猫の軌跡日記1

アポリオン
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登録日:2019/09/18 00:55最終更新日:2022/01/25 21:18

チェシャさんの管理キャンペーン「猫の軌跡」参加者のみレス可能!

このスレの目的は毎回セッション後に「PC目線で」卓最中に起ったことを日記に書いて記録していく体で書き記していくものです
※書いていただくと1レスごとに特典3Pです

この方が前回のあらすじを思い出しやすいですし、PCのキャラ付けにもなります。そして将来亭で使用できる特典ポイントも貰えるので是非毎回参加した後は書き残してください!

勿論日記以外は書いてはいけませんよ~何かしらの質問は雑談スレッドでお願いします!

ログがなくて書けない人は雑談スレで質問すれば私かシャオさんが時間を考慮してあるにゃんさんの雑談とふ9番部屋にログをupしておきます!
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小慶美(シャオ・チンメイ)
7. 小慶美(シャオ・チンメイ)
2019/09/18 14:39
第一章 第二部

我々は情報を集めることにした。

一に、牧場に佇んでいたユーシスから“黒の競売会”の話を聞き入れた。なんでも彼の兄が招待されたものの、興味を示さなかったのか招待状を彼に押し付けたらしい。

二に、カジノで遊戯を嗜んでいたランディから(会話の途中で「綺麗な女性の店に興味が出てきたのか」と茶化されたが、興味はない。男だらけの店はもっと興味ないが)件の競売会の開催日時と裏に潜む組織の存在を提示された。
裏に絡む蛇の存在を我々は目の当たりにする。

三に、“西風の旅団”から此度の競売会に関与する護衛の存在を知らされた。“熊”と称された存在に気をつけろ、と。

競売会当日、件の会場へ潜入する。ドレスコードに気をつけ(初めて本人の首飾りを使用、服装については通信機経由でラスヴェート姉弟に協力してもらった)、パスカーレをユーシスの兄に見立て、その他は付き人もとい護衛として扱うことに。
検問の結果、女性陣の存在に対しユーシスの兄の趣味嗜好と誤解されることで事なきを得た。みたことないユーシスの兄への若干な風評被害にそっと謝罪を記しておく。

しかし確定でグレイマルキンが出品されるとは限らない現状、我々は裏方へ忍び込む。
エントランスを抜け、階段を上り、警邏のものと遭遇しないよう動いていき、突き当たりに到着した。そこには隠し扉の細工があり、押し開かれると檻に囚われたグレイマルキンが一人存在していた。
解放しようにも鍵は見つからず、解錠の魔法も通用せず。どうしたものかと首を傾げていたら……。

声が聞こえた。
「私を見つけて」という声が。

導かれるままに歩むとケースがあり、それを開けると少女とも思える人形を発見する。
そしてそれは目を開き、動き出した。
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小慶美(シャオ・チンメイ)
6. 小慶美(シャオ・チンメイ)
2019/09/18 13:52
第一章 第一部

先の火災から一週間後、我々は宮廷魔術師の見舞いに来た。
彼女の容態は芳しくなく、神の加護をもってしても快方に向かっていない。
カルロス曰く「何らかの“薬”の効能を応用した」毒の類らしく、そのため解毒の魔法も完全には効かないというものだった。

軍から改めて調査と解決を依頼され、我々は街へ赴く。

その道すがら寄った酒場には、メルセウスがいた。
聖職者然とする彼女が信仰する“神”とは何かと問えば、それは『零の至宝』というらしい。……何故かレスリアは俺をみた。何故か。
神職といった治療を主とする仕事柄なら宮廷魔術師の病状に何かわかるものがあるのではと思い、相談した所。やはり薬品が絡んでいるらしい。何でも「“新規の血液”を差し入れることで彼女の内にある“薬に侵された血液”を排出させる」という治療法が有効ではないか、とのことだ。
されどグレイマルキンなぞこのキノアでもめずらしい種族だ。それを見つけ、協力してもらう……有り体にいえば困難な策だった。

彼女は何かを知っているのではないか、と思えるような含みある言い回しに怪訝としたものを覚えたが。こちらも時間に限りがあるのでこの場を離れることにした。
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小慶美(シャオ・チンメイ)
5. 小慶美(シャオ・チンメイ)
2019/09/18 13:26
序章

本日は依頼でキノア王国を訪れた。この国に来るのも何回目だろうか?
『ねこまみれ』に向かうと、中は閑散としており(後日仲間内に確認したところ、モデスト曰く「キノアを襲撃する勢力の掃討のため出払っていた」とのことだった)少女が一人席についていた。
「メルセウス」と名乗った聖職者然とした彼女が今回の依頼人のようだ。

依頼の内容は「ある人物を仕留めてほしい」……ではなく、「命を狙われている王子と宮廷魔術師を助けてほしい」というもの

依頼のままに王城へ向かうと、そこには火の手が上がっていた。
国軍曰く彼等はまだ王城の中にいるらしく(この二人の定番・かくれんぼをしていたらしい。……戦争が勃発している最中に何やってるんだこの国の上層は)、我々が捜すことに

