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😶 アンサング・デュエット【ジャンキーズ】 正直……持ち込みキャラがとてもではないがお外に出せない変態悪魔とかいう内容なだけあって、どう感想を書いたものか迷っていた。今回はシナリオの勢いに乗って2回で終わった。2回だが十分なボリュームと、楽しさがある。 ケンカップルをやるために作られたシナリオで、終始おかしなテンションと、怒涛の展開と勢いで進行していく。寧ろ勢いに乗らないと正気に戻ってしまいそうなので、GMが2回で終わらせると宣言したのは、事実非常に聡明な判断だった。ワイワイ楽しみつつ、良質なケンカップルを摂取しつつ、最後にはクソデカ感情を「大嫌いだ!」に乗せて叫ぶ、ケンカップルへの愛しかない最高のシナリオ。 ケンカップルに特化したシナリオのため、興味があればぜひやってみて頂きたい。難易度は……高いが。 今回、「あのー、ド下ネタ吐き散らかす変態悪魔でも良いですか?」と、お外では絶対に言えない提案をして快く受け入れて頂いた。私はキャラクターに関して言えば、昔のトラウマもあって少々おカタい観念を持つ方なのだが、今回のシナリオは扱いにくい題材でもある「ケンカップル」をするためのものだったこともあって、どうせやるならできるところまでやってみよう、と思っての提案だった。結果、非常に楽しく終えることができた。 もちろん下ネタは直接的な表現は全部「(自主規制)」に変換するのと(テキストセッションの良いところである)、不快になったらすぐに下ネタをやめるという条件を自分から提示するなど、出来る限りの予防線を張った上で、許可を頂いたのだ。まずそれを相談して許可を頂いて、コンセプト案を提出して許可をもらったので、キャラクターとして完成したのである。 結果「十分な相談とすり合わせと、相手を不快にさせないようにする配慮さえあれば、楽しくできるんだ」と新たな気付きを得ることができた。 ……まあ、十分な相談とすり合わせの時間を取ることと、相手に対する最大限の配慮は難しいものでもあるので、初対面相手や密に相談できない状況ではこの先もここまで特殊なキャラは持ち込まないと思う。 ひとえに、こんなムチャクチャを許してくださったGMには頭が上がらない。 ◆アンサング・デュエットとは ゲームマスターとプレイヤーの1on1か、プレイヤー2名で行う、激重感情とエモーショナルを摂取するためのシステム。 舞台は現実と隣り合わせの危険な世界、“異界”。異界の真の姿を見抜く力を持つ“シフター”と、シフターを想い、シフターを異界から助け出す“バインダー”となり、常識の通じない超常の世界からの脱出を目指すものとなる。 特筆すべきは「フラグメント」というルールで、そのキャラクターをその人たらしめる要素が、異界の影響を受けるごとに別のものに“変異”してしまう。隣にいる大切な人が、だんだんとその人でなくなる状況を濃密に演出できるシステムといえる。 ◆オプションルール 『アンサング・デュエット リプライズ』に掲載されているオプションルール『秘めごと』に加え、「フラグメント・バレット」のルールをそのまま流用して、シフターのクロイツが使用できるオプションルールが設定される。 今回、シフターもバインダーも出目が良く、いたって順調に進んだのだが、ギャグだらけの割には判定難易度がシビアで、けっこうタイトなリソース管理を迫られた。このシナリオをこのオプションルール無しで回していたらもっとひどいことになっていたのでは? とも思う。 ◆シフター:クロイツ・ハルトマン GM:つぎの 「ふざけています。……よ、よくもこの様な歯茎の浮つきそうな文言を……世の人々というのは皆こうなのですかな……」 「おや? 奇遇ですな。自分も貴方のことは──」 『アンサング・デュエット リプライズ』P54の「万慧騎士団」に属する教会、“聖ミゲル万慧教会”に所属する騎士であり、あらゆる魔物、悪霊、怪異、異界といった魔を祓ってきた無敗のエクソシスト。得意技は清め塩を浴びせるソルトスプラッシュ。 教会育ちの超絶弩級のカタブツで、あらゆる誘惑も色香もモノともしない。下ネタには過剰反応を起こす。 ヘリオンが現れるまでは、エクソシストとして祓えぬものはなかったが、ヘリオンだけはなぜか祓えなかったため、苦肉の策で定期的な吸精を受け入れる代わりに、管理することにした。それから、奇しくも一番そばにいるヘリオンが自分を異界から助け出すバインダーの立場になっていることもあって、いわゆる「腐れ縁」の関係となる。 ヘリオンと毎日のようにケンカをしていたら、異界に巻き込まれていた。そのままお互い煽り合いつつ異界を進むうちに、ヘリオンの孤独と、自分に対する気持ちに気付き、揺れ動く。 最後には、晴れやかに「大嫌い」と宣言し、見事異例の異界深度からの生還を果たした。 ◆バインダー:ヘリオン PL:おかゆ 「ま、異界に居る以上、俺とお前は一蓮托生ってやつだ。イヤでもな。 そのチンケな本に封じられている“誰かさん”が助けてくれるってんなら、俺は別にいいけど?」 「俺はお前に居なくなられたら、マジにひとりぼっちになっちまうんだよ!!」 クロイツに縛られ、そのままなし崩し的に万慧教会に従士として所属するようになった悪魔。クロイツに縛られたのが気に入らないが、顔とカラダだけは好みなので、毎日のように相手が嫌う自主規制モノのド下ネタを吐き散らかしてわざと怒らせている。 根は明朗快活であんがい面倒見のいい兄貴肌。クソデカデートコースにテンション爆アゲになる程度の子供っぽさも持ち合わせる。 クロイツと毎日のようにケンカを繰り広げているが、最近は次第にこんな生活も悪くないと思い始めた。クロイツが危険にさらされると、助けずにはいられない。 本人はとうに忘れ去っているが、黒く染まって壊れた天輪と2対の黒翼を持つことから、悪魔として転生する以前はそれなりの中堅天使だったと予想できる。悪魔として祓えないのは、天使としての残滓を残しているからである。
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