら、事務所に行った方がいろいろ話してくれます。

許斐 伊都 ふむふむ。なら先に寺島家にいって竜さんについて聞ければ聞いておきたいですね。

佐々木 航 寺島の動向から犯人の目星がつくかも。

許斐 伊都 ですね。

GM/>お二方 それではお二方で寺島家に向かうと言うことで。今日は日曜日ですので、寺島ひなたと奥さんが迎えます。

GM/>お二方 率直に寺島竜の死を伝えると言うことでよろしいでしょうか?

許斐 伊都「突然すみません。川崎署のものですが少々お話よろしいでしょうか?」

GM/寺島竜の奥様「はい。なんでしょう」

GM/>許斐さん どのように聞きますか?ちなみに奥様とひなたはかなり心配な顔をしています。

許斐 伊都「先輩、竜さんですが、ここ最近変わった行動をしていた、とか覚えはないでしょうか?」

許斐 伊都 ある程度話を聞いてから切り出したい、というのが正直なとこですが、何かあったのか、と聞かれればその場で答えますね。

GM/【GMからのアドバイス】寺島竜は、潜入捜査官なので、警察署内でも任務が極秘なので、家族もそれについては、全く知らないです。

佐々木 航 むしろ書斎とかを調べられれば・・・

許斐 伊都 任務の詳細が知りたいわけではなく、不審な点がなかったかも家族はわからない?

GM/【GMよりアドバイス】 基本的に家に帰らない仕事なので、序盤で家で迎えたのは、かなりの偶然だったのですね。

許斐 伊都 わかりました。

GM/【GMよりアドバイス】寺島竜の仕事の内容が、暴力団への潜入捜査なので。

GM/寺島ひなた>お二方 「あの・・・何があったんですか?」

許斐 伊都「……単刀直入に申し上げます。竜さんが今朝、遺体となって発見されております」

GM/【状況説明】奥さんは泣き崩れてしまう。 ひなた「お父さんが・・・お父さんが・・・!!一緒にもっと映画観ようって言ってたのに!言ってたのに!」

許斐 伊都「その際、普段目にしないものを手にしていたり、遺体の状態があまり芳しくないため、事件に巻き込まれた、と判断しております」

GM/【状況説明】奥さんは泣きながら家に入ります。ひなたはひとしきり泣くと、「お父さんが言っていたんです。自分にもしもの事があった時に、『しかるべき人』にこれを渡すようにって。私、きっとお二人の事だと思うんです」と言って、ひなたは鍵を渡してくれます。何の鍵かはまだ分かりません。

佐々木 航「寺島さん、何かを予見してたのか?」

許斐 伊都「…そう。ひなたちゃん、ごめんなさい。先輩の仕事は私も関与できないから…」

GM/鍵をお二方は受け取りました。鑑識に回すことは可能です。

GM/【状況描写】天音は、寺島親子が泣き崩れているのを見て、ボロボロ泣いている。 「お父様が亡くなったんだ。本当に可愛そう・・・」

佐々木 航 鍵の形状から何の鍵かは分からないですかね?何処にでもありそうな鍵なんでしょうか?

許斐 伊都 ひとまず鑑識には回しておきますかね。いたって普通の鍵ですか?

GM/>お二方 はい。鑑識に回せばおそらく時間は必要ですが、分かると思います。

許斐 伊都 では塵と同じく詳細がわかるまでは他の探索をしましょう。

佐々木 航 個人的には上杉か風見と面通ししておきたいですね。

GM/はい。では鑑識官が来て鍵を受け取って帰って行きます。お二方は次はどこにいかれますか?

佐々木 航 あまねの母親を前回の交番で呼び出すか訪問するという道もありますけど。

許斐 伊都連絡とれるか試してみますか。これが本人かすら怪しいですし。

GM/>お二方 そうですね。では半年前に会った天音の母親について調べますと、住所は分かりますが、そこは空室になっているアパートの一室でした。

佐々木 行方知れずかぁ。

許斐 伊都 手の空いてる人間に過去に住んでいた人物について調べさせることはできますか?

GM/>お二方 それでしたら、アパートの不動産屋から情報が出ます。
GM/メモ7に不動産屋から情報を貼りました。

【メモ7 西武不動産からの情報】

「西部不動産
『そうですね。土屋さんは4月から6月まで住んでましたね』
西部不動産『天音という娘さんの事は覚えていますよ。確か小学1年生くらいだったかな』
『土屋さんのご主人は離婚したとは聞いてますが、理由までは知らないんですよ。土屋さんの引っ越し先も分からないですね』」


許斐 伊都 了解です。

GM/警察探索者なので、こういう情報は集めやすいです。

許斐 伊都 ひとまずは事務所か刑務所ですが、どうしましょうか?

