まぁしぃさんの日記 「二律背反調査結果2 ラウラ・ダフネ」

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まぁしぃ
まぁしぃ日記
2017/08/04 16:23[web全体で公開]
😶 二律背反調査結果2 ラウラ・ダフネ
ラウラ:現魔法ギルド長 常にローブを着ている少女
 APP15 15歳  154cm 42kg  75/55/78
ラウラ「ご覧の通り忙しいので、手短にお願いします」
シアオ「初めまして、ラウラさん。お忙しい中お時間を取って頂き感謝します」
ラウラ「ラウラです。養父の伝記のことと、お聞きしましたが、何をお話すれば?」
シアオ「あまり時間を取り過ぎてもご迷惑ですし、単刀直入に取材材料だけ…その前に何故室内でローブを?」
ラウラ「?魔法を使うものの制服ですから。身だしなみでしょう」
ラウラ「ですが、顔も見せないというのは、失礼でしたね」
ニコラス「取材材料もなのですが、ラウラさんから見た養父としての前ギルド長のお顔はどんな感じだったかを知りたいですね。 例えば家ではだらしないところがあったりとか」
ラウラ「養父は・・仕事が趣味のような人でした。私に、魔法を教えるときも厳しくしていました」
シアオ「ラウラさんはお義父さんの事、好きでしたか?」
ラウラ「もちろん恩義は感じています。私を孤児院から引き取り、教育してくださったのですから」
ラウラ「ですが、親子間の好きという感情が、私はよくわかりません」
ニコラス「ほほぅ。 それではラウラさんの魔法は前ギルド長仕込みと・・・何歳くらいから前ギルド長と共に?」
ラウラ「引き取っていただいたのは、そろそろ3年前になります。11歳のときです」
シアオ「気に障るなら応えなくて構いません…どうしてお義父さんは、貴方を引き取ったのかはご存知ですか?」
ラウラ「よくわかりません。孤児院の院長様なら、お聞きになっているかもしれませんが」
ニコラス「なるほどー。 ちなみにラウラギルド長の魔法の腕は? やはりあの前ギルド長伝授ですから何か得意魔法とかあるんですか?」
シアオ「孤児院は、近くの孤児院からですか?」
ラウラ「得意・・あえて言えば、火系統でしょうか・・」
ラウラ「えぇ、この街の孤児院です」
ニコラス「ぜひ現ギルド長と前ギルド長の出会いを伝記にいれたいので院長さんへお伺いしても?」
ラウラ「それはかまわないと思います。必要な内容でしょうから」
GM ラウラ能力:具体的に言えば、ソーサラーLv7、コンジャラーLv7
シアオ「ギルド長になって忙しいとは思いますが、ラウラさんはこのギルドは好きですか?」
ラウラ「養父が残してくださったものです。守らなくてはなりません」
ラウラ「仕事ですから、好きにならなければ続けられません」
シアオは困った笑いを浮かべて「義務とか責任とか、難しい考え方では長なんかやってられませんよ」
ラウラ「養父の望みですから、するしかないのです」
シアオ「仕事だからと無理に好きになる位なら、投げ出してしまっても良いんじゃないですか…?」
ラウラ「それは・・・できません」
シアオ「遺書や遺言に、生きた人間を拘束する力は実はそんなにないとしても?」
ニコラ「そこに恩があれば」
ラウラ「・・・できません」
GMやけに力強く否定
シアオ「…どうしてか、訊いても良いですか?」
ラウラ「もう時間が惜しいです。今日はお引き取りください・・・」
シアオ「…そうですか。分かりました、ありがとうございます。」
ニコラス「もうそんな時間でしたか! それではお話ありがとうございました!」(ペコリと一礼して退室
GM と、また、書類の山と格闘開始
シアオ「ラウラさん、俺は貴女の事ばかり聞きました。それは親を見るには子供を見るのが分かり易いと思ったからです。」
シアオ「貴方の思う様に、生きればいいですよ」
ラウラ「養子ですよ・・・」顔も上げずに
シアオ「血が繋がってても殺し合う家族、子供を虐げる親。血が繋がってなくても深い愛情を捧げる親、色々です。血の繋がりなんて関係ないでしょう?」
GM 黙ったまま返事もしてくれません
シアオ「3年なんて、短いようで深い絆を創るには充分な時間です」
シアオ「それでは、お邪魔しました」
GM 皆さんが去ったラウラの部屋
ラウラ「・・わかってる・・わかってるわよ・・そんなこと・・・」


ダフネ:現ギルド長ラウラ宅、唯一の使用人 孤児院出身 軍役経験有り 25歳  172cm 50kg  88/60/89
ニコラス 「すいませーん、私たち前ギルド長の伝記を製作している者です。」
ニコラス 「孤児院の院長さんからのご紹介で・・・本日、ダフネさんにラウラギルド長の幼少時代についてお伺いしたく参りました。」
ダフネ「は・・はい」多少戸惑い気味の声ですが、扉が開きました。
ニコラス 「ありがとうございます。」
ダフネ「どうぞ。・・勝手に応接室とかは使えないので、メイド控え室でよろしいでしょうか」
ニコラス「勿論です!」あ、お屋敷の中はどんな感じですか? 装飾品とかはありますか?