豪奢だっただろう城内は炎によって残酷な赤に染まっている。回る火の手も早く、休む暇を与えない。
アリダから借り受けた魔動機がアデルをかばいったものの、こちらの損傷ははげしいものだった。
ここで一部の見識ある面子が気付いたのだが、どうも火の手の回りが早すぎるらしい。何者かが揮発油をぶちまけているのでは? という考えに思い至る。

案の定、犯行を及ぼした咎人は城内にいた。
血にまみれた刃を手に、地に伏す宮廷魔術師を見下ろし……そしてこちらをみた。
蛇を「居場所」といったそいつの気持ちは俺としてはわからんでもないものだ。俺もまたあの方でなく別の誰かにこの命を拾われたなら、似た業を背負っていただろう。
戦いの末、咎人はレスリアのゴーレムによって首を圧し折られ、事切れた。後に蘇生を試みたらしいが、拒否されたらしい。

結果論としては王子と宮廷魔術師の救助は完了した。……ただし宮廷魔術師の方は重傷のため、今後経過を確認するようだ。
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ますく王
4. ますく王
2019/09/18 10:29
【レスリアの手記その3・後 ~猫の軌跡・第一章其の二~】

 でも『フィー』は私たちと戦う気は無いみたいで……親切にも今回の『黒の競売会』で最も警戒するべき敵の情報まで教えてくれた……なんだかんだで優しい……

 そうして満を持して私たちも一途の望みに希望を託して『黒の競売会』に参加することにした……一応、門番として黒服が居たけど……私の幻影魔法でパスカーレを『ルーファス』に見立てて通過できた……アデルの嘘が下手で途中はバレるかと思ったけど……何故か門番は変な勘違いをして通してくれた……黒服のアレは薄汚い事を察した目だった……

 中に入ると上品な服で着飾った人がいっぱい……でも内容は上品に見えて薄汚い事を話している人たちばっかり……やっぱり此処には人間の屑しか居ない……
 でもローゼンメイデンという単語が出てきた……人形に詳しい私やアデルでも知らなかったけど……以外にもカルロスが知っていた……何でも『まるで人間のような精巧さを誇る超高級人形』らしい……?少しだけ興味があるけど……こんな場だと録な物じゃない気がする……

 それはともかく……『今回のオークションに参加する』か、『潜入する』かを皆と話し合った……結論から言うと、答えは『潜入する』だった……今回は貴族がいるとはいえ……お金を持ってないし……こんなところにお金を出すなんて私も皆も考えたくない……

 そうして私とカルロスが先導でオークションに潜入した……結果は『目的の人物』が居る部屋まで辿り着けた……これも子供の頃に人の目を避けて生きてきたり、普段から兄さんの部屋に侵入したりしてたお陰……

 でも……目的のグレイマルキンは檻の中に囚われていて……私を含む皆が解錠を試みたけど開かなかった……

 そんな事をしていると……仲間のゼロが急に「声が聞こえた」と言って操られたかのように近くにあったスーツケースを開けたの……
 不審に思ったから……そのスーツケースの中を見ると……精巧な人形だった……けど起き上がって……動いた…!? どういうこと……!?

~続く~
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ますく王
3. ますく王
2019/09/18 10:02
【レスリアの手記その3・前 ~猫の軌跡・第一章其の二~】

※長くなったので分割します

 取り敢えず皆で話し合った結果……こういう闇市は貴族の方が詳しいだろうから……先ずは、同じイレブン傭兵団に所属して、顔見知りの『ユーシス』の所へ向かう事になったの……

 けれど……『ユーシス』も余り闇市の事を話したがらないみたいで…ダメかと思ったけど……
 何でものその『ユーシス』の兄の『ルーファス』宛にその闇市の『黒の競売会』から招待状が来ていたみたいで……どうやら『ユーシス』が兄から押し付けられた物みたいなので私たちに譲ってくれた……

 でも血が繋がった兄弟なのに……何でこんなにも仲が悪いのかな……?…血が繋がって無い私と兄さんはこんなにも仲が良くて、私に関しては兄さんの事を愛しているのに……

 そして私たちは詳しい話を『元・猟兵』で今は同じイレブン傭兵団に所属してる顔見知りの『ランディ』に話を聞くことにした……

 『ランディ』はいつもと変わらない調子でカジノでルーレットをしていた……ここぞという時は強いのに今回はいつも通り負けていた……ライダーレースで毎回ハリボテエレジーに賭けている家の料理人もそうだけど……何故、基本的に損をする可能性の方が高いギャンブルをするのか……私にはギャンブラーの思考は分からない……

