温森おかゆ(まんじゅう)さんの日記 「DLH感想日記２つめ」

	温森おかゆ(まんじゅう)
	2022/10/19 20:30[web全体で公開]

😶 DLH感想日記２つめ
（▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼）
デッドラインヒーローズ体験卓「強襲！！サイレントサイエンス」についての感想日記二つ目。
此方は多少シナリオのネタバレを含む内容なためご注意のほどお願いしたい。

というわけでこのセッション自体奇跡だらけであったわけなのだが、実は私のPCブルーマンデーにも、大きな奇跡が最終盤に用意されていた。
まずは経緯から書き連ねていこう。

彼は軽犯罪を繰り返す天涯孤独の子供のヴィランを捕縛し、ロックウェイブ島にあるヴィラン収容所まで護送しに来ていた。
それまで少しの間ともに過ごした時間もあってか、別れに寂しさを抱いていた子供のヴィランは、「ブルーが僕のお父さんだったらいいのに」とこぼす。
そんな彼の小さな願いを聞いたブルーマンデーは「また会いに来る。そして、お前がここを出るときになっていくあてがなかったら、悪さをする前に自分に会いに来い」と言い、自分が身に着けていた、父から贈与された大事な形見のネクタイピンを外して、それを約束の印として少年に持たせる、という導入から始まる。

因みにだがネクタイを意味する英語の「tie」。これは家族や友人間の絆の事も意味する場合がある。そしてネクタイピンはそれを「留める」ものである。
ちなみにネクタイピンにはネクタイが乱れないよう支えるという用途から、プレゼントに贈られる際は「あなたを支えたい」という意味合いを持つのだという。

閑話休題。

「お前がそれを持っている限り、俺はお前を追いかけざるを得ない」と、少年の葛藤や不安を誰より理解している彼ならではのセリフが飛び出した。※ちなみに形見のネクタイピンは完全にアドリブである。※
それから少年と別れたブルーマンデーはすぐに、ロックウェイブ島がヴィラン組織により占領されたことを、ヴィランの放送で知る。
ヴィランの狙いはこの島にいる科学者たちと、自分たち含めた超人種。つまり、その狙いに少年も入っていることを知った。
一人では勝てっこないと悩むブルーマンデーだったが、少年への想いに奮起し、自ら決死の覚悟で戦うことを決意した。
それからは他のＰＣたちと紆余曲折の末合流し、事件解決に向け奮闘することになる。
覚悟ガンギマリだったのかダイスの出目が非常に良かった。
そして続く戦いの中で、彼はヴィランに洗脳された人々の中にあの少年を見つけることとなる。少年も洗脳にかかっており、去っていこうとする少年を、ブルーマンデーは必死に呼び止めた。
拒絶されても諦めないブルーマンデー。「お前が本当に行きたい場所はそっちにあるのか？俺は、そうは思わねえ」と少年に語り掛け、少年が最後の意志で握りしめていた約束の印のネクタイピンを突きつける。
「追いかけてやるって、言っただろ？帰ってこい」
その瞬間、少年の洗脳は解けた。
胸の中で泣きじゃくる少年に「俺はお前なら、絶対に負けないって信じてたぜ。やっぱりお前は強いよ」と語り掛ける。
パパ？いや、ちょっとだけ一緒に生活していた程度の全く血のつながりのない男である。
洗脳が解けた他の人々と仲良さげに去っていく少年を見送り、戦いに戻る。仲間たちには「よかった」と朗らかに受け入れられた。
それから、仲間たちと協力し、満身創痍になりながらも勝利を収めたブルーマンデーは、事件解決後、収容所に戻る前の少年と少し会話をした。
「お願いがあるんだ」と湿っぽく言い出した少年の願いは「ブルーマンデーの手伝いがしたい」とのこと。つまりヒーローのサイドキック、相棒のような立ち位置。それに対してブルーマンデーは喜びと戸惑いを抱きつつもこう答える。
「まだだめだ。戦いを見てただろ？俺の仕事なんてあんなものだ。付き合わせられない」しかしこうも言う。
「だが、約束しただろ？会いに来いって。ここを出て、俺のうちに来て、一緒に暮らして、学校に行って。子供の時間を目いっぱい過ごして。それでも気が変わらなかったら、俺の手伝いでも何でもしてくれりゃいい」
パパ？いや、ちょっとだけ絆をはぐくんだ程度の全く血のつながりのない男である。
「もう一つお願いがある」と言う少年。「ここを出て、帰ったらでいいから、自分に名前を付けてほしい」という。
天涯孤独だった彼は、今まで自分の名前を持っていなかったのだという。ブルーマンデーはこれを快諾。抱擁し、互いに再会を信じて分かれた。
そうして、後日。再びロックウェイブ島に面会に訪れた彼は、独房から出て自由になったキッドと再び会うことに。
物語の最後、釈放されたと告げた少年は「ジョンの家に帰りたい」と告げる。ブルーマンデーは少年と手をつなぎ、帰っていく……という結末だった。
パパ？いや、これからパパになる程度の全く血のつながりはないがパパ適性が高すぎる男である。

シナリオ中、少年をなにより大切に思っているロールプレイが多かったブルーマンデーだが、その甲斐あってなんと今回、「お持ち帰りが許された」のは私にとって大きな僥倖だった。正直全く期待していなかったので終盤はお持ち帰り確定演出が来るまでぬとねの区別がつかなさそうな人の顔をしながらエンディングを待っていたのだが、いやぁ、それにしても綺麗すぎるオチでもう涙が止まらない。
というわけで大きな喜びで幕を閉じたブルーマンデーのエンディングは、涙なしには見られなかった。

というわけでそんな感動的ファミリーストーリーの多分に凝縮された本シナリオの内容、皆様気にならないだろうか。
安心してほしい。「ある」。
↓以下のリンクから、今回のリプレイが読めるためぜひご一読いただきたい。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18523295

途中までしかまだ投稿されていないが引き続き更新予定なので気長に待っていただけると幸いだ。
何にせよ、デッドラインヒーローズは楽しいゲームだったので、感想を述べつつ完走日記は終了とさせていただく。
興味のある方は是非一度プレイしてみると良いだろう。体験セットがあるので無料で体験することが出来る。
↓から飛ぶとよろしいだろう。
https://fujimi-trpg-online.jp/download/dlh.html

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	2022/10/20 18:32[web全体で公開]

＞ 日記：DLH感想日記２つめ
おつかれさまでしたー！
あや、ネクタイピンにそんなトリビアがあったとは。なるほど、しっくりくる。芸細のおかゆさんらしいＲＰです。
もうあほみたいに気に入っていただけてこちらも嬉しい限りです。大事にしてあげてねｗ
ブルー・マンデーはシャイニーモアと共にみんなをよく引っ張っていただきましたが、テクノマンサーの設定を活かした役目も多くて、本当に年長者らしい活躍になりました。謙遜が強いお茶目さもいい塩梅なのが良い！

	綿わし@休止中⇒温森おかゆ(まんじゅう)
	2022/10/19 20:36[web全体で公開]

＞ 日記：DLH感想日記２つめ
ネクタイピンってそんな意味もあったんですね…！！最高です！！！