佐々木 航 個人的には情報の信憑性が高い風見の情報があれば上杉の嘘とかが分かりやすいのかなって感じてます。

GM/【GMよりアドバイス】刑務所の面会は成人のみで、1人しか出来ません。つまり刑務所の中に入れるのは許斐さんだけになります。

許斐 伊都 先に事務所にしましょうか。えーん。

佐々木 航 了解です。

GM/>ではカザミ事務所に移動と・・・

システムキャラクターリストに風見 浩子が追加されました。

GM/風見 浩子>許斐さん 「許斐さん、久しぶりね。もうかる仕事の依頼だと良いんだけど。そうでもなさそうね」

GM/風見 浩子>お二方 「例の事件は、刑事が猟奇的事件で逮捕は警察の威信に関わる、そういうスキャンダルな事件だったのは、分かるわよね?」

GM/風見 浩子「上杉を逮捕したのは私よ。過去上杉とは警察学校時代、一緒に学んでいたわ」

GM/風見 浩子「彼は学生時代、正義感に満ち溢れた性格で犯罪をおかすような人間ではなかったし、警察学校を卒業した後も、風の噂で刑事として頑張っていた事、結婚した事を聞いていたわ」

GM/風見 浩子「心臓がない死体が見つかったのは二度だが、本当に上杉が全ての犯行を行ったかどうかが不審だった」

GM/風見 浩子「再捜査の必要があると上に打診したけれど、自供をしている事、これ以上捜査を長引かせ、マスコミに刑事の犯罪と嗅ぎつかれたら不味いとの判断で、上の判断で、捜査を打ち切りにされたのよ」

GM/風見 浩子「寺島竜は9月に、この探偵事務所に訪ねて来たわね。過去の心臓強奪殺人事件について調べていたわ」

佐々木 航 「彼が犯人だという決定的な決め手は無かった、もしくは疑念の余地があった?」

許斐 伊都 ふむ

GM/風見 浩子>佐々木さん 「そうね。私には彼が犯行を犯したとは考えれない。もしもやっていたとしても、最初の犯行は彼とは思えないわね」

GM/風見 浩子>佐々木さん 「それに少し変ね・・・その子、なぜ佐々木さんの事をお母様と言っているのかしら」

佐々木 航「わかりません。半年前にほんの少しだけ面識があったと思うんですが、先ほど再会してからこうで・・・」

システム(シークレットダイス) 風見 浩子さんの心理学ロール(SCCB<=70)
→ Cthulhu : (1D100<=70) → 4 → 決定的成功/スペシャル

GM/【GMより】風見浩子が天音に聞こえないように、「おそらく天音は何か母親に重大な事が起こったのか、もしくは虐待を受けたか、ショックで健忘症になっている可能性がある」と教えてくれます。

GM/【GMよりアドバイス】風見浩子から手に入る情報は以上です。

許斐 伊都 わお

佐々木 航「風見さん、参考になりました、ありがとうございます」

GM/天音は、「わーい、きれいな事務所だねー」と喜んでいます。

許斐 伊都「風見さんありがとう。ちょっと、今回の件、上杉にも直接話を聞いてみるつもり。また何かあったら連絡するわ」

GM/風見浩子>お二方 「どういたしまして。そうね・・・」

GM/風見浩子>お二方 「上杉、かなり手強いわよ。気をつけてね」

許斐 伊都「覚悟しておくわ」

GM/>お二方 それでは刑務所に向かうという事でよろしいでしょうか?

佐々木 航 はい

許斐 伊都 はい


≪刑務所とアリ≫

システムキャラクターリストに上杉 正樹が追加されました。

GM/お二方 刑務所なのですが、面会者は1名のみになります。天音は佐々木さんから離れないので、許斐さんのみの面会になります。

許斐 伊都了解です。

GM/まずは許斐さんvs上杉となります。上杉正樹は特に嫌がるそぶりもなく、ガラス越しに座る。 その瞳は実直であり、貴方が今まで見た犯人のそれとは異なるように思う。

GM/上杉 正樹>許斐さん 「私に何の用でしょうかね?」

許斐 伊都「突然ごめんなさい。隠していても仕方ないので、正直にお尋ねします。年初に起こった事件とまったく同じ事件が起きています。そのことでお話お聞かせ願えますか?」

GM/上杉 正樹>許斐さん 「なるほど。犯罪者の脳を食べる人も居ますよね?私は心臓を食ってみたかったんですよ」「心臓を食えば、他人の事をもっと知ることが出来る。俗に言う好奇心というやつです」