GM 質素、としか表現のしようがない、そんな屋敷です
ダフネ「ラウラの幼少時代、ですか?それが、前ギルド長の伝記に必要なのですか?」
ダフネ「あまり関係の無いことのように思えるのですが・・」
ニコラス「いえいえ! 確かに伝記としては関係の内容に見えますが、ウチの吟遊詩人がですね、ギルド長とラウラギルド長を語るためには、ラウラギルド長の幼少時代等を少しでもしっておかねば感情をこめて歌えませんからっ!少しでも感情のこもらない歌なんてダメですから!」
ダフネ「わかりました。孤児院の院長様が紹介されたのでしたら、必要なのでしょう」
ダフネ「ラウラが孤児院に来たのは3歳くらいのときでした。ご両親を火事でなくしたそうです」
ダフネ「わたしは物心つく前に捨てられたので、親の愛情を知りませんが、彼女は、突然愛情を失ったのです」
ダフネ「そのせいか、人との交流を拒み、本ばかり読んでいました」
ダフネ「わたしは、そんな彼女がかわいそうで、無理やり遊びの輪に引き込んだりしていました」
ニコラス 「3歳で・・・ですか・・・ ・・・そういえば院長様もそのようにおっしゃってましたね・・・。人を避けて本の虫とか・・・」
ダフネ「えぇ、ただ、本がすきなのは、ご両親の教育だったようです。後から聞いたのですが、本の読み聞かせでは無く、自分で読むようしつけられたそうです」
ニコラス 「ふむ・・・なるほど、それでラウラさんはダフネさんを介して少しずつでも周囲と交流をしたのですか?」
ダフネ「交流というか、表面だけの付き合いかもしれませんが・・」
ダフネ「話しかければ答えますが、自分から話すことはほとんどありませんでした」
ニコラス 「ふむ・・・3歳の子に本を押し付ける・・・ 我々タビットでもいささか辛いと思うのですすが・・・ラウラさんは読めていたんでしょうか・・・」
ダフネ「読まされていた、のでしょうね」
ダフネ「それも愛情だったのかもしれません」
ニコラス 「・・・かもしれませんね。 ちなみに何の本だったかはご存知ですか?」
ダフネ「さぁ・・そこまでは聞いていませんが、孤児院でも魔法の本を読んでいましたから、多分、魔法関係の本じゃないかと思います」
ニコラス 「あぁ、失礼しました。 院長先生がおっしゃるには、6歳で魔法文明語を理解していたとお聞きしましたので多分そうですね。」
ニコラス 「表面上のお付き合いだけしていたといってもおしゃってましたが、現在ダフネさんがこちらにいらっしゃるということはラウラさん、ダフネさんには心を開いているということですよね。」
ダフネ「・・・そうなります・・ね」
ダフネ「何を気に入ってくれたのか、わかりませんが」
ニコラス 「・・・こちらに来る前に聞きましたが前ギルド長時代にお使えしていた使用人を全員解雇して、ダフネさんを採用したのですからそれだけで相当の信頼と思いますよ。」
ダフネ「ご存知でしたか・・えぇ、『自分ひとりが暮らすにはこの屋敷は大きすぎる』といって、一部屋に全てを詰め込み」
ダフネ「人も要らなくなったから・・。と言っていました」
ダフネ「そして、軍役についていた私を呼ぶなんて・・」
ニコラス 「えぇ、少し噂好きの方がいらして・・・。 ? 元々軍の方だったんですか? そちらのほうは抜けて問題なかったのですか?」
