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😶 ジャーム化したPCを実質継続させる方法の一つとしてデアラの折紙回を (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)ダブルクロスをプレイするにあたり、避けては通れないのがバックトラックでPCがジャーム化してしまうリスクでしょう。特にCPでは主要なPCがジャーム化したらシナリオに大きな影響が出るでしょう。 そう言う意味でも、ジャーム化したPCがいる場合、その救済シナリオの導入は必要ともいえるでしょう。 その一つとして「同じPLが『同一存在』のキャラを作り、ジャーム化したPCと何らかの形で統合し一つとなり、新しく作ったキャラにそのPCの人格を共存させて一キャラクターとして継続させる」という手法があります。 そこで今回ではデートアライブの折紙回「鳶一エンジェル・デビル」で例えたシナリオのプロットを上げていこうと思います。 まず、デアラのヒロイン折紙は両親を目の前で失い、その敵に対する復讐鬼といえる存在でした。 そして話が進む中で過去に飛び両親の死の要因となる存在と戦闘に入り何とか退けました。(クライマックス終了) しかし折紙は戦闘の舞台となった場所を見て愕然とします。そこは両親を失った場所、そこには過去の折紙自身が呆然とした顔で自身を見上げています。 そう、両親をこの手にかけたのは折紙自身だったのです。 その真実に耐え切れず、折紙は心が壊れてしまいます(バックトラックで失敗した演出、ジャーム化) そして、主人公たちがいる現在に戻り理性を失った彼女はただ破壊をまき散らす存在となり果てました(総合エンディング)。 ですが、主人公は諦めず時間を操るヒロインと共に折紙に何があったのか、どうすれば回避できるのかを過去に飛び調べて真相にたどり着きます。(救済回への繋ぎのセッション) そして主人公は未来から来た折紙の攻撃が両親を手にかけてしまう前に防ぐことに成功します。(セッション成功、救済回を開始可能に) そして過去が改変された結果、両親を目の前で失わなかった為折紙の精神性は復讐鬼としての要素はなくなります。 (『鳶一折紙』というキャラを「別の歴史を辿った別のキャラ」としてキャラシを作り上げる) ですが同一存在であったため、改変前の精神も深層心理に眠っていたのです。(Eロイス「ファイトクラブ」) そのことを知った主人公は「鳶一折紙」を救うために彼女と接触します。 改変後の折紙は改変前の彼女とは大きく異なる人格を有していましたが、無意識の内に改変前の人格の行動が出てくることもありました。(同じPLがプレイしているため) そしてクライマックス、遂に改変前の人格が表に出てきてしまい、改変後の人格は無意識の中で歴史が改変したという事実、改変前の自分を見ます。 そして両親を手にかけた改変前の折紙(NPC)は自分に憎悪を向けていますが、改変後の折紙(PC)は自分自身に向けて語りかけて行きます。 奮闘の末にクライマックス終了時に条件が満たされた結果、改変前の折紙は改変後の折紙とジャーム化せずに同化します。 EDでは折紙のエンディングでは、主人公たちの前では改変前の人格が主体となるがそれ以外のところでは改変後の人格が主体となっていることを描写、改変前の人格が救済されて実質継続の形でシナリオを終了することになります。 このように「ジャーム化したPC」自体はジャーム化を回復できないものの、その「同一存在」と言えるPCをPLが作り上げてジャーム化したPCと何らかの形でジャーム化することなく統合、二つの人格を有して「同じキャラクター」としては実質継続しているという形でジャーム化したPCを救済することが出来ます。 これは ①プリプレイでジャーム化したPCのPLに「同一存在」のPCを作り上げてキャラシを提出してもらう。 同一存在としての例は上記の折紙のような「別の歴史を辿ったそのPC」、「何らかの計画でのそのPCに代わるスペアプラン」等が考えられます。 ②同一存在のPCにジャーム化したPCが何らかの影響、接点を作る。 ③セッションでジャーム化した仲間を悼む継続PC達と同一存在をプレイするPCを接触させる。 ④クライマックス終了時にジャーム化したPCと同一存在のPCが何らかの形でジャーム化することなく統合し、両者の人格が「オーヴァード」として成立させる。 ⑤エンディングでは統合した両者の人格が共存して成立していることを描写して〆る。 これで「ジャーム化したPC」のジャーム化自体はデータ的には回復させることは出来ずとも、「その理性を保った魂(オーヴァード)」を「同一存在」と共存させて「一個のキャラクター」として実質継続させることが出来ます。
> 日記:ジャーム化したPCを実質継続させる方法の一つとしてデアラの折紙回を そこに繋げるって、相当天才なのでは……?!
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