許斐 伊都「稀に人肉を食す方もいらっしゃいますね。貴方はそれで他人のことは知れたんですか?」

GM/上杉 正樹>許斐さん 「私なりに、満足が出来る結果でしたよ・・・そうそう、貴方にも興味が湧きました。貴方の心臓も美味そうだ」

許斐 伊都「そうですか。それでも、心臓を食べずとも貴方なら会話を通して他人を知ることもできたのでは?そこまでして他人を知る必要はありました?」

GM/【GMよりアドバイス】上杉も犯罪心理学・尋問ののプロであるだけに、交渉技能は全て無効化されます。

GM/上杉 正樹>許斐さん 「私なりに必要だからしただけの事。いずれにしても、私は刑期が終われば、また同じような事を繰り返します」

許斐 伊都「それは困りますね。そういえばご結婚もされていたそうですね。ご家族の心臓は食べなかったんですか?」

GM/上杉 正樹>許斐さん 「家族の心臓を食べる事は思いつきませんでしたが、貴方の提案は興味深いですね」

許斐 伊都「結婚した方へ興味はなかったと?」

GM/上杉 正樹>許斐さん 「貴方が私よりも優秀というのであれば、どうぞ止めてみてごらんなさい。フフ」

許斐 伊都「それはやってみればわかることです。今は大人しくしていることですね」

GM/上杉 正樹>許斐さん 「私も出来るだけ美味い心臓は吟味しているのでね・・・出所したあとの楽しみを増やして頂き、ありがたい限りですよ」

GM/刑務官>許斐さん 「警察官殿、面会のお時間がそろそろなので、質問はあと1回でお願い致します」

許斐 伊都「わざわざ美味しくない相手を手元に置くとは中々。お相手との間にお子さんはいらっしゃらなかったんですか?」(・・・わからん!)

佐々木 航 食べるためか知るためかの目的のブレを感じますね。

GM/上杉 正樹>許斐さん 「クク・・・子供?ああ、心臓も柔らかそうで美味そうじゃないですか」

許斐 伊都 食った相手が知り合いかどうかも聞けばよかったかな

GM/刑務官>許斐さん 「警察官殿、お時間ですので申し訳ありません・・・」

許斐 伊都「ちょうど可愛い子がいるんです。天音ちゃんっていうんですけどね?きっとあまりの可愛さに食べちゃいたくなりますよ。では、時間みたいなので、今日はこれで」

GM/そうですね、上杉は呼吸や発汗や目線は全部コントロールしているので、なかなか手強いんです。

GM/>お二方 それでは刑務所バトルの間の、佐々木さんと天音のシーンに移ります。

佐々木 航 はい

GM/土屋 天音>佐々木さん 「ねーお母様!!そうきゅうってことばわかる?あおいあおいおそらのことをいうの」

佐々木 航「お母様じゃないよ。しかし、難しい言葉を知ってるんだな。誰に習ったんだい?」

GM/土屋 天音>佐々木さん 「んーーーーわかんない。でもとても大事な言葉だって覚えているの」

GM/土屋 天音>佐々木さん 「あおいおそらに手をのばしているとね、そらとてがつながるような気がするの」

GM/土屋 天音>佐々木さん 「ねーお母様。あまね、お腹がすいちゃった。あまね、チョコレート食べたい」

佐々木 航 時間的にはおやつ時ですかね?

GM/>佐々木さん はい、ちなみに刑務所の直ぐそばにコンビニがあります。

佐々木 航じゃぁコンビニでチョコレートを買い与えます。

佐々木 航「はい、どうぞ。天音ちゃんはお父さんのことは何か思い出せるかい?」

GM/土屋 天音>佐々木さん 「わーい。ありがとう。お母さま大好き! おとうさんのこと・・・うーん、わかんないや」

GM/ここでチョコを食べようとした天音ですが、足下にアリの巣があることに気がつき、

GM/土屋 天音>佐々木さん 「ねえ、チョコレート、あまねが食べるより先に、アリさんにあげてもいいかな?」

佐々木 航「アリさんにはアリさんのお母さんやお父さんがいるからなぁ。晩御飯が食べられるようにほんのちょっとだけならいいんじゃないかな?」」

GM/土屋 天音>佐々木さん 「わーい、ありがとう!アリさんも一生懸命生きているんだもんね。チョコレート食べたいよね」と言って、天音はチョコレートを自分が食べるより先にアリに与えますが・・・

GM/>佐々木さん 佐々木さんは甥っ子や、姪っ子はいますか?

