まおーさんの日記 「シナリオの伸びについて」

	まおー
	2018/12/27 00:05[web全体で公開]

😊 シナリオの伸びについて
　どうも生きてました、まおーですよ。
　久しぶりの日記で、本日の話題はシナリオの伸びについて。伸びというのが何かといいますと、具体的には「閲覧数」「ブックマーク数」「回される頻度」になります。今回は実際にシナリオに関わったKPPLの感想は取り上げないものとして、ただの数字の伸びの話をさせていただきたいと思います。

　私はシナリオをネット上で無料公開しているのですが、主に使用するサイトはPixivになります。シナーチなどもありますが、両方に上げるのが面倒なのでPixivにのみ上げています。こちらで作者側から作品を公開した後に閲覧出来るのは「ブックマーク」「コメント」「閲覧数」「いいね」の数と内訳になります。「いいね」はPixivのみの機能なので、取り上げないものとさせて頂きます。

　さて、こちらの数字なのですが、いわゆるシナリオが単純にクリックされた数が「閲覧数」であり、ブックマークした事が「ブックマーク」であり、さらに作者へ感想を伝えようとする行動が「コメント」です。基本的に数の比率は「閲覧数」＞「ブックマーク」＞「コメント」であり、後半ほど閲覧者の労力が必要なため、数は小さくなります。どの数字が大きいことを評価するのかは、現実問題としては「ブックマーク」が大きい比重を持つのですが、本当は作者個人の思いによるところだと思います。

　本日のお話は、それら「閲覧数」と「ブックマーク」と「コメント」の数がどのように伸びるのか比較が出来てきたので、拙作を例としてお話させていただきたいと思います。

　では、まず「閲覧数」と「ブックマーク」がアホのように伸びたシナリオとしまして『絶対に笑ってはいけないクトゥルフ』というシナリオがあります。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7685508
　こちらのシナリオは、現在時点で「閲覧数」31,995　「ブックマーク」2,173　「コメント」0　です。
こうなってしまった理由としては、タイトルのキャッチーさと、元々が「読んで楽しいシナリオ」というように書いていましたので、まぁ…なんか…伸びたよね…クソシ…

　ここでひとつ見ていただきたい数字が「閲覧数」に対する「ブックマーク」で、このシナリオはだいたい15人に１人がブックマークしています。

　次に、この「閲覧数」に対する「ブックマーク」が高いシナリオとして『探索者の夏休み』というSummerNightNightmare【Cocシナリオ集】
https://niqfes.booth.pm/items/995722
　掲載シナリオ！（すきあらば宣伝）
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10062193
　こちらは「閲覧数」539　「ブックマーク」53　「コメント」0
　10人に１人がブックマークしているシナリオです。そう、2000ブクマよりもブクマしている確率が高いのです。

　単純なシナリオの知名度で言えば『絶対に笑ってはいけないクトゥルフ』の方が、さまざまなキャッチーさにより高い知名度を誇っているのですが、こちらの『探索者の夏休み』の方が、読んだ人がブックマークしていく可能性が高いのです。

　そもそもこのシナリオが何のために書いたかというと「どうしようもないこのクトゥルフ世界でも、少しくらい休んだっていいでしょう」という、どうしようもなくなった探索者のために書いたシナリオなので、そうした人が世の中にはいるのだということだと思います。内容としても上記シナリオより丁寧なのです。

　そしてそれらから外れた、具体的な数字がないけれど、なんかシナリオのタイトルが一人歩きしているもの。
　『サンマナイトメア』「閲覧数」598　「ブックマーク」30
　読まれているわけでもなく、ブックマークもされていないのに「タイトル聞いたことあります」って言われてしまうクソシ、おそらくチラッと見かけただけで精神汚染が激しく記憶から消えてくれないクソシ。そう、人権を冒涜し完璧なクソシであれと書いたが為に…人の精神を侵すから…記憶に残ってしまうんですね…
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10062218

　そして最後に、最後にね…シナリオの…評価が悪い例として出そうと思っていた…『喫茶ティル・ナ・ノーグ』
　「閲覧数」45　「ブックマーク」1⇒3
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10538907
　閲覧数に対するブックマークがないという話と、その予測される理由をお話しようと思って書いていたらブクマされたのですね…ありがとうございます…

　こちらのシナリオは、ありきたりなシナリオになります。シナリオ本文に堂々と「パクリだから元のシナリオをブクマしてね！」といったような内容があるレベルです。元のシナリオ様から着想を得て書いたのかな、というシナリオが結構ありまして、その中で私の求める内容を見つけるのがめんどくさくて書いてしまったシナリオなので、詳しい内容は伏せますが、似たようなシナリオを探したら見つかるだろううし、ひょっとしたら「盗作です消してください」と言われるかも知らんな、とも思っています。

　それが故に、読んだ上で「このシナリオはいらない」と判断されるのは当然だな、と思ったのですが…ブクマ増えたな…もうしばらく様子見をしてもいいかもしれません。


　このような事例から、何ができるかといいますと、実際に数字を伸ばしたいのなら、どうするか、といったところが、やろうと思えばある程度憶測で、やれます。

・シナリオがキャッチーであること
・既存のものと被っていないこと
・シナリオ本文が読んでいて楽しいこと
・シナリオそのものとして、KPとして必要とされること
・記憶に残ること

　これらが達成されていると、シナリオの数字は伸びます。実際に伸びてしまった『絶対に笑ってはいけないクトゥルフ』はこれらの項目が達成されており、それが所以に内容がクソだろうが伸びたのです。実際に読んでから回してみるとクソだとわかるのですが、シナリオの数字は回してみる前に反映されることが大半なので、実際にセッションとして良いものになるかはあまり関係ない。

　この上で、実際に良いセッションとなりシナリオであれば、伝説に残れるシナリオとなるのでしょう。
　私はそこを目指さないので、目指される方は、実際にこんなシナリオがこんな評価を得ているんだなと、参考になるようなならないような。

　寝ないと死ぬので寝ますね、おやすみなさいませ！