マスターさんの日記 「褒める事が苦手なマスターさんが、褒める事で感じた事」

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マスター
マスター日記
2019/04/01 22:25[web全体で公開]
😶 褒める事が苦手なマスターさんが、褒める事で感じた事
 TRPGを遊ぶにあたり、これをやれるとセッションが盛り上がること請け合い! ってテクニックはいろいろありますよね。

 そのひとつが褒める、と言う行為です。

 なんだ。そんな事? 簡単やん。
 と思ったそこのアナタ!!
 ちゃんと「口に出して」「その場で」褒めてますか?

 「後日、日記で」なんかじゃ遅いッ! 
 「イイネ!」ボタンはその場で押すもんです。

 と、こんな感じの出だしなんですが、まあ僕自身、褒めるのが苦手な人です。
 だからこそ褒め上手になりたいんですよぅ。(ジタバタ)

・褒め方その一、出目を褒める。
 サイコロの出目だってセッションの一部です。良い出目には惜しみ無い喝采を!
 この「良い出目」ってのにはファンブルだって含まれます。
 クリティカルには喝采を。ファンブルには爆笑を贈る事でセッションの空気は軽やかになります。
 多分これが一番実践しやすいので、ここから始めてみよう。

・褒め方その二、自分と違うところを褒める
 TRPGは個が寄せ集まってオンリーワンのセッションを楽しむゲームです。
 自分には無い発想、自分が出来ない事を素直に「その発想はなかった。凄い!」って言うだけで褒められた方も嬉しくなりますね。

・褒め方その三、助けられたら感謝する
 回復してくれた時、かばってくれた時、助け舟を出してもらった時、ちゃんと感謝を伝える事も褒める事の一環。

 ……なんか、とんでもなく当たり前の事を言ってる気がしますね。
 でも、本当にやれてるか? って問われた時、やれてる自信は僕はありません。
 僕自身、我が強いんでつい「俺が俺が」が出てしまうんですよね。
 で、我が強い人間ってのは褒めるのが苦手……って言うか他人よりもまず自分が褒められたい! と思っちゃう訳ですよね。

 さて、この話がどう言う方向に向かうのかって言いますと、ここから昔話に向かいます。(笑)

 我の強いマスター青年が「褒められたい!」と思い、GMスキルを磨くべく色々試行錯誤を繰り返します。
 んでまあ、自分でやれる事はやったので、今度は自分以外の「やり手」って言われるGMさんのやり方を盗む為、プレイヤーとして他卓に参加する訳なんですが……なんかね。卓の運営が明らかに自分と違うのですよ。
 その「違い」ってのは書き始めると脱線になるんで書きませんが、それが「褒める」って行為でした。

 今まで褒めないでコンベンションの一線を張っていたってのも大概だな、とは思いますが、この辺に関してはまた違う「マスターさんの強み」があった訳ですね。

 で。
 いざ「褒めよう」と思いセッションに挑むのですが、人間そんな簡単に習性を修正なんて出来ません。
 そこで考えたのが先の「ダイス目」「自分と違う」「ありがとう」の三点だったんですね。これを「声に出す」。
 これを意識してセッションに挑む。
 今でも自分はこれを意識しないと忘れちゃいます。心の中で「思ってるだけ」で済ませちゃう。
 ですが、思っただけでは気持ちは伝わらないんですよ。

 みんな、声だして行こうゼ!

 さて、この次のステップとして「もっと突っ込んで褒める」

 「カッコいい」「カワイイ」「スゲェ」「パネェ」「ヤベェ」
 褒める言葉は色々あります。それはそれで良い。
 だけど、もっと具体的に褒めて貰った方が褒めて貰う方も励みになります。
 だって、俺がそうだもん! もっと褒めろwww

 君のこの台詞がカッコ良かった。あの時のあの行動がパーティ全体を救ってくれた。君のロールプレイで僕のキャラクター性がより掘り下げられることになった。

 って感じで、より具体的に細かく伝える事で自分では気づかなかった良さを他人が教えてくれることがあります。これは本当に嬉しいもので、気分よくゲームを終える事が出来ます。
 じゃあ具体的に褒めて行こう。そう課題を決めてセッションに参加するようになってから、ある重要な事に行き当たりました。

 褒める為には他PCをしっかり観察する必要があるのです。

 これも当たり前の事です。
 ですが、その当たり前の事が僕は疎かだった訳ですよ。
 しかし、これは僕に限った話ではありません。
 僕主催のセッションではアフタープレイ時、ほぼ必ず「他のプレイヤーを全力で褒めよう」って一幕を用意しています。
 ここで他人の褒め言葉が出てこない昔の僕がたくさんいます。(体感として半分くらいがそうですね)
 褒めるところがなかった?

 いや、ある!

 「良いところがあったら褒めてあげる」ではなく、「お前の良いところは俺がみつけてやる!」とくらいの勢いでプレイヤーを観察する。
 これを意識する事で卓上はもっと面白くなる事請け合いです。
 他人の良い所を観察して褒める。そしてあわよくばその良い所を吸収して次のセッションに活かす。
 コレ繰り返したら最強プレイヤーになれるんじゃね? 誰かやってみて。

 と、まあそんな感じのセッションを繰り返して行くうちにマスター青年はある事に気付きます。

 あ、俺自身あんま褒められてねぇな。
 他人を褒めるのに意識を持って行き過ぎて自分が褒められる事を忘れる本末転倒状態w
 本来、自分が褒められるために始めたハズなのにwww
  
 まあ、プレイヤーさんが笑って解散できてるならそれで良いんじゃないっすかねぇ。


追伸:
 「褒める」なんて行為で何をそんなに悩んでるの? と思われる方もいると思います。
 ですが、僕にとってはこの褒めるってのがとてつもなくハードルが高いものなのです。
 それとは逆に僕が「なんでこんな事が難しいの?」って思うような事も多々あります。
 自分が「簡単」って思っている事は他人の「難しい」なのです。

 重要なのは自分が簡単だと思っていても他者が難しいと感じている事を「判ってあげれる事」。
 簡単だと思っている事ほど、言語化が難しいものなのです。
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レスポンス

アーリング
アーリングマスター
2019/04/01 23:19[web全体で公開]
> 日記:褒める事が苦手なマスターさんが、褒める事で感じた事
相変わらずマスターさんの日記は「そう、それ!そういうことが言いたかった!」という痒い所を、孫の手でがりがりがりっ!とやってくれるような小気味いい文章で好きですw
他のPCに絡んでいって、反応があったら嬉しいな、くらいの気持ちでいたら返事が返ってくるだけで褒めポイントですよ!お返事ありがとううれしかったです、まる。
褒めだけでなくて感謝のポイントを明確にするだけでうれしくなるのもありますね。褒めは「相手のことを見る」ことでできるけど、「うれしかった、ありがとう!」は見なくても自分の感想だからもっと楽!w
その点、GMは卓を立ててくれるだけでもうありがとうなのです、ありがとうマスターさん!(*^-^*)ノシ

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