佐々木 航 じゃぁいるということで

GM/>佐々木さん それでしたら、気が付きます。天音くらいの年の子供は、お菓子に対して、もっと貪欲なので、自分が食べるより先に、アリにチョコレートをあげるなんて事は、普通なかなか無いことだと。これは天音がすごく優しいか、親の教育が良いのか、と言うことに気がつきます。

佐々木 航 ふむ

GM/ダイバーでは、ここで、アリにチョコをあげた天音が、ポケットから何かを落とします。ここで許斐さんも合流という事で。

佐々木 航 天音の持ち物調査しようと思ってたとこに丁度いいイベントが。

GM/>お二方 それでは許斐さんと佐々木さん合流ですね。天音の落としたものはロケットですね。中に写真があるので、今アップします。

佐々木 航「家族写真か、母親は半年前に見た人だな」

GM/>許斐さん 許斐さんは先ほどまで面会していた上杉が、ロケットの写真に載っていることに気がつきます。

許斐 伊都「それと、これ旦那のほうは上杉ね…」

佐々木 航「上杉って今会ってきた・・・?!」

許斐 伊都 上杉との面会終了時に天音ちゃんって言い捨ててきたんですがやっぱり無反応だったかな。

許斐 伊都 あそこに天音ちゃんがいたってことは、夜中に寺島と言い争いをしていたのがお母さんの可能性ありますよね。

GM/>お二方 ではここで情報を共有したというと言うことで。ここで許斐さんの携帯に鑑識から電話が入ります。「例の鍵は川崎駅のコインロッカーの鍵です!」

許斐 伊都 まぁ、憶測でしかないですけど、ショックで記憶なくしているなら心臓ひったくったのは天音ちゃんかお母さん、かなというのが私の考えです。

許斐 伊都「ありがとう。塵についてはまだわかってないかしら?」
佐々木 航鑑識の方ではまだロッカーのカギを開けには行ってない感じですかね?

GM/>お二方 はい。塵については分からないのと、鑑識はお二方に鍵を渡したがっています。まだ鍵を使っていません。

許斐 伊都 鍵の詳細を佐々木さんにも伝えて一緒に駅にいきます。鍵は取りに行っていると時間もったいないので持ってこさせたい。

GM/>お二方 では川崎駅に行き、コインロッカーを開けると言うことで。

佐々木 航はい

許斐 伊都 はい


≪真相≫


GM/ダイバーメモ9とメモ10に貼りましたので、ご確認下さい。

【メモ9 駅前のコインロッカー①】
①金色の塵が入れられた袋と、そこにクリップがつけられているメモを見つける。
メモには「ヘルメス=トリスメギストスの毒塵」と書かれている。
投げてふりかければ怪物を弱体化させる効果があると書かれているが、
詳細については特に記載されていない。
あの現場に落ちていた塵と同じである事が分かるだろう。

【メモ10 駅前のコインロッカー②】
②ニョグダと呼ばれる怪物について、上杉正樹についてまとめられている資料を見つける。

資料1 ニョグダについて
寺島竜はどうやらニョグタと呼ばれる怪物について調べていたらしい。
その怪物は、地底深くにある何処かの洞窟に棲んでいる。
生きている暗黒の魂を思わせる巨大な存在であり、
黒い蝕肢あるいは擬足を伸ばして生贄を絡めとる。
この怪物を信望している教団があるらしいという噂を聞いたが、
そちらはまだ掴めていないと走り書きには記されている。
その怪物は人間と交配し、落とし子を生み出す習性があるらしい。
落とし子は生まれ落ちて数十年は人間と変わらないが、
血液の代わりのその体内は粘ついた黒い液体が流れている。
30から60才程の間に退廃し異形となり果てるようだ。
更に『定例』と呼ぶ儀式が定期的(基本的には半年のようだ)が必要であり、
その儀式は思春期から始まるようだ。儀式は端的に言えば生きた心臓を食す事である。
心臓を食す、といえば春先の事件で逮捕された上杉正樹が何か関係しているのか、上杉正樹について調査した結果がまとめられている。


資料2 上杉正樹について
冬から春先の連続心臓強奪殺人事件の容疑者。現在は実刑判決も終え、服役中。
逮捕当時は無職であったらしいが、逮捕される直前に刑事を辞職し、かつ離婚している。
刑事の辞職については警察側の何らかの取引が考えられなくもないが、
都合よく逮捕前に離婚というのは違和感を感じる。
刑事である間は、謹厳実直な性格で部下にも慕われており、
逮捕された事についても「信じられない」という評価が多い。
離婚した家族は、妻は土屋景美、娘は土屋天音。
現在母娘が住んでいる住所についても記載されている。

住宅街にある住所だという事が分かる。
寺島竜の遺体発見場所から、徒歩15分といった所で、随分と近いという事に気づく。



佐々木 航「随分とオカルトじみた内容だな・・・にわかには信じがたいけど・・・」

GM/ダイバー>お二方 土屋家に向かいますか?

