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😆 セッション五十六回目終了 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)今回は五十六回目のセッション「流星のレチタティーヴォ 第二幕 「徒花の涙」」に参加させて頂きました! 最近は全然野良卓に入る機会が無い雇われ店長補佐代理です。 CP、お誘い卓、日記と充実した日々を送らせて頂いてますが、そこにGMとしての卓が加わるとビックリするぐらい野良卓に入れなくなりましたね…。 もっと色んな卓に入って色んなキャラ色んな学びを得たいのですが、体と時間に限りがあるのが残念で仕方ありません。 というわけで三行で纏める前回のあらすじ。 ・ショートCP開始!動き出す謎のパーフォーマンス集団! ・ショッピングモールの悲劇!敵との悲しき因縁! ・紙一重の勝利!さらば奇劇団団長…。 今回はその続きの物語となります。 プロローグはいきなり前回の続きから始まります。 嘗ての友人を手に掛けてしまったアリスは、己の異常性と古い過去を思い出しながら、それでも友と一緒に見た夢を追いかける道を選びます。 そんなアリスを城狐は保護者らしく暖かく向かい入れ、二人は過去話を共有しながら絆が深まって行きます…。 一方その頃、前回の決戦で一族に伝わる能力をした副作用か、「瞳の色素が一時的に抜ける」という異常が発生した堂島と、彼女の付き添いの音原と共に病院に向かいます。 しかし精密検査の上でも堂島の体には異常が見つからず、原因も副作用も分からないという事が判明しました。 副作用が無い事を喜ぶべきか、異常が見つからなかった事を怪しく思うか、どこか晴れない気持ちを抱えながら二人は音原の提案により水族館へと遊びに行く事となります。 両チームとも不穏な始まりながら、しっかりと相棒への絆を深めたエモい始まりでしたね! ですがこれは「ブラッドパス」、ただエモいだけでは終わらないTRPGです。 奇劇団と深い因縁を持っているアリス、そして奇劇団にその瞳を狙われている堂島。 前回はこの二人を中心とした物語でしたが、今回は別の二人が中心となる物語です。 ショッピングモール襲撃事件から数日後、後始末でお疲れ気味の上司からPC達はそれぞれ集められます。 なんでも襲撃事件後から何件も連続殺人事件が発生しているとか…。 奇劇団とは関係は不明との事でしたが、ある種の確信をもってPC達は奇劇団員の犯行と予想して調査を始めます。 そしてここでマスターシーンが挟まります。 GMの指定により城狐だけが登場します。 事件の調査報告を上司に連絡をし、たまたまとアリスと離れていた時にそれは起きました。 現れたのは玉乗りする道化師とその仲間。 道化師は風船を子供たちに渡しながら気味の悪い笑い声を上げ、城狐と目を合わせました。 目が合った瞬間城狐の雰囲気が変わります。 それもそうでしょう、何故ならその道化師は城狐が十年近く追って居た家族の仇であり、自身の人生を変えた宿敵だったのです。 子供達を散らせながら挑発をする道化師と、普段とは異なり怒りに体を震わせる城狐。 しかし城狐は道化師に対して何も出来ませんでした。 何故なら彼は音原のように優れた戦闘技術も、堂島のように一族に伝わりし異能も、アリスのように絶対的な暴力もない、吸血鬼の力を借りなければ戦えない普通の人間なのですから…。 故に彼は精一杯の虚勢と負け惜しみを口に出し、道化師に「見逃して貰う」しか無かったのです。 散々道化師に煽られて「見逃された」あと、城狐は自身の無力さを噛み締めるのでした。 GMに事前に城狐の過去を知らせてくれましたが、最高の形で宿敵を出してくれましたね!(ドS) 城狐はサポート特化型なので、今後も単独では絶対に宿敵を倒せません。 しかも諸事情により自身のアイデンティティが大きく揺らぎ、今のままだと味方のサポートすら厳しいというお荷物状態に陥ってしまいました。 城狐には辛い役目を与えてしまいますが、PLとしてはアリスの傍に立つものとして、そして一人の人間として一皮剥けて欲しいと思って居ます。 なのでひとまず絶望に落とします(無情) 絶望の底で己の起源(オリジン)を認識した時、彼は本当に意味で「人間」として生まれると思うからです。 という訳で今回のセッションと次回のセッションは城狐の成長の物語でもありますね。 RPを頑張りたいと思います! さてマスターシーンが終わった後は調査フェイズへと移ります。 メンタルグラグラの城狐と、年上としてそして相棒として、城狐が自分で答えを出すように促してくれるアリス。 少し前までと立場が逆転しながら、二人は連続殺人犯の正体を掴みます。 その正体は…奇劇団の見習いにして前回のボスであった「ウルゴス」を慕う少女、「アイリ」だったのです。 しかもその少女は音原とも無関係でもなく…? とまあここから先は音原の秘匿情報に関する事なので、詳しくは書けませんね(笑) ただ今回の一件にはどうやら音原も深く関わっているらしく、彼もまた復讐者としての在り方に悩んでいるようでした。 