ダフネ「わたしは、ラウラみたいに頭はよくありませんし、ご覧の通り体だけは大きいです。養子にもらわれるには可愛くないんです。軍しか行くところはありませんでした」
ダフネ「軍を抜けるのは問題ありません。用は・・・コネですから」
ニコラス 「コネ・・・ですか。 ・・・あれ?そういえばこちらで軍属というと正規軍になるのでしょうか?それとも町に自警団でも?」
ダフネ「ルキスラの正規軍です。そこでしたら、素性は詮索されませんから」
ニコラス 「正規軍でしたかこれは失礼しました。 ・・・また脱線しちゃいました・・・申し訳ありません。 それでギルド長とのラウラさんのお話に戻りたいと思いますが・・・」
ダフネ「えぇ、どうぞ」
ニコラス 「ズバリ! 前ギルド長が養子としてラウラさんを引き取ったときです! ・・・ラウラさんのご様子はどうだったでしょうか?」
ダフネ「そのときには、もう軍に入隊していましたから・・院長先生にお聞きください」
ニコラス 「え?そうだったのですか・・・それは失礼しました。 ・・・ちなみに入隊後もお二人は手紙とかで交流を?」
ダフネ「いいえ、ほとんど来ていません。来たのが、メイドになって欲しい、の手紙だけです」
ダフネ「孤児院を出たものは、独り立ちして交流を絶つべきだ、と院長先生もおっしゃっていますし」
ニコラス 「あぁ、院長先生が・・・それはしょうがないですね」
ダフネ「孤児院の出身と知られると困る人たちが多いようですね」
ダフネ「それで、私の軍籍離脱も簡単にいったようなのです」
ニコラス 「そうでしたか・・・ あぁ、これは他の人にも聞いているのでダフネさんにも・・・前ギルド長のことをどう思いますか?」
ニコラス 「といっても、ダフネさんは離れていましたし・・・分からないと思いますが・・・」
ダフネ「・・・直接お会いしたことがありませんので・・なんとも・・ラウラの話によれば、素晴らしい人だったとか・・」
ニコラス「そうですか、そうですかぁ。 とと、結構長居してますね。 申し訳ありません 最後にラウラさんのことはどう思いますか?」
ダフネ「ラウラのことですか?可愛い子といったら、あの子は嫌がるでしょうけど、良い子ですよ。あの子のためなら・・・」
ダフネ「わたし、なんでも出来ると思います」
ニコラス「そうですか(ニッコリ) お二人ともとてもよいご友人だと私は思います。 それじゃあ取材は以上になります。 ご協力ありがとうございました。」
ダフネ「いいえ、こちらこそ、久しぶりにおしゃべりしてしまいました。ありがとう」
ニコラス「いえいえ、こちらこそです・・・・。 あ すいません! 結局ラウラさんの軍というのはこの街にあるのでしょうか?それとも首都とかですか?」
ダフネ「首都で採用され、戦地に派遣されていましたが・・・それが?」
ニコラス「あぁいえいえ。 個人的な質問です・・・もし、遠路からならそのように思える友人がいるなんて羨ましいなぁと思いまして」(エヘヘ)
ダフネ「・・え・・えぇ・・」ちょっと戸惑い
ニコラス「・・・余計な質問でしたね。すいません。 それでは失礼します。(ペコリと一礼)」
GM ニコラスは、帰り際、ダフネの溜息が聞こえた

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