許斐 伊都「とにかく、塵は大事にもっておきましょう」

許斐 伊都 向かいます。天音ちゃんは外傷とかはないですよね?

GM/>許斐さん はい、天音は外傷はありません。

許斐 伊都 ショックで記憶が混濁しているなら、念のため天音ちゃんの血液検査、上杉の血液検査を頼みたいのですが。

GM/>許斐さん まず上杉の血液検査をするには、理由が必要となりますので、直ぐには不可能です。天音の場合も健康保険の関係でそれは直ぐには不可能です。

佐々木 航 天音の戸籍は存在するのかな?黒い血とかなかなか一般生活とか難しい気も。

GM/>佐々木さん 住民票を移していなかったので、戸籍自体はあります。

許斐 伊都 思春期から始まるのに対して、過去におおやけになったのが二件しかないのも気になる。

佐々木 航 とりあえず土屋家に向かうしか無いですね。

許斐 伊都 ですね。

GM/>お二方、それでは土屋家に移りますね。土屋家は住宅街の片隅にぽつんと佇んでいた。古い木造の一軒家のようだ。 一階建てであまり大きくはないが、母娘二人が住むには丁度良い大きさであるかもしれない。 人の住んでいる気配はあるが、窓は締め切られておりどこか薄暗い印象を受ける。 玄関の扉はなぜか開けっぱなしであるようだ。

GM/ダイバー>お二方 土屋家に移動しました。玄関は開けっぱなしです。入りますか?

許斐 伊都 うむむ。聞き耳振りたいです。

佐々木 航 人の気配くらいは探りましょうか。

GM/ダイバー>許斐さん はい、聞き耳ロールをお願いします。

システム許斐 伊都さんの「聞き耳」ロール(ccb<=80)
→ Cthulhu : (1D100<=80) → 49 → 成功

GM/ダイバー>佐々木さん 人の気配はしないです。

GM/ダイバー>許斐さん そうですね。少し肉の腐ったようなにおいがします。物音は聞こえないです。

許斐 伊都「天音ちゃんは佐々木くんの傍を離れちゃだめだよ」

佐々木 航 銃と毒塵の準備をして入りますか

許斐 伊都ですね。そっと中に入ります

GM/土屋 天音>許斐さん 「こわい・・・こわいよう」

許斐 伊都「よしよし。ここで待っていてもいいけど、どうする?」

GM/>お二方 それではですね、なかに入ると、奥に地下室に下りる階段があります。臭気はそこからしてきています。天音は、佐々木さんにしがみついていますね。

佐々木 航「この下・・・だな・・・」

許斐 伊都「いかにもって感じで燃えてくるわね。佐々木くんは天音ちゃんをよろしくね」

GM/>お二方 ちなみに粉はどちらがお持ちですか?

佐々木 航「そっちもいざという時に備えて」

許斐 伊都 これ半分こで持っておくほど量はないですか?

佐々木 航 半分こできないならDEX早いし許斐くんの方が適任かな。

GM/>許斐さん そうですね。一袋なので、一人分です。

許斐 伊都 それほど量がないなら、戦闘処理でぶちまけることになりそうですし自分ですね。ということで許斐が持ちます。

GM/>お二方 了解しました。許斐さんが粉を持ち、そしてお二人とも階段を下りるという事で。

許斐 伊都 はい。物音などは聞こえないですか?

GM/>許斐さん そうですね。ズリ、ズリと何か重いものが移動している音は聞こえます。

許斐 伊都「本格的にシャレにならないものがいそうね…気を付けましょう」

GM/>お二方 階段を下りたお二方の描写をします。
GM/薄汚れたベッドに小さなテーブルがある。 だがそれよりも。貴方達はその中心にいた”存在”に目を奪われるだろう。 その体からは肉が腐ったかのような臭いが漂い、 胃の奥からは吐き気がゆらりと立ち上がってくる。
体の表面はまるで黒い蛆虫の群れがのたうち、身悶えしているように見える。 胴体と四肢は膨れ上がっているものの、手と顔の骨格は歪んだ形で保っている。 顔を見れば黒い斑点だらけであり、赤く充血し飛び出した目、鋭く尖った牙。 手を見れば大の大人でさえやすやすと切り裂くであろう、かみそりのように鋭い爪。
土屋景美と名乗っていただろう頃の面影は、ほんの少ししか残っていない。 ニョグタの落とし子、その最終型である異形の怪物の姿を見た貴方達は。 1/1d10の正気度を喪失する。

SANチェックの結果、佐々木さんは成功したが、許斐さんは正気度9ポイント減少により13ラウンドの幻覚あるいは妄想(一時的発狂!)