今回のセッションは音原も中心としたセッションでもありましたね。 ちなみにですが調査フェイズで登場した公式敵NPCが、アリスの一言によって何故かアリス達と一緒に暮らす事になりました。 どうして…?(宇宙猫) いやまあ当然理由はあるんですが、まさか過ぎる一言PCPL共に驚きを隠せませんでした(笑) しかもギリギリ押し通せる提案だっただけに、城狐が頭を抱える事になりました(笑) メンタル揺らいでる時に余計な負担を掛けるんじゃあない! でも凄いアリスらしい行動だったのでPL的にはグッドです! こうしてアリスの屋敷に同居人…同居獣?が増えました(笑) そして調査フェイズで情報が集まった結果、今回のボスである「アイリ」は、前回ウルゴスと戦ったショッピングモールに居る事が分かりました。 彼女が何を思ってその場所に居たのかは察し切れません。 しかし彼女は奇劇団を愛しており、ウルゴスを慕っていたのは変わりないのでしょう。 そんな彼女相手に過去の因縁と未来を切り開くため、あるいは与えられた職務と責任を果たす為、血戦の舞台へとPC達は向かいます そしてクライマックスフェイズ、ウルゴスと戦った場所に彼女は居ました。 業血鬼に堕ちた事で、思考は復讐に染まり、復讐以外の全てを捨てた彼女に対し、城狐はある質問をします。 それは「復讐を忘れて平和に暮らす道を選べなかったのか?」というもの。 公式NPCである彼女の過去については城狐も調べがついて居ました。 だからこそ不幸な生い立ちであった彼女は、復讐以外の道で平和に暮らす事が出来たのではないかと聞いたのです。 そしてこの質問は「社鼠城狐」という男にも丸々当てはまる質問なのです。 自身のアイデンティティが揺らいでいる城狐は、彼女の答えを聞く事で、自分が何故あの選択を取ったのか知りたかったのかもしれません。 そして帰って来た彼女の答えは至ってシンプルで…。 だからこそ城狐は今までの人生で気付かなかった自分の感情に気付けました。 似た境遇でもあった彼女の言葉で、彼はようやく自身の起源(オリジン)を理解したのです。 その後他PCとの問答を続け、堂島お嬢様の質問で微妙な空気に一時なりましたが、最後はキッチリとシリアスへと持ち直し、復讐する者と復讐される者、裁く者と裁かれる者の戦いが始まります。 さてラスボスであるアイリですが…いやーお強い(笑) 分かりやすいまでの火力特化!二ターン目渡すと誰か死にかねんと思うくらいの範囲超火力持ちでした。 しかしこっちは妨害能力と攻撃能力に秀でたチーム! 皆で戦略会議をしてキッチリ一ターンで殺しきりました! 正しそれでも被害が大きく、全員のHPが半分を切る所まで追い詰められた難敵でしたね! 「ブラッドパス」は基本的に一ターンから二ターン以内に倒しきらないとこっちが死にかねないと思うバランスになっております。 リソースを切るタイミングとかも話し合わないと、全滅しかねない良いバランスですね! 特に今回のバトルで輝いて居たのが音原とアリス! 音原はパーティー1の範囲超火力と2~3回までなら復活できるという肉を切らせて骨を断つ戦法で一番ダメージを稼いでいました。 RPでも傷つく事を恐れず敵に突っ込む姿は頼もしくもあり、敵対したらとても恐ろしいでしょうね。 そしてパーティーのメイン盾兼単体超攻撃持ちのアリス! その特技で打たれ弱い味方をカバーし、最後はウルゴスに止めを刺した奥義で、アイリに止めを刺しました。 またウルゴスに止め刺した者として、そして嘗て彼の友だった者として、アイリの重い一撃を敢えて一発喰らったシーンは痺れましたね! 普段天衣無縫なアリスが、ケジメを果たしたように思えて、彼女成長を感じ取れました。 結構追い詰められながらも何とか勝利したPC達。 復讐するために全てを捧げ、それが叶わなくなったことでもはやまともな受け答えも出来なくなってしまったアイリ。 そんな彼女にウルゴスは最後まで奇劇団を奇劇団思って逝ったという事を伝えますが、彼女は最後まで無表情のまま散りました。 復讐に全てを捧げた徒花は、涙も流せず消えました…。 彼女の散り際や生き様に思う所が会ったのか、各PC達はその死を深く刻んでその場を去ります。 しかし同時に確信に近い事も感じ取って居ました、この一連の騒動はまだ終わっていないと…。 と言った所で今回のセッションは終了。 CP第二章となるお話でしたが、いやー…今回は全体的に暗いね!(なお原因の筆頭) まあGMがメリーバッドエンド大好きなので、こういう展開になるのは必然だとも言える(責任を押し付ける屑) 今回のお話で城狐は自身の起源を向かい合いました。 ショートCPもこれで半分は終わりましたので、次回のセッションでは城狐の覚醒まで持っていきたい所です。 果たして彼はどういう選択を選ぶのか、憧れた存在に並び垂れる男に成れるのか?そして他のPC達も今後はどういう成長をするのか? 楽しみな事がいっぱいありますね!次回が待ち遠しいです!
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