 そんな事はともかく……『ランディ』にその『黒の競売会』の事を話したら……どうやら表立って話せる内容じゃないらしいから……誰にも聞かれる心配が無い酒場の方で話をした……どうやらキノアの『反共存派の議員』の屋敷で開催されるらしい……けれど、「そこにグレイマルキンが出る確定情報はあるのか?」と聞かれた…残念ながら無いけど……どちらにしろ潰すのなら…居る可能性に賭けて行くしかない……そう答えたら、「お前らも立派なギャンブラーだ」と言われた……その言葉を聞くと、可能性が低くても賭けたくなる人の気持ちが少しだけ分かる……気がする……

 最後に『元・猟兵』の『フィー』に話を聞いた……どうやら、イレブン傭兵団に仕事を殆ど取られているから……その『黒の競売会』の護衛として西風と共に参加するみたい……それを聞くとなんだか……申し訳ない気持ちでいっぱいになる……
 
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ますく王
2. ますく王
2019/09/18 16:39
【レスリアの手記その2 ~猫の軌跡・第一章其の一~】

 ぐぅ様の容態が回復してないらしい…だからキノアへ向かったの……あの一件は私が駆け付けるのが遅かったせいもあるから……

 駆け付けたぐぅ様は本当に苦しそうだった……どうやら神官の魔法でも治らないらしい……もしこんな病気に兄さんが掛かったら…私は…私は……あああ!?兄さん!?死なないで!?兄さんが死んだらわたしは……  ~とても狼狽しているのであろう、ここからしばらく乱れた字と支離滅裂な文章が数ページに渡って続く~

 ……どうやら仲間のカルロスによるとどうやら薬の効果を強くしたものらしい…『薬も過ぎれば毒になる』……言いえて妙だけど、確かに言われてみればそれしか考えられない……
 そして今回は家臣の人にぐぅ様の治療法の調査を頼まれた……今回は私にも非が有るし、兄さんも同じ立場なら絶対に断らないだろうから引き受けた……

 取り合えず何処から探すかと皆で相談した……情報収集は酒場が鉄則らしいから酒場に行くことにした……
 そしたら何故か例の怪しい女が居た…確か名前は…『メル』だったかしら…?それよりも一番気になったのは彼女が持っていた不思議な聖印……あれは第一の神じゃない…多分小神の類…だと思う…多分……聞いた話では『零の至宝』という神らしい……零…ゼロ…ゼロファストのことかと思った……けど違うみたい……

 聞いた話によると血液を入れ替えたらおそらくぐぅ様は治るらしい……けど、ぐぅ様は希少なグレイマルキン……血液なんてそうそう見つかる物じゃない……そう思っていたのだけれど……どうやら非合法な物を売買している闇のオークションがあるらしい……そう『メル』は言ってたわ…何処で開催されてるのかとか全部知っていそうだったけど……マトモに話そうとはしなかった……
 
 けど、猟兵や貴族の方に当たれば知っているらしい……やっぱり全部知っているんじゃないの…?怪しい女の言葉通りなのは癪だけど……とにかく今は情報が欲しい…だから顔見知りの所へ向かうことにする……
       
~続く~
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ますく王
1. ますく王
2019/09/19 06:46
【レスリアの手記その1 ~猫の軌跡・序章~】

 最近変わったことが多いから…ここ最近の近況を日記に記そうと思う……
 今日はキノアの方の依頼で怪しい女性からキノア国の王子と宮廷魔術師を身喰らう蛇からの暗殺から守れって依頼が来た……どう考えてもあの女は怪しいけど…兄さんなら困った人を見捨てない…それなら私も相手が怪しい女性でも…見捨てるわけにはいかない……

 そんな感じで依頼を受けて王城に向かった……だけど着いた時には遅くて…王城が燃えてた…
 王の家臣に話を聞いたら…王子と宮廷魔術師はかくれんぼ中で城の中に取り残されてるって……これじゃ、あの女の話通り、本当にこの期を狙って暗殺に来たことになる……?

 だけど…それを防ぐのが今回の依頼……私達はそれをさせない為に燃え盛る城に飛び込んだ……
 案の定、中は火の手が回っていてとてもじゃないけど安全に進めない……けれど寒い所よりはマシ…!燃え盛る城の中で皆も体力を削られていた…パスカーレが治療してくれていたとはいえ……長くは持ちそうもなかったけど…運よく玉座の間へたどり着けた……!

 …でもオカシイ……いくら何でも此処まで火の手が回るのは早すぎる気がする……これは他意的な放火……?そう思ったけど、来た時には前に読んだ物語みたいに火を噴く魔導機を持って「ヒャッハー!」と言ってる変わった髪型の人は外には居なかった……結局火の原因は今でも分からない……
 玉座の間には倒れているぐぅ様とそれに止めを刺そうとしている血濡れの黒髪の青年が居た……そして青年は急に襲い掛かって来たから……沙耶の手で首を捻じ曲げて……動かなくした……

 結局、その青年は蘇生も拒否して蘇る事は無かったから詳しい情報は聞けなかった……だけど、隠れていた王子は無事に保護して、ぐぅ様も一命は取り留めたみたい……けど、あの怪しい女はいつの間にかキノアから居なくなってた……やっぱり怪しい……
 
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本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の二次創作物です。