GM/佐々木さんは、許斐さんの持っている粉を、許斐さんから取り上げて使用することは可能です。

佐々木 航 対象はこちらを襲ったり敵対する動きはありますか?

GM/>佐々木さん はい、土屋景美は完全に戦闘モードになっています。天音は半狂乱になって泣きわめき、気絶します。

GM/>許斐さん 許斐さんは幻覚あるいは妄想ですが、行動の時に、1D2を振って1が出た場合は、戦闘行動が可能とします。

GM/それでは戦闘開始になります。土屋景美は、DEX10なので、許斐さん、佐々木さん、土屋景美の順になります。

GM/>許斐さん 1D2をどうぞ。

許斐 伊都 戦闘行動はできないですけど、塵巻くのは可能ですか?

GM/>許斐さん 塵を巻くのは可能です。どうぞ。

許斐 伊都 了解です。1d2は振らずに先に塵を土屋さんだったものにぶっかけます。

GM/>許斐さん 了解です。それでしたら、相手は苦しんでいます。

GM/>お二方 相手の体の表面の動きが鈍くなり、ダメージが与えられるような印象を受けます。

許斐 伊都「やっぱりこれは危険な薬物…!」

GM/>佐々木さん 行動をお願いします。拳銃使用可能です。

佐々木 航銃を撃ちます。2連射します。

GM/>佐々木さん はい、拳銃ロールをどうぞ。

システム佐々木 航さんの「拳銃」ロール(CCB<=60)
→ Cthulhu : (1D100<=60) → 55 → 成功

GM/>佐々木さん 成功ですので、1D10を2回振って下さい。

システム佐々木 航さんの「銃弾命中」ロール(2D10)
→ Cthulhu : (2D10) → 12[5、7] → 12

GM/ダイバー相手は倒れ、戦闘終了です。

佐々木 航「やった・・・?!」

GM/土屋景美であった落とし子は。最後。 気絶している天音の傍に、じりじりと最後の力を使ったのか。はいよっていき…… 傷つけないように、手の腹の部分だけで愛おし気に触れながら。最期。息絶えた。 その怪物は黒い液体のように溶けていく。最後に残ったのは周りに漂う金の塵。

許斐 伊都 まじか

GM/後に残されたのは気絶している天音と、貴方達だけだ。 部屋の様子を改めてみてみれば、そばの机に土屋景美が置いたらしい、手紙らしいものがある事が分かる。


≪それぞれの正義≫


許斐 伊都 塵かけばばあしたら終わった()天音ちゃんは抱えます。手紙も確認しますかね。

GM/>お二方 はい。手紙を読むと言うことで、内容をメモ11に貼りましたので、ご確認下さい。

メモ11
<手紙>
上杉が妻に書いた手紙らしい。何度も読まれた跡がある。


景美へ。
君から聞かされた話は、驚いたよ。
半年に一度だけ、最低限だけとはいえ、君が人の命を奪っていたということ。
けれど薄々気づいてはいた、君が普通じゃないという事は。
僕はきっとこの幸せを壊したくなかったから、目を背けていた。
だって君はとても嬉しそうだったから。
天音も一緒に、僕が幸せにできていると思っていたから。

けれど、君が起こした事件の捜査の手が君に迫っている。
捜査を指示している風見刑事は、優秀だ。絶対君に追いつくだろう。
僕は君だけの正義の味方になる事を決めた。世界の敵になろう。
僕が心臓強奪殺人事件の犯人として捕まれば、君はこのまま天音と一緒に生きていける。
僕と別れて欲しい。離婚届も一緒にいれてあるし、記入してある。
定例の為の心臓は一度だけだけれど、君に必ず送り届ける。
犯人だと自首するだけでは風見の目は誤魔化せないだろうから、新たに事件を起こす。
僕が捕まったその後については、また見つかる事のないよう細心の注意を払って欲しい。
退廃が生まれて数十年後に始まるというなら、
恐らく天音が成人するまでは、見つからなければ、平穏に過ごせるはず。
しかし、天音も、君の話通りなら遅かれ早かれ心臓が必要な体になる。
けれど。眩しくて、苦しいものでも。世界の敵だとしても。
僕は君にも天音にも蒼穹の下で、人間として生きて欲しいと思っている。

GM/>お二方 手紙の内容を読み終わったら教えて下さい。

許斐 伊都読み終わりました。

佐々木 航OKです。

GM/>お二方 貴方達は悟るだろう。この女性だけでなく、そこに眠っている少女、天音もまた。誰かの心臓が必要な体となり、このまま生きていれば。世界の敵となるだろうことを。彼らにとっての空は。蒼穹は。その下で生きていくのは眩しすぎる。少女天音をどうしますか? 今ならまだ、世界の敵となる前に、止めることができるでしょうね。 小さい命なのだから。

GM/土屋 天音「ここ・・・おうち?お母様どこ?」

許斐 伊都 PLとしてこの場で仕留めるべき、と考えますが、PC的にはまだ普通の女の子として生活ができる上に、上杉が刑期を終えるまでは保護したい、と。父親を探していたし合わせてからでもいいかなって考えます。

GM/>許斐さん 了解しました。佐々木さんはどうされますか?

