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😶 魔法少女のお話のお話 ご機嫌よう。 deepl のファイル翻訳数が上限に達していて大物の訳に取り掛かれないので、この機会にもう一つ気になっているタイトル、Girl by Moonlight(以下 GbM)の本文を取り出しがてらサラッと眺めてみましたの(30万文字ほどありますので、こちらも後でファイル翻訳にかけます)。そこで今回は GbM のお話をしましょう。 GbM はいわゆる魔法少女もの TRPG で、まあ国産 TRPG にもたくさん……軽く調べたところ商業作品は意外とないようですわね? ともあれ、GbM はわたくしもたびたび紹介している FATE や Thirsty Sword Lesbians でおなじみ EvilHat から出版されています。ベースシステムは Forged in the Dark。抑圧的な社会に立ち向かう魔法少女たちの悲劇と苦悩、自分自身を否定することによる心の痛み、本当の自分を受け入れながら人間関係を築いて得た力といったあたりのテーマがフォーカスされています。ちなみに魔法少女というのは立場であって「少女」あるいは「女性」でさえある必要はありません。はい、わたくしの卓ではお馴染みのジェンダー/クィアテーマですわよ。 ゲームは以下のように進行します。 - キャラクターが日常で期待されることを処理する - 物語に現れた破壊的な要素に反撃する(戦闘ルールというものは実質的にありません) - その解決がキャラクターの目標や日常にどのような影響を与えたかを処理する PC は条件を満たすと「魔法少女」になることができ、特別な力が使えるようになります。ただし、そうできる時間は限られています。そのほか様々なキャラクターと絆を結んで特別な効果を得たりもします。 そして、PC はストレス(ダメージ)が溜まると普通ではない精神状態になって、自分自身を傷つけたりします。この状態は仲間が助けるまで続きます。 判定はございます。物事を解決するための行動を選び、その行動に基づいて6面ダイスを複数個振り、最も高い出目を採用します(稀にダイスが0個になる場合があり、その場合は2つのうち低い方の出目を採用しなす)。6で成功、4〜5は代償を伴う成功、1〜3は失敗ですが、代償や失敗の厳しさは状況によって変わります。一方、フラッシュバックというルールで困難に対して事前に準備していたことを後付けで追加できたりします(代償としてストレスを受けます)。例えばオフィスに忍び込もうとして警備員に見つかった際に、その警備員と数日前に親しくなっていたことにすることができます。 加えてゲームには時間のルールがあり、即座に影響が現れない行動や結果を追跡し、PL は進行状況が一目でわかります。 ルールにはプレセットが4つ含まれていて、それぞれトーンが異なります。また記載された質問に答えることでゲームの準備をしますが、この際に要素をカスタマイズできます。カチッとしたシナリオとかの類はなく、フックから物語を駆動するナラティブ方式です。 ところで、掲載されている「崩れゆく空の下で」というプレイセットはまどマギに影響されていると記載されていますし、ちょうど来年「ワルプルギスの廻天」が公開されるようですし、これを機に遊んでみたいかしら(付属する中では最もダークなプレイセットのようです♪)。
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