ぱむださんの日記 「海外の推理シナリオが」

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ぱむだ
ぱむだ日記
2024/06/14 00:25[web全体で公開]
😶 海外の推理シナリオが
こないだ読んだ海外の推理シナリオがあまりにも大味で「これは何をどう推理するの?」って内容だったので、うまく遊べるように変えられないかと思案しています。
シナリオざっくり要約すると「四人家族が喉を切られ惨殺されていた。犯人はこの家を留守だと思って上がり込んでたホームレスでした。」って内容で……本当にこれだけなんです。現場の状況とホームレスの追跡方法が書いてあって終わりでした。

個人的な印象として、「留守だと思って上がり込んだのを見つけられただけにしては被害があまりにも大きすぎる」っていうのがすごく引っ掛かります。銃を乱射して殺したならまだわかりますが、刃物を手に寝ている子供も殺して回るのは陰湿で凶暴すぎます。それもすべて一撃で喉を切り裂くという的確で殺意の高い方法です。最初にホームレスと出くわした子供だけは「頭を包丁で貫かれる」という更に恐ろしい方法で殺害されています。これについての説明は一切ありません。
一家殺害事件という凄惨でセンセーショナルな題材をTRPGに使用するなら、それがただのおびえるホームレスを探し出すだけで終わるセッションになるのは肩透かしという気がします。それなら食い逃げでもいいと思うし……実際、このシナリオの捜査パートを見た限りだと一家殺害事件である必要性があまりにも薄く、聞き込みと観察がモノを言う流れで、科学捜査や尋問などの要素もありません。というか、ミステリ的な推理の要素が全くありません。食い逃げ犯を捕まえるって内容のほうが規模や犯人のうかつさとしてもしっくりきます。

確かに凄惨な事件ほどしょうもない原因で引き起こされるのかもしれません。
ミステリ的に面白く、解き明かすべき謎がしっかりとある一家殺害事件のシナリオを作るには、どのようなひねりを加えればいいんでしょう。

①犯人は複数いる
犯人として逮捕されたホームレスが殺したのは最初に出くわした子供1人だけです。他の家族を殺害した犯人は別にいました。

②ほかの家族は事件より前に死んでいる
ホームレスは最初に出くわした子供を殺しました。他の三人の家族はそれより前に殺害されています。家族を殺したのは子供かもしれないし、子供だけが生き延びたと思った矢先の不幸な遭遇だったのかもしれません。

③家族のほうが何かおかしい
死体の中には、戸籍のない子供が混ざっています。これは誰の子供なんでしょう?

④死に方が異常である
四人の家族はこの一軒家の中では不可能な死に方をしています。なぜそうなったのかを解き明かさないと犯人を捕まえることはできません。

思いついたところで遊べるかどうかはわからないんですが……他にどんなのがあるかな。
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レスポンス

サライ
サライぱむだ
2024/06/14 18:13[web全体で公開]
> 日記:海外の推理シナリオが
初めまして、サライと申します。ミステリーは見るだけの素人ですが少し愚考を述べさせていただきます。

⑥被害者の数が食い違う。:4人分の痕跡しかないのに犯人が殺害したと供述したのは5人だと言っている。ではもう一人はどこに行ったのだろうか?そのもう一人とは誰なのだろうか?

⑦犯人が犯行後奇妙な行動をとっている。:犯人は家中の鏡をすべて赤いスプレーで塗りつぶしていた。これは罪悪感から自分の顔を見えないようにしたかったのか、あるいは何かおぞましい何かが見えてしまったのか...

とかでしょうか?ご参考になればありがたい限りです。


追記:単独犯での一家殺人事件と聞いてとある未解決事件が思い浮かんだので付記しておきます。謎めいていまだに議論の多い事件ですがお役に立てば幸いです。
ヒンターカイフェック事件:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E4%BA%8B%E4%BB%B6
セス・メイソン(CoC7PC名)
セス・メイソン(CoC7PC名)ぱむだ
2024/06/14 17:48[web全体で公開]
> 日記:海外の推理シナリオが
> 日記:海外の推理シナリオが
コメント失礼します。
サスペンスシナリオ(ドラマ含む)は犯人が安直に連続殺人し過ぎな傾向があるので最近はツッコミに疲れる印象が強いです。

ホームレスは戸籍不明の人を指すので和風ホラーチックな理由が浮かびました。
⑤ホームレスは家から外に向かった痕跡しかない。
風習により一卵性双生児は忌み子として存在しない者として扱われ、幽閉することがあるそうだ。
フォレスト
フォレストぱむだ
2024/06/14 15:06[web全体で公開]
> 日記:海外の推理シナリオが

 初めましてぱむださん。フォレストと申します。

 これはアイデアというわけではないのですが……。
 ホームレスって聞くと力のない老人のイメージですが、実はアメリカとかのホームレスは退役軍人とかが多いので若くてムキムキだったりします。一家四人とか割と余裕で行けちゃいます。

 戦闘技術を磨いた兵士が30代くらいに除隊して、しかし本国で仕事が見つけられずホームレスになるのはアメリカの社会問題です(少し古い情報かもしれませんが、ホームレスの四人に一人が退役軍人だそうです)。退役軍人は信用がなくて家を貸してもらえないことも多い上に、高卒ではやれる仕事も少ないからどうしようもないらしいですね。当然凶悪犯罪も多くなるのでアメリカでホームレスが嫌われる一因でもあります。

 祖国のために戦って、帰ってきたら嫌われ者。悲しい話です。

 これについては古い映画ですが“ランボー”(1作目)がこのテーマで作られています。
 ベトナム戦争から帰ってきた主人公ランボーはアメリカに帰ってくるとホームレスになってしまい、アメリカ全土で厄介者扱いされてとある町の警察に無実の罪で不当に逮捕されます。そして迫害に耐えかねた主人公は警察を逆に皆殺しにするというアクション映画です。ミステリの参考になるかはわかりませんが個人的にこの映画は好きなのでお勧めさせていただきます。

 おそらくその海外の推理小説も社会背景的にホームレスがたくましいイメージを持っているのかもしれません。
 とはいえ『犯人はマッチョなホームレス』ではミステリ要素の欠片もないので、この情報も参考までにどうぞ。

 ぱむださんのたのしいクリエイティブライフに幸あれ!

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