佐々木 航「オレはしかるべき機関に託すべきだと思う。そんな組織があるのかは疑問もあるけど・・・罪を犯していない存在を来るであろう罪で罰するのは違うと思う」天音を眺めながら、監視が可能な環境で、できる限りの生活を保障してあげたいと考えます。

GM/>お二方 それではお二方の意向として、命を奪わないという事で合意されたという事でよろしいでしょうか?

佐々木 航 あ、一つ確認をしたいですが。

許斐 伊都 普通の女の子でいられる間はそうですね。

GM/>佐々木さん はい、どうぞ。

佐々木 航 毒塵の製造や入手経路は確認できますか?

GM/>佐々木さん 毒塵の製造や入手経路は、おそらくまっとうな方法だと難しいと思います。裏社会のルートが必要ですね。

佐々木 航 わかりました。現時点では天音を殺さないという選択肢をとります。

許斐 伊都 めっちゃフレーバーになるんですが、上杉には全て話しておきたいです。

GM/そうですね。それでしたら、この場で天音を殺さないで保護するという選択肢でのエンドに移ります。


≪エピローグ≫

GM/天音はまだ無垢であり、何も染まっていない純粋な少女である。 いつかは本当に人間として、蒼穹の下で過ごせる手段が見つかるかもしれない。 だが、本当にそんな手段は見つかるのだろうか。 貴方達は天音がいつ落とし子として目覚めるのか、怯えながら日々を過ごす事になる。
近くにいる人間が犠牲者となるかもしれない。 だが一番可能性が高いのは、天音の傍にいる自分が犠牲者となる可能性だ。 そうなった時に止める人間は誰だろうか? それはまた、その時の話である。

GM/事件が終わった後、とても全てを上に報告する事は出来ずに、貴方たちは、拳銃の無断使用により始末書を書かされ、上司からは絞られる事になり、1ヶ月減給の処分が下された。

GM/ダイバーこの事件に関しては、とても公開する事が出来ないので、なんとか隠蔽をする事になりました。その1ヶ月後に、許斐さんの所に手紙が届きます。

許斐 伊都 読みます

GM/ダイバーメモ12に貼りました。寺島ひなたからのお手紙です。

【メモ12 寺島ひなたからのお手紙】

先日は、父の葬儀にも参列頂き、ありがとうございました。天国にいる父も喜んでいると思います。
父の死について、ようやく私も、母も受け入れる事が出来るようになったので、こうしてお手紙を書かせて頂きました。
父の教えなんです。本当に大事な事を伝える時は、メールやLINEじゃなくて、きちんとお手紙にして伝えなさいって。
許斐さんと佐々木さんが、家に来てくれた4月の事、私、はっきりと覚えています。
お二人が帰った後で、私は父に聞きました。
「ねえお父さん。すごく格好良い人達だったね!私も、あんな格好良い大人になれるのかな?」と。
すると父は、けげんな顔をしながら、「・・・格好良くなんかないだろ。あいつら、本当に教えるのに苦労したぞ」と、珍しく真顔で答えました。

父は頭をかきながら、
「・・・あいつら不器用だからな。いろいろなところで、ツバを吐かれたり、泥を被ったり、誤解を受けたり、身も心もボロボロにされる事も、誰よりも多いんだよ」
「だからと言って報われる訳じゃあ無いし、必ずしも人に感謝される訳でもない。でもな、それでもな・・・あいつらは、他人のために闘って、結果的に、いろんな人を助けていくんだと思う」
「例えそれが。周りから全く理解されなくても」と父は、すこし遠くを見ているようでした。

私は「父さんって、許斐さん達の事が、大好きなんだね」と聞くと、

父はぞんざいに「別に」と答えましたが、耳たぶが赤くなっていました。
私の目線に気がついて、父は、咳払いをして、いつもより長く考え事をしたあと、
「まあでも、ひなたは、まずきちんと勉強をする事が大事だな。俺がこの前、宿題に出した、映画の本と、心理学の本は読んだのか? おいおいまだ3分の1かよ。勘弁してくれ」
と言って、いつもの父に戻りました。

私、ずっと信じている事があります。

父が亡くなった後、きっと許斐さんと佐々木さんが、私の見えないところで、傷つきながら、闘ってくれたんだ、頑張ってくれたんだって。

感情のまま書いてしまい、訳が分からない手紙でごめんなさい。
全然、皆さんに覚えのない事でしたら、この手紙はこのまま捨てて下さい。
勝手なお願いですが、忘れて下さい。

でも本当だとしたら、本当にありがとうございました。
寺島 ひなた

P・S 許斐さん達からヒントをもらった脚本の演劇、うまく出来ました! PTAのうるさいおばさん達から一部クレームがありましたけど、どうでもいいです。ありがとうございました!




佐々木 航OK です。

GM/ダイバーこの手紙をもって、このシナリオクリアとなります。お疲れ様でした。(深々)

許斐 伊都お疲れさまでした…!

GM/すいません、時間オーバーしてしまいまして・・・

佐々木 航 おつかれさまでした

許斐 伊都いえいえ、濃い内容で五時間かからずに終わるのは中々ないので楽しかったです。

GM/>許斐さん ありがとうございます。

GM/このシナリオは何がTRUE ENDというのは決まって無いんですね。なので成長点もメモ1の通りのポイントを差し上げる形になります。

許斐 伊都 個人的に発狂できたのもあって大満足ですし、天音ちゃんがどうなるかはさておき、ちゃんと生かしてあげれてよかったかなと。

佐々木 航 佐々木はこの後、寺島の仕事を洗い直して毒塵の入手経路などを探して来るかもしれない日に備えようとするかなぁ。天音を生かした責任を全うするように。

許斐 伊都 許斐は上杉に毎週天音ちゃんの様子でもお手紙にしたり会いに行って話したりしてるかな。めっちゃ恨まれてそうですけども

佐々木 航 土屋母も落とし子なんですっけ?

GM/>お二方 許斐さんの優しさも良いと思いますし、佐々木さんの責任の取り方も、生かすことの責任の重さ、良いと思います。

GM/>許斐さん 上杉は天音を生かしてくれただけで、大感謝だと思いますよ。

GM/>佐々木さん はい、土屋母も落とし子なんです。上杉と出会って人の幸せを知ったのですが・・・

佐々木 航 落とし子?人間→ハーフ なら人間の部分への希望もあるんだけど、落とし子?人間→落とし子 なのでただ生かす選択はできないな、と思いました。

GM/>佐々木さん そうなんですよね。結構ラストは意見が決裂する事もあるので、お二方であまり時間を掛けずに、条件付きで生かすことになったのは、今回が初めてです。

GM/このシナリオは、天音をころす・逃がす・保護するという三択で、どれを選んでもなんかしらの重い責任が発生します。

許斐 伊都 許斐でなかったらころすなり逃がすなりしていたかもしれないですけどね。今回はころす選択肢はPCにはなかったです。

佐々木 航 なるほどー

GM/wagaseさんとテンさんと、卓を囲みたかったので、本当にお二人とも丁寧にプレイングをして頂き、KPとして嬉しかったです。

佐々木 航 結構分岐しそうな選択肢もPCを挟むと意外とすんなり答えに辿り着くものなのかも、という発見がありましたw

許斐 伊都 刑務所は失敗したかな、と若干反省です。

GM/>佐々木さん 佐々木さんのプレイング、天音に対しても優しくて一本気で、かなり好感が持てました。。

佐々木 航 上杉は狂人演技で場を掻き回す役割なのであまり情報は出ないんじゃないか、という印象でしたよ。

GM/>許斐さん ありがとうございます。刑務所はあそこはあれ以上、情報が出ないので仕方が無いのです。

許斐 伊都 なるほど。刑務所はRPを楽しんだもん勝ちですかね。

GM/>許斐さん 刑務所は上杉はPCを挑発するのと、煙に巻く役目なのですね。

佐々木 航 こちらこそお誘い頂いてありがとうございました。

許斐 伊都 許斐の性格もあってあんまり気にはしなかったかもしれないですね。何言ってんだって思いはしたかもですが。

GM/>お二方 今回も本当にありがとうございました。私事でしばらく卓を離れてしまいますが、こうしてお二方と一緒に卓を囲めて、私自身とても楽しかったです。また復帰出来ましたらよろしくお願い致します。

許斐 伊都 折角なので薬学に+10と英語、目星に+5させていただきますー。ありがとうございました。

佐々木 航 人というものを考えさせられたので人類学+20にしようかな。

GM/>お二方 またどうぞ、今後ともよろしくお願い致します。

許斐 伊都 今日はありがとうございました!お疲れさまでした…!

佐々木 航 はい、お疲れ様でした。ありがとうございました。

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